【かがみの孤城】喜多嶋先生の正体をネタバレ!本名や登場人物たちと関わった年代を解説

『かがみの孤城』に出てくるフリースクール「心の教室」の喜多嶋先生は、こころのような学校に行きたくても理由があって行けない子供たちに寄り添ってくれる存在です。実は喜多嶋先生はかがみの孤城に招待された子供の一人、アキであるということが映画の終盤で判明します。そこで、本記事では喜多嶋先生の正体についてネタバレありで詳しく紹介します。また、喜多嶋先生の本名や登場人物たちと関わった年代についてもネタバレ解説するため併せてチェックしてみてください。

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目次

  1. 喜多嶋先生とは?
  2. 喜多嶋先生の正体をネタバレ
  3. 喜多嶋先生が登場人物たちと関わった年代をネタバレ
  4. 喜多嶋先生に関する感想や評価
  5. 喜多嶋先生まとめ

喜多嶋先生とは?

2022年12月23日公開のアニメ映画『かがみの孤城』には、喜多嶋先生というかがみの孤城に集められたこころたちに寄り添ってくれる先生が登場します。ここからは喜多嶋先生の正体や本名、登場人物たちと関わった年代をネタバレありで紹介します。それではまず、かがみの孤城の作品情報から見ていきましょう。

かがみの孤城の作品情報

かがみの孤城の概要

  • 小説タイトル:かがみの孤城
  • 著者:辻村深月
  • 掲載誌:asta*
  • 発売日:2017年5月11日(ハードカバー版)、2021年3月5日(文庫版)、2022年3月16日(児童書版)
  • 連載期間:2013年11月号~2014年10月号
  • 巻数:全1巻(ハードカバー版)、全2巻(文庫版)、全2巻(児童書版)

  • 映画タイトル:かがみの孤城
  • 原作:辻村深月
  • 監督:原恵一
  • 脚本:丸尾みほ
  • 制作:A-1 Pictures
  • 封切日:2022年12月23日

『かがみの孤城』は辻村深月先生による小説です。文芸雑誌、出版社PR誌『asta*』にて2013年11月号から2014年10月号まで連載されていました。そして、大幅な加筆修正を施したうえで、2017年5月よりポプラ社より刊行されています。2023年10月時点で累計発行部数は200万部を突破しており、2022年2月には劇場アニメ化が発表されています。また、2018年には本屋大賞も受賞しています。

かがみの孤城のあらすじ

ここではかがみの孤城の簡単なあらすじを紹介します。同級生から受けたいじめが原因で不登校が続き、家に引きこもる生活を送っていた中学1年生の女の子・安西こころ。ある日、こころは自室の鏡が光り、吸い込まれるという不思議な体験をします。その向こうは狼面をつけた謎の少女・オオカミさまが仕切る絶海の孤城でした。そして、そこには自分と似た問題を抱える中学生の子供たちがいて…

喜多嶋先生のプロフィール

かがみの孤城の喜多嶋先生は、フリースクール「心の教室」の先生です。学校に行きたくても事情があって通えないこころたちのような子供たちの支えとなっています。劇中では喜多嶋先生の手元が比較的しっかり描かれており、喜多嶋先生が結婚指輪をしていることが読み取れるようになっています。つまり、結婚していて名字が変わっているということです。また、のちにかがみの孤城に招待された子供の一人ということがラストで判明します。

映画『かがみの孤城』公式サイト

喜多嶋先生の正体をネタバレ

それでは早速、かがみの孤城の喜多嶋先生の正体をネタバレありで紹介します。喜多嶋先生の正体のほか、本名やこころの記憶があるのかという疑問についても紹介するため併せてチェックしてみてください。

喜多嶋先生の正体はアキ?本名は?

ここでは喜多嶋先生の正体や本名についてネタバレありで紹介します。まず結論から言うと、喜多嶋先生の正体は7人の中学生の一人、アキです。本名は井上晶子。前述通り結婚して名字が変わっていました。

結婚相手は総合病院にケースワーカーとして勤める喜多嶋先生です。アキは喜多嶋先生と大学生の頃に出会っているのですが、実はその出会いの場となった総合病院はリオンの姉・ミオ(オオカミさま)が入院していた場所でもあります。アキはミオとこの病院で出会い、勉強を教えていました。

喜多嶋先生にはこころの記憶がある?

