フラジャイルをネタバレ解説！ドラマ化もした人気医療漫画のあらすじと登場人物は？

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」のあらすじのネタバレや、ドラマ「フラジャイル」について、登場人物や見どころを深堀りする前に、「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の作品情報を紹介します。

漫画作品情報

• 作品名：フラジャイル 病理医岸京一郎の所見
• 原作・原案：草水敏（くさみずびん）
• 作画：恵三朗（めぐみさぶろう）
• ジャンル：医療漫画
• 掲載誌：月刊アフタヌーン
• 発表号：2014年8月号〜

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見（フラジャイルびょうりいきしけいいちろうのしょけん）」は、月刊アフタヌーンの2014年8月号から連載されている医療漫画です。「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」は、2016年に、実写ドラマ化され、話題を集めました。ドラマ放送後の2018年には、第42回講談社漫画賞一般部門を受賞した人気医療漫画です。

ドラマ作品情報

• 作品名：フラジャイル
• 原作：草水敏、恵三朗
• 脚本：橋部敦子
• 放送局：フジテレビ系列
• 放送期間：2016年1月〜3月

ドラマ「フラジャイル」は、漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」を原作にした実写作品です。ドラマ「フラジャイル」は、2016年にフジテレビの水曜10時枠に長瀬智也主演で放送されました。漫画のみならずドラマも人気を獲得し、「面白い」といった感想が多く上がっている人気実写ドラマです。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の用語についても、ネタバレしていきましょう。壮望会第一総合病院（そうぼうかいだいいちそうごうびょういん）は、主人公の岸京一郎や宮崎が勤務している総合病院です。壮望会第一総合病院は、経営状況が芳しく無く、経営コンサルタントに経営改革を依頼しています。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の用語の2つ目が、「病理科」です。病理科とは、病理医が、患者のデータを元に、病名や治療方針を診断する科であり、主人公の岸が勤務する部署です。患者を直接診察することがなく、先入観などを持たないため、公平に診断することが出来ると言われています。そのため、病理医は、海外では「ドクターズドクター」と呼ばれています。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の用語の3つ目が、「臨床検査技師」です。臨床検査技師は、診断を行うための検査をする技師です。医師ではないため診断をすることは出来ませんが、医師の仕事を補佐しています。「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」のキャラクターでは、森井久志が臨床検査技師です。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の用語の4つ目が、「カンファ」です。カンファとは、カンファレンス（会議・協議）の略語。漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」では、患者の治療方針を決定するための場として登場することが多いです。岸は、臨床医とカンファで対立することが多く、病院では「カンファ荒らし」と呼ばれています。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の用語などをネタバレしたところで、あらすじについてもネタバレしていきましょう。まずは、漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」1〜5巻のあらすじをネタバレします。主人公の岸京一郎は、壮望会第一総合病院で働く病理医です。病理医は日本ではまだ珍しいですが、岸の腕前は一流で、的確に患者の病気の原因を診断していきます。

岸は、仕事を完璧にこなす優秀な人物ですが、正論を叩きつけ、相手が間違っていれば痛烈な批判も厭わないといった、毒舌かつ偏屈な人物です。岸は、常に「患者のためになること」を考えて仕事をしていますが、態度が横柄なため、部下がすぐに辞めてしまいます。そのため、岸の部下は臨床検査技師の森井のみです。岸は、他の医者からも煙たがられていましたが、ある日、神経内科から病理科に医師が転科してきます。

病理科に転科してきた宮崎は、岸の診断や毅然たる態度に魅了され、「岸の下で勉強したい」とやってきた新人医師でした。しかし、岸は、淡々と自分の仕事をこなすのみで、宮崎の指導を行う気はない様子です。そうした中でも、病理科では様々な患者の診断を行っていきます。宮崎は、「患者を、直接診察しない」といった今までとは異なる仕事内容に葛藤しながらも、岸の下で病理医を目指す決意をするのでした。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」6〜10巻のあらすじをネタバレします。岸と宮崎は、1泊2日のセミナーに参加することになりました。セミナーの目的は、「医大生を病理医に勧誘すること」であり、岸と宮崎は、医大生相手に、病理医として講演を行うことになります。岸がセミナーを毛嫌いする一方で、宮崎は、病理医との交流に期待していました。

セミナー当日、参加者の医学生は、病理医を目指しているものは少なく、淡々と時間が過ぎていきます。そんな中、「岸と宮崎の姿に憧れて、病理医を目指すことにした」と宣言する布施という学生が現れるのでした。後日、壮望会第一総合病院には、窪田という経営コンサルタントがやってきます。壮望会第一総合病院は経営状況が芳しく無く、経営コンサルタントに経営改革を依頼していたのです。

