【陰の実力者になりたくて！】ゼノン・グリフィは最後死亡する？正体や目的をネタバレ

ゼノン・グリフィは、『陰の実力者になりたくて！（陰実）』に登場する敵キャラです。初めは正体を隠していましたが、後に本性を現しました。本記事では、陰の実力者になりたくて！のゼノン・グリフィとはどういうキャラか、詳しく解説します。ゼノン・グリフィの正体や最後についてまとめてあるため、ぜひ参考にしてください。

陰の実力者になりたくて！（陰実）は、逢沢大介さんによるライトノベルです。「小説家になろう」で連載が始まり、その後書籍化されました。陰の実力者になりたくて！は、2023年2月時点で累計発行部数が400万部を超しています。漫画版は、KADOKAWAの月刊コンプエースで連載されています。陰の実力者になりたくて！はテレビアニメにもなり、第1期と第2期が放送されました。

幼い頃から陰の実力者になることを目指していた影野実は、人知れず修行を重ねてきました。高校3年生のときにトラックにひかれた影野は、異世界でシド・カゲノーとして転生します。念願の魔力を手に入れたシドは、異世界で陰の実力者ごっこを楽しむのでした。

陰の実力者になりたくて！（陰実）のゼノン・グリフィは、王都ミドガル魔剣士学園の先生として登場します。金髪イケメンの28歳で、女生徒から非常に人気がある先生です。王都ブシン流という流派を広めた1人で、国の剣術指南役として活躍しています。魔剣士学園でも生徒たちに剣術を教えており、王都ブシン流の最上位クラスの顧問を受け持っています。

陰の実力者になりたくて！（陰実）の序盤から登場したゼノン・グリフィは、最後は死亡という形で早々に退場しました。ゼノン・グリフィはどのようにして死亡したのか、最後のシーンを詳しく見ていきましょう。ある日、学園から1人で帰ったアレクシアは、何者かに拐われます。そして、気がついたときには鎖に繋がれ、薄暗い部屋で監禁されていました。

誘拐犯は魔神を蘇らせるため、アレクシアの体内を流れる王族の血を欲していたのです。アレクシアは騒動に紛れて監禁部屋を抜け出し、そこでゼノン・グリフィと遭遇しました。ゼノン・グリフィが誘拐犯の一味だと知ったアレクシアは、剣をかまえて向かっていきます。しかし、アレクシアの剣技では、ゼノン・グリフィに勝つことはできませんでした。

アレクシアが勝ちを諦めたとき、ゼノン・グリフィの背後からシャドウが現れます。2人は戦闘となり、ゼノン・グリフィは自分の力がまるで通じないことに愕然とします。そして、懐から赤い錠剤を取り出すと、それを飲んで覚醒状態になりました。覚醒状態となったゼノン・グリフィは圧倒的なまで力を見せつけましたが、シャドウはまるで動じません。

ゼノン・グリフィが覚醒した程度の力では、シャドウの足元にも及ばなかったのです。シャドウは最強とはどのようなものかを見せるため、奥義の「アイ・アム・アトミック」を発動しました。その瞬間、シャドウを中心に核爆発が起き、ゼノン・グリフィは跡形も残らず消え去ります。ゼノン・グリフィの最後は、シャドウの究極奥義による死亡でした。

学園では良い先生として知られていたゼノン・グリフィは、裏の顔を持つ人物でした。ゼノン・グリフィの正体は、ディアボロス教団の一員です。ディアボロス教団では貢献度によって地位が代わり、幹部クラスになると「ラウンズ」を名乗ることができます。

ラウンズになれるのは12人で、ゼノン・グリフィはラウンズの12席目に着くことを目的としていました。ゼノン・グリフィは魔神を復活させて手柄をあげ、ラウンズの地位を得ようとしたのです。しかし、シャドウたちの介入により計画は頓挫し、ゼノン・グリフィの目的が果たされることはありませんでした。

