少女終末旅行をネタバレ解説!物語の世界観・時代設定や謎のおじいさんとは?

滅びゆく世界を2人の少女がゆるく旅する『少女終末旅行』。2014年より連載が開始され、2017年冬にはアニメ化も果たしている本作は、2018年1月にその連載が終了、物語を完結させました。その世界観や隠された秘密に多くの人が魅了され、様々なサイトでネタバレや考察がされています。ここではそんな『少女終末旅行』のあらすじや世界観、裏設定のネタバレ考察などをまとめ、本作の魅力に迫っていきます。

少女終末旅行をネタバレ解説!物語の世界観・時代設定や謎のおじいさんとは?のイメージ

目次

  1. 少女終末旅行の物語の世界観やあらすじをネタバレ解説!
  2. 少女終末旅行とは?
  3. 少女終末旅行の原作漫画のあらすじをネタバレ解説!
  4. 少女終末旅行の時代設定や物語の世界観などをネタバレ解説!
  5. 少女終末旅行の謎のおじいさんについてネタバレ解説!
  6. 少女終末旅行の最終回をネタバレ解説!
  7. 少女終末旅行のネタバレ解説まとめ!

少女終末旅行の物語の世界観やあらすじをネタバレ解説!

2017年冬のアニメで一般にも広く知られるようになり、そのゆるい絶望を含んだ世界観で注目を集めた『少女終末旅行』ですが、原作漫画ではアニメでは語られなかった多くの世界の秘密とクライマックスを読むことができます。ここではそんな『少女終末旅行』の世界観や裏設定を、あらすじのネタバレも踏まえて紹介していきます。

TVアニメ「少女終末旅行」公式サイト

少女終末旅行とは?

漫画『少女終末旅行』は、滅亡してしまった世界をチトとユーリの2人の少女がゆるく生きていく、そんな物語です。2人は旅のさなか、世界の滅びとその秘密に少しずつ触れていきますが、そんな絶望と隣り合わせの旅にもかかわらず、それを受け入れつつも逞しく生きていく2人の姿を描いています。

2014年2月にwebサイトくらげバンチにて連載開始、2018年1月に連載が終了しました。また2017年10月から12月までは原作4巻までの分がアニメ化されています。当時中途半端に終わってしまったアニメの先が気になり、その後にコミックス全巻購入した人も多かったそうです。

少女終末旅行の原作漫画のあらすじをネタバレ解説!

『少女終末旅行』原作漫画のあらすじについて、特に印象深いとされている場面を中心に、ネタバレを踏まえて紹介していきます。

漫画『少女終末旅行』1巻のあらすじをネタバレ解説!

2014年11月に発売された『少女終末旅行』1巻のあらすじをネタバレ紹介していきます。世界が荒廃した原因が戦争にあることと、この世界には人間以外に生物が存在しないことなどが語られています。

巨大な都市を、チトとユーリはキャタピラ式オートバイ・ケッテンクラートに乗って旅をしています。戦争の爪痕残る都市にて、2人以外に人間はほとんど姿を見せません。2人の会話を中心に、荒廃した世界での2人の日常が描かれています。

あるとき2人は、この荒廃を生み出した戦争について考えを言い合います。なぜ戦争は起こるのか、最後の1つの食糧を2人が奪い合うから、その人間たちが銃を持っていたら、兵器を持っていたら、そうやって戦争が起こるんだという2人の核心をついた言葉はファンにとって非常に印象深いものとして話題になりました。

漫画『少女終末旅行』2巻のあらすじをネタバレ解説!

2015年7月に発売された『少女終末旅行』2巻のあらすじをネタバレ紹介していきます。滅んでしまった人類の宗教観や、2人の「絶望」に対する向き合い方が見どころとして注目されました。

2人はさらに上を目指して旅を続るさなか、光り輝く大きな寺院を見つけます。そこには細長い不思議な生物が祀られていました。2人は、人間が神様をつくりそれに依存する心理について話し合います。

死に対する不安や、死後の世界の安寧を求めるのでは?といったチトの考察にユーリは「私はちーちゃん(チト)を見つけた時の方が安心した」と話します。

漫画『少女終末旅行』3巻のあらすじをネタバレ解説!

