マダガスカル3の吹き替え声優が豪華！結末までのあらすじと感想は？

2005年公開の『マダガスカル』と2008年公開の『マダガスカル2』に続く、『マダガスカル3』ですが、吹き替え声優が豪華過ぎると話題になりました。前作同様、『マダガスカル3』の主役のライオンのアレックスに玉木宏さん、シマウマのマーティに柳沢慎吾さん、カバのグロリアに高島礼子さん、キリンのマーティに岡田義徳さんと、有名俳優で固めています。

『マダガスカル3』でも、マダガスカル島で王様だったキツネザルのキング・ジュリアンとその執事役のアイアイのモーリスに「おぎやはぎ」の小木博明さんと矢作さんの芸人コンビが起用されています。出てくる動物がどれも、アニメならではの個性の強いキャラクターですが、違和感なく、キャラクターを表現していて、観客の感想や評判がとても良い映画です。詳しく『マダガスカル3』のあらすじや声優、感想も紹介していきます。

ドリームワークス・アニメーションが手掛け、第一弾となる『マダガスカル』は、2005年に公開されました。アニメでしか表現できないような、動物たちのコミカルな動きや、ふんだんに散りばめられたギャグ、際立つキャラクターの面白さによって、大人気となりました。監督は、1998年公開のアニメ映画『アンツ』のエリック・ダーネルとトム・マクグラスの2人です。2に続き、『マダガスカル3』は2012年に公開されました。

『マダガスカル』つまり、マダガスカル1のあらすじ紹介です。大都会NYにあるセントラルパーク動物園で、ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、キリンのメルマン、そしてカバのグロリアは動物園の人気者でしたが、ある日、動物園を抜け出したところ、4頭は捕られ、アフリカへ送られるはずが、マダガスカル島へ漂着します。

初めての野生の生活で、動物園で飼育されているのとは違う本物の弱肉強食の世界がそこにはありました。そんなギャップをユーモアたっぷりにコミカルに描き、マダガスカル島の王様キング・キングジュリアンや、ペンギンズなどの個性の強いキャラクターが次々と出てくる飽きさせない展開で、大ヒットとなりました。

『マダガスカル2』のあらすじも簡単に紹介します！『マダガスカル』から数年後、アレックス、マーティ、メルマンとグロリアの4頭は、マダガスカル島から飛行機でNYに戻ろうとします。が、ペンギンズの操縦です。機体の燃料切れで、アフリカに不時着してしまいます。そこは、4頭の生まれ故郷でした。

アレックスは両親との再会を果たし、マーティはシマウマの群れと走るという夢を叶えるなど、それぞれ故郷を懐かしみ、新生活を満喫していくように見えましたが、野生の大地で気付くことも多く、4頭の関係がぎくしゃくしていきます。そんな中、重大な水不足という問題が起き、4頭でその解決に奮闘するのです。

『マダガスカル』3作とは別に、作品内で人気の出たペンギン達＝「ペンギンズ」でスピンオフ作品もあります。『マダガスカル3』でも大活躍したペンギンズを主役に、キング・ジュリアン始めとするサル達も出て来ます。アニメは、2008年から『ザ・ペンギンズ from マダガスカル』放送され、『マダガスカル3』公開後の2015年には、日本でも映画『ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー』が公開されました。

ニューヨークにあるセントラルパーク動物園を舞台に、ペンギンズが自称「国際派エリート秘密組織」として、世界を股にかけて活躍する物語となっています。『マダガスカル』から人気の出たペンギンズですが、『マダガスカル3』では、前々作や前作よりも、登場シーンが多く、重要な役割を担っています。主役に絡むダークヒーローとして大活躍して大暴れしていますので、『マダガスカル3』でも彼らの活躍は楽しめます。

この『マダガスカル』シリーズの字幕版の声優も豪華です！『マダガスカル3』の声優は、ライオンのアレックスに、ベン・スティラー、シマウマのマーティにクリス・ロック、キリンのメルマンにデヴィッド・シュワイマー、カバのグロリアにジェイダ・ピンケット・スミスです。ちなみに、デヴィッド・シュワイマーは、アメリカのテレビドラマ『フレンズ』の主役のロス役をしたアメリカでは有名俳優さんです。

4頭の中でも主役と言えるライオンのアレックスは、ダンスが得意で、セントラルパーク動物園にいた頃は、一番の人気者でした。そんなアレックスの吹き替えをしたのは、人気俳優の玉木宏さんです。今年は女優の木南晴夏さんと結婚されたニュースが話題となりました。2001年公開の映画『ウォーターボーイズ』の佐藤勝正役で注目を浴びてから、数多くのテレビドラマ、映画や、CM等で活躍されています。

2006年のフジテレビのテレビドラマ『のだめカンタービレ』の千秋真一役や、2015年のNHKの朝ドラ『あさがきた』の主人公の夫の白岡新次郎役等、次々と人気俳優としての地位を固めています。俳優の他にも、美声を生かして、歌手やナレーターとしても活動されており、声優としては、2015年の映画『ジュラシック・ワールド』や今年公開のその続編で、主人公オーウェン役（クリス・プラット）の吹き替えを担当しています。

