【葬送のフリーレン】魔族の少女の登場回は?お母さんのセリフの意味と最後は?

『葬送のフリーレン』には、まるで少女のような魔族が一度だけ登場しました。フリーレンがこの魔族と出会ったのは、ヒンメルたちと旅をしていたときです。名前がないその魔族は、読者から「魔族の少女」や「魔族の子」といった呼ばれ方をしています。本記事では、葬送のフリーレンの魔族の少女の登場回やエピソードの内容、魔族の少女の最後などを解説します。魔族の少女が口にした「お母さん」というセリフの意味や、アニメでの声優についてもまとめます。

【葬送のフリーレン】魔族の少女の登場回は?お母さんのセリフの意味と最後は?のイメージ

目次

  1. 葬送のフリーレンの魔族の少女とは?
  2. 葬送のフリーレンの魔族の少女の登場回や性格
  3. 葬送のフリーレンの魔族の少女のセリフの意味と最後
  4. 葬送のフリーレンの魔族の少女の声優
  5. 葬送のフリーレンの魔族の少女に関する感想や評価
  6. 葬送のフリーレンの魔族の少女の登場回まとめ

葬送のフリーレンの魔族の少女とは?

『葬送のフリーレン』には、子供の姿をした魔族が登場したことがあります。名前はなく、「魔族の少女」や「魔族の子」と呼ばれています。魔族の少女(魔族の子)は、魔族という存在の性質を語る上で欠かせない存在です。本記事では、魔族の少女のプロフィールや、登場回の詳しい内容を解説します。

葬送のフリーレンの作品情報

葬送のフリーレンの概要

葬送のフリーレンは、小学館の週刊少年サンデーで連載中のファンタジー漫画です。原作・原案は山田鐘人さん、作画はアベツカサさんです。連載が始まったのは2020年の22・23合併号で、2024年3月現在でも連載は続いています。葬送のフリーレンは、第14回マンガ大賞、第25回手塚治虫文化賞新生賞、第69回小学館漫画賞を受賞しています。

葬送のフリーレンは、2023年9月からテレビアニメの放送が始まりました。1話から4話までは、日本テレビ系列の金曜ロードショーでまとめて放送されました。葬送のフリーレンは連続2クールで制作され、全28話の放送が予定されています。アニメになったことでコミックスは増刷が続き、累計発行部数は1700万部を超えました。

葬送のフリーレンのあらすじ

エルフのフリーレンは、勇者ヒンメルたちと魔王討伐の冒険に出ます。そして、仲間たちとともに魔王を倒し、王都へ凱旋します。その後、パーティーは解散となり、フリーレンは1人で魔法収集の旅に出ました。50年後に王都へ戻ると、そこにはすっかり歳をとったヒンメルがいました。フリーレンはヒンメルが死亡してから、彼のことを知ろうとしなかったことを後悔します。そして、彼の死をきっかけに、人を知るための旅に出ることを決めました。

魔族の少女(魔族の子)とは?

葬送のフリーレンの魔族の少女(魔族の子)は、フリーレンの回想に登場した名前のない魔族です。幼い見た目で、茶色い髪の毛を無造作に伸ばしています。頭には角が2本はえており、どこかうつろな表情をしています。言葉遣いは丁寧で、声を荒げるようなこともありません。魔族の少女の過去は不明ですが、人間を食べて生きてきたと推察されます。

葬送のフリーレン|BS日テレ

葬送のフリーレンの魔族の少女の登場回や性格

魔族の少女の登場回

魔族の少女(魔族の子)の登場回は、葬送のフリーレンの原作第14話の「言葉を話す魔物」です。アニメでは、7話の「おとぎ話のようなもの」の中に出てきます。フリーレンはフェルンたちとグラナト伯爵領へと入り、そこで魔族のリュグナーと出会います。フリーレンはリュグナーを見るなり攻撃しようとしますが、リュグナーは和睦のために街へやって来た使者でした。

使者に攻撃しようとしたことでフリーレンは捕まり、牢屋へと入れられます。面会にやって来たフェルンとシュタルクにより、フリーレンはグラナト伯爵が魔族との和睦を結ぼうとしていることを知ります。そして、魔族との話し合いなど無駄だと言い切りました。フリーレンのその言葉に反論したのは、シュタルクです。

シュタルクは、同じ言葉を使っている以上、魔族といえども話し合いの余地はあると考えていたのです。そこでフリーレンは、以前ヒンメルたちと出会った魔族の少女(魔族の子)のことを話しました。魔族の少女によって起こった惨劇を聞かせることで、フェルンとシュタルクに魔族とはどのような存在であるかを教えたのです。