陰の実力者になりたくて！（陰実）のゼノン・グリフィとアレクシアは、学園の先生と生徒という師弟関係にあります。また、ゼノン・グリフィはアレクシアの先生というだけでなく、彼女の婚約者候補でもありました。ゼノン・グリフィは魔神を蘇らせるため、アレクシアを必要としていました。そのために良い先生を演じ続け、アレクシアの信用を得ようとしたのです。

アレクシアはゼノン・グリフィの正体には気づきませんでしたが、彼にどこか胡散臭いものを感じていました。アレクシアはゼノン・グリフィをひどく嫌い、彼との婚約を白紙に戻そうとします。そこでシドに恋人のフリをしてもらい、ゼノン・グリフィに2人の仲を見せつけることにしました。思うように計画が進まないことに焦れたゼノン・グリフィは、アレクシアを誘拐するという強硬手段に出たのでした。

陰の実力者になりたくて！（陰実）のアニメでは、3話からゼノン・グリフィが登場します。アニメでゼノン・グリフィの声を担当したのは、声優の松風雅也さんです。ゼノン・グリフィ役の松風雅也さんとは、どのような声優でしょうか？ここでは、松風雅也さんのプロフィール詳細や、過去の出演作などを紹介します。

松風雅也さんは、1976年9月9日生まれの声優です。福島県生まれの東京都育ちで、血液型はO型です。松風雅也さんは声優としてだけでなく、俳優やDJ、ラジオパーソナリティなど、幅広い分野で活躍しています。ビッグアップルやヴァロック・ワークスなどの事務所を経て、2011年からは青二プロダクションの所属となりました。

趣味は日曜大工や銀細工などで、芸能界に入る前は塗装工として働いていました。特技にはギターやスノーボード、剣道などを上げています。また、大型二輪や小型船舶など、20種類以上の資格を持っています。

松風雅也さんは、『KAIKANフレーズ』の大河内咲也役で声優デビューを果たしました。その後、『ポケットモンスター』のマツバ、『DEAR BOYS』の藤原拓弥、『地獄少女』の一目連、『桜蘭高校ホスト部』の鳳鏡夜などを演じてきました。他にも、『のだめカンタービレ』の黒木泰則、『DATH NOTE』の魅上照、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のガエリオ・ボードウィン、『斉木楠雄のΨ難』の才虎芽斗吏などの役を担当しています。

陰の実力者になりたくて！（陰実）のゼノン・グリフィは、最初は正体を隠して良い人を演じていました。そのため、読者やアニメ視聴者の中には、ゼノン・グリフィの正体を見抜けなかった人もいたようです。ゼノン・グリフィがアレクシア誘拐事件の黒幕であったことに、驚きの声が上がっていました。

陰の実力者になりたくて！（陰実）のゼノン・グリフィは、正体を現した後シャドウと戦闘になります。ゼノン・グリフィはシャドウの強さに手も足も出ず、教団が開発した薬によって体を強化しました。しかし、まるで化け物のような見た目になったにも関わらず、シャドウによってあっさりと倒されます。シャドウの強さが圧倒的であったため、ゼノン・グリフィが小物であると感じた人もいました。

陰の実力者になりたくて！（陰実）のアニメには、ゼノン・グリフィの声優に関する感想も寄せられています。ゼノン・グリフィは始め爽やかな好青年らしい声をしていましたが、シャドウとの戦闘で悪役然とした迫力のある声になりました。この演じ分けに、声優の凄さを感じた人もいたようです。

陰の実力者になりたくて！（陰実）のゼノン・グリフィの正体や目的、最後についてまとめました。ゼノン・グリフィは序盤の黒幕として活躍しましたが、最後はシャドウの奥義で死亡しました。陰の実力者になりたくて！では、それまでディアボロス教団に関する詳しい描写はありませんでした。

しかし、ゼノン・グリフィが登場したことによって、ディアボロス教団の内部事情が少しだけ明らかになりました。ゼノン・グリフィの存在は、ディアボロス教団の異常性を示すために必要だったといえるでしょう。