2018年03月31日公開
2018年03月31日更新
エレンに座標を託した理由と意味について考察!能力と発動条件は?
エレンは何故座標を託されたのか?そしてその意味とは?「進撃の巨人」の主人公エレン本人の生い立ちやその家族について、そして座標とは一体何なのかという基本的な点をおさらいしながら、まだ判明していない座標の能力についての謎などを解明していきます。
目次
「進撃の巨人」主人公エレン・イェーガーとは?
エレンの生い立ち
友「私もアニメ大好き!進撃の巨人のエレンかっこいい!」
— 声優クラスタ倶楽部 (@kurastaclub) February 13, 2018
自分「だよね!声優、梶くんだしね!」
友「あー…声優は興味ない」
自分「(´・ω・`)」 めっちゃある。 pic.twitter.com/9UhMtNPQ3O
エレンはウォールマリア内のシガンシナ区出身です。父グリシャ、母カルラの元に生まれ、調査兵団入団時は15歳、連載中の本編では4年ぶりというセリフから現在のエレンは19~20歳です。10歳の頃に起きた巨人襲来による壁破壊事件により目の前で母親が巨人に喰われ、その復讐心からエレンは巨人を駆逐することを心に誓います。
エレンの性格・能力
自分の夢や怒りを原動力とした行動力や意識の高さは全キャラ中トップクラスと言えるでしょう。訓練兵時代は対人格闘センスにおいて、エレンはミカサに次ぐ2位でした。そしてエレンも無自覚の中、作中で巨人化能力を持っていることが判明した際は、無知性巨人相手にその格闘センスを発揮し圧倒しました。
【進撃の巨人】エレン巨人化まとめ 10話まで https://t.co/LiFxy0DCIN pic.twitter.com/JOpV0azFHL
— バラチューブ (@hatenaup) December 21, 2017
座標の力も備わっている様で他の無知性巨人を操る場面もありましたが、座標の能力の発動条件は具体的には不明のままです。ロッド・レイスの巨人薬を飲み自分の巨人化した身体を硬質化する能力も身につけています。
「進撃の巨人」座標とは?その意味や発動条件とは?
座標とは始祖の巨人の力の事であり、始祖ユミルは有機生物の起源と接触した人物と言われています。記憶や意思が道を通り一つの座標で交わる、それが始祖の巨人だとフクロウとエレンは語っています。
進撃の巨人の2代前の継承者であるフクロウとエレンが時も場所も越えて、同じように語るこの描写は確かに記憶や意思が繋がっていると思われるシーンでした。座標の能力で判明しているものは叫びの力で無知性巨人を操ることと、ユミルの民(エルディア人)の記憶を改ざん(消去)するというものです。
「進撃の巨人」エレンはいつ座標を継承した?
作中では845年の10歳の時、ライナー達により壁を破壊された後にエレンは父グリシャから進撃の巨人の力とともに座標を継承しました。しかしエレンは自分が巨人化能力を継承したことを自覚しておらず、その時の記憶が抜け落ちてしまっていました。
父がどこに消えたのかも分からず、調査兵団に入団し巨人との戦闘の際に巨人化能力が発動しましたが、壁内には発動条件や巨人に対する知識を持っているものも多くなく、エレンに座標の力が備わっていると判明したのも随分後の話となります。
「進撃の巨人」座標の力の過去の経路は?
座標の力の経路は分かっている範囲では145代フリッツ王→レイス家→ウーリ→フリーダ→グリシャ→エレンとなります。グリシャは壁が破壊されたにレイス家に向かい当時の座標の継承者であるフリーダを捕食し座標の力を奪います。
フリーダは当時、まだ座標の力を使いこなすには経験が浅く、発動条件やその力を発揮させることが出来ないまま捕食されてしまいました。そしてその直後に息子のエレンに巨人薬を投与し自分を捕食させ、座標の能力をエレンに引き継いだのでした。
「進撃の巨人」エレンに座標の力を託した意味とは?
エレンの血筋に理由が?
いよいよ本題に入ります。何故グリシャは息子のエレンに座標の力を託したのでしょうか?これは作中でもハッキリと判明していません。エレンの血筋に理由があるのではないかと言われています。
作中でも「血の繋がりは9つの巨人の記憶の継承に強く影響する」と名言されています。エレンはグリシャの息子なわけですから、グリシャの記憶は強く引き継がれることになります。しかしエレンに座標を託した理由や意味は本当にそれだけでしょうか?
