ロッキンユー！！！のあらすじは？漫画の登場キャラや作中のロック音楽・曲も紹介

2018年4月から週刊少年ジャンプ+で連載が始まったロックバンド漫画、それが『ロッキンユー！！！』です。著者は石川香織先生です。基本的に隔週土曜日に更新されており、現在はコミックス1巻が発売中です。ここでは『ロッキンユー！！！』最新話までのあらすじや作中に登場する楽曲の紹介をしていきます。あらすじやキャラクター紹介などはネタバレを含みますのでまだ読んでいない方、コミックス派の方々はご注意ください。

『ロッキンユー！！！』は週刊少年ジャンプ＋で連載中のロックバンド漫画です。著者である石川香織先生がこの漫画の先駆『ロッキンオン！！！』をジャンプルーキーに投稿し、2017年の月刊ルーキー賞事シルバー賞を獲得しました。ルーキー作品の中でもかなり評判が良かった作品で、それが名前を変えて連載として始まったのが『ロッキンユー！！！』なのです。

高校の部活動『ロック研究会』を舞台に、モテたい以外特にすることがない何をやっても長続きしない主人公真神たかしが、たった1人の見た目根暗キャラ、不二美アキラの演奏に魅了されるところから物語が始まっていきます。『ロッキンユー！！！』の詳しいあらすじは後述にも記載します。

主人公は真神たかし、男子高校生(1年生)です。高校デビューで髪の毛を染めるなどをし、更に部活はモテ部に入り華やかな高校生活を送ろうと考えています。子供の頃から何をしても長続きしない性格であり本当に好きなものもない中、不二美の演奏に衝撃を受け、音楽はド素人であるにも関わらずロック研究会に入部します。

もう1人の主人公、ロック研究会の唯一の部員、不二美アキラ(2年)です。普段の性格は物静かで、話す声もほとんど聞こえない彼ですが、ロックの話になると180度人格が変わってしまうという変わり者です。

好きな音楽ジャンルは当然邦楽ロックで、作中でもコマを埋め尽くすほど饒舌ぶりを発揮し、真神に『キモイ』と言われる始末です。

高座ひろきは真神と不二美のパフォーマンスを見てロック研究会へと入部を決めた心優しきV系ドラマー(1年生)です。その見た目からは全く想像でませんが、おとなしく真面目で丁寧な性格をしています。パートはドラムで、音楽の趣味では不二美と渡り合えるほどの造詣が深い少年です。

暁リョウマはドラムの高座とは幼稚園から一緒の幼馴染でベーシスト(1年生)です。中学時代は高座と共に軽音部に所属していました。自分の音楽の趣味が周りに全く理解されず、自分の好きなものをひた隠しにして普通の高校生活を送ろうとします。ロック研究会への入部を拒むも結局は好きであることを隠しきれずにロック研究会に入部することになります。

邦楽ロックファンの支持を受けている『ロッキンユー！！！』ですが、実際のところどのような内容なのでしょうか？ここでは『ロッキンユー！！！』の最新話までのあらすじを紹介していきます。最新話までのネタバレを含みますのでまだ読んでいない方、コミックス派の方々はご注意ください。

主人公の真神たかしは「モテたい」以外に特にすることがない男子高校生です。真神はどの部活がモテるだろうかと考えながら部活動紹介を見ていました。するとロックという言葉が全く似つかわしくない1人の先輩が登場しロック研究会の紹介を始めます。

ひょろひょろしていて全体的に暗い雰囲気をまとってギターを持つ不二美アキラは、突然そんな印象が吹き飛ぶような演奏を繰り広げます。音量が大きすぎて声も聞こえないような演奏にほとんどの生徒がぽかんとしている中、真神だけにはその演奏が深く心に突き刺さり、強く惹かれていきます。そしてバンドどころか音楽もド素人の真神はロック研究会の部室の扉を開くのです。

いざ勇気を出してロック研究会の扉を叩いた真神ですが、待っていたのは舞台で見た根暗で陰気な雰囲気をまとった、ロック研究会唯一の部員、不二美でした。ロックの話になると人格が変わる不二美に真神は戸惑いながらとりあえず入部届だけをもらい帰宅します。そして翌日も悩んでいる中不二美が言っていた『ナンバガ』というバンドを調べて視聴します。

『ナンバガ』ことNUMBER GIRLの楽曲を聞いた真神は放課後ロック研究会に飛び込んでいきます。自分が感じたことを取り繕わず真っ直ぐ伝える真神に、今度は不二美のほうが戸惑いながらも真神を受け入れます。そうして真神はロック研究会に入部することになり、不二美とバンドを組むことになります。

