【センチメンタル キス】ネタバレあらすじと感想！女子大生×年下男子の恋愛漫画

こちらの記事で紹介する漫画作品『センチメンタル キス』は、漫画雑誌・マーガレットにて連載中の少女漫画です。作者は漫画家の小森みっこ先生で、2020年に発行されたマーガレットの10.11合併号に、センチメンタル キスの漫画第1話が掲載されました。2024年3月時点では、第10巻までセンチメンタル キスの単行本が刊行されています。

人気の少女漫画・センチメンタル キスの見どころを、読者の感想から紹介します。センチメンタル キスの漫画を読んだ人の感想では、作品の見どころについて「いつも物静かな日和が、佑菜の前だと年下男子らしい顔を見せるのがキュンとする」「佑菜、日和、亜蘭の三角関係がどうなるのか気になる」という声が寄せられています。

こちらの項目からは、センチメンタル キスのあらすじを紹介します。センチメンタル キスの漫画第1巻では、イベント会場でナンパ師の魔の手にかかりそうになっていた妹を女子大生・佑菜が助けようとします。しかし、遊んでいるところに水を差された妹は、「私を心配してるわけじゃない。いい子ぶって」と反論しました。

その一言に怒った佑菜は、ナンパ師が妹に飲ませようとしていた酒を一気飲みしてしまいます。そのとき、警察が見回りをしているという情報がイベント会場内に広まります。会場内にいた人々はすぐにその場から逃げますが、酒が回ってきた佑菜は立ち上がれません。すると、「こっち」と言って佑菜を引き寄せる者が現れます。

センチメンタル キスの第2巻では、1巻で佑菜を助けてくれた男子高校生・日和が、佑菜への恋心を自覚し、行動に移します。佑菜の連絡先を聞きそびれた日和は、どうにかして彼女と接点を持ちたいと考えていました。そして、ある日2人は街で偶然再会します。日和に会った佑菜は、バイト先のテーマパークのチケットを日和にあげます。そして後日、日和は佑菜に会うため、彼女のバイト先のテーマパークにやってきます。

佑菜に告白してフラれた日和ですが、センチメンタル キス第3巻では佑菜の危機にかけつける姿を見せました。親友の恭子に誘われた合コンに参加させられた佑菜は、そこである男性から執拗に詰め寄られます。トイレに逃げ込み、日和へ返信していると、先程の男性がトイレにまでやってきました。佑菜の身の危険を感じ、合コン会場にかけつける日和ですが、そこに佑菜と、彼女を助け出した佑菜の幼なじみ・亜蘭の姿がありました。

センチメンタル キスの第4巻で、佑菜が日和の高校の文化祭に訪れたことで、後日出かける約束を取り付けました。その後のセンチメンタル キス第5巻では、佑菜が日和の愛犬・獅子丸と初対面します。佑菜は獅子丸を見て、昔飼っていたある柴犬との悲しい過去を思い出すのでした。

センチメンタル キス第5巻では、恋人達の一大イベント・クリスマスの様子が描かれています。佑菜と親しくなってきた日和は、クリスマスに会いたいと佑菜を誘います。昼間なら会えると言われ楽しみにしていた日和ですが、その日、剣道の大会があることを日和は忘れていました。

デートは出来なかったものの、佑菜に貰ったタオルを手に奮闘し、日和は優勝することができました。佑菜から祝いのメッセージを受け取った日和は、その嬉しさが抑えきれず、直接佑菜に会おうと彼女の元へ向かいます。

センチメンタル キス第5巻では剣道の試合の優勝者となり喜んでいた日和ですが、佑菜がそのことを亜蘭に話していたことを知り、嫉妬から佑菜を避けるようになってしまいます。しかし、佑菜が試合の応援に来てくれたことで、感情があふれ出し、日和は佑菜を抱きしめます。一見すると、そのハグをなんとも思っていないような素振りを見せた佑菜ですが、その出来事をきっかけに、日和への気持ちを自覚するようになるのでした。

センチメンタル キス第6巻のハグによって、佑菜も日和に対しての恋心を自覚するようになりました。しかし、センチメンタル キス7巻で、亜蘭が佑菜を抱きしめているところを日和が目撃してしまいます。自分の誕生日に母親から冷たい言葉を吐かれた佑菜は、公園にやってきました。公園に来る前に佑菜は亜蘭と電話をしており、亜蘭は佑菜の異変に気づきます。