2016年2月に発売された『少女終末旅行』3巻のあらすじをネタバレ紹介していきます。ファンからは、荒廃した世界の食糧事情や、過去の発達した文明の名残が見どころとしてあげられています。

上層に進むにつれ文明が滅ぶ以前の技術が垣間見え、それに伴って世界の仕組み、真相に2人は少しずつ近づいていきます。2人は旅のさなか、レーション(固形食糧)の工場と食用魚の養殖場を通ります。レーションの向上は無人で、それを利用して2人は当面の食糧を確保します。

それに対して、食用魚の養殖場には古代の自律式ロボットが住んでいました。2人が初めて触れる古代の技術ですが、それよりも興味深いのはロボットに対する2人の「生命」の概念でした。ロボットは生命なのか、魚は生命なのか、意思疎通ができないロボットは…?そんな中2人が出した結論は、「”生命”って、終わりがあるってことなんじゃないかな」でした。

漫画『少女終末旅行』4巻のあらすじをネタバレ解説!

2016年11月に発売された『少女終末旅行』4巻のあらすじをネタバレ紹介していきます。本作のマスコットキャラクターと言われるヌコと、その仲間たちの登場が見どころとして話題となりました。

希望を求めて上を目指す2人ですが、反して迎えるは滅びと絶望です。それでも2人はそれを前向きに受け入れていくのです。道中2人はヌコという、寺院で見た像にそっくりな生物を発見します。しばし旅の共となったヌコは各所で不思議な力を発揮します。原子力潜水艦の扉のロックを外したり、カメラに眠っていた画像・動画ファイルを開いたりするのです。

また4巻の最後に現れるヌコの仲間のキノコのような生物は、自身と世界の不思議な成り立ちの一端を語ります。そして2人に致命的な話をするのです。「観測できない最上層を除いて、地球上に存在する人類はあなたたちだけです」と。これまで2人は道中少なくとも2人の人間に会ってきました。しかしその人間たちすら、今はもうこの世にはいないと告げられるのです。

漫画『少女終末旅行』5巻のあらすじをネタバレ解説!

2017年9月発売のされた『少女終末旅行』5巻のあらすじをネタバレ紹介していきます。最上層の一歩手前に搭乗する人工知能の存在や、2人の過去の回想シーンにファンからの注目が集まりました。

とうとう最上層の一歩手前まで2人は辿り着きます。そこに出会ったのは、人間たちから「神様」として崇められていた人工知能のホログラムでした。彼女は2人に、最上層への道を開く代わりに自分を消してほしいと依頼します。眠ること忘れることもできない、自身の生に疑問を持ち続けた人工知能は自身の命を終わらせることで生命たることを選んだのでした。

また『少女終末旅行』5巻の最後では2人の回想で、2人が上を目指す理由について語られています。育ての親である『おじいさん』が上を目指すよう2人に指示したのでした。おじいさんの秘密、設定などについては後述しますが、2人の過去を知る唯一の回となります。

漫画『少女終末旅行』6巻のあらすじをネタバレ解説!

2018年3月に発売された『少女終末旅行』最終巻、6巻のあらすじをネタバレ紹介していきます。

最終巻となります。ついに最上層へと辿り着いた2人は、崩壊前の文明の一端に触れながらも世界の終わりを感じつつ、一番上を目指して進んでいきます。途中2人はロケット発射場を通ります。そこには、古代の言葉が読めない2人には知る由もないですが、人間が火星の地球化計画の一端や、太陽系を脱出したと見られる資料が残っていたのです。

2人はさらに奥まで進みます。少しずつ大切なものを失いながら、それでも最上層の一番上に希望を求め一歩を踏み出します。そして最後に、暗闇の長い螺旋階段を抜け、一番上に辿り着くのでした。

Thumb少女終末旅行の漫画版・アニメ版の感想を解説!荒廃した世界を旅する2人の物語 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

少女終末旅行の時代設定や物語の世界観などをネタバレ解説!

『少女終末旅行』が非常に魅力的で、読み手の心をつかんで離さない理由の1つとして、決して作中で多くは語られない時代設定や世界観があります。風景に何げなく描かれている文字やセリフから、様々な設定を考察することができるのです。そんな時代設定や世界観を、ネタバレを踏まえて解説していきます。

『少女終末旅行』はいつの話?時代設定をネタバレ解説!

