【ゾン100】アンジー(杏樹)は笑ったことがない?ケンチョとの出会いと別れを解説

『ゾン100』の不幸な少女アンジーの特集をお届けします!『ゾン100』は、超ブラック企業に勤める青年が、ゾンビ・パンデミックの世界で自分を取り戻していく様子を描く、新感覚ゾンビ漫画・アニメです。この記事では、この作品に登場する少女アンジー(杏樹)に焦点を当てます。両親を失い愛犬のチャロと共に生き抜くために奮闘する少女が、チャラいキャラのケンチョと出会いどう変わっていったのでしょうか?その顛末をこの記事で確認してください。

【ゾン100】アンジー(杏樹)は笑ったことがない?ケンチョとの出会いと別れを解説のイメージ

目次

  1. ゾン100のアンジーとは?
  2. ゾン100のアンジーは笑ったことがない?チャロだけが家族?
  3. ゾン100のアンジーとケンチョとの出会いと別れ
  4. ゾン100のアンジーの再登場はある?声優は?
  5. ゾン100のアンジーに関する感想や評価
  6. ゾン100のアンジーまとめ

ゾン100のアンジーとは?

ゾン100の作品情報

この記事では、ゾン100に登場するキャラクターで、ケンチョこと竜崎憲一朗に元気付けられた笑わない少女、アンジー(杏樹)を特集します。これから、アンジーのプロフィールやチャロという家族のこと、そしてケンチョとの出会いと別れについて解説していきますが、まずはその前に『ゾン100』の作品情報をお届けしましょう。最初に作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

ゾン100の概要

概要のイメージ

『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』は、麻生羽呂(原作)と高田康太郎(作画)による日本の漫画作品です。この作品は2018年11月号から小学館の『月刊サンデーGX』で連載が開始されました。2024年2月時点で電子書籍を含む累計部数は170万部を突破しています。また、2023年にはテレビアニメが放送されたり実写映画版がNetflixで配信されるなど、メディアミックス展開も積極的に行われています。

ゾン100のあらすじ

あらすじのイメージ

ブラック企業で働くアキラは、パワハラとサービス残業により自殺を考えるほど追い詰められていました。しかし、ある朝、目覚めると街はゾンビで溢れており、彼はこれを機に会社を辞める決意をします。自由の身となった彼は、「ゾンビになるまでにしたい100のこと」のリストを作り、その達成のために親友と飲みに行ったり、実家に帰ったりと、自分のやりたいことを次々と実行に移していきます。

アンジー(杏樹)のプロフィール

アンジー(杏樹)は、『ゾン100』の5巻から6巻にかけて描かれた群馬のアキラの故郷編で登場する女性キャラクターです。ゾンビの大流行で彼女は両親を失います。その後は必死になって逃げ、何とかアキラの出身地の村にたどり着きました。そこで唯一の家族となった愛犬のチャロとともに暮らすことになりました。感情を表に出せなくなっていたアンジーでしたが、ケンチョとの交流を通じて徐々に笑顔を取り戻していきます。

TVアニメ「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」公式サイト

ゾン100のアンジーは笑ったことがない?チャロだけが家族?

アンジーは笑ったことがない?

少女の笑顔

プロフィールの項で触れた通り、アンジー(杏樹)は両親を亡くし、ゾンビであふれかえった街から、やっとのことでアキラの故郷の村に逃げてきました。両親が死亡し孤児となったことは、小さな女の子にはとても辛い出来事だったことでしょう。その影響で、アンジーは笑顔を失ってしまいました。以来、彼女は一度も笑ったことのないキャラとなってしまいました。

アンジーの家族はチャロだけ?

『ゾン100』に登場するキャラのアンジーは、前に述べた通り、ゾンビパンデミックにより両親を失い、アキラの故郷の村へと避難しました。その結果、彼女にとって家族と呼べる存在は、愛犬のチャロだけとなりました。この悲劇的な出来事は、幼いアンジーに深い影を落とし、笑顔を奪いました。

しかし、新たな環境での生活と、チャロとの絆が彼女を支えています。これらの経験を通じて、アンジーは自身の強さを発見し、生き抜くための新たな道を探し始めていたのでした。

