ダンジョン飯が面白くないと言われる理由は？つまらないという声や感想・評価を調査

ダンジョン飯とは、「難攻不落のダンジョンに挑む冒険者たち」という、王道なファンタジー設定と、冒険の道中に様々なモンスターを調理して食すグルメものという、異色の組み合わせで注目された漫画作品です。注目度も高く話題の漫画作品となったダンジョン飯ですが、面白いと好評な声がある一方で、つまらない・面白くないと不評な感想も寄せられています。

ダンジョン飯はKADOKAWAから発行されている漫画雑誌・ハルタで連載されていた漫画作品です。作者は日本の漫画家・九井諒子。九井諒子によるはじめての長期連載作品です。2014年から連載されていたダンジョン飯の原作漫画は、2023年の9月に全97話で完結を迎えました。単行本は全14巻まで刊行されています。ダンジョン飯は2022年にアニメ化も発表され、2024年の1月から放送されました。

ダンジョン飯の主人公で冒険者のライオスたちは、様々な魔物が生息するダンジョンを探索していました。ダンジョンの深層にてドラゴンに襲われたライオス一行は、ライオスの妹・ファリンを犠牲にして脱出します。ドラゴンに食べられたファリンを助けるため、すぐにダンジョンに潜りたいライオスたちでしたが、一文無しになっていました。ライオスたちは食糧難を「魔物を食べる」という力技で解決しつつ、ファリン救出を目指します。

ダンジョン飯が面白くない・つまらないと言われる理由を解説していきます。まず、ダンジョン飯の作品の肝となっている「魔物を料理する」という要素が、受け入れられないと不評の一因にもなっています。ダンジョン飯はモンスターを倒すだけでなく、様々な調理方法で食べるという異色さが人気になっています。しかし、ダンジョン飯に登場するモンスターはどれも異形の生物で、魔物の料理が美味しくなさそうと不評になっています。

ダンジョン飯は魔物を調理するという設定は異色ですが、世界感の基礎となっているのは、剣と魔法のファンタジーといった王道のものです。しかし、このファンタジー設定は、RPGなどの作品の知識を持っていないと、分かりづらくなってしまいます。前提知識としてスライムやケルピーといった魔物や、エルフ・ドワーフ・ノームといった人種を知っていないと、話がややこしく感じてしまうため、不評な意見を集めているのです。

ダンジョン飯が面白くない・つまらないと言われている理由には、主人公のライオスのキャラクター性もあります。ダンジョン飯の主人公であるライオス・トーデンは、仲間想いの善人ではありますが、魔物が好き過ぎるという変わった所があります。また、魔物が好きな一方で人間と関わるのは苦手なキャラクターで、言動がサイコパスっぽいと言われています。

ダンジョン飯ではライオス一行はファリンを救出するため、魔物を食べながらダンジョンの深層を目指していきます。仕方なく始めた魔物食ではありますが、ライオスは元々魔物を食べてみたいという欲求を持っていました。そのせいで仲間とすれ違ったり引かれてしまったりと、主人公にしては言動が読みにくく、サイコパスっぽさが不評となっていました。

ダンジョン飯はバトルファンタジーものでありながら、グルメ漫画の要素も含んでいる点が人気となった作品です。ファンタジー作品では馴染みのある有名なモンスターたちを、色々な調理方法で料理をしていくシーンや出来上がった料理を食べるシーン、また料理の味の感想など、新鮮な描写が受けている漫画作品なのです。しかし、そのようなダンジョン飯も、「失った仲間を助け出す」という大きな目的のあるストーリーをしています。

ライオス一行の冒険では、出会ったモンスターを捕まえたり倒したりして、料理してエネルギーに変えていきます。そのような旅も中盤を過ぎていくと、交戦するモンスターも強くなり、また人間の勢力と衝突するなど、どんどんシリアスなシーンが多くなっていきました。ダンジョン飯に「魔物を料理して食べる」といったグルメ要素を求めている人からは、魔物を食べるシーンが減ってつまらないと言われていました。

ダンジョン飯ではストーリーの冒頭は仲間のファリンを失うシーンから始まり、危機感のある冒険が幕を開けていきます。ストーリー序盤では手探りでモンスターを狩って食べようとしたり、思わぬトラブルを巻き起こしたりと、コメディタッチな展開が多く描かれていきます。序盤はギャグが多めで明るい雰囲気でストーリーが進んでいきますが、ダンジョンの奥に進むにつれて展開はシリアスになっていきます。

ダンジョン飯のストーリーは、ダンジョンの主である狂乱の魔術師や、彼を支配する悪魔の存在、ダンジョンを制圧しようとするエルフの勢力など、様々な思惑が絡み合って複雑になっていきました。ストーリーが複雑化するにつれ、コメディタッチなシーンは減っていきます。ダンジョン飯序盤の明るくギャグが多めのストーリーを気に入っていた読者からは、シリアスな展開がつまらない・面白くないと不評となっていました。

ダンジョン飯が面白くない・つまらないと言われている理由には、キャラクターへ感情移入ができないといった点もありました。ダンジョン飯の主人公・ライオスはサイコパスっぽい主人公だと言われており、その他のキャラクターも癖が強く自分勝手な所がある人物ばかりです。個性豊か過ぎるキャラクターばかりで、「どの登場人物にも感情移入ができないからつまらない」と不評な意見も挙がっていました。

ダンジョン飯が面白くない・つまらないと言われる点には、独特な絵柄もあります。ダンジョン飯の作者・九井諒子はシンプルながらよく書き込まれた画風をしており、絵柄が受け入れられないといった人もいました。作者の描写力により、魔物料理も非常にリアルに描かれており、余計に気持ち悪く感じると不評となっています。

