【葬送のフリーレン】フリーレンがババアと言われるシーンは何話？年齢や寿命は？

フリーレンは「葬送のフリーレン」に登場する主人公で、種族はエルフです。勇者パーティーのメンバーより長い寿命をもつフリーレンの視点を中心に、「葬送のフリーレン」の物語が進行します。この記事ではフリーレンの寿命や、見た目が若いのに年齢が高いせいでシュタルクにババアと言われるシーンなどについて紹介します。」

「葬送のフリーレン」は山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画の漫画作品で、「週刊少年サンデー」に2020年から連載されています。2021年に第14回マンガ大賞および第25回手塚治虫文化賞新生賞を受賞するなど、多くの受賞歴がある人気作品で、2023年10月からはアニメ「葬送のフリーレン」の放送もはじまりました。

また、原作漫画「葬送のフリーレン」は2024年2月現在で12巻まで刊行され、累計発行部数が1700万部を突破しました。

勇者ヒンメル・僧侶ハイター・戦士アイゼン・魔法使いフリーレンの勇者パーティーは10年間の旅をし、見事に魔王を打倒して凱旋しました。ヒンメルたちにとっては感慨深い10年間でしたが、寿命が長いフリーレンにとっては人生のほんのひとときの出来事にすぎません。フリーレンはヒンメルたちに50年に一度降るという「半世紀（エーラ）流星」をもう一度見ると約束して別れます。

「葬送のフリーレン」の主人公であるフリーレンはエルフ族で、人類よりかなり長い寿命とされています。フリーレンの年齢や寿命については後の項で詳しく紹介します。フリーレンは小柄な見た目で若々しいですが、歴史上最も魔族を殺したと言われています。このエピソードから、「葬送のフリーレン」という異名をもっています。また、この異名にはもうひとつの意味があります。

それはこの記事で解説をする、エルフという種族の寿命が関係しています。一緒に旅をしたヒンメルたちはフリーレンよりも寿命が短いため、フリーレンを残して死んでいくことになります。「葬送」には死者を見送るという意味があり、その意味で「葬送のフリーレン」の異名がつきました。また、フリーレンは長寿の種族ということもあってか、感情の起伏が少ないことが特徴です。

さらに自分にも他人にも無頓着でずぼらな性格をしています。とくに朝に弱いフリーレンは、放っておくと昼まで目を覚まさないことが少なくありません。実力については、数多くの魔族を葬ってきただけのことがあり、フリーレンの魔法の力は強力です。しかしそれをひけらかすことはなく、優れた魔法使いはたとえ相手が憎い魔族であったとしても敬意を払います。

フリーレンがババアと言われるのは、原作漫画「葬送のフリーレン」の11話です。また、アニメ版「葬送のフリーレン」では6話でフリーレンがババアと言われるシーンが描かれました。フリーレンのことをババアと言ったのはシュタルクですが、どうしてシュタルクはババアなんて発言をしたのでしょうか？

シュタルクがフリーレンに対してババアと言ったのは、彼が住んでいる村の災厄と言われる紅鏡龍（こうきょうりゅう）を戦ったシーンです。紅鏡龍は、これまで何人もの冒険者を捕食していた危険な存在です。さらに、フェルンの強力な魔法をもってしても傷つけることができない頑強さがあります。フリーレンが紅鏡龍と戦った理由は、紅鏡龍が「服が透けて見える魔法」が書かれた魔法書を保持していたためです。

この紅鏡竜と戦うことになったのが、「臆病な戦士」として登場したシュタルクでした。シュタルクは前衛として紅鏡竜に挑み、強力な攻撃を叩きこみます。その隙に魔法を撃つようにフリーレンやフェルンに指示を出しますが、フリーレンは動こうとしません。このときにシュタルクは加勢をしてくれないフリーレンに対して「ふざけんなよクソババア」と叫びました。

