おはようとかおやすみとかはどんな漫画?最終話までネタバレ解説

みなさんは“おはようとかおやすみとか”という漫画をご存知ですか?“おはようとかおやすみとか”というタイトルからどんな内容の漫画なのか想像するのは難しいでしょう。そんな謎に包まれた漫画を1話~最終話までネタバレ・あらすじをご紹介していきます。また、“おはようとかおやすみとか”を描いた作者はどんな人物なのか、読んだ人の感想なども併せてご紹介いたします。それでは最後までご覧ください。

おはようとかおやすみとかはどんな漫画?最終話までネタバレ解説のイメージ

目次

  1. おはようとかおやすみとかの漫画の内容が気になる!
  2. おはようとかおやすみとかの漫画とは?
  3. おはようとかおやすみとかの漫画あらすじをネタバレ!
  4. おはようとかおやすみとかの漫画最終話をネタバレ!
  5. おはようとかおやすみとかの漫画を読んだ人の感想とは?
  6. おはようとかおやすみとかは家族の幸せを感じることができる漫画だった!

おはようとかおやすみとかの漫画の内容が気になる!

“おはようとかおやすみとか”のあらすじとは、他人と暮らすことを好まず自分に合った生活をする事を夢見ていた主人公の日向和平。突如念願の一人暮らしが決まった和平の元へ現れた3姉妹は、なんと和平の異母兄妹だったのです。

4人で生活をする事で、“帰る家”がある事や“待っている人”がいるという幸せを知り、価値観が変わっていく主人公の姿などが描かれています。今回はどのように“家族”となっていくのか、“おはようとかおやすみとか”の世界を1話目~最終話までネタバレ含めご紹介致します。

おはようとかおやすみとかの漫画とは?

“おはようとかおやすみとか”とは、埼玉県出身の“まちた”先生のデビュー作となり、コミックゼノンマンガオーディションにて準グランプリを受賞した作品となります。2014年から月刊コミックゼノンにて連載されていました。現在では、まちた先生の2作目となる“ハルとアオのお弁当箱”が連載されています。

おはようとかおやすみとかの漫画あらすじをネタバレ!

ネタバレ①おはようとかおやすみとか1巻のあらすじ!

”おはようとかおやすみとか”1巻のあらすじとは。主人公の日向和平は、「古い家は壊し、新しい機能的な家を建てる」事が理想と考えている28歳のサラリーマン。絵本作家の父が放浪の旅に出る事をきっかけに、築50年以上の古くて不便な実家をコインパーキングにし、和平は新築マンションで念願の一人暮らしをする事になりました。

念願の“自分の城”への帰宅途中に、女子高生と幼い双子の3姉妹に出会いました。姉妹が“不動産会社勤務”“最近新築マンションに引っ越した”“日向和平さん”を探しているという情報から、間違いなく自分の事である事を理解した和平だが、少女たちと会った事もないため困惑します。

「私たちをお兄さんの家に置いてください」と言い出す姉妹は、和平へある手紙を渡します。それは父親が残していった手紙で、3姉妹が腹違いの妹である為、面倒を見て欲しい旨が書かれていました。今まで存在すら知らなかった他人が急に家族だと言われても、すぐに順応するのは難しいでしょう。

幼い双子が寂しくならないようにぎゅっと抱きしめている姉をみて、3姉妹には“帰る家”が無い事に気が付きます。そして、「行くところを見つけるまで」を条件に、家に置くことを許します。こうして一緒に住むことになった和平と女子高生の穂高、双子の千世と千苗の4人での生活をスタートしました。

自由気ままにのびのびと過ごす双子と違って、常に「また捨てられるのではないか」と気を張っている穂高。和平から“自分たちの帰る場所”として、部屋のドアにネーム入りのプレートを付けて貰った時、嬉しさのあまり泣いてしまいます。穂高が気を許せる“本当の家”となったこの場面は、忘れてはいけない感動シーンとなっています。

ネタバレ②おはようとかおやすみとか2巻のあらすじ!

”おはようとかおやすみとか”2巻のあらすじとは。家族の記憶がなく“理想の家族”がどういうものかイメージが沸かない和平ですが、まず双子の好きなキャラクターのカバンをお土産として買って帰ることにしましたが、間違って違うキャラクターの物を買ってしまいました。

しかし、双子は間違えたカバンでも嬉しかったとお礼に甘くいい匂いのクッキーを焼いてくれました。また、穂高は不審がっていた近所のおばちゃんに、「家族であり兄がいるから心配はない」と伝えます。

そんな穂高・千世・千苗の行動に心の奥が暖かくなる和平は、こういった事を積み重ねて“家族”になっていくのだと感じ始めました。休みの日曜には、みんなでショッピングモールに行く事になりました。そこには和平の同僚2人もおり一緒に遊ぶことになります。同僚から和平の心境を聞いた穂高はとても嬉しそうで良い休日になりました。

今まで謎に包まれていた穂高の学校生活。「友達はいないが、毎日話しかけてくる子がいる。なにか自分に怒っているようだ」と和平へ話します。その同級生の桜は穂高の交友関係を聞いてきたり、人気カフェのドリンク券を見せつけたりしますが、怒っているのではなく、実は穂高と友達になりたいと思っての行動でした。

お互いの誤解を解き、やっと友達になれた二人。穂高にとっては初めての友達です。そして、複雑な家庭環境である穂高の悩みに対して桜は、良いアドバイスをしたり、励まし優しく穂高を支え、かけがえのない大切な存在となります。友達の大切さを感じさせてくれる場面となっています。

ネタバレ③おはようとかおやすみとか3巻のあらすじ!