ダンジョン飯の面白くない・つまらないと不評な理由に続いて、面白いと言われる理由も解説していきます。ダンジョン飯にはグルメとコメディ要素があり、この要素のバランスが良く面白いと評価されています。ストーリーの導入は、ドラゴンに食べられた仲間を早く助けたいといった緊迫したものでしたが、ライオス一行の冒険は非常にコミカルでギャグシーンが多めになっています。

ライオス一行は、魔物が好きで魔物を食べてみたい主人公のライオス、魔物食に精通しているセンシ、魔物を食べるのに抵抗があるチルチャックとマルシルといった面々で構成されています。魔物を食べるシーンでは、ライオスとセンシがワクワクしながら調理を始め、それにチルチャックやマルシルがつっこむという、コントのようなやり取りが繰り返されます。ダンジョン飯では、このようなギャグシーンが面白いと好評となっています。

ダンジョン飯は世界設定は「魔法が使えるファンタジー」「魔物が巣くうダンジョン」など、王道で分かりやすいものになっています。しかし、世界感は王道ながら、「魔物を料理して食べる」といった点が異色の漫画作品です。「魔物料理はどんな味か？」「魔物を食べる調理法はどのようなものか？」という異色の着眼点で、ダンジョン飯は他にはない独自の世界感を獲得しています。

ダンジョン飯はダンジョンで魔物を倒しながら冒険するバトルものであり、倒した魔物を丁寧に調理して食べるグルメものでもあります。また、色々な要素が混ざり合った独自の世界感に、程よいギャグシーンも合わさって、非常に面白いと評価されているのです。

ダンジョン飯は、斬新な設定や世界感が面白いと評価されている漫画作品です。魔物を料理するという異色さに注目が集まるダンジョン飯ですが、しっかりと本格ファンタジーのストーリーが味わえる作品でもあります。ダンジョン飯のストーリーの大筋は、ドラゴンに食べられた仲間を救出する冒険です。その過程で様々な魔物に遭遇し戦闘しますが、バトルシーンもしっかりと作りこまれていて面白い要素となっています。

面白くない・つまらないと不評な意見もあるダンジョン飯は、2023年に全97話で完結しています。ダンジョン飯のストーリーは、ダンジョンの深層に取り残された仲間を助けに行くというものから、欲望が渦巻くダンジョン全体を巻き込む大きな騒動へと発展していきます。

ダンジョン飯の主人公・ライオス一行は、仲間のファリンを食べてしまったドラゴンを何とか討伐します。しかし、ほとんど消化されてしまったファリンを蘇生させるため、禁忌とされている古代魔法・黒魔術を使ってしまいます。蘇生したファリンですが、ダンジョンの主の使い魔の魂を取り込んでしまい、魔物に変化していきます。魔物化したファリンを止めるため、ライオスはダンジョンの主を倒しました。

主が変わったダンジョンは姿を変えていき、ダンジョン内は大混乱になってしまいます。ダンジョンの主は欲望を叶えてくれる悪魔の言いなりで、悪魔自体を倒さなければ意味がないと悟ったライオスは、策を講じて悪魔そのものを食べてしまいます。悪魔の支配から逃れた世界で、ライオスは妹のファリンの身体から魔物の部分だけを取り除き、大勢で食べてしまう事で彼女を人間として蘇生しました。

ダンジョン飯に関する感想や評価をいくつか紹介していきます。ダンジョン飯は面白いと好評な意見と共に、魔物が気持ち悪いと不評な意見も集めている作品でした。ダンジョン飯では、魔物を倒して食べるという設定上、魔物の生態が詳しく描写されています。中には宝物に擬態した虫や、ヤドカリのようなミミックなど、見た目が気持ち悪い魔物も登場します。そのような魔物の調理シーンは気持ち悪いと不評になっていました。

ダンジョン飯に関する感想では、登場する魔物料理を食べてみたいといった感想も挙がっていました。ダンジョン飯では、非常に多彩な魔物を使った料理が登場しています。動物型や植物型の魔物だけではなく、スライムのような一見食べ方が分からないような魔物まで、様々な調理方法で料理にされていきます。現実では食べることができない魔物料理は、一口食べてみたいと興味をそそる要素として人気になっています。

ダンジョン飯に関しては、ファンタジー設定とリアリティとのバランスが取れていて良いといった感想も見られています。ダンジョン飯の世界感は、魔法が使えたりモンスターが生息したりと、王道ファンタジーに準ずるものになっています。ファンタジーで何でもありな世界感と思いきや、魔物の生態は緻密に設定されており、調理するシーンにもリアリティが生まれています。このバランスが絶妙だと評価されていました。

ダンジョン飯に関しての感想では、作品の肝になる魔物を食べるシーンを高く評価する感想が多くなっています。その一方で、ストーリーが進むにつれ「魔物を食べるシーンが減った」と不評な意見が増えています。ダンジョン飯というタイトル通り、魔物を食べるシーンは作品の重要な要素ですが、シリアスな展開に突入すると食事シーンは減ってしまいます。その結果、魔物を食べるシーンが少なくなりつまらないと言われていました。

ここでは、ダンジョン飯が面白くない・つまらないと不評な理由をまとめました。ダンジョン飯が面白くない・つまらないと言われる理由には、「独特の絵柄」「魔物を食べるシーンが減った」「RPGの知識が無いと分かりにくい」「主人公がサイコパス」などの理由が挙げられています。

ダンジョン飯はつまらないとの意見も集める作品ですが、独特の世界感と王道のストーリーが面白いと高く評価されている作品であります。原作漫画はすでに完結し、テレビアニメは2024年1月から放送されています。是非、ダンジョン飯をチェックして、賛否両論を集めたストーリーや世界感を楽しんでみて下さい。