葬送のフリーレンに前作は存在する?原作者山田鐘人・作画アベツカサの過去作は?

アニメにもなった『葬送のフリーレン』は、1話目ですでに勇者一行と魔王の戦いが終結しています。作品によっては前作で物語が一度終わり、その続きから新シリーズが始まることがあります。葬送のフリーレンも、前作が存在する漫画なのでしょうか?本記事では、葬送のフリーレンの前作についてまとめます。また、原作者の山田鐘人さんと作画担当のアベツカサさんの過去作や、2人がコンビを組んだ経緯なども紹介します。

葬送のフリーレンに前作は存在する?原作者山田鐘人・作画アベツカサの過去作は?のイメージ

目次

  1. 葬送のフリーレンとは?
  2. 葬送のフリーレンに前作は存在する?作者の過去作は?
  3. 葬送のフリーレンの作者がコンビを組んだ経緯や顔出し
  4. 葬送のフリーレンに関する感想や評価
  5. 葬送のフリーレンの前作まとめ

葬送のフリーレンとは?

葬送のフリーレンの漫画の概要

葬送のフリーレンは、小学館の週刊少年サンデーに掲載されている漫画です。作者は山田鐘人さんとアベツカサさんで、2020年の22・23合併号から連載が始まりました。web漫画アプリのさんでーうぇぶりでも、本誌より1週遅れで読むことができます。

葬送のフリーレンのアニメ化

葬送のフリーレンは、2022年にテレビアニメ化が発表されました。放送が始まったのは、2023年の9月です。初回から4話までは、まとめて日本テレビの金曜ロードショーで放送されました。それ以降は、毎週金曜日の23時から「FRIDAY ANIME NIGHT」の枠で放送されています。葬送のフリーレンのアニメは2クール連続で制作され、全28話までの放送が予定されています。

葬送のフリーレンあらすじ

エルフのフリーレンは、勇者ヒンメルたちと一緒に魔王を倒しました。フリーレンはそれから魔法収集の旅へと出かけ、50年後にかつての仲間たちと再会しました。再会してすぐにヒンメルが亡くなり、フリーレンは彼のことを知ろうとしなかったことを後悔します。フリーレンはもっと人間を知ろうと思い、新たな旅に出ました。その後、フェルンやシュタルクといった仲間と出会い、彼らと一緒に下らなくて楽しい旅を続けます。

葬送のフリーレン|BS日テレ

葬送のフリーレンに前作は存在する?作者の過去作は?

葬送のフリーレンに前作は存在する?

葬送のフリーレンは、ヒンメルたち勇者一行が魔王を倒したところから始まります。1話目にしてすでに冒険が終わっているため、前作があるのではないかと感じた人もいるでしょう。では、葬送のフリーレンに、前作と呼べる作品はあるのでしょうか?実は、葬送のフリーレンに前作は存在しません。葬送のフリーレンは勇者たちの冒険をメインに描いた作品ではなく、勇者一行の後日譚を描いた作品です。

そのため、勇者たちの冒険や魔王との戦闘は、それほど詳細に描く必要がないのです。葬送のフリーレンには前作がない代わりに、作中で回想シーンが多く登場します。その回想シーンを見ることで、勇者一行がどのような冒険をしてきたかを知ることができます。ただ、コミックス12巻までの時点では、まだ魔王との戦いについての回想シーンは出てきません。

今後物語の中で、新たな回想シーンが見られることもあるでしょう。このように、前作は存在しない葬送のフリーレンですが、アンソロジーであればいくつかの作品が存在します。アンソロジーの中には、ヒンメルとハイターの子供時代を描いた作品もあります。前作とは違いますが、本編とはまた違った面白さを味わえるでしょう。

葬送のフリーレンの初期構想

葬送のフリーレンの初期構想に関しては、担当の小倉功雅さんが明かしています。小倉功雅さんは最初、原作者の山田鐘人さんに読み切りのギャグ漫画をお願いしたそうです。ところが、山田鐘人さんが出してきたのは、現在の葬送のフリーレンの1話とほぼ変わらないネームでした。小倉功雅さんはまったくギャグ漫画ではないと思いながらも、その面白さに短期連載の企画を提案します。そして現在の葬送のフリーレンが完成しました。

葬送のフリーレンの原作者・山田鐘人の過去作

葬送のフリーレンに前作はありませんが、原作者の山田鐘人さんは葬送のフリーレンの前に別の作品を描いていました。山田鐘人さんの前作は、『ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア』です。この作品は、サンデーうぇぶりで2016年から2017年まで連載していました。葬送のフリーレンが魔王を倒した後の物語であるように、山田鐘人さんの前作も人類が滅亡した後の物語を描いています。

ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピアの世界では、人類はほぼ滅亡しています。1人だけ生き残った博士は、自分が作ったロボット少女と毎日を淡々と過ごします。葬送のフリーレンよりもギャグ要素が強い漫画ですが、どこか葬送のフリーレンと同じような空気感を漂わせています。たまに回想シーンをはさむところも葬送のフリーレンと一緒で、その回想シーンが読者の胸を打つところも似ています。

しかし、前作のぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピアはあまり売上が良くなく、残念ながら2巻で終わってしまいました。葬送のフリーレンの前作以外の山田鐘人さんの過去作は、まんがカレッジで入選した『クラスシフト』と、週刊少年サンデーSで連載されていた『名無しは一体誰でしょう?』です。名無しは一体誰でしょう?では、葬送のフリーレンと同じく原作だけを担当しています。