シマウマのマーティは、アレックスの一番の親友で、冗談ばかりを言っている陽気な性格です。吹き替え版の声優は、俳優であり、コメディアンでもある柳沢慎吾さんです。俳優としても実力派俳優として活躍されていますが、このマーティは、はまり役だと大好評です。マーティがもはや柳澤慎吾さんにしか見えないという評判です。

『マダガスカル3』の主役の4頭は、ライオン、カバ、キリンとシマウマではなく、ライオン、カバ、キリンと柳澤慎吾さんなのではと、錯覚しそうになるとまでいう感想の記事もありました。その実績が評価され、柳沢慎吾さんは、『マダガスカル3』が第65回カンヌ映画祭で特別招待作品として上映される際、日本代表として、ベン・スティラーらハリウッドスターと肩を並べ、レッドカーペットを歩きました。

カバのグロリアは、4頭の中で紅一点、力持ちのしっかり者の女性です。いつもアレックスやマーティを注意したりする頼りになる存在です。その吹き替えを担当しているのが、女優・高島礼子さんです。レースクイーンとして活動を開始されていますが、1988年に『暴れん坊将軍III』 に出演し、本格的に女優となります。1999年に『極道の妻たち』シリーズを岩下志麻さんから引き継ぎ、4代目極妻を演じました。

数多くの映画やテレビドラマに出演されるのはご存知の通りなのですが、その数と比較すると、アニメの声優経験はさほどなく、『マダガスカル』のグロリア役が代表作と言ってもいいかもしれません。面白い所では、2013年の『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』のミュウツー役をやられています。

キリンのメルマンは、心配性なのんびり屋です。このメルマンに関しては、観る人によって受け取る印象が違うらしく、根暗だと書かれていたり、癒し系だと書かれたりしています。『マダガスカル2』で、カバのグロリアと相思相愛となっています。繊細さを持ち合わせるメルマンの吹き替えの声優は、岡田義徳さんが担当しました。

岡田義徳さんは、2002年テレビドラマ『木更津キャッツアイ』のうっちー役で有名となり、主演というよりは、名脇役という役どころが多いですが、色々な役柄を幅広く演じられる役者さんで、出演作は数えきれない位です。2018年の元旦に女優の田畑智子さんとの結婚を発表されています。

キング・ジュリアンとは、キツネザルのマダガスカル島の王様です。「ハイテンションで脱力系の天然」というキャッチコピーが付いていますが、王様だけあって、傲慢で高飛車です。そのキング・ジュリアンの吹き替えを担当したのが、映画版では、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明さんです。

キング・ジュリアンのわがままな王様らしいキャラクターを見事に表現していると言われています。人気キャラクターとなったキング・ジュリアンは、スピンオフの映画『ペンギンズ FROM マダガスカル　ザ・ムービー』では、塩屋浩三さんが声優をし、テレビアニメ『ザ・ペンギンズ from マダガスカル』では佐藤せつじさんが声優を務めました。さほど違和感のない3人で、そこもまた不思議です。

モーリスは、アイアイで、キング・ジュリアンの執事で監視役です。とても疑り深く、ブラックな一面を持ち合わせています。吹き替えの声優は、「おぎやはぎ」の矢作兼さんで、コンビで王様と執事を演じましたが、声優としても息の合う面白い掛け合いをしていました。

『マダガスカル』の3までは、矢作兼さんが演じましたが、小木さん同様、『ペンギンズ』シリーズでは、声優の宝亀克寿さんが担当しています。

コビトキツネザルのモートは、目のくりっとしたかわいい顔をしていますが、キング・ジュリアンの熱狂的なファンで、ジュリアンのめちゃくちゃな命令を聞いてしまいます。そんなハチャメチャなモートは、人気声優の山口勝平（やまぐちかっぺい）さんが担当しています。主役級のキャラクターの声優のできる山口さんをモートに起用するのは、無駄にもったいないという感想もありましたが、そこもご愛敬。

山口勝平さんは、1989年にアニメ『らんま1/2』の早乙女乱馬役で初主演してから、数多くの作品に声優として出演しています。原作者の高橋留美子さんから『犬夜叉』の犬夜叉役も指名でやり、『名探偵コナン』の工藤新一や怪盗キッド役という主役を演じる人気声優さんです。コミカルな役柄としては、『ONE PIECE』のウソップ役等もやられています。テレビ版のペンギンズでは、岡林史泰さんが声優の交替をしています。

『マダガスカル3』のあらすじを紹介していきます。ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、カバのグロリア、キリンのメルマンは、前々作の『マダガスカル』でNYのセントラルパーク動物園を脱走し、マダガスカルで過ごした後、『マダガスカル2』でアフリカにいました。『マダガスカル3』は、アフリカにいて数年経った話となり、アレックスはそろそろNYに帰りたいと思っていますが、ペンギンズの飛行機が戻ってきません。

