【夜明けを乞うけものたち】ネタバレあらすじと感想・評価！神崎の秘密とは？

「夜明けを乞うけものたち」は、2023年1月より漫画アプリ「マンガPark」にて、配信開始された作品です。切ない恋心と秘密が絡み合うファンタジー＆ミステリーの物語となっています。単行本の既刊は1巻で、2巻は2024年4月19日の出版予定です。本作は「まんが王国」や「Amebaマンガ」などの電子書籍サイトでも、楽しめるようになっています。

夜明けを乞うけものたちの作者は堤翔先生です。堤翔先生の代表作は、白泉社「花とゆめ」にて2018年7～9号まで短期連載された「フラレガール」となっています。読者からの人気を博し、連載終了後も続編が掲載されました。夜明けを乞うけものたちも、堤翔先生の繊細な絵と笑いのセンス、男女の絡み方が良いと高評価を得ています。

夜明けを乞うけものたちの主人公である絶背藍（ぜつぜあい）は、変異種の1人です。変異種とは、体に変異した部位を持っている人物で、世界の200人に1人ほどの割合で存在します。藍はヒト科変異種五級で、等級の低い変異種です。そのため、見た目は人間とほぼ同じ容姿をしています。藍は両手のひらに口があり、目立たないように手袋をつけていました。

藍は人間だと思っていた神崎葉鳥に片想いをしています。ところが、彼女の正体も異変種だったことが判明したのです。同じ異変種ならチャンスがあるかもしれないと、藍は神崎に告白しました。すると、神崎は「付き合うことはできないけれど、体だけの関係ならOK」と答えます。

藍は会社の先輩である神崎と、セフレの関係になりました。食事へは一緒に行かない、お互いの部屋へは行かない、キスもしないなど、彼女はさまざまな条件を出します。藍は神崎とカップルのように付き合いたかったため、非常に不満でした。

ある日、藍は黒川小次郎という神崎の幼馴染から声をかけられます。黒川は不機嫌そうに「あいつを振り回すんじゃねぇぞ」と言いました。その後、彼に対しての嫉妬心もあってか、藍はもやもやした気分になります。黒川は神崎へ「大丈夫なのか？」と心配そうに尋ねます。彼女は藍には言えない秘密があるようです。

夜明けを乞うけものたちの漫画3話ネタバレは、神崎も藍に好意を寄せていたことが明らかになります。当初はただのかわいい後輩と感じていたのが、共に過ごすうちに恋愛感情へ変わっていきました。彼と体だけの関係になった神崎は、「もっと私に夢中になってほしい」と胸が苦しくなります。

しかし、そのような感情を自分は持つべきではない、気持ちが抑えられなくなる前に、藍から離れようと思いました。そして、以前のように先輩と後輩の関係であればと、長く一緒にいられただろうと後悔します。

夜明けを乞うけものたちの漫画4話ネタバレでは、神崎の秘密が明かされます。ある日、藍と神崎の元へ、変異種研究機関から重要メールが届きました。二人が危険行為をしているという内容でしたが、藍は身に覚えがなく何のことか分かりません。

研究機関の所長と副所長に呼び出された彼は、1級異変種の神崎と体の関係を持つのは危険だと警告を受けました。そして、実は神崎の唾液には、毒が含まれていることも判明します。彼女がこれまで藍とキスをしなかったのも、唾液の毒が原因でした。このまま神崎と関係をもつのならば、逮捕されることを所長から告げられます。

夜明けを乞うけものたちの神崎は、藍と別れたくないと所長に言いました。所長は毒が効かなければ、関係をもっても構わないと答えます。もしも、藍に毒が効かないのであれば、体の関係も危険行為ではなく普通の愛情表現になると説明を受けました。

毒が藍にどう影響するのか調べるために、ある実験を提案されます。それは、藍の両手のひらにある口で、神崎とキスをするということでした。しかし、神崎はこの実験に反対します。なぜなら、彼女は過去にキスをした相手を傷つけた経験があったからです。

研究機関にある部屋の中で、藍と神崎は実験として性行為を始めました。神崎の持つ毒の効能を調べるため、藍の手のひらにある口が彼女にキスをします。興奮すると毒が出てしまう神崎は冷静になろうとしますが、藍からキスをされて取り乱しました。そのまま彼女は気を失います。次に目が覚めたとき、すぐに藍が大丈夫なのか心配しました。しかし、藍の手のひらの口には、毒が効かなかったそうです。