アキはこころに孤城で助けてもらった過去があります。当時アキはかがみの孤城以外に全く居場所がなく、精神的に追い詰められていました。かがみの孤城には17時までに家に帰らなければならないというルールがありましたが、家に帰りたくなかったアキはこのルールを破ってしまいます。こころはアキがルールを破った理由を知り、みんなと協力してアキを助けることにしました。

そして、こころに救われたアキは、こころを救いたいという願いのもと、養護教諭となったわけです。映画のラストではアキが初めてフリースクールに訪れたこころに対して、心の中で「大丈夫だから、大人になって、こころ」とつぶやいています。このセリフからアキにはこころと城であった記憶が残っているようにも感じますが、決して記憶があるわけではなく、こころに対してそういう言葉をかけてあげたくなっただけです。

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喜多嶋先生が登場人物たちと関わった年代をネタバレ

かがみの孤城の喜多嶋先生の正体は7人の中学生の一人、アキであることが分かりました。では、喜多嶋先生は登場人物たちとどの年代に関わっているのか?ここでは喜多嶋先生が登場人物たちと関わった年代をネタバレありで紹介します。

オオカミさまとの関係性や出会った年代

ここでは喜多嶋先生とオオカミさま(水守実生)の関係性や出会った年代をネタバレ解説します。喜多嶋先生が実生と出会った年代は1998年です。喜多嶋先生が大学3年生の時でした。のちの夫となる喜多嶋先生に病院の中庭で実生を紹介され、週に一度の授業が始まります。この時の実生は病気で入院しており、学校に行きたくても行けない状態でした。しかし、実生はそれに悲観することなく、学びたいという前向きな姿勢を見せます。

アキこと喜多嶋先生はそれに励まされ、救われるような思いだったようです。また、実生と出会うまでは自分の経験から学校に溶け込めずに不登校になる子供たちの気持ちを理解できると思っていましたが、実生と出会ったことで子供たちが抱える事情は一人として同じものではないことに気付かされます。そして、実生は喜多嶋先生が大学4年生になる年に息を引き取りました。

リオンとの関係性や出会った年代

ここでは喜多嶋先生とリオン(水守理音)の関係性や出会った年代をネタバレ解説します。喜多嶋先生がと出会った年代は1999年です。リオンはかがみの孤城のメンバーの一人ですが、心の教室での直接の関りはありません。

喜多嶋先生とは実生のお葬式で出会っています。とはいえ喜多嶋先生が泣いている小さなリオンを見ただけですが、この時、喜多嶋先生は晶子先生と呼んでくれた実生の声を思い出していました。そして、実生の先生として過ごした時間の大切さを感じつつ、改めてさまざまな事情を抱えた子供たちに寄り添う存在になりたいと思っています。

こころとの関係性や出会った年代

ここでは喜多嶋先生とこころの関係性や出会った年代をネタバレ解説します。喜多嶋先生がと出会った年代は2005年です。こころは真田美織のいじめにより、不登校となってしまいました。そして、母親に連れられて訪れたのが心の教室であり、喜多嶋先生とはそこで出会います。

この時、喜多嶋先生は「私もあなたと同じ中学だったの」と言っていることから、喜多嶋先生にはかつてこころから救われたという記憶を失ってしまっていることがうかがえます。いつでもこころに寄り添うように接してくれた喜多嶋先生。

こころは自分の母親に対して放った、喜多嶋先生の「こころちゃんが学校に行けないのは、絶対にこころちゃんのせいじゃないです」という言葉の理由を尋ねました。それに対して喜多嶋先生は「だって、こころちゃんは毎日、闘ってるでしょう?」と返します。こころはこの言葉に胸が震え、喜多嶋先生が自分のことを理解してくれていると思えたのでしょう。そして、閉城の日のお別れのシーンにて、こころは喜多嶋先生と未来出会う約束をします。

マサムネとの関係性や出会った年代

ここでは喜多嶋先生とマサムネの関係性や出会った年代をネタバレ解説します。喜多嶋先生がと出会った年代は2013年です。中学2年生のマサムネは学校で嘘をつくことからいじめに遭い、不登校となってしまいました。そのことについてマサムネの両親は悪いのは学校だから学校に行く必要はないと言うような親で、心の教室に通うことについても「マサムネはきっと行かないね」と消極的でした。

しかし、マサムネの友達からマサムネのことを聞いた喜多嶋先生は、マサムネの自宅を訪問します。両親は難色を示していましたが、こころとウレシノが言っていた先生と同じことに気付いたマサムネは話を聞くことにします。これが二人の出会いでした。作中ではまだ二人は出会ったばかりでそこまで深い関りはなかったようです。