窪田は、「経営状況を良くするために、病理科を廃止しよう」と考えていました。窪田の経営改革によって、壮望会第一総合病院の病理科は危機的状況に追い込まれていきます。しかし、宮崎などの頑張りもあり、存在意義を窪田に認めさせ、なんとか廃止を阻止することに成功しました。その後、宮崎が少しずつ病理医として成長していく中で、岸が臨床医から病理医になった理由など、岸の過去が明かされていくのでした。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」11〜15巻のあらすじをネタバレします。アミノ製薬を内部告発して辞めたMRの火箱は、気持ちを新たにビフィズス製薬で働いていました。そんな、火箱の元に、かつての上司だった間瀬が転職してきます。火箱は、メディシン吸血鬼として恐れられていた間瀬が自分の部下になったことに動揺を隠せずにいるのでした。

一方で、壮望会第一総合病院で働く宮崎は、大日本病理化学研究所という組織を知ります。大日本病理化学研究所は、病院から依頼を受けて、病理診断を行う組織です。低価格で診断を行うため、多くの病院から診断依頼を受けていました。実際は、検査技師が病理報告書を書くというとんでもない組織でした。

そうした中、宮崎は泌尿器科の大月が行っていた、グレーゾーンの腎移植手術に関わることになってしまいます。このことが厚労省に伝わってしまい、壮望会第一総合病院では大問題に発展。病院内が慌ただしくなる中、岸は宮崎を助けるために、間瀬に助けを求めます。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」16〜20巻のあらすじをネタバレします。岸の古巣であり、岸の師匠の中熊が病理科長を勤めている慶楼大学附属病院では、新たながん治療薬の研究が進められています。この情報をゲットした火箱は、薬の利益を得るために、密かに動き始めましたが、成功には至りませんでした。そうした中、間瀬が病院を訪れます。

間瀬は、「アミノ製薬で新たに開発しているJS2と組み合わせれば、治療薬の完成までにかかる時間が大幅に短縮させられる」と、慶楼大学に提案しました。実は、間瀬は「新薬の販売権を獲得し、ビフィズス製薬を、アミノ製薬に身売りしてしまおう」と考えていたのです。慶楼大学は、間瀬の提案を受けて、新薬の情報や販売権を、ビフィズス製薬に譲渡します。

その後、間瀬の思惑通りになり、ビフィズス製薬が慶楼大学のがん治療薬のデータを得たことで、ビフィズス製薬はアミノ製薬に買収されました。その後、間瀬と火箱は再びアミノ製薬に復帰するのでした。一方で、岸は、3年前に担当した患者の遺族から訴訟を起こされていました。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」20〜23巻のあらすじをネタバレします。壮望会第一総合病院に、朝加という後期研修医がやってきます。朝加は、優秀ですが、「患者を助けたい」という思いが強く、患者に寄り添いすぎてしまうところがありました。結果、理想と現実のギャップにショックを受けてしまい、精神的に押しつぶされそうになってしまいます。

そんな時、朝加は緩和ケア医の稲垣と出会い、救われていきました。一方で、宮崎は、一人前の病理医になれるように勉強し、病理専門医試験を受験します。そうした中、宮崎は「慶楼大学から岸に引き抜きの話が来ている」という噂を聞いてしまうのでした。一方で、アミノ製薬のがん治験薬のJS1の有用性が知られていき、医療界では大きな節目を迎えていきます。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の登場人物の1人目が、岸京一郎（きしけいいちろう）です。岸京一郎は、壮望会第一総合病院の病理科長であり、フラジャイルの主人公です。天然パーマのショートヘアで、長身かつ目付きが悪く強面な外見をしています。確固たる知識と、優れた診断眼をもつ一流の病理医ですが、傲岸不遜で、臨床医師とよく対立しているトラブルメーカーです。

岸京一郎の医療従事者としての使命感は確固たるものであり、自分が出した診断を蔑ろにしたり、十分な根拠がないのに診断を下す医師には容赦がありません。気難しい性格をした男性ですが、患者のために常に中立な立場で、的確に診断をしています。こういった岸の姿勢を評価する医師も多く、優秀な医師からは絶大な信頼を勝ち取っている頼りになる主人公です。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の登場人物の2人目が、宮崎智尋（みやざきちひろ）です。宮崎智尋は、壮望会第一総合病院の神経内科に勤務する新人女医です。黒のボブヘアをハーフアップにしており、人が良さそうな見た目をしています。

宮崎智尋は、素直でまっすぐな性格をしており、「医者としての経験や知識を身に着けたい」と前を向き、仕事に熱心に取り組んでいる努力家です。神経内科医として一生懸命働いていましたが、岸に魅了されたことがきっかけで、病理科に転科し、岸の下で働いています。一流の病理医になるために、前向きに仕事に取り組んでいるキャラクターです。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の登場人物の3人目が、森井久志（もりいひさし）です。森井久志は、前髪のセンター部分が長いブラウンのショートヘアをした臨床検査技師。壮望会第一総合病院に勤務するたった1人の臨床検査技師であり、岸の右腕です。