そして、心配した亜蘭は「今どこにいる？」と聞き、佑菜の元にやってきました。酒によったふりをして明るく振る舞う佑菜ですが、亜蘭はそれを見透かしており、佑菜を優しく抱きしめます。その亜蘭の優しさに、佑菜は涙を流しながらハグを受け入れます。

亜蘭は、これまでのセンチメンタル キスの物語で、佑菜の良き友人として接してきました。しかし、センチメンタル キス第9巻でその関係性が変化します。ある日、亜蘭は日和とばったり出会います。すると、日和が佑菜のことを好きだと宣言し、「佑菜のことをどう思っているのか？」と聞いてきました。その日和の気持ちを知って焦ったのか、亜蘭はその後、日和の大会の応援に行く佑菜を引き留め、彼女にキスをします。

センチメンタル キスの主人公で、大学2年生の20歳です。父親を幼い頃に亡くしており、母と妹の3人で生活しています。明るくしっかり者で、責任感が強く、生活を稼ぐために複数のアルバイトをしています。年下の高校生ということもあり、日和のことは恋愛対象としてみていなかったものの、何度にもわたるアプローチを受け、気持ちが傾き始めます。

高校2年生の男の子で、実家が剣道場ということもあり、剣道の選手として活躍しています。あるイベント会場で酒に酔った佑菜を助けたことから、彼女に恋心を寄せるようになりました。感情を顔に出すのが苦手でクールな人物に見られがちですが、佑菜のことになると年齢相応の姿を見せます。

佑菜の幼なじみで、同じ大学に通っています。学年は3年ですが、何かと佑菜のことを気遣っており、いざというときには駆けつけます。小学生の頃、家庭が荒れていたときに佑菜に助けられたことから、佑菜や彼女のことを大切に思っています。高身長のイケメンで愛想も良い人物ですが、腹黒な一面持っており、佑菜からは「外面がいい」と言われています。

佑菜と同じ大学に通う、もう1人の幼なじみです。学年も佑菜と一緒で、佑菜とは仲の良い親友です。お嬢様のような優しげな見た目をしていながら、時折見せる毒舌家の一面が印象的なキャラクターです。日和の佑菜に対する純粋な気持ちを応援しています。

明るく人なつっこい性格の日和の友人です。お調子者と思われがちですが、観察力が高く、気配りが上手い一面を見せています。日和が佑菜に好意を寄せていることに気が付いており、恋が実るように応援しています。佑菜とも面識があり、佑菜からは「日和の友人で良い子」と認識されています。

中学の教師を務めており、佑菜が幼い時に夫を失っていることや、仕事が忙しいことから、家事を佑菜に任せきりにしていることを気に掛けています。佑菜には「長女だから」という理由で厳しく接することが多く、佑菜とのすれ違いの原因となっています。

佑菜の妹で、中学生の女の子です。反抗期もあり、母親や姉の佑菜に対する態度がキツい傾向にあります。しかし、2人に対して悪い感情を持っているわけではなく、家族仲は悪くはないようです。派手なメイクや遊びを好み、夜中に出歩くなど、危ない行動を取ることも少なくないため、佑菜の悩みの種の1つとなっています。

こちらの項目では、センチメンタル キスを読んだ人の感想を紹介します。まずはセンチメンタル キスのメインキャラクター・日和に対する感想です。こちらのかたは、日和のことを「大型犬みたいな性格や、剣道を頑張る姿が素敵」とコメントされています。

こちらのかたは、センチメンタル キスを読んで「こんな楽しい漫画が増えてくれると嬉しい」とポストされています。センチメンタル キスの作者・小森みっこ先生の前作・僕に花のメランコリーは主人公が辛い立場にあったため、「センチメンタル キスの明るい雰囲気が嬉しい」という感想を持つ読者が多いようです。

こちらのかたは、「少女漫画好きな人はセンチメンタル キスにハマりそう」という感想を述べられています。センチメンタル キスは、主人公の佑菜と日和の距離感が近すぎず遠すぎないところや、亜蘭との三角関係といった、少女漫画の王道設定が見どころの作品です。クセのある展開の少女漫画に疲れた人は、センチメンタル キスを楽しめるかもしれません。

以上、センチメンタル キスの漫画あらすじや感想を、ネタバレを交えて紹介してきました。センチメンタル キスは、しっかり者の女子大生と、一見クールだけど本当は犬のようなかわいい年下男子との恋愛を描いた作品です。2024年3月時点では、第10巻まで単行本が発売されているので、気になった人は手に取ってみてはいかがでしょうか？