【天使だったらよかった】あらすじを最終回までネタバレ！夏瑚と憂奈の結末は？

• 作品タイトル：天使だったらよかった
• 作者：中河友里（なかがわゆり）
• 掲載誌：別冊マーガレット
• 連載期間：2022年1月25日～2022年7月25日
• 発売巻数：全3巻

漫画『天使だったらよかった』の見どころは、あらすじや最終回の結末だけでなく、それぞれの登場人物たちの心境です。『天使だったらよかった』は、ドロドロした恋愛というわけではなく、青春がテーマになっています。主人公などは、真っ直ぐな性格をしているので、純愛ストーリーなどが好きな方にも『天使だったらよかった』はおすすめです。

漫画『天使だったらよかった』の1巻のあらすじを、ネタバレを含みながら紹介していきます。高校生の明場夏瑚には、小学生の頃から仲の良い2人がいました。1人は、小沢憂奈という女の子で、可愛らしい見た目で、天真爛漫な性格をしています。もう1人は、明場夏瑚が長年思いを寄せていた田鶴森泰星です。ずっと3人で仲良く過ごしていましたが、田鶴森泰星と小沢憂奈が付き合ったことで、関係が崩れ始めてしまいます。

明場夏瑚は、付き合ったばかりの2人を素直に応援することができず、小沢憂奈たちを避けるようになってしまいました。しかし、明場夏瑚は少し前に事故に遭って、ずっと昏睡状態だった田鶴森泰星の姿を見ていたので、彼が元気になっただけでも、嬉しいと感じていたのです。園芸部の部室にいた明場夏瑚は、佐久間絢斗から声をかけられました。急に佐久間絢斗が泣き出し、明場夏瑚は困惑します。

佐久間絢斗は、田鶴森泰星のお見舞いに来ていた明場夏瑚と、病院でたまたま会って話したことがありました。明場夏瑚は、佐久間絢斗に病院で話したことを思い出して、恥ずかしくなります。明場夏瑚の恋心を知った佐久間絢斗は、彼女がいても奪ってしまえば良いと言い放ちました。その言葉に激怒した明場夏瑚は、佐久間絢斗を最低な人間だと思い、彼を置いて部室を飛び出して行きます。

いつも通り、小沢憂奈たちを避けて登校しようとした明場夏瑚でしたが、田鶴森泰星が家の前で待ち伏せていました。田鶴森泰星は、自分たちが付き合ったことで、明場夏瑚に気を遣わせているのではないか？と心配していたのです。何でもないフリをしていた明場夏瑚でしたが、田鶴森泰星が小沢憂奈を好きになった理由を聞いて、彼女は困惑してしまいました。

田鶴森泰星は、昏睡状態の中でも、誰かがずっと手を握ってくれていたことを覚えていて、その人物が小沢憂奈だと言ったのです。しかし、毎日お見舞いに行っていたのも、手を握っていたのも明場夏瑚でした。小沢憂奈がお見舞いに行ったのは、田鶴森泰星が目を覚ました日だけだったのです。明場夏瑚は、田鶴森泰星の勘違いかもしれないと思い、小沢憂奈にきちんと確認したのか？と尋ねました。

しかし、田鶴森泰星の勘違いではなく、小沢憂奈は恥ずかしいため、毎日お見舞い来ていたことは誰にも言わないで欲しいと彼に頼んでいたのです。明場夏瑚は、なぜ小沢憂奈がそのようなウソをついたのか理解できず、彼女を部室に呼び出しました。小沢憂奈は、明場夏瑚がずっと田鶴森泰星のことを好きだと知っていましたが、自分が彼に選ばれただけだと言います。

そして、毎日お見舞いに行っていた明場夏瑚ではなく、自分が行った時に田鶴森泰星が目を覚ましたということは、運命だったと小沢憂奈は告げました。真実を知れば、田鶴森泰星が傷つくと考えた明場夏瑚でしたが、小沢憂奈は黙っておけば大丈夫だと言います。その直後、バケツにあった水を自ら被って、叫び声を上げたのです。驚く明場夏瑚でしたが、外には小沢憂奈に言われて待っていた田鶴森泰星がいたのです。

説明する間もなく、明場夏瑚は自分が悪者にされてしまいました。ずっと様子を見ていた佐久間絢斗は、泣いて座り込み明場夏瑚に、やっぱり田鶴森泰星を奪うべきだと微笑みます。しかし、明場夏瑚は佐久間絢斗の意見を突っぱねて、2人の関係を壊すことは考えませんでした。次の日登校すると、明場夏瑚が小沢憂奈に水をかけたという噂が広がっていて、関係のない生徒やクラスメイトからの嫌がらせが始まってしまったのです。

漫画『天使だったらよかった』の2巻のあらすじを、ネタバレを含みながら紹介していきます。明場夏瑚に対する嫌がらせは、佐久間絢斗が手を回したおかげで無くなりました。明場夏瑚が、田鶴森泰星を好きだという噂を無くすために、彼女は佐久間絢斗と交際することになります。偽物の恋人になった佐久間絢斗と明場夏瑚の噂は、すぐに学校内に知られ、クラスメイトたちからもからかわれるようになりました。

