【葬送のフリーレン】アイゼンの年齢は何歳？魔王討伐後の現在やドワーフ族の寿命は？

葬送のフリーレンにおいて勇者パーティの一員として登場したのがアイゼンです。この記事ではそのようなアイゼンについて、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

アイゼンが登場する葬送のフリーレンは、2020年から原作山田鐘人先生、作画アベツカサ先生のコンビで週刊少年サンデーにて連載されているロードムービー漫画です。ファンタジーな作風で、勇者が魔王を倒した後の後日談を描く形で展開されています。高い人気と共に評価を獲得しており、数々の漫画賞において、上位入賞を果たしている作品になっています。

10年もの間の旅路を経て魔王討伐の偉業を成し遂げた勇者ヒンメル率いる勇者パーティ。メンバーの4人は、王都に凱旋後、50年に1度降るという『半世紀（エーラ）流星』を見た後、50年後に再びこれを見る約束をして解散することになります。そのような勇者パーティのメンバーの1人として登場したのが、この記事で紹介するアイゼンです。

アイゼンは、勇者パーティで戦士を担当したドワーフの戦士です。長い髭が特徴的な見た目をしており、その髭によって隠れているため、表情が見えにくくなっています。過去には家族がいた経験もありますが、魔族に村を襲われた結果、亡くなってしまったという過去をもっています。

表情が見えにくいアイゼンですが、その性格は、生真面目でストイックかつ冷たさすら持ち合わせているキャラクターです。ただそれは、世界の現状を憂いてのことであり、性根にはノリの良さや愉快な一面も持ち合わせています。基本的には物静かながらも、勇者パーティでの旅を後にシュタルクに「とてもくだらなくて楽しい旅」だと表現するなどしています。

葬送のフリーレンは、勇者パーティが魔王討伐を成し遂げた後の物語であること、物語の構成もあって、アイゼンが直接的に戦うシーンはほぼ描かれていません。しかし、同じパーティにいたフリーレンの話や回想などに登場する形で強さが描かれています。その強さとは勇者パーティの一員なだけあって、規格外の戦士であったことが明らかになっています。

『竜を昏倒させる猛毒を受けても平気』『自由落下程度ならどんな高さから落ちても無傷』『ダイヤモンドは握って潰せる』などなどの強さエピソードには事欠きません。勇者パーティのヒーラーであるハイターからも度々ドン引きされるほどになっています。ちなみにその強さの秘訣は『気合い』であるとしているなど、基本的には脳筋な性質が強くなっています。

老化によって全盛期を通り過ぎ、隠居生活を送る現在でもその強さの片鱗は見せており、巨岩を軽々と持ち上げたりしています。またアニメでは水面の上を走ってしまうような描写も加えられました。このような強さを持ちながら、本人は謙虚に「俺が人類で1番強いわけじゃない」としていたため、フリーレンは彼が戦士の基本なのだと勘違いしていたほどでした。

そのようなアイゼンが、隠居生活を送る中で弟子としたのが、同じく故郷の村を滅ぼされた経験をしたシュタルクです。元々戦士の村の出身だったシュタルクですが、ヘタレな性格から実力を発揮できずにいましたが、性根にある期待を裏切れない性格に加えてアイゼンのスパルナな育成によって並の戦士とは一線を画す強さを持ち合わせるようになっています。

ひょんなことから喧嘩別れをしてしまったアイゼンとシュタルクですが、そもそもフリーレン達がシュタルクと出会ったのはアイゼンの紹介があったからこそでした。シュタルクも、様々な経験をしてアイゼンに聞かせることを目的に冒険をしており、仲直りしたわけではありませんが、強い絆で結ばれています。

葬送のフリーレン作中において、アイゼンの年齢に関しては、詳細は明らかになっていません。ただ少なくとも魔王討伐を成し遂げたのが80年前であり、その時点では一端の戦士であったことから、少なくとも現在100歳は超えているだろうと考察されています。

現在の年齢が不明なため、魔王討伐時の年齢に関しても不明になっています。ただ、16歳で勇者となり、冒険を開始した勇者ヒンメルとノリの良い一面を見せていることから、この時点では比較的勇者ヒンメルと近い年齢だったのではないかと考察されています。そのため、勇者ヒンメルが旅を始めた時点で20歳前後、魔王討伐時点で30歳前後だったのではないかと考察されています。

勇者パーティ解散後、アイゼンは、かつては逃げ出してしまった故郷の村に戻って生活しています。魔族に滅ぼされてしまった村ですが、アイゼンはここに仲間達のお墓を作り、そこに花を添えるなどして生活しているのです。その他、シュタルクを引き取って育てていたり、ハイターの文通をしたりするなどして生活していたことが明らかになっています。

アイゼンはドワーフ族であり、ドワーフ族は通常に人間よりは長く、エルフよりは短い寿命であるとされています。葬送のフリーレンの世界において、ドワーフ族の平均寿命は250～300年であるとされています。既にアイゼンは全盛期を過ぎ、老化が始まっている様子も出ていることから、この平均寿命を考えると既に200年以上生きている可能性もあるのではないか、とも考察される結果になっています。

アニメ葬送のフリーレンにおいて、アイゼン役の声優を担当したのは、上田燿司さんです。2000年代から声優として活躍しています。声優としてはバイプレイヤーとして知られており、1つの作品で多数のキャラクターを兼役することも多くなっています。

上田燿司さんがこれまでに演じてきた主なキャラクターとしては、『ジョジョの奇妙な冒険』のロバート・E・O・スピードワゴン役、『バジリスク～甲賀忍法帖～』の如月左衛門役、『テニスの王子様』の田仁志慧役、『無職転生』のギース・ヌーカディア役、『鋼鉄神ジーグ』の司馬遷次郎役、『BLEACH千年血戦篇』の二枚屋王悦役、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のケナンジ・アベリー役などを担当しています。

ここからは既に葬送のフリーレンを視聴している人の、アイゼンに関しての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。アイゼンは、どうしても活躍が少なくなっていますが、それは本人が年齢を理由にフリーレンパーティへの参加を断ったためです。その分、情報も少なくなっており、年齢が分からないので知りたいと言われることも多くなっています。

ただ、アイゼンのセリフは、年齢や寿命を意識したものが多く、種族間での寿命差などが如実に感じられるので、再登場してほしいという声も多くなっています。そもそもアイゼン以外にドワーフ族が目立つこともないことから、ドワーフ族がもっと登場してほしいと言われることも多くなっているのです。

アイゼンの年齢と共に、気になると言われているのが、ドワーフ族の寿命です。葬送のフリーレンでは主人公のフリーレンがエルフということもあって、エルフの情報は断続的ながらもそれなりに描かれるものの、ドワーフ族は登場が少なく、もっと情報がほしいと言われています。

葬送のフリーレンのアイゼンは、勇者パーティの一員で、フリーレンを除けば2024年2月現在も唯一生きているキャラクターです。しかし、全盛期は超えており、明らかに老化したと見て取れる見た目になっており、寿命が近いのではないか、とも考察される結果になっています。ただアイゼンを始め、ドワーフ族の情報は葬送のフリーレンでもあまり描かれておらず、どのような展開になるのか気になると言われる結果になっているのです。

フリーレンパーティのシュタルクは、アイゼンの弟子であり、かつて自身がしてもらったように、冒険の土産話をアイゼンに聞かせるために、旅を続けています。エピローグ的にそのようなシーンが描かれてほしいという声も多く、そのためにもアイゼンに生きていてほしいという声が多くなっているのです。今後も、アイゼンの再登場などにも期待しつつ葬送のフリーレンを視聴してみましょう。