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ゾン100のアンジーとケンチョとの出会いと別れ

ネタバレ①アンジーとケンチョの出会い

『ゾン100』でのアンジーとケンチョの出会いは、後に孤独な少女アンジーに多大な影響を与えることとなります。ここで、改めてケンチョのプロフィールを紹介しておきましょう。「ケンチョ」こと竜崎憲一朗(りゅうざき・けんいちろう)は、アキラの大学時代の親友で、身長188cm・24歳の青年です。大学卒業後に不動産会社の営業職に就き、コミュニケーション能力を活かして順風満帆な生活を送っていました。

しかし、客に詐欺同然の嘘を並べて契約を勝ち取る仕事だったことから、いつしか罪悪感と虚しさを感じるようになっていました。パンデミック発生後にアキラから「だったら今からなればいいじゃないか」と言われ、本当の夢である芸人を目指すことを決意しました。アキラのやりたいことに対して「いいと思うぜ〜!!」と賛同し、無茶なことにも一緒に挑戦してくれます。

アンジーは、ゾンビパンデミックで家族を失い、笑顔を忘れてしまったキャラの少女でした。そんな彼女を元気づけようと、ケンチョはダルマのジャグリングを見せました。そして、ケンチョは「少女だろうが高齢の女性だろうが、美人を見つけたら声をかけるのがマナーだろ?」と言い、アンジーを笑わせました。彼女は「お兄さん、イタリア人じゃないのに」と返し、両親を失った事件以来初めて笑顔を見せました。

この出会いをきっかけに、アンジーは自分の名前を「杏樹」と名乗るようになりました。ケンチョには、「じゃあアンジーだな!」とあだ名を付けられました。ケンチョは「ケツからうどん一気食いの芸を見てくれ!」と言ってアンジーの顰蹙(ひんしゅく)を買いましたが、その後、彼女はケンチョが薪割りをするのをニコニコしながら見ていました。

この出会いを通じて、アンジーとケンチョとの間には固い絆が生まれ、彼の影響でアンジーは笑顔を取り戻しました。ケンチョのチャラいキャラクターが、アンジーの心を開き、彼女に笑顔を取り戻させるきっかけとなったのです。

ネタバレ②ケンチョと蔵杉のバトルを見届けるアンジー

アキラの故郷の村は、ヒグラシ達ニート4人組によってゾンビの渦中に引き込まれました。村の人々、そしてアンジーも、その危険に直面しました。アンジーはケンチョに抱き抱えられ、ゾンビから逃げましたが、愛犬のチャロがいなくなりました。チャロを探すために、彼女はケンチョ達からはぐれてしまいました。

「ヤバい!」という声が響きましたが、アンジーはチャロを発見し、その後ろにはケンチョがいました。彼女は家の屋根に駆け上がり、そこからケンチョと蔵杉重信の戦いを眺めました。しかし、その戦いは思わぬ方向に進みました。ケンチョは全裸で池に飛び込んでしまったのです。仲の良いアンジーも、笑いながら「お風呂に入らなければ絶交よ!」と言って引いてしまいました。

このシーンは、読者からとても好評を得たといいます。アニメでもこのシーンに大笑いする視聴者が多かったようです。汚いけど全身モザイクまみれなのがアニメでもウケたのでしょう。ヒグラシ襲撃の時のアンジーは、チャロとはぐれた後、ケンチョと蔵杉のバトルと、うんちまみれになったケンチョを見守りました。それは、アンジーにとって忘れられない一日となったでしょう。

ネタバレ③アンジーとケンチョの別れ

ヒグラシたちの襲撃事件の後、アンジーはケンチョに助けられ、勇気付けられました。その経験から、「ヒグラシみたいになってはいけない」と強く思うようになりました。アンジーは元気になり、ケンチョに対して「そっち持ってて!もっとしっかり!晩御飯までに終わんないよ!」と言いました。ケンチョはアンジーのいつもと違う態度に驚き、「なんかアンジー、すげーキャラ変わってね?」とコメントしました。

別れのイメージ

しかし、アンジーは「泣いてたって柵はできないからね!」と力強く答えました。アンジーはゾンビのせいでいつまでも泣きたくないと思っていました。そんな時に笑わせてくれた人がいたから、前に進めたんだと感謝の気持ちを伝えました。「ありがとう。『芸人』のお兄さん!」と言いました。そして、遂にケンチョ達が村を離れる時がやって来ました。

アンジーは、ベアトリクスの目の前でこっそりと涙を流しました。しかし、ケンチョに向かっては微笑みながら、「戻ってきたら見せてね!バカにしたりしないから!」と笑顔で言い、ケンチョを見送りました。セリフはちょっと変でしたが、「元気そうでいい感じだ」とアンジーは感じました。ケンチョのおかげで元気になったアンジーは、別れの時に人目を忍んでこっそり泣きながらも、微笑んでケンチョを見送ったのでした。

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ゾン100のアンジーの再登場はある?声優は?