夜明けを乞うけものたちの漫画7話ネタバレでは、黒川小次郎がずっと神崎の行動を監視していることが明かされます。藍には神崎の毒が効かなかったことで、この件についての逮捕は免れました。これまでは体の関係だけで付き合ってきた2人でしたが、少しずつ恋人として意識しだします。しかし、神崎はまだ何か秘密を隠している様子です。どうしても藍に打ち明けられる勇気が湧きません。

夜明けを乞うけものたちの漫画7話ネタバレでは、強力な異変種を持った沼田社長が登場します。取引先の沼田社長は記憶を消せる力を持っていますが、周りには秘密にしているそうです。強力な異変種を持つ者は、限られた人にしか自身の能力を明かせないという事実も発覚します。神崎も本当の力をまだ隠しているのでしょう。彼女は藍に対してすぐに答えを出せないけれど、今の素直な気持ちを伝えたいと思うのでした。

沼田社長を含めた飲み会が終わり、藍は酔いつぶれた神崎を家まで送ることになります。彼女の自宅周辺には、多くの異変種が住んでいるため、藍が適任ということでした。神崎の記憶はぼやーっとしており、飲み会でのことは何も思い出せないまま帰宅します。しかし、藍の記憶はハッキリしており、「なぜ俺の記憶は消えてないんだ」と不思議な気持ちになりました。強力な沼田社長の能力も、藍には効かなかったのです。

夜明けを乞うけものたちの藍は、最近ぼーっと考え込んでいていつもと様子が違います。自分の唾液から猛毒が出るため、キスすることが怖いのだろうかと、神崎は考えました。しばらくすると、藍は「神崎さんは多くの秘密を持っていると言ってましたね。それがどうしても気になって…」と告げます。自分とキスすることを藍が思い悩んでいるのではないと知り、彼女はほっとしました。

そして、自分の秘密を少しだけ打ち明けようと思います。神崎は毒が出るのを抑制する薬を飲んでいるため、副作用で味覚を失ったことを伝えました。秘密を打ち明けてくれありがとうと、藍は彼女に言います。しかし、彼女は薬を飲む前の時期について話すことを避けているようだと、藍はまた悩むのでした。

夜明けを乞うけものたちは、シリアス要素を盛り込んだエロスなストーリーが特徴の漫画作品です。主人公の男性の両手のひらには、口がついています。彼は3つの口を使ってヒロインの神崎と性交渉ができるのです。藍が3つの口と舌でどのように神崎を悦ばせていくのかも、見どころの1つとなっています。本作は大人の作風かつ変異種というユニークな設定が、非常に面白いと感想や評価が上がっていました。

夜明けを乞うけものたちの漫画の最終回は、どのような結末を迎えるのでしょうか？ネタバレでは、神崎の唾液から「毒」が出るとされていましたが、違う可能性も出てきました。藍とキスをしても毒が出なかったことは、伏線だったのかもしれません。

変異種研究所はまだ2人の動向を探っている状態ですが、最後は解放されてハッピーエンドとなる可能性が高いです。とはいえ、神崎の本心や隠された秘密、新たな変異種の登場などまだ多くの謎があり、今後の展開から目が離せません。

夜明けを乞うけものたちの漫画は、絵が綺麗だという感想と評価が多くありました。また、主人公の絶背藍がカッコよくて色っぽい、ヒロイン神崎のスタイルがよいという感想も上がっています。本作は最高のエロスだと評価する人もいました。

夜明けを乞うけものたちの漫画が、言葉にできないほど最高だという感想と評価があります。クールでイケメンリーマンの主人公は、両手のひらに口があるというエッチな設定が良いという感想も上がっていました。フラレガールの漫画家の作品で期待して読んだところ、予想通り面白かったという感想と評価もあります。

夜明けを乞うけものたちの漫画は、異変種と人間が共存する世界観が好きだという感想が上がっています。流行りのシンデレラストーリーが苦手だったが、本作はシリアスな部分も盛り込んでいて好きな作品だったという感想や評価もありました。

夜明けを乞うけものたちは、異変種の者同士が体だけの関係から、徐々に恋愛へと変わっていく様子を描いた漫画作品です。多くの秘密を持った神崎は、物語が進むにつれて藍への想いを強くしていきます。二人がどのようにして壁を乗り越えていくのか、夜明けを乞うけものたちの今後の展開に注目していきましょう。