ただしロック研究会には問題がありました。なんと部員数が規定人数に足りず正式に学校側から同好会だと認められていないことが判明したのです。真神と不二美は月末までにあと2人部員を集めるために勧誘を行うことになるのですが、『ニワカ』が入ってくることを嫌う不二美は真神の提案したビラ配りなどの勧誘を拒否し、ド派手に勧誘活動を行うと言い出します。しかし真神が思っていたような結果にはなりませんでした。

勧誘が終わった後、高座がロック研究会に現れます。高座は真神が失敗だと思っていた勧誘の演奏に惹かれて興味を持ってくれたのです。不二美と音楽の趣味でもわかりあった高座は幼馴染の暁のことも紹介しますが、暁は過去に自分の音楽の趣味が周りの友人から理解されなかったことが苦しくて、現在はロック好きであることをひた隠しにして高校生活を送っているのでした。

その後不二美の強引とも言える勧誘・説得のおかげ暁は自分が死ぬほどロックが好きだったことを思い出します。素直ではない性格ではないのですが、最終的には自分から真神や不二美とバンドがやりたいと口にします。こうして暁も無事にロック研究会に入部することになり、部員数は晴れて4人になったのです。

部員も4人になり、本格的に活動していくことを話し合った中で目下の目標は『未確認フェスティバル』と呼ばれる軽音の甲子園的なライブに出場することになります。真神は朝練に励んだり、不二美は曲を制作したりとフェスに向けて着実に準備を進め、ついにフェスは本番を迎えます。

『ロッキンユー！！！』はその熱くて青臭いストーリーも魅力ですが、作中に登場する音楽や曲も魅力の1つです。邦楽ロックファンにはたまらない曲が目白押しです。ここでは『ロッキンユー！！！』の中に登場した曲を紹介します。

『ロッキンユー！！！』1話目の部活勧誘の時に不二美が演奏していた曲です。この演奏に真神は心を動かされ、ロック研究会に入部することになります。

同じく『ロッキンユー！！！』1話目で登場する曲です。演奏している描写はほぼありませんが、この曲が登場するページの見開きカラーはとても美しいと評判です。

『ロッキンユー！！！』2話目の冒頭で登場する曲です。真神と不二美が桜並木の下を登校する時に使われた曲です。こちらも見開きカラーがとても綺麗です。

『ロッキンユー！！！』3話目から5話目に掲載された、部員を勧誘するために行った学内ゲリラライブで初めて真神と不二美の2人で演奏した曲です。こちらは2010年の6月にミリオンを達成した有名なボーカロイドの楽曲ですのでご存知の方も多いでしょう。

こちらは『ロッキンユー！！！』10話目で登場する曲になります。ロック研究会に入ろうとしない暁の本当の気持ちを引き出すきっかけになった曲です。

『ロッキンユー！！！』の中では、その他にもたくさんの音楽・曲が登場します。『ハイエース／フラワーカンパニーズ』、『感受性応答セヨ／eastern youth』、『叙景ゼロ番地／eastern youth』、『地方都市のメメント・モリ／amazarashi』、『イデアの水槽／GRAPEVINE』などなどが名前だけではありますが登場しています。

それでは邦楽好きにはオススメの『ロッキンユー！！！』ですが、実際に皆さんどのような感想や評価をお持ちなのでしょうか？ここでは実際の声をまとめます。

『ロッキンユー！！！』について”めっちゃ痛々しい”と述べていますが、でもそこが良いと評価しています。音楽が好きだからこそ共感できる部分のようです。

真神や不二美を昔の自分に重ねて懐かしく感じている読者もいます。こじらせ要素満載の不二美くんに友達になりたいという声が続出しています。

ロックのことが何もわからない真神が曲を通じてロックにじわじわとハマっていく様子も共感を得る人も多いようです。

作中に登場する曲に食いついている読者もたくさんいます。『ロッキンユー！！！』は作中に登場する楽曲のセンスにも支持が高まっています。

こちらは読み切りの『ロッキオン！！！』から連載を待ち望んでいた声です。作中の曲についてもそうですが、不二美のことが大好きのようです。

根暗で陰鬱でわがままで、ロックが大好きな不二美ですが、そのキャラクターが好きだと公言するファンも多いです。

『ロッキンユー！！！』の1人、主人公の不二美ですが、現在人気急増中です。イラストをアップしているファンの方も多いようです。

いかがでしたか？今回は『ロッキンユー！！！』のあらすじや作中に登場する音楽や曲をまとめました。今後4人がどんなロックをしていくのか、また作中に登場してくる音楽や曲にも注目が集まります。11月2日にはコミックス2巻も発売されますので、興味を持たれた方は是非この機会に『ロッキンユー！！！』を読んでみてください。