ペンギンズはサバンナで採れる金を運ぶだけで、アレックス達を飛行機に乗せてくれないため、4頭はペンギンズと合流するために、モナコのモンテカルロに行きます。ペンギンズはモナコのカジノで大儲けしていました。アレックスはカジノに変装して忍び込み、ミッション・インポッシブルのごとく、ペンギンズを連れ戻すつもりでしたが、大動物の4頭で忍びこむと天井が抜け落ち、全員落下して大騒ぎになってしまいます。

そこから、アレックス達は、捕獲率100％の腕前を誇る、動物管理局のデュボア警部に追われる身となります。デュボア警部は、自分の部屋に捕まえた動物の首を飾るという悪趣味の持ち主で、ライオンの首がまだないことからも執拗に追い掛けます。アレックス達は、ペンギンズの指揮の下、ハイテク車に乗って市街を駆け抜け、飛行機に乗ってヨーロッパの都市を転々としながらも必死で逃げます。

もう少しで捕まりそうな所、サーカス団のまとめ役である美しいジャガーのジアに、サーカス出身の仲間だと偽ってサーカス列車に乗せてもらいます。トラのビターリは、よそ者を匿うことに反対をしますが、ジアは、サーカスの仲間だからという理由で、アレックス達を助けます。アレックスは、アシカのステファノから、ロンドン公演で成功したら、NYで公演できると聞き喜びます。無事NYに戻ることができるのでしょうか？

ここからは、結末までのあらすじネタバレとなります。ペンギンズがサーカスを買い取り、アレックス達は、NYへ帰るために、サーカス団で猛練習を始めます。古臭い芸をする落ち目のサーカス団でしたが、アレックスは動物だけで新しいサーカスを作ろうと奮闘します。アルプス山中で新しい芸を特訓する内に、動物達はサーカスへの情熱に目覚めます。心を閉ざしていたビターリも、ロンドン公演に向けて一緒に練習に励みます。

メルマンとグロリアの綱渡り、マーティとステファノの動物大砲、アレックスとジャガー・ジアの空中ブランコ等で、ロンドンでのサーカス公演は大成功を収め、NY公演が決まります。が、NYまで追いかけてきたデュボア警部と格闘する内に、アレックス達はサーカス団出身ではなく、動物園出身だということが明かされてしまいます。ジア達はアレックス達に騙されたと落胆し、訣別してしまいます。

デュボア警部に捕まりそうな所、セントラルパーク動物園の飼育員達がアレックス達を見つけて連れ戻します。あれほど帰りたがっていた動物園でしたが、アレックス達は檻の中で離れ離れとなり、自由がないことに気付き、動物園での生活がいかに退屈だったかを思い知らされます。

一方で、NY公演をしていたサーカス団の一行は、デュボア警部が表彰式でアレックスの命を狙っていることを知ります。一緒に練習をしたアレックスのために、サーカス団の動物達、ペンギンズとキング・ジュリアンが、気球に乗って、アレックスを助けにやって来ます。デュボア警部は動物達に倒され、NY市警に逮捕されます。

サーカス団に助けられたアレックス達は、そのままNYでサーカス公演をやり、観客を感動させます。アレックス達は、そのまま動物園に戻ることなく、ジア達とサーカスを続ける道を選びました。最後に、NY市警に逮捕されたデュボア警部は、檻に入れられて、マダガスカル送りになるというオチでした。『マダガスカル3』でも、マダガスカル島自体は出てきません！

『マダガスカル3』を観た人の感想ですが、『マダガスカル』と『マダガスカル2』を映像の美しさと音楽の素晴らしさで上回り、とても見応えがあると評価されています。『マダガスカル3』はシリーズで初めて3D アニメとなったことも、大人も映像が楽しめたようです。『マダガスカル3』の前半部分の感想でよく見られるのは、カーチェイスシーンの迫力がすごい！でした。

映像と見事にマッチした音楽に関する感想も、好評なものが多いです。サーカスのシーンや、いつものキング・ジュリアンのアゲアゲソング等、聴いていて楽しくなるものばかりだったようで、映画を観た後も音楽が頭を流れているという感想も多かったです。

また、『マダガスカル2』では、少し行動範囲の狭かった動物達ですが、『マダガスカル3』ではヨーロッパ中を駆け巡り、NYにも渡ったため、行動範囲が広がり、ワクワクさせてくれたという感想も見られました。

『マダガスカル3』では、初めて人間の悪役が出てくるという新しい形のストーリー自体も面白かったという感想も多く見受けられました。

以上、『マダガスカル3』の吹き替えの声優をまとめ、結末までのあらすじや、感想を紹介しましたが、いかがでしたか？前作や前々作を超えたと言われる『マダガスカル3』ですが、シリーズものにも関わらず、前作を観なくても、1本で十分楽しめる映画となっていますので、ぜひご覧ください！