【ゾン100】無人島編のあらすじをネタバレ！クルーザー編との繋がりは？

この記事では、人気漫画『ゾン100』の中から、シズカの告白など物語の新たな展開を見せる無人島編を特集します。ゾンビから逃げ、無人島に流れ着いたアキラとシズカの恋物語はどうなってしまうのでしょうか？これから、無人島編やクルーザー編のあらすじをネタバレ解説していきますが、まずはその前に『ゾン100』の作品情報をお届けしましょう。最初に『ゾン100』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『ゾン100』（ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜）は、原作：麻生羽呂と作画：高田康太郎による日本の漫画作品です。この作品は、2018年11月から小学館が発行する「月刊サンデーGX」で連載が開始されました。2023年9月現在で、電子版を含む単行本の総部数は125万部を超えています。

さらに、2023年にはテレビアニメが放映され、また実写映画版がNetflixで配信されるなど、メディアミックスとしての展開も行われています。

主人公の青年・天道輝は、ブラック企業に入社し、社畜とも言うべき過酷な生活を送っていました。しかし、ある日の朝、目を覚ますと街はゾンビであふれていました。この世の終わりを見た天道輝は、これで会社に行く必要がなくなったと感じ、喜びの声を上げます。そして、すぐさま「ゾンビになるまでに達成したい100のこと」というリストを作成し、そのリストに記載されたことを一つずつ達成しようと決心しました。

『ゾン100』の無人島編とはどのようなストーリーで、何巻の何話なのでしょうか？まず、『ゾン100』の無人島編をかいつまんで説明すると以下のようになります。は、主人公アキラが、しずか以外の女性と微妙な状況になるのですが、それをシズカに見つかってしまいます。その後、ゾンビから逃れるために海に飛び込み、無人島に漂着するというストーリーです。

次に、この『ゾン100』無人島編は単行本の何巻何話なのでしょうか？無人島編が何巻の何話か調査したところ、11巻の42話「クルーザーオブザデッド②」の終わりから、12巻の44話「デザートアイランドオブザデッド②」までだと判明しました。

『ゾン100』の無人島編が何巻の何話か判明したところで、ここからは無人島編のあらすじをネタバレ解説していきます。まず、クルーザー船にゾンビが大量に現れます。アキラはエリカと二人で裸の状態でいたのですが、それをシズカに目撃されてしまいます。その後、詰め寄ろうとしたシズカをゾンビが襲います。アキラはシズカを助けようとしますが、バランスを失ったアキラはシズカと一緒に海に飛び込みました。

その後、二人が気がつくと、無人島に漂着していました。人の気配が一切なく、人が住んでいた形跡もない島を見て、二人は無人島に流れ着いたことに気づきました。エリカの件で気まずさを感じた二人は、それぞれ別々の行動をとることにしました。

アキラは「ゾン100リスト」に「無人島で生活する」という項目を入れてあったため、無人島に漂着するとテンションがマックスに上がりました。しかし、シズカはまだ不機嫌な様子です。アキラは、エリカとの件が誤解だとシズカに説明しようとしましたが、「話を聞きたくない」とあっさり拒否されてしまいます。その結果、二人は別々に無人島でのサバイバルを始めることになりました。

シズカは島の位置や漂流物、生存に必要な物資に気を配り、サバイバルの準備に精を出します。一方、アキラは無人島での自由を心ゆくまで楽しんでいました。危機感に満ちたシズカに対して、アキラは何事も気にしていないようでした。のんびりしたアキラの態度はシズカをイライラさせました。

さらに、アキラが魚を捕ろうと海に泳ぎに行くと、その様子を見たシズカは遊んでいると誤解してしまいます。その後も、アキラが木の枝と木の板をこすって火を起こそうと懸命になっている後ろ姿を見て、シズカはあらぬ誤解を抱いてしまうのでした。

理性的なシズカとお気楽なアキラ、二人はまったく違う性格をしています。そんなシズカがアキラに告白するなどということが起こり得るのでしょうか？以前、コンビニでビールを持ち出そうとしたアキラに対して、シズカは「リスクを考えない人とは無理」とキッパリと言い、突き放しました。このような二人ですから、「どこまで関係が悪化するのか？」「大丈夫か？」と、読者はヤキモキしたことでしょう。