ユミルの呪いによる寿命
ユミルの呪いとは九つの巨人の力を継承した人物は「13年で死ぬ」というものです。フクロウがグリシャに進撃の巨人を継承させたタイミングもこの13年でした。作中ではハッキリと明記されてはいませんがグリシャがエレンに継承させたのも、エレンの年齢等から計算すると13年近く経っていてもおかしくない年数です。
探究心旺盛な少年エレンを見て「この息子なら」と思いエレンに進撃の巨人の力とともに座標の力を継承したのでしょうか?
エレンの母のカルラに何か理由がある?
座標の力である巨人操作能力はフリッツ家にしか使えないとされています。そしてフリッツ家が座標を継承すると不戦の契りと言われる145代フリッツ王の思想に捕らわれ自殺してしまうという、巨人操作能力を発動させないための内容となっています。
しかし実際に作中でエレンがその能力を発動条件を知らずに発動させています。そこで気になるのがエレンの母カルラの存在です。カルラに関しては作中でも経歴がハッキリとしておらずキースの馴染みの店のウエイトレスだったという以外は作中では判明していません。
エレンは父グリシャよりも母カルラの血を強く継いでいる!?
エレンの見た目は明らかに母カルラ似です。目なんか特にカルラに似ています。性格もグリシャよりはカルラに近いような気もします。そしてエレンとカルラの「目」に似ている人物は他にもいます。それはフリッツ家の人たちです。特にフリーダやクリスタは似ている様に見えます。そこから予想出来ることは、「カルラはフリッツ家の血を継いでいるのかも?」ということです。
クリスタの経歴を考慮すると
クリスタはロッド・レイスと愛人との間に出来た娘で本名はヒストリア・レイスですが、クリスタ・レンズという名を10歳の時に与えられて、以降その素性を隠すように生きてきました。その事からウエイトレスをやっていたカルラが、レイス家の何かしらの事情でその素性を明らかにされていなかった可能性も考えられます。
また作中ではエレンとクリスタがお互い大事な夢を見た気がするが思い出せないというシーンもあります。エレンとクリスタ。この二人はどうも他人同士では無いように思います。
カルラがフリッツ家の血を継いでいるとしたら座標の力を使えるかも?
カルラが王家の血筋ならエレンに座標の力を受け継ぐのは当然かもしれません。グリシャは息子の意思の強さを見た時に、地下室を見せるとエレンに伝えました。エレンなら145代フリッツ王の思想に捕らわれること無く座標の力を使えると判断したのかもしれません。
グリシャはレイス家に最初は座標の力で巨人達を殺すように嘆願しに来ました。しかしそれを拒否され座標の力を奪うことになったのです。最初からこの展開も想定の内で、エレンに座標を継承させることも選択肢の一つとしてあったのではないでしょうか?
「進撃の巨人」座標をエレンに託した意味とは?
グリシャの壁内での目的は座標を奪うことだけじゃない
グリシャはフクロウから進撃の巨人の力を受け継いだ際、始祖の巨人の力(座標)を奪えと言われていました。しかし奪っただけではグリシャには座標の力を使いこなせないので、座標を誰かに継承する必要があります。つまりグリシャは座標の力を奪うだけでなく、座標の継承者を探さなければいけなかったのです。もしかしたら、嫁探しもエレンを生み育てたのもその一環だったのかもしれません。
グリシャとフリーダの会話の謎
グリシャがレイス家に座標の力を奪いに行った際、最初グリシャは壁内に攻めてきた巨人達を座標の力で殺すように嘆願しに来ました。このシーンは作中での壁内編の最終話でヒストリアとエレンが接触した際にエレンの脳内にフラッシュバックされたもので、グリシャ視点で描かれています。
そして嘆願するグリシャに最初はうろたえたような表情のフリーダですが、最後は何かを決意したかのような表情になり、そこでそのシーンは終わり、エレンは驚愕の表情を浮かべます。この時のフリーダの返答が物語の鍵を握り、現在のエレンの行動や座標に関しての謎を紐解く鍵ともなりそうです。
座標の力でエレンに何をさせたいのか?