”おはようとかおやすみとか”3巻のあらすじとは。和平は自分が持っている父親のイメージと絵本から感じる印象のギャップに「読んでみたら良い話なんだよなー!描いている本人はいい加減なやつなのに。」戸惑いを隠せずにいます。

ある日、父親の絵本を妹たちに渡すと大喜び。特に千世・千苗は絵本を読みながら父親を思い出し、“まいごシリーズ”のハリネズミが和平にちょっと似ていると話し出します。ある夜中、和平の元へ音信不通だった父親から連絡がありました。翌日待ち合わせしたカフェで待っていると“なまはげの被り物”をした父親がやってきます。和平に怒られると思い、なまはげの被り物を被ってきたのです。

話をするうちに怒っていた和平も父親を許す気持ちが沸いてきていました。駐車所になってしまった実家の跡地へ二人で向かいます。跡地を眺めながら「これが最後のお願いだから」と言い出す父親に和平は「バカ親父!あんたには3人の娘を嫁に出すって義務があるんだぞ!」と言い放ちます。そして、父親に「3人に絵葉書くらい書いてやってくれ」と頼む場面は、和平の3姉妹への愛が感じられるシーンとなっています。

穂高と和平が打ち解けた事で“穂高が和平に取られた”と感じる双子の千世・千苗が、ヤキモチから和平のゆうことを聞かなくなり、穂高が注意をすると「和平くんの味方したー」と双子は部屋へこもってしまいます。穂高が一生懸命になだめ「ちいとちながいなきゃ嫌!ちいとちなが一番大好きだよ!」という穂高の言葉で仲直りをします。

そんな3姉妹の様子を「揺らいだり綻んだりしても誰かが拾い上げてちゃんとくっつくんだな、家族って面白くて凄いんだな」と家族の絆の深さを実感する和平でした。また、そんな和平に恋心を寄せる女性が現れます。和平が時々買い物に行っていた書店で働くその女性は、最近和平が来店しない事、和平の事を好きになってしまった事を告げます。

いきなりの告白に驚く和平ですが、丁寧にお断りします。ですが、運命なのか数日後また再会してしまいます。転んでケガをした彼女をほっとけない和平は、家まで送ることにしました。そして、家で待っていた彼女の母親に遭遇。母親のペースにのまれ帰るに帰れなくなってしまった和平は、夕飯をご馳走になる事になります。お土産で渡された肉じゃがは「よそのおうちの味がする~おいしい!」と妹たちは喜んでいました。

ちぐはぐだった4人に少しずつ“家族”としての絆が出来ていき、当たり前の事や普通という事がどれだけ幸せなのか考えさせられるストーリーでした。そして「この女性は誰?今後、和平とどうなるの!最終話には二人は!」と二人の今後を期待させる巻でもありました。

ネタバレ④おはようとかおやすみとか4巻のあらすじ!

”おはようとかおやすみとか”4巻のあらすじとは。前回出会った和平へ恋心を抱く書店店員の片山さんへ借りたタッパとお礼の代わりに穂高が作ったお菓子を持って会いに行きました。帰りの電車で、片山家がとても居心地の良い家だと思った事、自分の理想の家かもしれないと思った事を話します。複雑な家庭環境で育ち“家族団らん”を知らない和平は尚更そう感じたのかもしれません。

“良い家”の定義について考えた和平は、目安箱を設置することに決めました。3姉妹に要望や希望を書いて箱に入れるように伝えた結果、すべて千世・千苗の要望だけでした。穂高は「特にありません」と答え、その答えに和平はガッカリします。穂高は「なんでもいいから言ってあげるのが大事!ほたちゃんはテキトーに甘えればいいの。気持ちを伝えたらうれしい顔すると思うよ!」と双子に怒られてしまい、一晩考える事にしました。

翌朝、穂高は考えた要望を和平へ伝えます。それは「次のお休みにみんなでスーパーへ買い物に行きたい」というものでした。要望に応える為、みんなで買い物にでかけます。楽しそうにしている3姉妹をみて、和平も嬉しい気持ちになりました。少しずつ穂高も甘えてくれるようになってきたことが感じられるストーリーです。

もうすぐ夏休みを迎える3姉妹。穂高はふと都市伝説となっている“魔女おばさん”の話を思い出します。「通学路で怖い人に声をかけられたりしていない?」と尋ね、双子は「マジョさんは怖い人じゃないよ」と即答します。千世が転んでケガをした時に助けられ、家でお菓子までご馳走になっているようです。