怒りに任せていたシズカは突然、「でも、なんでこんなに怒ってるの？」と自分を落ち着かせます。シズカは一人で海辺に座り、これまでのアキラとの出来事を思い出しながら、なぜアキラの行動にこんなに振り回されて怒るのかを考えます。そして、ついに自分がアキラに対して抱いている好意に気づきます。アキラがエリカと一緒にいるのを見て嫉妬したのです。ここで告白の気持ちが芽生えたのかもしれません。

自分の感情に気づいたシズカがアキラのところに戻ると、アキラはシズカが集めた漂流物で火を起こし、食料も手に入れていました。サバイバルの食事問題が解決し、少し安心したアキラとシズカは、久しぶりに食事をしながら、落ち着いて話をしました。アキラは、君の笑顔を見れてうれしいとシズカに伝えます。シズカの中でアキラに告白する気分が醸成されていきました。

シズカは、自分が気づいたばかりの感情を、アキラだと思われる人影に向けて告白します。「あなたのことが、好きみたいなのよ」と告白したのです。しかし、アキラからの返答はなく、焦ったシズカは告白した人影を覗き込みます。すると、そのシズカが告白した人影はアキラではなく、何とジョージゾンビだったのでした。この意外な展開を見せる「シズカの告白」が何話かというと、12巻の43話・44話となります。

シズカの告白をかき消すように、ジョージゾンビをはじめとするゾンビたちが次々と海岸から現れました。シズカとアキラはゾンビの大群に追い詰められていきました。アキラは、シズカを連れてウサギが逃げ込んだ穴に避難します。何とかゾンビの大群をかわすことができた二人は、そのままウサギの後を追って、穴の奥深くへと進みます。穴を抜けた先には、ジョージたちが遊びで使っていた秘密基地が広がっていました。

 アキラとシズカは、ジョージが無人島の秘密基地エリアをワクチン研究者に貸していた話を思い出しました。そしてこの場所にはワクチン研究者に関する手掛かりがあるかもしれないと考え、それを探し始めました。すると、一冊の手帳が見つかり、表紙には「ゾンビになる前にやりたいこと」と書かれていました。

この手帳は、ワクチン研究者の日誌であることが判明しました。そこには、ワクチンの開発に向けて、ゾンビに噛まれても発症しなかった抗体保持者と共に福岡の製薬会社の研究施設に向かった経緯が記されていました。そこにケンチョがクルーザーに乗ってやって来ます。アキラたちはクルーザーに乗り込み、次なる目的地。福岡に向けて出発しました。また、このシーンが何話かというと、12巻44話となります。

『ゾン100』のクルーザー編は、この作品においては珍しく、色っぽいエピソードが多く含まれています。そのエピソードから物語は進行し、先に説明した無人島編につながります。何話かというと無人島編が11巻42話からですから、その前のエピソードとなります。

クルーザー編では、物語の中で大きな転換点となるエピソードで、アキラとシズカの関係や二人が直面する新たな課題を描いています。クルーザー編と無人島編の両方とも、アキラとシズカの恋愛の進展にとって重要なエピソードと言えるでしょう。

「ゾンビになる前にやりたい100のことリスト」に従って、アキラは仲間たちと日本一周の旅を楽しんでいました。四国ではお遍路さんを巡り、広島尾道の海岸ではのんびりと過ごしていました。そこに、豪華なクルーザーが現れました。中からは、日焼けしたチョイ悪オヤジ風の元IT企業社長ジョージが、ビキニ姿のお姉さんを連れて登場します。

アキラ一行の女好き代表のケンチョは、ジョージのクルーザーに参加することに興奮を覚えていました。お姉さんたちと楽しめそうだったからです。ジョージはアキラたちが探しているゾンビ化ウイルスのワクチン研究者の情報を持っているようだったので、アキラ一行はクルーザーに乗船することを決めます。クルーザーの中では、たくさんのパリピたちが半裸やマイクロビキニでパーティーを楽しんでいました。