アンジーのキャラの再登場はある?

漫画『ゾン100』でアンジー(杏樹)の再登場はあるのでしょうか?今のところ、『ゾン100』では、単行本7巻以降、アンジーは登場していません。新たにゾンビに噛まれても感染しない特異体質をもつ少女、イズナが登場したことで、ある意味で女性キャラクターの枠は埋まったと言えます。

こうした経緯を考慮すると、アンジーの再登場は期待できないかもしれません。女性キャラクターの枠がイズナで埋まり、長距離移動手段が壊滅した世界では、アンジーの再登場は難しいと考えられるのです。しかし、アニメ版で声優により声が付加されたアンジーのキャラがとても魅力的だったという感想もあり、彼女の再登場を期待する声は多いと考えられます。

往々にして、物語は常に予想外の展開を見せるものです。アンジーの再登場を期待するアニメファンの声が届けば、作者の創作にも影響を与え、彼女が再登場する可能性もゼロではないでしょう。物語の展開は読者の期待と作者の創造力によって決まる要素も大きいと考えられます。今後の『ゾン100』の展開に期待しましょう。

アンジーのアニメ声優

ここで、アニメ『ゾン100』でアンジー(杏樹)を演じた声優を紹介します。アニメ『ゾン100』でアンジーの声を担当したのは、女性声優の境葵乃です。彼女は、現在劇団ひまわりに所属する14歳の声優、俳優(子役)です。

声優としては、本作の他に、映画「ジェイコブと海の怪物」(メイジー・ブランブル役)、映画「スランバーランド」(Nemo役)、そしてゲーム「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- REUNION」(ユフィ・キサラギ役)に出演しています。

また、俳優としては、 NHK「ヒロイン誕生〜岸朝子編」で娘役を演じたほか、 マルコメの「料亭の味シリーズアニメCM『夏休みの思い出篇』」にも出演しています。彼女の特技はHIPHOPと日本舞踊で、映画『男はつらいよ』の寅さんの売り口上も得意としています。境葵乃は若手声優として活躍しており、今後の活動に注目が集まっています。

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ゾン100のアンジーに関する感想や評価

ここまで『ゾン100』のアンジー(杏樹)特集をお届けしてきましたが、最後にアンジー(杏樹)に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

アンジーの言葉は、泣いているだけでは何も解決しないという現実とそれを受け入れて前に進む勇気、つまり人間の強さを象徴していると言えるでしょう。また、投稿者の言うように、困難に立ち向かう強さや勇気は性別に関係なく、すべての人間が持っている可能性を示しているのかもしれません。

アニメ『ゾン100』最終話は、視聴者に強い印象を与えたようです。特に、アンジーとケンチョの別れはとても感動的なシーンに描かれていたといえるでしょう。その一方で、アキラたちが出会った人々が困難を乗り越えて生き抜いている姿が描かれたラストは、物語のテーマである「生きる力」を象徴しているのかもしれません。

『ゾン100』のアンジーに関する感想で多かったのが、彼女が可愛いということ、そして声優の声が好きというものでした。特に両親を亡くして沈んでいたアンジーが初めて笑った時の声は印象深かったようです。

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ゾン100のアンジーまとめ

この記事では、「ゾン100のアンジー(杏樹)は笑ったことがない?」と題して、ケンチョとの出会いと別れ、チャロなど家族のこと、そしてアニメ声優について解説してきました。

まとめのイメージ

アンジーは、ゾンビパンデミックで両親を失い、笑顔を忘れてしまった少女でした。家族は愛犬のチャロだけという彼女が出会ったのが、アキラの大学時代の親友・ケンチョでした。彼はアンジーを元気づけ、彼女の心を開き、笑顔を取り戻させるきっかけを作りました。

しかし、ヒグラシ達の襲撃事件が起こり、アンジーは再び困難な状況に直面します。彼女はケンチョと蔵杉のバトルを見守り、その中でケンチョが全裸で池に飛び込む姿を目の当たりにしました。それは、アンジーにとって忘れられない一日となりました。やがてケンチョが村を離れる時がやって来ました。ケンチョのおかげで元気になったアンジーは、別れの時に人目を忍んでこっそり泣きながらも、微笑んでケンチョを見送ったのでした。

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