葬送のフリーレンの作画・アベツカサの過去作

続いて、葬送のフリーレンの作画担当である、アベツカサさんの前作や過去作を見ていきましょう。アベツカサさんは、2015年に新世代サンデー賞で努力賞を受賞した漫画家です。漫画家としてデビューしたのは2017年で、このときの作品は『カノン』でした。

その後、2018年に『MEET UP』で小学館新人コミック大賞少年部門の佳作を受賞します。アベツカサさんが葬送のフリーレンの前に描いていたのは、2020年に発表された『殺人鬼vs.殺人鬼』です。この前作は、週刊少年サンデーSの別冊付録である、サンデーminiに掲載されています。

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葬送のフリーレンの作者がコンビを組んだ経緯や顔出し

葬送のフリーレンの作者がコンビを組んだ経緯

葬送のフリーレンは、原作と作画を担当する作家2人による作品です。原作者の山田鐘人さんと作画のアベツカサさんがコンビを組んだ経緯については、担当の小倉功雅さんがインタビューで語っています。山田鐘人さんの前作であるぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピアは、作画も山田鐘人さんが行っていました。しかし、売上が良くなかったため、次回作は担当を他の人に頼むことにします。

そこで名前が上がったのが、アベツカサさんです。小倉功雅さんは山田鐘人さんの担当だけでなく、アベツカサさんの担当でもありました。小倉功雅さんはアベツカサさんに作画を依頼し、キャラ表を制作してもらいます。そのキャラ表を山田鐘人さんに見せたところ、山田鐘人さんもアベツカサさんの絵を気に入りました。こうして、2人はともに漫画を作成することとなり、山田鐘人さんとアベツカサさんのコンビが誕生したのでした。

葬送のフリーレンの作者同士は会ったことがある?

担当の小倉功雅さんによれば、葬送のフリーレンの作者である山田鐘人さんとアベツカサさんは、実際に顔を合わせたことはないようです。小倉功雅さんは、2人はすべてのやり取りをメールで行っていると語っています。ただ、小倉功雅さんがこの情報を明かしたのは、2022年のことです。それ以降の作者2人に関する情報は出ていないため、その後対面する機会があったかどうかは不明です。

葬送のフリーレンの作者のSNSがある?

葬送のフリーレンの作画担当であるアベツカサさんは、現在Xで情報の発信をしています。インスタグラムなど、X以外のSNSは使用していないようです。アベツカサさんのXでは、たまに葬送のフリーレンのイラストが投稿されることもあります。

原作者である山田鐘人さんは、Xやインスタグラムなどのアカウントを持っていないようです。山田鐘人さんに関する情報は、たまに葬送のフリーレンの公式アカウントで見ることができます。Xの葬送のフリーレンの公式アカウントが、山田鐘人さんの前作を紹介したこともありました。

葬送のフリーレンの作者は顔出ししている?

葬送のフリーレンの作者である山田鐘人さんとアベツカサさんは、どちらとも顔出しをしていません。性別も不明で、プライベートに関しては謎に包まれています。山田鐘人さんは名前から男性だと判断する人も多いですが、女性の漫画家が男性のような名前をペンネームとして使うこともあります。

そのため、山田鐘人さんが男性であるとは言い切れません。アベツカサさんも男性のような名前ですが、女性の名前でもおかしくありません。アベツカサさんに関しては、ファンの間では女性であるという噂が流れています。その噂のもととなったのは、Youtubeの週刊少年サンデーTVというチャンネルです。

週刊少年サンデーTVでは、アベツカサさんの作画の様子を公開しています。この動画の中でアベツカサさんの顔は見えませんが、手元と髪の毛の一部が映りました。女性らしい手と髪型から、アベツカサさんは女性であると判断した人が多いようです。

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葬送のフリーレンに関する感想や評価

葬送のフリーレンのアニメは、「原作への愛を感じる」と高い評価を得ています。葬送のフリーレンのアニメは原作を下手にいじることなく、原作では描ききれない動きや戦闘シーンなどをうまく付け足しています。シーンによっては原作を改変することもありますが、これらの改変も「良改変」としてファンに受け入れられています。葬送のフリーレンのアニメは、原作ファンにとっても納得の仕上がりになっているようです。

葬送のフリーレンには、「素晴らしい」という感想が多く寄せられています。物語の内容はもちろん、アニメの作画やBGMも素晴らしいと評判です。

葬送のフリーレンには、「キャラが魅力的」という感想もありました。葬送のフリーレンには、メインキャラ以外にも大勢のキャラが登場します。1話しか登場しないゲストキャラもいますが、どのキャラも個性的でそれぞれ違う魅力を持っています。魅力的なキャラが多いのも、葬送のフリーレンが人気である理由のひとつだといえるでしょう。

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葬送のフリーレンの前作まとめ

葬送のフリーレンの前作や、作者2人の過去作などをまとめました。葬送のフリーレンには前作はなく、魔王を倒してからが本格的な物語のスタートとなっています。1話より前の物語に関しては、作中に登場する回想シーンなどで想像するしかないでしょう。しかし、前作がないからといって、葬送のフリーレンの面白さが変わることはありません。勇者一行の冒険を想像しながら、フリーレンの後日譚を楽しみましょう。

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