体育祭の時期になり、クラスのTシャツを配られた明場夏瑚は、彼氏の名前を入れたらいいとからかわれます。明場夏瑚は、一切気にせずに、いい案だと受け流しました。それを見ていた小沢憂奈は、クラスでこれ以上浮くことになってもいいのか？と尋ねます。小沢憂奈は、明場夏瑚が佐久間絢斗と常に一緒に過ごしていることが気に食わなかったのです。佐久間絢斗と別れた方が良いと言いますが、明場夏瑚は別れないと言い放ちます。

明場夏瑚は、自分が田鶴森泰星から離れることで、小沢憂奈が自分に嫌がらせができないと考えていたのです。体育祭の旗の準備をしていた明場夏瑚の所へ、佐久間絢斗がやって来ました。みんなに冷やかされた明場夏瑚は、佐久間絢斗と別の場所へ向かいます。そして、クラスメイトに言われたように、お互いのTシャツに名前を書くことにしました。一方で、教室にいた田鶴森泰星は、小沢憂奈にウソをついてないか？と尋ねます。

田鶴森泰星は、母親から昏睡状態の時に毎日お見舞いに来ていたのが、明場夏瑚だと聞かされたのです。ウソがばれた小沢憂奈は、教室で泣き出してしまいます。小沢憂奈は、田鶴森泰星に泣きながら謝り、どうしても田鶴森泰星のことが好きだったと言いました。ウソをつくほど好きだったと言いながら、小沢憂奈は田鶴森泰星に抱き着きます。そして、明場夏瑚にも嫌われたため、自分には田鶴森泰星しかいないと彼にすがりました。

漫画『天使だったらよかった』最終巻のあらすじと、変わっていく幼馴染3人の関係を紹介していきます。小沢憂奈と佐久間絢斗は、学校で揉めたことが話題になっていました。謹慎になってしまった佐久間絢斗は、家で自分のアルバムの表紙を眺めます。一方で、学校にいた明場夏瑚は、新しい友達もできて、楽しい日々を送っていました。小沢憂奈は、保健室登校するようになり、明場夏瑚が挨拶しても無視するようになります。

佐久間絢斗から連絡が来て、明場夏瑚は彼の家に遊びに行くことになりました。キスをしたことが気になっていた明場夏瑚は、自分たちがどのような関係なのか？と困惑します。ドキドキしながら家に行くと、明場夏瑚の予想とは違って、佐久間絢斗は自分の両親のことを話し始めたのです。佐久間絢斗の両親は、とても優しく正義感に溢れた人でした。しかし、父親の会社で不正が行われ、全ての責任を押し付けられたのです。

佐久間絢斗の父親は、精神が壊れてしまい、会社を退職しただけでなく、病院にも通うようになりました。いつかは元通りになると思っていた佐久間絢斗でしたが、彼の願いは叶わなかったのです。高校受験に行った佐久間絢斗が家に帰ると、母親を殺した父親が自殺していた現場を目撃します。明場夏瑚は、淡々と話す佐久間絢斗を抱きしめました。佐久間絢斗は、自分も父親のようになってしまうのが怖いと明かします。

明場夏瑚は、佐久間絢斗の不安を取り除き、彼と正式に付き合うことになりました。クラスでクリスマス会をすることになり、小沢憂奈も誘われます。しかし、小沢憂奈は誘ってきた人物に暴言を吐きました。クラスメイトたちが困惑する中、田鶴森泰星が小沢憂奈を庇って、場を収めます。田鶴森泰星は、小沢憂奈に邪険に扱われていましたが、それでも別れた気はないと、彼女のことを気にかけました。

漫画『天使だったらよかった』最終回の結末までのあらすじを、ネタバレを含みながら紹介していきます。佐久間絢斗とデートをする前に、クリスマス会に参加した明場夏瑚は、小沢憂奈たちが来ていないことに気づきました。駅に行くと、田鶴森泰星が小沢憂奈を待っているのを発見します。声をかけると、田鶴森泰星は改めて明場夏瑚に、お見舞いに来てくれてありがとうと告げました。

今更だと笑った明場夏瑚は、佐久間絢斗の元へ向かいます。佐久間絢斗は、明場夏瑚にブレスレットをプレゼントしました。明場夏瑚は、佐久間絢斗が誕生日だと知っていたので、お返しに花束とたくさんのメッセージカードを渡します。喜んだ佐久間絢斗は、明場夏瑚を街中で抱きしめました。その様子を見ていた小沢憂奈は、改めて田鶴森泰星ではなく、明場夏瑚が自分の1番だと呟きます。

