【体感予報】ネタバレあらすじと登場人物!ドラマ化記念の描き下ろしエピソードは?

話題のBL漫画『体感予報』をネタバレします!『体感予報』は、BL漫画を描かせたら右に出る者がいないと言われる鯛野ニッケの最新作で、連載開始と同時に大人気となり、掲載誌での累計DL数は1000万部を突破することとなりました。この記事では、この作品のあらすじのネタバレ解説を中心に、主要な登場人物や実写ドラマおよびドラマ化記念の描き下ろしエピソードについても紹介していきます。

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目次

  1. 体感予報とは?
  2. 体感予報の漫画あらすじネタバレ
  3. 体感予報がドラマ化!記念の描き下ろしエピソード
  4. 体感予報の登場人物・キャラ一覧
  5. 体感予報に関する感想や評価
  6. 体感予報のネタバレまとめ

体感予報とは?

『体感予報』という漫画作品をご存じでしょうか?おそらく広告などで見たことがある方もいるかもしれません。美しく繊細な描写でファンも多い鯛野ニッケが手がけたこの作品は、ドSなイケメン気象予報士とヘタレな底辺漫画家の胸キュンBL(ボーイズラブ)作品です。

この記事では、『体感予報』のあらすじをネタバレありで解説するとともに、主要登場人物や描き下ろし作品についても紹介していきます。まずはその前に『体感予報』の作品情報をお届けしましょう。最初に『体感予報』の作品概要、そして作者についての解説へと続きます。

体感予報の概要

概要のイメージ

『体感予報』は、鯛野ニッケによる日本のBL(ボーイズラブ)漫画であり、またそれを原作とするテレビドラマを指します。漫画の連載は2020年11月21日から、コミックシーモアの「Ficus」レーベルで行われています。2023年7月時点で、コミックシーモアなどでの累計DL数は1000万部を超えました。

この作品は『BLアワード2023』でBESTコミックに選ばれたほか、『電子コミック大賞2023』のBL部門賞も受賞しています。テレビドラマは、樋口幸平と増子敦貴(GENIC)のダブル主演で、2023年8月から毎日放送にて放送されました。

体感予報の作者

次に、この記事で特集する『体感予報』の作者を紹介します。『体感予報』の作者は、ボーイズラブ(BL)漫画で知られる漫画家の鯛野ニッケです。詳しい経歴は明らかにされていませんが、2013年にオークラ出版より刊行された『タッチミー・プロフェッサ』で漫画家デビューしました。

2020年11月21日からは、本作『体感予報』をコミックシーモアにて連載しています。そのほかの作品には、匂いフェチのBLを題材にした『君香シャーレ』や『その世のどこか、常夜の楽園』、『寄宿舎の黒猫は夜をしらない』、『その世のどこか、蒼天のゆりかご』などがあります。

体感予報 | ドラマシャワー | MBS 毎日放送

体感予報の漫画あらすじネタバレ

あらすじのイメージ

ここからは、この記事のメインテーマである『体感予報』の漫画のあらすじをネタバレ解説していきます。まずは、『体感予報』全体のストーリーを簡単に説明しておきましょう。

契約により同居している主人公の瀬ヶ崎と葉の間には、晴れの前日に限ってセックスするという暗黙の了解がありました。葉は晴れの予報を聞くたびに、抱かれる期待と同時に晴れの前日だけ性的に満たされる虚無感に苛まれます。しかし、梅雨と瀬ヶ崎の忙しさが重なり葉の忍耐も限界に達します。酔った葉は、都合の良い相手として扱われることに嫌気がさし、常日頃抱いている不満を瀬ヶ崎にぶつけてしまいます。

1巻のあらすじネタバレ

漫画界の底辺で喘いでいる売れない漫画家の棚田葉は、人気絶頂のイケメン気象予報士・瀬ケ崎瑞貴が出演する天気予報番組「エブリディウェザー」をひたすら見ていました。やがて、瀬ケ崎瑞貴が帰宅してきます。実は、葉と瀬ケ崎は同居していたのでした。瀬ケ崎は、テレビでの親しみやすい態度とは打って変わり、家では冷たく毒舌なのでした。

葉の大学時代の先輩である瀬ケ崎は、「生活の面倒を見る代わりに、何でも言うことを聞く」という条件で漫画家を目指す葉と同居を始めました。そしてある時を境に、瀬ケ崎が天気予報番組で「明日は晴れ」と予報した日にはセックスをする、という暗黙の了解が二人の間に生まれました。

ある梅雨の日、葉は都合の良い存在として扱われるのに我慢できなくなり、瀬ケ崎への不満を吐露します。葉の言葉に耳を傾けた瀬ケ崎は、葉をなだめながら思いがけない事実を告げます。葉が奴隷契約だと思っていたものは、瀬ケ崎にとってはプロポーズだったのです。お互いに誤解があった2人でしたが、気持ちを打ち明けたことで誤解が解け、互いに愛し合うことになりました。

2巻のあらすじネタバレ

瀬ヶ崎にとって「契約」はまさにプロポーズのような意味を持っていました。それに気づいた葉は混乱し、瀬ヶ崎から「俺のこと嫌いなの?」と尋ねられてしまいます。葉は「瀬ヶ崎が嫌い」と思わず口に出してしまいました。後悔の念がこみ上げ「嫌いじゃない」と言おうとしますが、口ごもってしまいます。瀬ヶ崎は押し黙ったまま部屋を後にしました。

その後、喫茶店で働いている葉のところに瀬ヶ崎が現れます。外にいるため、いつもの「気象予報士モード」で優しい瀬ケ崎に、葉の胸はときめきます。そして瀬ヶ崎去り際の笑顔を見て、急に寂しさが込み上げてくるのでした。