2人の服装は近代戦争時のものと非常に似ていますし、持っている武装や登場する兵器もまた我々の時代にとても近いように思われます。けれども一方で、『少女終末旅行』4巻では、現代科学ではあり得ない、都市にクレーターを作るほどのビーム砲を発射する二足歩行と思しきロボットの残骸も登場します。果たしてこの『少女終末旅行』はどの時代設定なのでしょうか。

そのヒントについては、『少女終末旅行』2巻に登場するカメラに隠されています。このカメラは『少女終末旅行』1巻の最後に登場し、途中まで2人の旅に同行したカナザワの持ち物で、後に2人が譲り受けたものです。2人がそれぞれお互いの写真を撮るに当たり、ファインダーを覗く場面がありますが、その右下に西暦と日にちが表示されているのです。

よく見ると、3230.08.06と示されています。カメラの日付表示が壊れている、そもそも西暦ですらないなど否定する要素も多々ありますが、やはり単純に考えれば、我々の時代から1000年先の設定であることが濃厚とされています。

余談ですが、『少女終末旅行』4巻で、このカメラが実は非常に昔から、それこそ文明が滅ぶ前から多くの被写体を写してきたものと言うことが判明します。そこに保存されている動画の1つにはロボットの自律進化の可能性について言及されているものもあり、後に登場する3巻に登場する「人間に共感する機能を持つロボット」や5巻に登場するAIの存在にも関係しているのではとも言われています。

『少女終末旅行』の都市はどんな所?各階層について考察!

『少女終末旅行』では、2人は常に「上」を目指して進んでいきます。それも登山のように徐々に登って行くのではなく、階層ごとに分かれており、次の階層へ行くには基幹塔と呼ばれる塔に併設される昇降機を使うか、塔内部あるいは外壁沿いに設置された螺旋状の通路を行くしかありません。

なお、5巻に登場する基幹塔にはAIの管理者がおり、塔が持つ本来の高度な技術によるエレベーターを使用することが可能です。けれどもそういった古代の技術・機能を保持している基幹塔は、他にはなかなかないように見受けられます。

もう1つ着目すべき点は、階層が上に行くほど古代の文明が残っており、文明の崩壊が進んでいないということです。例えば『少女終末旅行』6巻は最上層の旅を描いていますが、古代の人類が宇宙の研究・ロケットの発射を行なっていた施設がまるまる残っていますし、世界中の書籍を集めたかのような超巨大な図書館も登場します。

主に5巻の旅であるその1個手前の階層では美術館らしき施設も保存状態良好で存在していますし、上の階層へ行く基幹塔も、それを司るAIとともに本来の機能を保持したままで残っていました。けれどもそれより下の階層(主に4巻の舞台になります)へ行くと、文明の名残は少しずつ影を潜めていくのです。

4巻の舞台となる階層では、大きなクレーターや動かなくなった戦車、巨大戦闘ロボットなど戦争の痕跡も生々しく残っており、かなり大規模な戦闘があったことが想像されます。またさらに下の階層へ行くと自律式のロボットが管理する食用魚の養殖場やレーション(固形食糧)の生産工場が残っています。

そこからさらに下の階層では自律式ロボットなど発達した文明の影すら見られない廃墟となっており、言葉も2人が読める言葉が増えてくる代わりに、古代の言葉はほとんど登場しなくなります。

『少女終末旅行』の舞台となる都市の設定をネタバレ解説!

まとめると、最上層:高度な宇宙開発技術と知識の宝庫たる図書館→2階層:芸術の保存施設とAIにより管理された基幹塔→3階層:強力なビーム砲を持つ巨大戦闘ロボットや戦車の残骸が眠る戦争跡→4階層:巨大戦闘ロボット生産工場や自律式ロボットが管理する食用魚の養殖場跡地→5階層:大勢の人間が眠る墓場とレーション(固形食糧)の生産工場、そして寺院→6階層:戦車や機関銃が散乱する戦場跡、となります。

これは、1つの事実を浮かび上がらせます。そこに住んでいる人間に格付けがなされていたのではないか、ということです。上の方に行けば行くほど知識人で、また生産系の仕事に関しても自律式ロボットに任せてしまうような人々です。それに対して、下層に行けば行くほど生産系は自身でやらなければならず、自律式ロボットなどの手も借りることができません。

各階層をつなぐ基幹塔も昔は起動していたものの、現在は後付けの昇降機であったり地道に進むほかない階段や通路しかありません。2階層から1階層に上る基幹塔の機能がAIによってしっかり管理されていたことを考えると、他の基幹塔が自然に壊れたというのも考えにくいのではないかと言われています。すなわち、便利な基幹塔の機能をわざわざ人の手で壊し、格付けされた人間を各階層に押し込めたのではないかということです。

階層ごとに技術も、食糧事情も大きく変わってきます。上層では現代では考えられない技術、人工知能やコミュニケーション能力を備えたロボットが数多く登場しますし、新鮮な魚も食べることができていたようです。けれども下層の人たちの食糧は芋やレーション(固形食糧)が主流です。戦争が起こった理由についても、そのあたりが原因であるかもしれないと言われています。

『少女手末旅行』のマスコットキャラクター?『ヌコ』の設定をネタバレ解説!