『ゾン100』のヒロインである三日月閑（シズカ）とベアトリクスは、このパリピ環境に引いてしまいます。一方、ケンチョはすぐにクルーザーメンバーと打ち解け、ブラック企業でしか働いたことのないアキラや、ギャンブル好きのタケミナも戸惑いつつも楽しんでいる様子です。

クルーザーのオープンな雰囲気に心を揺さぶられ、「アキラとシズカの関係も進展するのでは？」と期待が高まりました。しかし、その思いが打ち砕かれる瞬間が訪れました。クルーザーメンバーのエリカがシズカの目の前で、アキラを色仕掛けで誘惑し、その場が気まずくなってしまったのです。そんな状況の中、ゾンビものの定番、「開かずの部屋を無理やり開けたら中にいたゾンビに襲われる」事件が発生しました。

クルーザーの乗客も、アキラたちもゾンビから逃げ惑っていました。アキラが避難した部屋には、エリカが潜んでいました。お互いがゾンビに噛まれていないことを証明するため、エリカとアキラは全裸になって身体検査を受けます。この緊迫した密室で、エリカはアキラにますます猛烈な誘惑をかけます。しかし、アキラの心は既に別の人に傾いており、エリカの誘いを断ります。そこに、アキラを探しに来たシズカが現れました。

全裸の二人を目撃したシズカはすっかり誤解し、激怒してしまいます。アキラは必死に説明しようとしますが、シズカは怒り心頭で理解しようとしません。その時、シズカの背後からゾンビ化したジョージが襲い掛かってきました。アキラはシズカを守ろうとし、二人は海へと落ちていくのでした。

『ゾン100』のメインキャラクター、シズカ（三日月閑）は最後に死亡してしまうのでしょうか？結論から言いますと、シズカは死亡してません。ただし、ゾンビに噛まれて生死の境をさまよったことはありました。それが何話かというと、12巻46話になります。しかし、後に説明するように、血清の助けを借りてゾンビ化を免れ、生き延びました。その後、彼女はアキラたちと一緒に旅を続けています。

シズカは、福岡の研究施設に到着する直前にゾンビに襲われてしまいます。研究所に入る前にアキラと会話をしていたのですが、近くの車にいたゾンビの攻撃を受けます。アキラの助けで一命を取り留めますが、ゾンビに噛まれてしまっていました。この時、アキラはシズカが自分にとって大切な人だと気づきます。シズカを救うために、ツルさんが血清の作成を試みます。

シズカを救うために、ゾンビに噛まれてもゾンビ化しないイズナの血液から血清を作る試みが始まりました。血清を投与されたシズカは、ゾンビ化を免れ回復に向かいます。しかし、血清は何度も効果があるわけではなく、今後ゾンビに噛まれた場合はゾンビ化してしまう可能性があります。また、血清はワクチンではないのでゾンビ問題の根本的な解決にはなりませんが、人類にとっては大きな進歩でした。

ここまで『ゾン100』の無人島編のあらすじのネタバレ解説を中心にお届けしてきましたが、最後に『ゾン100』無人島編に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

おそらく『ゾン100』の無人島編を読んだ方の感想でしょう。無人島によるサバイバル生活は、実際には食料の調達など困難が多いのでしょうが、作品がそれよりも現代社会の忙しさから離れ自然と向き合う生活へのロマンを強く感じさせているのかもしれません。

こちらのツイートでは「作者のセンスが凄い」と絶賛しています。物語の展開やキャラクターの描写、そしてユーモラスな要素など、読者を引きつける面白い要素がたくさん詰まっているのでしょう。

アキラとシズカのやり取りを見て「悩ましく」感じたとのことですが、作者がキャラクター間の関係性や感情の変化を巧みに描き出しており、それが読者に深い印象を与えていると言えるでしょう。

この記事では、『ゾン100』のシズカの告白など無人島編のあらすじをネタバレ解説し、また、無人島編が単行本の何巻・何話なのかやクルーザー編とのつながりについても考察してきました。

この記事で紹介した「無人島編」が何話から何話までなのかと言うと、『ゾン100』11巻42話から12巻44話までになります。また、無人島編では、シズカの告白などが描かれており、アキラとシズカの恋愛の進展にとって重要なエピソードと言えるでしょう。