ただ、マサムネが「いい人だよ」と言ったこころにその感じは分かると返していたり、泣きすぎて呼吸が上手にできないマサムネの背中を喜多嶋先生がさすっていたりと、良好な関係を築いていることがうかがえます。

フウカとの関係性や出会った年代

ここでは喜多嶋先生とフウカの関係性や出会った年代をネタバレ解説します。喜多嶋先生がと出会った年代は2020年です。幼少の頃にピアノの先生に天才だと褒められたことをきっかけに、ピアノの練習に明け暮れる毎日を送ることとなったフウカは、あまり学校にも行けず、友達もいませんでした。それを自分にはピアノがあるからと言い訳してきたフウカ。

しかし、ピアノで思うような成績も残せなくなってしまい、自分にはもう何も残っていないと気づかされます。そこでフウカは母親に言わず一人で「心の教室」を訪れることにしました。その後、喜多嶋先生と出会うこととなります。ちなみに二人が初めて出会ったのは年明けであると考えられます。

なぜならお城でのクリスマスパーティーがおこなわれた日、フウカがこころに「私も行ってみようかな。こころの行ってる、そのフリースクール」と言った後に「冬休みはおばあちゃんの家から塾に通う」と言っていたからです。勉強についていけずピアノを続けていいかも分からなかったフウカでしたが、喜多嶋先生のおかげで勉強もピアノも頑張ろうと決心していました。

ウレシノとの関係性や出会った年代

ここでは喜多嶋先生とウレシノの関係性や出会った年代をネタバレ解説します。喜多嶋先生がウレシノと出会った年代は2006年です。ウレシノはクラスでからかわれたり、たかられたりしていましたが、自分がいじめられているという自覚はありませんでした。そんなウレシノが不登校となったのは、ウレシノがいじめられていることに気付いた父親の突き放すような態度と、母親の過保護っぷりに嫌気が差したからです。

そして、不登校となったウレシノは母親に連れられて「心の教室」を訪れます。マサムネが「心の教室」を民間の支援団体とバカにした言い方で見下した際、ウレシノは「他の誰も自分の話を聞いてくれなかったけど、あそこの先生は自分の話を聞いてくれた」と言っていました。やはりここでも喜多嶋先生はウレシノに寄り添っていてくれたことが分かります。

スバルとの関係性や出会った年代

スバルは1985年からお城に来ていましたが、喜多嶋先生との接点はありません。なぜなら鮫島先生から「心の教室」に誘われたのが、喜多嶋先生が大学に入学した時、おそらく1996年だからです。1985年にはフリースクール自体存在していません。

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喜多嶋先生に関する感想や評価

ここではかがみの孤城の喜多嶋先生について、その正体や本名、登場人物たちと関わった年代をネタバレを交えて紹介してきました。では、最後に喜多嶋先生に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。ネット上では喜多嶋先生の正体や本名、魅力に関する声があがっていました。

喜多嶋先生の正体に関する声があがっています。こちらでは喜多嶋先生の正体を知り、驚かれているようです。ほかでは喜多嶋先生の正体に全く気が付かなかったとの声もあがっています。

喜多嶋先生の本名に関する声があがっています。どうやらかがみの孤城の喜多嶋先生の本名(井上晶子)と同じ名前の知り合いがいるようです。ほかでもかがみの孤城の登場人物に自分と同じ本名の子がいるとの声もあがっていることから、かがみの孤城の登場人物の本名は現実にありそうな名前であることがうかがえます。

喜多嶋先生の魅力に関する声があがっています。こちらでは喜多嶋先生の真っ直ぐな声と言葉が「心に刺さりすぎて涙が出そうだった」と好評です。これを機に喜多嶋先生の声と言葉に注目してみるとよいかもしれません。

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喜多嶋先生まとめ

本記事ではかがみの孤城の喜多嶋先生の正体や本名をネタバレありで紹介しつつ、登場人物たちと関わった年代を解説してきました。喜多嶋先生の正体は7人の中学生の一人、アキです。総合病院にケースワーカーとして勤める喜多嶋先生と結婚したことで、本名が井上晶子から喜多嶋晶子に変わっています。かがみの孤城を見る際はぜひ、本記事のまとめを参考にしつつ喜多嶋先生の正体や活躍に注目してみてください。

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