森井久志は、ぶっきらぼうで、とても強気な性格をしています。医師を目指し、医学部に通っていましたが、経済的な事情で中退し、臨床検査技師になりました。そのため、医師のような豊富な知識を持ち合わせているため、検査技師としてとても優秀なキャラクターです。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の登場人物の4人目が、細木まどか（ほそきまどか）です。細木まどかは、壮望会第一総合病院に勤務する外科医です。ロングヘアをした美人女性で、岸とは医学生の頃からの知り合い。岸の才能を買っており、岸の診断を信頼しており、岸や宮崎とは喫煙所でよく話し込んでいます。アンニュイな雰囲気で、どこか影があるキャラクターです。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の登場人物の5人目が、火箱直美（ひばこなおみ）です。火箱直美は、MRであり、アミノ製薬で働いています。ブラウンのボブヘアで、人懐っこく、明るい性格の女性です。アミノ製薬が開発した抗がん剤補助薬の「JS1」の治験を担当しており、壮望会第一総合病院にも足繁く通っています。

愛嬌がある可愛らしい女性ですが、それは営業としての顔であり、裏では治験データを自社に有利になるような工作を行っている危険人物です。「良い薬を世に早く出して、認可させたい」という強い思いからデータ工作をしていましたが、自社の隠蔽に気付き、内部告発をしています。内部告発後は、アミノ製薬を退職し、ビフィズス製薬で働いています。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の登場人物の6人目が、中熊薫（なかくまかおる）です。中熊薫は、慶楼大学附属病院病理科長であり、医学教授です。スキンヘッドで体格が良く、強面な外見をしています。お茶目で明るい好々爺ですが、とても厳格で冷酷な一面も持ち合わせている登場人物。岸の師匠であり、病理医界の重鎮です。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」は、「連載が終了した」といった噂や、「完結した」といった噂が持ち上がっています。そこで、「フラジャイル」が完結しているのかについて、ネタバレしていきましょう。

結論からいうと、フラジャイルは2024年3月現在も月刊アフタヌーンで連載中の人気作品です。打ち切りなどといった情報もなどもありません。そのため、「ドラマが完結しているため、勘違いした人がいるのではないか」といった感想が上がっています。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の最終回についても、予想していきましょう。ドラマ「フラジャイル」の最終回では、アミノ製薬が治療薬の副作用を隠蔽していることが岸によって明かされました。そして、ドラマでは、森井が岸の下を離れていましたが、再び岸の下戻ってきて一緒に働くといったハッピーエンドでした。

漫画「フラジャイル」では、アミノ製薬の新しい治療薬が、良い成果を出しています。宮崎も専門医試験に合格し、一人前になるために、日々前向きに仕事に取り組んでいます。そのため、「最終回では、岸のようになった宮崎の姿を見ることが出来るのではないか？」といった感想が多く上がっています。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の見どころや名シーンについても、ネタバレしていきましょう。「フラジャイル」は、病理医が主人公の医療漫画であり、医療用語がよく出てきます。また、内容も本格的であり、「リアルな医療漫画」・「リアルで、身近に感じられる漫画」といった感想が多く上がっており、魅力の1つであり、見どころとして人気を集めています。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」は、「全員が助かるわけではなく、天才外科医などが登場しないリアルな医療漫画」といった感想が多く高評価を獲得しています。「リアルだからこそ、名シーンや名言が多く、心に響く漫画」といった感想も多いです。そこで、漫画「フラジャイル」の名シーンについても、ネタバレしていきましょう。

漫画「フラジャイル」の名シーンの1つが、岸が「何を選べば失敗した時も胸を張っていられますか」というシーンです。「何が正解かわからなくなった時に、背中を推してくれた名言」・「リアルに心に響いた名シーン」といった感想が多く、人気を集めています。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」は、「リアルで面白い医療漫画」といった感想が多くあがっている人気作品です。「すべてがうまくいくといった医療漫画も多い中、フラジャイルは上手くいかないことも描かれているところがリアルで好き」といった感想が多く上がっています。その上で、「ずっと読み続けている医療漫画」・「医療漫画の中で、一番好きな作品」といった感想が上がる人気医療漫画です。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」は、「リアルな医療漫画」といった感想が多く、共感できると高評価を獲得しています。「助からない患者もきちんと描かれている」・「助かる患者ばかりを描いていないあらすじが好き」といった感想が多いです。「助からない患者がきちんと描かれているところがリアルで好き」といった感想も上がっています。

漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」の実写ドラマ化が発表されると、「実写ドラマ化して大丈夫？」と実写化を不安視する感想も多く上がっていました。しかし、ドラマが放送されると、「原作と異なる部分はあるけれど、ドラマも面白い」・「ドラマの実写キャストがイメージ通り」といった感想もあがっており、原作ファンからも高評価を獲得しています。

ドラマ「フラジャイル」は、「キャラと実写ドラマキャストがイメージ通り」・「原作と異なる部分はあるけど、ドラマも好き」といった感想が上がっています。一方で、「悪役のようにキャラを描いてしまったドラマが苦手」といった感想も。そのため、「ドラマが好きな人は、原作漫画も読んでほしい」といった感想も上がっています。

「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」は、2016年にドラマ化されたことでも話題を集めた医療漫画です。「リアルで面白い医療漫画」といった感想が多く、人気を獲得しています。「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」のあらすじ・ネタバレや、主要登場人物一覧、見どころなどを見て気になった方は、一度「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」を見てみてはいかがでしょうか？