魔族の少女の性格

葬送のフリーレンの魔族の少女(魔族の子)は、冷淡で狡猾な性格をしています。人間がどのような言葉に弱いかを理解しており、巧みに言葉を操ることでこれまでも危機を乗り越えてきました。ただ、作中で「平穏に暮らしたい」と言っていたことから、争いを好む性格ではないと推察されます。人間のように罪悪感や倫理観を持ち合わせていないため、人を殺すことに何の感情も抱きません。

魔族の少女の年齢

葬送のフリーレンの魔族の少女(魔族の子)は、人間の10歳前後の年齢に見えます。ただ、魔族は何百年生きても、外見はほとんど変わることはありません。500年生きた断頭台のアウラも、見た目は10代〜20代の少女のようでした。魔族の少女も、見た目が子供だからといって年齢が低いとは限りません。正確な年齢はわかりませんが、少なくとも数十年は生きていると推察されます。

魔族の少女の強さや能力

葬送のフリーレンの魔族の少女(魔族の子)は、村で少女を1人殺しています。それでも村人たちは自ら手出しをせず、ヒンメルに退治を頼んでいます。この描写から、魔族の少女には、普通の人間相手であれば簡単に勝てるほどの強さがあると推測できます。

ただ、ヒンメルにはあっさりと腕を斬られ、最後はフリーレンの魔法の一撃で滅んでいます。普通の人間相手には脅威でも、魔族としてはそれほど強い部類ではないといえるでしょう。魔族の少女は作中で戦闘らしい戦闘をしていないため、どういった能力があるかは不明です。

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葬送のフリーレンの魔族の少女のセリフの意味と最後

ここまでは、葬送のフリーレンの魔族の少女(魔族の子)の登場回や、魔族の少女自身に関する情報をまとめました。続いて、魔族の少女が登場するシーンの詳細を見ていきましょう。ここでは、魔族の少女が作中でどのような行動をし、どのような最後を迎えたのかを解説します。魔族の少女が口にした、「お母さん」のセリフの意味も説明します。

魔族の少女の様子を見ることにしたヒンメルたち

ヒンメルたち一行は、ある村で魔族の少女(魔族の子)の討伐を依頼されます。まだ子供のような姿に、ヒンメルは攻撃するのをためらいました。とどめを刺そうと近づいてきたヒンメルを見て、魔族の少女は傷をおさえながら「痛い、お母さん」と呟きました。その言葉を聞いて、ヒンメルは動けなくなります。

周囲の村人たちも魔族の少女を哀れに感じ始めますが、フリーレンだけは違いました。フリーレンは「お母さん」という言葉にも惑わされず、ヒンメルに代わってとどめを刺そうとします。それを止めたのは、村長でした。村長はこれでは自分たちも魔族と同じだと言い、魔族の少女に償う機会を与えようとします。

フリーレンはヒンメルに「今殺しておかないと後悔する」と忠告しましたが、ヒンメルも村長と同じ考えでした。ヒンメルはフリーレンを制止し、しばらく様子を見ることに決めます。その後、村長は魔族の少女を自分の家に引き取り、一緒に暮らし始めました。魔族の少女は村長や村長の娘と、まるで家族のような時間を過ごします。そして、しばらくの間は、何事もなく平穏な時間が過ぎていきました。

魔族の少女の蛮行

平穏な日々は、唐突に終わりを告げました。ある晩、魔族の少女(魔族の子)は村長を殺し、家に火を放ったのです。魔族の少女は村で暮らすようになってからずっと、自分が殺した少女の親からの殺意を感じていました。魔族の少女は自分への殺意を消すため、彼らに殺した娘の代わりを差し出すことを思いつきます。

代わりに差し出そうとしたのは、村長の娘でした。ただ、村長がいては、娘を彼らのもとへ差し出せません。そこで、邪魔な村長を殺したのです。魔族の少女から村長を殺した動機を聞いたヒンメルや村人たちは、一様に言葉を失いました。

魔族の少女の最後は死亡した?