佐久間絢斗と映画に行く日に、明場夏瑚の携帯に田鶴森泰星から電話が来ました。田鶴森泰星は、小沢憂奈が行方知れずで、帰って来ていないと言います。小沢憂奈のことを気にしつつも、映画に出かけた明場夏瑚は、レジに並んでいる佐久間絢斗を眺めていました。写真を撮ろうとしていると、画面に小沢憂奈が現れます。小沢憂奈は、ポケットからカッターナイフを取り出し、明場夏瑚に場所を移そうと言いました。

小沢憂奈は、明場夏瑚と友達になるために頑張ったにも関わらず、自分を見てくれなかったと言います。明場夏瑚は、元から小沢憂奈と友達だったと言い放ちました。2人を見つけた佐久間絢斗は、小沢憂奈にも一緒に映画を見ようと言い出し、明場夏瑚も同意します。小沢憂奈は、自分を恨んでもくれない明場夏瑚に嫌気がさし、その場から飛び降りてしまいました。気づいた佐久間絢斗は、小沢憂奈を庇って受け止め意識を失くします。

佐久間絢斗は、病院に通っていた時に、何度も明場夏瑚の姿を見ていました。寂しそうな明場夏瑚に興味を持ち、昏睡状態の田鶴森泰星に尽くす姿に心惹かれたのです。ただ純粋に、佐久間絢斗は、明場夏瑚の恋が叶うことを願っていました。しかし、明場夏瑚との距離が近づくうちに、佐久間絢斗は彼女を笑顔にしたいと願うようになったのです。佐久間絢斗が病院で目覚めると、泣きじゃくる明場夏瑚の顔がありました。

小沢憂奈は、明場夏瑚に声をかけましたが、元気でねと告げられてしまいます。その後、学年も変わり、田鶴森泰星と小沢憂奈とは、別々のクラスになりました。明場夏瑚は、佐久間絢斗との交際を続けていて、彼の受験を応援します。2人で勉強していた時に、夢を聞かれた明場夏瑚は、照れながらも花屋になりたいと明かしました。佐久間絢斗は、明場夏瑚の夢を応援すると告げる場面で、最終巻の結末を迎えています。

漫画『天使だったらよかった』の明場夏瑚（あけばかこ）は、この作品の主人公です。幼馴染の田鶴森泰星に対して、恋心を抱いていました。もう1人の幼馴染の小沢憂奈には、田鶴森泰星が好きだったことを、明かしていません。素直で優しい性格をしていて、自分よりも他者を優先する場面が多いです。明場夏瑚は嫌がらせに屈さず、最終回に向けて徐々に成長していきます。結末では、花屋を目指していることが判明していました。

漫画『天使だったらよかった』の小沢憂奈（おざわういな）は、明場夏瑚の幼馴染です。小学生の頃に、両親の不倫が原因でクラスメイトに避けられていました。当時、声をかけてくれた明場夏瑚に対して、異常なまでの執着心を抱いていることが、最終回でも判明しています。小沢憂奈の異常な行動は、全て明場夏瑚を独り占めしたいという気持ちが原因でした。結末では、田鶴森泰星と一緒に行動している姿が描かれています。

漫画『天使だったらよかった』の田鶴森泰星（たずもりたいせい）は、小沢憂奈と明場夏瑚の幼馴染です。事故に遭ったことが原因で、昏睡状態になっていました。小沢憂奈のウソに騙され、彼女と付き合ったことなどを、後悔していました。明場夏瑚との関係を修復した田鶴森泰星でしたが、小沢憂奈の本性を知っても彼女の側にいることを決めます。最終回の結末でも、小沢憂奈を気にかけて彼女の側にいました。

漫画『天使だったらよかった』の佐久間絢斗（さくまあやと）は、明場夏瑚たちと同じ学校に通っていた生徒です。両親のことがトラウマになっていましたが、病院で出会った明場夏瑚に救われ彼女を好きになっています。少し怖い面のある佐久間絢斗でしたが、最終回では明場夏瑚に全てを打ち明け、受け入れられていました。結末では、心理学を専攻することを明かしていて、無事に大学に合格しています。

漫画『天使だったらよかった』の感想や評価には、読んだら落ち込んだというコメントも多くなっていました。最終回の結末は、ハッピーエンドでもありますが、あらすじでは主人公が追い込まれるシーンが多く、可哀想だと話題になっています。

漫画『天使だったらよかった』の感想や評価には、良かったというコメントが多くなっていました。最終回に向かって行くにつれて、良い作品だったと評価されています。

漫画『天使だったらよかった』の感想や評価には、小沢憂奈にモヤモヤしたと話題になっていました。小沢憂奈は、読者の間でも酷いキャラクターとして注目されています。その一方で、佐久間絢斗の行動が良かったというコメントが多くなっていました。

この記事では、漫画『天使だったらよかった』のあらすじや最終回の結末までのネタバレだけでなく、登場人物たちの情報などを紹介していきました。漫画『天使だったらよかった』は、3巻で完結しています。登場人物たちの過去や、心境だけでなく、『天使だったらよかった』のおまけシーンなども人気があるので、是非チェックしてみてください。