『少女終末旅行』にはいくつかの個性的な人外キャラクター が登場しますが、中でも特に不思議で、しかも可愛いと評判なのが『少女終末旅行』4巻に登場する不思議な生物『ヌコ』です。といっても、本当にヌコという名前かどうかは分かりません。チトが「これが昔本で読んだ猫という生き物なんじゃないか?」といったのに対して、この生物がその言葉を真似て「ヌ…コ」と言ったことから2人にそう名付けられました。

ヌコは不思議な生物です。自ら言葉を発することはできないのですが、そばにあるラジオに干渉して、ラジオを通して言葉を話します。それもはじめは全く話せなかったのが、旅の道中ユーリが教えていくうちにどんどんと語彙を増やしていきました。他にも電子機器を起動、機能を開放するなどの芸も見せてくれますし、また銃弾などを好んで食べているようでした。
 

その理由は、後にヌコの仲間の話で判明します。「熱的な不安定な物質を取り込み、体内で分解してより静的な状態に安定させる」というのです。そしてそれと同時に現れた数多くのヌコの仲間たちはみな原子力潜水艦のミサイルを食べていましたし、ユーリの持っていたデジタルカメラも食べられてしまいました。すなわち、動く機械がみな対象で、それらの機能を停止させる役割を持っていると言えます。

『少女終末旅行』2巻の寺院の付近ではまさにこのヌコをモデルとしたような像が町の各所に見られていました。そしてその階層にはロボットも、兵器や武器も見当たりませんでした。すなわち、ヌコたちはこの階層の兵器や機械を食べつくしていくさなか、その戦争を嫌う人々から神の使いとして信仰の対象になったのではないかとされています。

少女終末旅行の謎のおじいさんについてネタバレ解説!

『少女終末旅行』5巻の2人の回想に登場する2人の育ての親のような存在「おじいさん」ですが、登場する場面は非常に短いものの、2人の「上へ行く」という目的を持つ背景として非常に重要なキャラクターとされています。けれどもその反面、そのキャラクターや設定は謎に包まれています。ここではそんなおじいさんの設定についてネタバレ解説していきます。

「上へ登りなさい」の真意は?『少女終末旅行』のおじいさんの言動をネタバレ解説!

『少女終末旅行』5巻の2人の回想の中で、おじいさんはケッテンクラートのカギを2人に渡しながら「上へ登りなさい、下はだめだ」と言います。既に5巻まで読み進めていた読者からすれば、最上層以外の階層には人類は存在せず、食べ物も物資もないことが分かっています。けれどもこの時点でこの都市がそうなってしまうことをおじいさんが知っていたとは思えません。

おじいさんは過去に何度も任務でいろいろな土地へ行っていたという話が、『少女終末旅行』6巻で語られています。また行った先で読める本も読めない本も持ち帰るようにしていたということも。読めない本とは、すなわち現代の言葉で書かれていない、古代の本のことでしょう。そして先にも述べましたが、古代の言葉が登場するのは主に食用魚の養殖場のあたりであり、物語が始まってから少なくとも2階層以上登った先になります。

つまり、おじいさんは少なくとも2階層以上先まで登った可能性があるということになります。ただ、各階層によって文明の進行度が大きく違うことを考えると、本来誰もが自由に行き来できる状況ではなかったとファンからは考えられています。また任務という言葉に見られるように、自分の意志ではなく誰かの意志で各地へ遠征していた可能性が高いのです。おじいさんは、ただものではかったということなのでしょう。

集落から離れた暮らしと大量の本!おじいさんの設定をネタバレ解説!