このときフリーレンは加勢をしなかったのではなく、すでに紅鏡竜がシュタルクによって打倒されたことに気が付いていました。フリーレンの「もう死んでいるよ」という声によりやっと紅鏡竜を倒したことにシュタルクは気が付きました。このときフリーレンの隣にいたフェルンは紅鏡竜をシュタルクが倒したことよりも、「クソババア」と言われたフリーレンのことを気にして「あとが怖いなぁ……」と呟きます。

このあと、シュタルクはフリーレンやフェルンとともに旅をします。また、フリーレンはシュタルクのクソババア発言にたいしてなにか行動することはありませんでした。しかし、フリーレンがシュタルクにクソババアと言われたことを忘れていないシーンが描かれます。それは、原作漫画「葬送のフリーレン」の61話でした。このエピソードでフリーレンたち3人は空洞になっていた地面から、魔法が使えない洞窟へと落下します。

魔法が使えない場所であるため、フリーレンとフェルンの能力が弱体化します。このときフリーレンはシュタルクに「ここでは私たちは魔法が使えないただの女の子だから」と発言しました。それに対してシュタルクが「女の子…？」と返すと、フリーレンは真顔で「私、シュタルクがクソババアって言ったこと忘れてないから」と返します。

この大人げない発言をするフリーレンに対して、フェルンは「まだ根に持ってる…」とあきれます。また、フリーレンはかつて癇癪を起したときにヒンメルでも引くレベルで泣くと発言しています。さらに、シュタルクに対して「おばあちゃんと3回言ったら泣きわめく」と脅しました。

シュタルクがフリーレンに対してババアと言ったのは、フリーレンの寿命や現在の年齢が関係しています。まずは、フリーレンの寿命から詳しく考察します。「葬送のフリーレン」の主人公であるフリーレンの種族はエルフです。エルフはファンタジー作品に登場することが多い種族で、多くの作品で長寿な種族として描かれます。「葬送のフリーレン」においても、エルフは長寿な種族として描かれています。

「葬送のフリーレン」のエルフの寿命ですが、2024年2月まで連載されている「葬送のフリーレン」のエピソードのなかで明確に描かれていません。ですが、エルフの寿命についていくつかの要素が作品の中で描かれています。そのひとつが、エルフである大魔法使いゼーリエの発言です。ゼーリエは自分自身のことを「神話の時代から生き続けている」と語っています。

この発言が事実かどうかは不明ですが、仮に事実だとすると「神話」と言われる古い時代から生きていることになります。「葬送のフリーレン」で神話の時代が何年前かははっきりと語られていませんが、かなり古い時代なのは間違いないとされています。このことから1万年以上の寿命があるのではないかと考察されます。

また、エルフの寿命を表しているかもしれないキャラクターとしてミリアルデがいます。ミリアルデは、感情の起伏が乏しいフリーレンから「いつもボーっとしている」と言われたキャラクターです。どうしてこのミリアルデがエルフの寿命に関係するのでしょうか？それは、ミリアルデの名前に秘密があります。ミリアルデはドイツ語で「Milliarde」と書きます。これはドイツ語で10億という意味があります。

ミリアルデの名前がそのままエルフの寿命であると明言されていませんが、エルフが長大な寿命をもつことを意味するのではないかと考察されます。またフリーレンの名前がドイツ語で「凍っている」という意味になるため、ミリアルデの名前がドイツ語由来である可能性が高いとされています。

「葬送のフリーレン」のエルフの寿命は明言されていませんが、かなりの長さであることが考察されています。それでは、フリーレンの現在の年齢はどのくらいなのでしょうか？フリーレンは「葬送のフリーレン」の世界のエルフの中では若い部類ではないかとされています。それは、「葬送のフリーレン」に登場しているほかのエルフの発言から考察されます。