マジョさんとは、娘さんが結婚後、イギリスに行ってしまった為、今の家に引っ越してきたそうです。ずっと空き家で近所ではお化け屋敷と有名でした。そんな家に越してきた為、魔女であるという都市伝説になってしまったのです。

マジョさんといろいろ話している内に心を開く穂高。「お母さんは子供と離れたくないものです?」ふと聞いてしまった穂高ですが、「元気でいるならそれでいい。だが、なにかあればどこにでも駆けつける。母親は死ぬまで子供の母親です。」と答えるマジョさんの言葉に複雑な表情を浮かべていました。

マジョさん家からの帰り道、ある女性と出会います。それはなんと、穂高・千世・千苗のお母さんでした。新しい旦那と3姉妹と5人で暮らす為に、迎えに来たと話すがどうしていいかわからず穂高が逃げ出してしまいます。ほんわかしていたところにいきなり修羅場を投入してきて最終話に近づいている事を予感させる巻でした。

ネタバレ⑤おはようとかおやすみとか5巻のあらすじ!

”おはようとかおやすみとか”5巻のあらすじとは。3姉妹の母親登場で修羅場を迎えた前回。新しい恋人と結婚する際に遠回しに“子供はいらない”と匂わせておいて「自分は寂しいがどうしたいか穂高が決めて」と子供に残酷な選択をさせる親でした。そして今回もまた穂高に残酷な選択を迫ってきているのです。

そんな身勝手な母親の元へ行かせたくない和平。「本当はここにいて欲しい。お母さんのところには行かない方がいい」と言いたいが、長女である穂高に決定権がある為、どういったらいいか困惑していました。双子にはまだ母親が必要と分かっている穂高は母親の所へ戻る事を決意します。震える声で和平に別れを告げ、「おやすみ」と挨拶を交わします。

その瞬間、和平の中で“3人は幸せになれない”と警告音を発します。「俺は嫌だ!ダメだ!」と一人を望んでいた和平がもう一人では暮らしたくないと思っている事を伝えます。隠れていた双子も「ここがいい!」と飛び出し、4人で暮らしていく事を決意しました。最終話に近づくにつれて、1話目とは比べられない程、お互いが大事なんだと伝わってきます。

おはようとかおやすみとかの漫画最終話をネタバレ!

”おはようとかおやすみとか”5巻に収録されている最終話のネタバレ含めご紹介していきます。手探りながら”家族”として歩み寄っていた兄妹。どんな最終話となっているのか、どうぞお楽しみください。

偶然、みんなが出かけている中、家には和平一人でした。久しぶりの一人を満喫しようとするもちっとも楽しくありません。結局、双子が欲しがっていたおまけ付きお菓子を買って帰り一眠りしてしまいます。目が覚めるとそこには、穂高の親友桜、和平の同僚の加東や蓮見までいて夕飯の支度をしています。

実は朝からみんなでパーティーの準備をしていたのです。なんの日かわかっていない和平へ告げられたのは“和平くんの為の兄の日”だったのです。「4人で暮らすようになってずっと楽しい。」「和平くんがお兄ちゃんでよかった!」という3姉妹の言葉に涙が出そうなくらい幸せを感じる和平でした。

そして、4人全員で幸せそうに映っている兄妹の写メをみて「近いうちにおうちへ帰ろう」とお父さんもニコニコしているところで物語は完結します。最終話は、ほんわかニヤニヤしてしまうほどのハッピーエンドでした。

おはようとかおやすみとかの漫画を読んだ人の感想とは?

”おはようとかおやすみとか”を読んだ人はどんな印象を受けたのでしょうか。おはようとかおやすみとか最終話の感想をいくつかご紹介致します。

お互いを大事に思い、本当の家族になろうと一生懸命に行動する兄妹の姿は、読者を澄んだ気持ちにさせてくれます。

穂高の本音がやっと聞けたクライマックスシーンの感想です。他人と暮らすことを拒み、3姉妹の事も疎ましく思っていた和平が、しっかり”お兄ちゃん”になっていると感じさせるシーンでもありました。

穂高と桜の出会いシーンの感想です。穂高と仲良くなりたいが上手く誘えない桜と、桜が自分に怒っていると誤解している穂高。不器用ながらも友達になろうと頑張っている桜にときめいた人は他にもいるのではないでしょうか。

この兄妹の物語をもっと見ていたいと感じる人は多いようです。また、和平と翠さんの関係についても同意見が他にもありました。

おはようとかおやすみとかは家族の幸せを感じることができる漫画だった!

世の中には、豪華で大きな家、古くて小さな家と様々な形の家がありますが、住んでいる人達によって”帰りたくなる家”は作られていくのだと考えさせられます。”おはようとかおやすみとか”は家族の事を思い出させてくれる心温まる漫画です。おはようとかおやすみとか最終話でも、家族それぞれが互いを思いやっている様子がうかがえます。

一番身近な存在である家族、おはようとかおやすみとか、何気なく交わす家族との会話も幸せなものなんだと実感できる漫画です。”おはようとかおやすみとか”の世界は、ネタバレ・あらすじのみでは語り切れない奥深さがあります。ぜひみなさんも一度読んでみてはいかがでしょうか。

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