また『少女終末旅行』5巻の2人の回想から察するに、2人とおじいさんが暮らす場所には町ともいえないほどの小さな集落があり、食事は配給制で、道行く人は兵隊ばかりでした。そしてその集落から少し離れたところにポツンと立っているのが、おじいさんと2人の家です。またその家には、おじいさんが行く先々から持ち帰った大量の本が置いてありました。

また次のヒントとして、2人が集落の大人たちと会話をしている場面があります。ちょうど集落で戦いが始まる直前チトがおじいさんに言われてユーリを探しに行った際に、ユーリは細い路地裏のようなところで大人たちに道をふさがれていました。

2人の視点から見た大人たちは銃を手にし、その表情は全く読めない不気味な影のような存在に描かれていますが、大人たちの話を聞いている2人の表情に曇った様子は見られず、逆に話を聞いて急いでおじいさんのところに戻ったような描写が見られます。このことから、2人は少なくとも集落の大人たち、あるいは兵隊たちからは悪く見られておらず、むしろ保護されているような状況のように見えるという意見が多く上がっています。

このことからも、おじいさんは兵隊の中でもとりわけ地位の高い人で、集落の人たちからも一目置かれる存在だったのではないかと言われています。一説では、上層の秘密を知り、且つ大量の本による知識と任務で各地に赴いた経験から、集落のリーダー的存在だったのではないかとも推察されています。また集落に2人のほかに子どもの姿が見られないことから、集落の孤児を一手に引き取り教育する役割も担っていたのかもしれません。

Thumb少女終末旅行の最終回を考察!原作漫画のネタバレ結末と感想まとめ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

少女終末旅行の最終回をネタバレ解説!

『少女終末旅行』の最終回について詳しく解説していきます。宇宙ロケット発射場や図書館など高度な文明の廃墟を目にしてきた2人は、一歩一歩確実に、最上層の一番上に近づいていくのです。

最終回のネタバレ解説「大事なものを少しずつ失っていく」

最上層の一番上を目指して進むさなか、ずっと乗ってきたケッテンクラートが壊れてしまいます。これまでも何度か壊れたことはあり、そのたびに修理をするなど対応してきましたが、それもとうとうここで終わりのようでした。2人は泣く泣くケッテンクラートを手放し、自身の足で上を目指すことを決意します。

最上層は非常に寒く、その日の夜を越すことも大変になってきます。そんな中燃料も食料も尽きてきて、2人は少しずつ、持ってきていた本や日記などを燃やしてその日の暖を取るようになっていきます。また不要な武器などもどんどん捨てて、少しずつ身軽になりながら上を目指していくのです。

最終回のネタバレ解説「最上層の一番上にあるものは?」

2人はついに一番上へ続く螺旋階段までたどり着きます。ランタンも切れ、本当の闇の中を、2人はしっかりと手をつなぎながら登ります。相当長い時間を歩き続け、ついに2人は頭上に暗闇の切れ目を見つけます。食料も水もほとんどなく、2人にはこれが最後の希望の光です。

螺旋階段を最後まで登ると、そこは見渡す限りの星空と、広い雪原が広がるばかりでした。だいぶ向こうの方に、雪に埋もれた大きな黒い石が1つポツンと建っています。黒い石に背中を預け、ヘルメットを脱ぎます。空から何が落ちてくるか分からない下層では決して脱がなかったヘルメットが今はもう必要ありません。

最終回のネタバレ解説「生きている幸せ」

一番上に何もなかったことを受けて、チトは落胆します。もっと早く引き返していれば、暖かい場所や食べ物もあったのではないか、というのです。けれども、そんなことは誰にも分からない、とユーリは慰め、そして星空を見上げてチトに言うのです。「生きるのは、最高だったよね…」

4巻の最後にてヌコの仲間から、観測していない最上層以外に、チトとユーリ以外人間は存在しないと聞いていました。そしてその期待していた最上層の一番上まで来ても、人間はいませんでした。

世界にはもはや2人きりなのです。朝日を眺めながら、「私たち今世界で一番幸せだね」と話し合います。

自分たちの荷物を改めて覗いてみると、レーション(固形食糧)が2人分見つかりました。それを食べながら、何とかおこした火でお湯を飲みながら、「これからどうするの?」「さあね、とりあえず食べて…少し寝て…」「それから考えよう」と眠りにつくのでした。

少女終末旅行のネタバレ解説まとめ!

いかがでしたでしょうか?『少女終末旅行』の世界観や裏設定の考察、ネタバレを含んだあらすじなど紹介してきました。ここで語られたものも、まだまだ『少女終末旅行』の秘密の設定の一端でしかありません。ぜひとも皆さまご自身の目で、それらを確認してみてはいかがでしょうか?

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