原作漫画「葬送のフリーレン」の24話に登場するエルフのクラフトは、かつて世界を救った英雄で、シュタルクがとんでもなく強いと評価するキャラクターです。彼はフリーレンに対して若いと語っています。また、フリーレンとの別れに際して「何百年後かにまた会おう」と語っていて、エルフの時間感覚がほかの種族とはまったく違うことが描かれます。

フリーレンの年齢について、原作漫画で正確な描写はありません。ですが、ヒンメルからパーティーに誘われたときは「500年以上魔族との実戦はしていない」と語っていたり、、大魔族のマハトと対峙した際に「私たちは600年前に一度戦っている」と語っています。さらに大魔族アウラとの戦いでは「1000年以上生きている魔法使い」と自ら語りました。

このことからフリーレンが1000年以上生きているのは間違いないようです。また、1000年前の時点でフリーレンの師匠であるフランメとの出会いがおよそ1000年前だとされています。この時点ですでにフリーレンはそれなりに強い魔法使いであったことから、1050年以上は生きているのではないかと考察されます。フリーレンの年齢は不明ですが、1050歳以上であることは間違いないようです。

「葬送のフリーレン」におけるエルフの寿命につづいて、ドワーフの寿命について考察します。ドワーフはエルフほどではないにしても、人族よりはかなり長命の種族として描かれています。ちなみに、ドワーフの寿命についてはエルフとは違いはっきりと描かれています。その寿命は300年ほどです。ですが、すべてのドワーフが300年で亡くなるというわけではありません。

「葬送のフリーレン」に登場するドワーフに400歳になるフォル爺というドワーフのキャラが登場しました。フォル爺は400歳になるにもかかわらず、いまなお魔族と戦うことができるほか、シュタルクに稽古をつけるほどの体力があります。フリーレンはフォル爺を「かなりの長寿友達」と呼んでいます。

それでは、フリーレンのパーティーメンバーだったドワーフのアイゼンの年齢はどのくらいなのでしょうか？アイゼンの現在の年齢は原作漫画「葬送のフリーレン」ではっきり描かれてはいません。それでも、アイゼンの年齢を考察できるシーンやセリフがあります。それは、フリーレンがアイゼンと再会したときのものです。アイゼンはこのとき、腕が細くなっていて魔王討伐のときのように戦えなくなっていました。

「葬送のフリーレン」におけるドワーフの寿命は、人族のおよそ4倍程度だとされています。アイゼンがフリーレンと再会したとき、腕は細くなっていますが岩を持ち上げたり外見が老け込んでいるということはありませんでした。そのため、人族であればおよそ50歳前後になったのではないかとされています。50を4倍にした200歳が、現在のアイゼンの年齢に近いのではないかと考察されます。

ちなみに、フリーレンのパーティーメンバーだったヒンメルとハイターは人族です。冒険に出てから7年後に23歳だと判明し、その後75歳前後で亡くなったとされています。また、ハイターは人族のなかではかなり長寿で、100歳前後まで生きていたと考察されます。

フリーレンがシュタルクに「クソババア」と言われたあと、かなり時間がたったシーンでもまだ根に持っていることが描かれています。「クソババア」発言からいつまでも引きずるフリーレンがかわいいという感想がありました。

フリーレンはかつて勇者ヒンメルですら引くくらい癇癪を起して泣きわめいたことを語り、シュタルクにおばあちゃんと言わないように脅します。この過去の「うおーん」と泣きわめくフリーレンをアニメで見たいという感想が数多くありました。

シュタルクにババアと言われてショックを受けるフリーレンがかわいいという感想や、フリーレン・フェルン・シュタルクのトリオが好きといった感想がありました。

「葬送のフリーレン」で、フリーレンがシュタルクからババアと言われてしまうシーンを紹介しました。一見気にしていなそうに見えて、フリーレンはいつまでも根に持っていました。今後、フリーレンがババアと言われるシーンが登場するのか、そのときどのような反応をするのかに注目をして「葬送のフリーレン」を楽しんでみてはいかがでしょうか？