壁の中の巨人を操り世界に復讐だと少し安易すぎますが、おそらくは九つの巨人の力の統一を図り、最終的にはその座標の力も含め全ての巨人の力を抹消させたいのではないのでしょうか?そもそもこの巨人化能力のせいでエルディア人は迫害され続け、利用され続けています。
その力を全て取り払う事により世界でのエルディア人の立ち位置を確保する必要があります。すでに作中では対巨人兵器も出てきているので、エルディア人としては何かしらの形で世界に示さなければならないことがあります。
座標の力である巨人化能力の発動条件
フリッツ家であるダイナ巨人とエレンが接触した際に巨人操作能力が発動した為、一般敵には王家の血筋の人(巨人)と触れたら発動すると言われていますが、これは正しいのでしょうか?作中ではそれが能力発動条件だとはハッキリ明言されていません。
エレンはその可能性に気づいていますが、それを公表すると王家の血を引くヒストリアがどうなるか分からないからです。そして触れる対象が巨人でなければいけないのか?じゃあ座標を持った人物(エレン)は人間時じゃなければいけないのか?不明な点は多いです。
「進撃の巨人」巨人の能力
未だにハッキリとしていない
自由を求め、自由のために戦ったとされる進撃の巨人はどの様な能力なのでしょうか?作中ではエレン自身の対人格闘センスで他の巨人と渡り合っていますが、特殊能力はこれといってありません。ロッド・レイスの巨人薬により硬質化能力を身につけましたがそれは進撃の巨人の能力とは言えません。
気になる点と言えば、他の巨人に比べ、巨人⇔人間とチェンジする頻度が多くスムーズに感じるのですが、それは主人公なので巨人化のシーンが多いという理由だけだからかもしれません。
エレンが複数の巨人の力を継承できるのは何故?
これが進撃の巨人の能力なのか?と言われていますが、これはおそらく違うのではないのかと思います。きっとこれは座標の力によるもので、座標持ちの巨人は他の9つの巨人の力を統一出来るのではないかと思います。そしてそれが現在のエレンの目的なのかもしれません。座標を持つ自分に9つ全ての巨人の力をまとめ、その力を封印する。なんてことも考えられます。
「進撃の巨人」ダイナ・フリッツ巨人の行動の謎
何故エレンの家に来た?
ダイナは無知性巨人になる際に「どんな姿になってもあなた(グリシャ)を探し出すから」と言い残し巨人にされてしまいました。そして壁が破壊された際にエレンの家に現れたのです。その現場にはグリシャの姿は無く母のカルラとエレン達でした。
そして瓦礫の下敷きとなったカルラを捕食したのです。グリシャの妻だと認識していたのでしょうか?偶然とは思えません。そして直前までダイナ巨人は壁外にいたのでグリシャの家の場所なんて分からないはずです。何か引き寄せられるものがあったのでしょうか?
何故再びエレンの前に現れた?
その5年後、再びダイナ巨人はエレンの前に現れます。そしておそらくエレンを捕食しようと手を伸ばした際にエレンと接触し巨人操作能力により他の無知性巨人達に捕食されてしまいます。この時も何故エレンの前に現れたのでしょうか?
これもやはり偶然とは思えない方が多いようです。その意味はエレンやカルラに引き寄せられる何かがあったとしか思えないと言われているようです。そしてそれは前項でも触れた「血筋」の問題ではないでしょうか?同じ血筋の可能性があるエレンやカルラに引き寄せられてきたのではないでしょうか?
「進撃の巨人」継承者はエレンでないといけない理由があった!
座標の継承者はエレンでなくてはならなかった理由
カルラは王家の血を継いでいるという仮定を前提にまとめると、グリシャやフクロウの記憶を強く引き継ぎ、王家の血を継いでいる人物。そして145代フリッツ王の思想に捕らわれない位の強い精神力の持ち主。作中ではエレン以外に座標を引き継ぐ適任者は居ません。
もしかしたらエレンは生まれる前から座標を引き継ぐ運命にあったのかもしれません。現在のエレンは座標の意味も理解している可能性があります。壁内編と違い巨人の記憶をたどり世界の謎を把握していそうなエレンの今後の行動に注目です。