ヒンメルや村人たちの様子を見て、魔族の少女(魔族の子)は自分が選択を誤ったことに気づきます。そして、村長の娘を人質にして、この場を切り抜けようとしました。しかし、ヒンメルは魔族の少女の腕を切り落とし、一瞬で村長の娘を救い出します。

そして、フリーレンがとどめを刺すために魔法の杖をかまえました。フリーレンはヒンメルに、「もう止めないよね」と尋ねます。ヒンメルの同意を得たフリーレンは、魔族の少女に攻撃魔法を撃ち込みます。魔族の少女は「お母さん」という言葉とともに、体を撃ち抜かれて死亡しました。

魔族の少女の「お母さん」というセリフの意味

魔族の少女(魔族の子)はフリーレンの魔法で死亡しましたが、完全に滅ぶまで少しだけ時間がありました。そこで、フリーレンは魔族の少女に、なぜ「お母さん」という言葉を使うのかを尋ねます。魔族には子育てという習慣はなく、子供は産み落とされてからほとんどの時間を孤独に過ごします。

魔族はそれを当然と思っており、「お母さん」という概念もありません。それにも関わらず、魔族の少女が「お母さん」という言葉を頻繁に使うことが、フリーレンには不思議だったのです。そこで、魔族の少女は、「お母さん」という言葉を使う理由を語ります。

魔族の少女は、「お母さん」という言葉を使うと、人間が自分を殺せなくなることを知っていたのです。魔族の少女は「お母さん」の意味を理解しないまま、ただ自分を守るための魔法の言葉として使ってきました。魔族の少女にとって言葉は意思疎通を図るものではなく、人間を油断させて自分が生き延びるための道具でしかありませんでした。

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葬送のフリーレンの魔族の少女の声優

葬送のフリーレンの魔族の少女(魔族の子)は、原作の14話とアニメの7話でしか登場しないキャラです。セリフも多くありませんが、作中では少しだけ喋るシーンがあります。アニメの葬送のフリーレンで魔族の少女を演じたのは、声優の内藤有海さんです。魔族の少女の登場回や最後のシーンに続き、アニメでの声優について詳しく見ていきましょう。

内藤有海のプロフィール

葬送のフリーレンの魔族の少女役の内藤有海さんは、1992年8月8日生まれの声優です。中学生の頃から声優を志し、2011年に全国賢プロダクション声優オーディションでグランプリを受賞します。高校卒業後に、正式に賢プロダクションの所属となりました。内藤有海さんは、賢プロダクションの声優ユニットである「VvoxX」のメンバーでもあります。趣味は手芸や絵を描くことで、特技はイラストと歌です。

内藤有海の主な出演作品や担当キャラ

内藤有海さんは、2010年代から声優活動を始めました。ここでは、内藤有海さんがこれまでに声優として出演した作品や、担当キャラを紹介します。内藤有海さんは子供役を演じることが多く、『LUPIN the Third -峰不二子という女-』の女の子、『うしおととら』の小学生などを担当しています。

名前があるキャラを演じた作品と担当キャラは、『アイカツスターズ!』の野々宮サキ、『魔法使いの嫁』のエアリエル、『ブギーポップは笑わない』の橋坂真などです。他にも、『さよなら私のクラマー』の平賀美鈴、『憂国のモリアーティ』のサム・ホワイトリー、『ルパン三世 PART6』のケニーなどを演じました。

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葬送のフリーレンの魔族の少女に関する感想や評価

葬送のフリーレンの魔族の少女(魔族の子)のエピソードでは、魔族の邪悪さが際立っていました。魔族の少女は名前もない1話限りのモブキャラですが、読者に大きな印象を与えたようです。魔族の少女のエピソードは人気が高く、魔族の少女自体が好きだというコメントも見られました。

葬送のフリーレンの魔族の少女(魔族の子)に関する感想の中には、「声優の内藤有海さんの声が素敵」というコメントもありました。声優の内藤有海さんは、魔族の少女を感情がこもらない声で演じています。この声には「異質感があって好き」という感想や、「淡々とした喋り方がイメージ通りだった」という感想が上がっています。

葬送のフリーレンの読者の中には、魔族の少女(魔族の子)は人間と共存できたのではと考える人もいます。魔族の少女の最後に関しては賛否両論あり、「殺す必要はなかった」との声も見られました。ただ、その考えは殺されてしまった村長と同じで、殺さなければさらに犠牲者は増えた可能性もあります。魔族の少女のエピソードは短いですが、読者が魔族に関して深く考えるきっかけとなったようです。

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葬送のフリーレンの魔族の少女の登場回まとめ

葬送のフリーレンの魔族の少女(魔族の子)の登場回についてまとめました。魔族の少女は、フリーレンがヒンメルたちと冒険している最中に出会った魔族です。弱々しい外見と「お母さん」という同情をひく言葉で、村人だけでなくヒンメルまで騙した狡猾な魔族でした。魔族の少女のエピソードは、魔族と人間が相容れない存在であることを読者に強く印象付けました。

魔族の少女のエピソードがあったからこそ、その後のリュグナーやアウラたちとの戦いもさらに深みが増したといえるでしょう。魔族の少女はフリーレンによって完全に滅んだため、再登場することはありません。魔族の少女のエピソードがもう一度見たい人は、原作の14話とアニメの7話を振り返ってみてください。

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