自分でも気づかないうちに、瀬ヶ崎への「好き」という気持ちに気づいた葉は、彼にその気持ちを伝えることを懸命に考えます。その結果、雨の日でもセックスができるようにと大量のシーツを買い込みました。それでも気持ちが伝わらないと焦る葉でしたが、実は瀬ヶ崎は彼の気持ちをわかっていたのでした。

3巻のあらすじネタバレ

漫画家としての仕事が完全になくなり、葉は落ち込みます。気が滅入り、何も手につかない彼に、瀬ヶ崎は優しく世話を焼きました。具合の悪い葉の口にゼリーを運んだり、入浴させたり、ベッドに横たわる葉のそばに付き添ってくれました。

翌日、葉はオタク仲間で同人作家の万に仕事の相談を持ちかけると、彼女は「私のアシスタントにならない?」と言ってくれました。泊まりがけで万のところへ行くことを瀬ヶ崎に伝えると、女性の家に泊まることを知り、瀬ヶ崎は突然不機嫌になりました。そして「金の心配はしなくていい。漫画の仕事もなくていい」と言いました。葉が怒って反論すると、瀬ヶ崎は彼をガムテープでぐるぐる巻きにしました。

4巻のあらすじネタバレ

葉は、ガムテープで縛り上げられ、ベッドに寝転がらされました。普段とは異なる振る舞いを見せる瀬ヶ崎から、「俺以外の人間と親しくするな」「ここから出るな」と予期しない言葉が投げかけられました。葉は彼の不気味な言葉に震えおののきます。無言になった瀬ヶ崎は、まるでふてくされた甘えん坊のようでした。

瀬ヶ崎は徐々に本音を吐き出します。葉が他の女性に興味を示すことに不安を感じ、自分だけを見ていて欲しいと訴えたのです。想定外の告白に戸惑う葉は、彼の愛情の重みに気づき、嬉しさを抑えられません。ついに二人の気持ちが通じ合い、ベッドの上で互いの愛を確かめ合うのでした。

5巻のあらすじネタバレ

葉の親友である万に興味を持つ瀬ヶ崎は、彼女を家に招くよう葉に提案します。二人の家に招かれた万は、大ファンの気象予報士・瀬ヶ崎を間近で見て興奮を隠せません。瀬ヶ崎は彼女を気象予報士モードで歓待しつつも、葉が自分のものであることをにじませます。酔っ払って葉は深い眠りに落ち、万は旦那が来ると言って帰っていきました。

その後、瀬ヶ崎は大学時代の思い出にひとり浸っていました。当時、友人たちとの付き合いに飽き足らず、1人でいる葉に声をかけました。すると、葉が練習していたスケッチには、彼の退屈そうな表情が描かれていました。瀬ヶ崎は、初めて自分の本当の姿を見抜かれたように感じました。

6巻のあらすじネタバレ

大学時代の話です。ある日、瀬ヶ崎は、体調を崩して葉に自宅まで送ってもらいます。普段は表には出さない本当の姿を葉に見せることで、心地よさを感じながら眠りにつきました。目を覚ますと、葉がカレーを作ってくれていました。病人にカレーを作るという選択に笑いながら食べますが、お世辞にも美味しいとは言えない味でした。

しかしこの時、瀬ヶ崎は満ち足りた気分に包まれていました。葉が作る美味しくないカレーですが、その味を自分だけが知っていることが嬉しかったのです。瀬ヶ崎は、不器用ながらも一生懸命に看病してくれた葉を無性に愛おしく思い、「葉を自分のものにしたい」という独占欲が芽生えたのです。万が帰った後、二人はリビングで眠りにつきました。目を覚ますと、素直に想いを伝え合い、暗いリビングで体を重ねました。

体感予報がドラマ化!記念の描き下ろしエピソード

体感予報の実写ドラマ化

ここからは、『体感予報』の実写ドラマやその記念の描き下ろしエピソードを紹介していきます。2023年に漫画『体感予報』は実写ドラマ化され、8月10日(木)深夜1時29分からMBSのドラマシャワー枠で放送がスタートしました。総監督には、2022年の大ヒットBLドラマ『オールドファッションカップケーキ』で手腕を発揮した加藤綾佳が就任しました。

イケメン気象予報士の役を演じるのは、スーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』で主演を務めた俳優・樋口幸平です。漫画家の役は、ダンス&ボーカルグループ「GENIC」のメンバーで俳優としても活躍する増子敦貴が演じます。

『体感予報』ファンの間では、刺激的なストーリーをどのように実写化するのかに注目が集まりました。ドラマは全8話構成で、原作者・鯛野ニッケによるオリジナルエピソードも追加されているので、原作ファンも楽しめるのではないでしょうか?

体感予報のドラマ記念の描き下ろしエピソード

続いて、体感予報のドラマ記念の描き下ろしエピソードを紹介します。コミックシーモアでは、『体感予報』のドラマ化を祝して『体感予報』の番外編を期間限定で配信しました。この番外編は、エロ漫画家の葉とイケメン気象予報士である瀬ヶ崎の日常風景を描いた描き下ろしエピソードとなっています。

この描き下ろしエピソードのあらすじを紹介しますと、ある日のこと、葉が瀬ヶ崎にワインを楽しまないかと提案します。実は余ったワインの使い道に頭を悩ませていたのです。瀬ヶ崎は、その翌日、スーパーでたくさんの食材を入手し、料理を始めました。葉が見守る中、瀬ヶ崎は自慢の料理の腕前を披露します。終始、二人の仲の良さが描かれた甘いエピソードとなっています。

この描き下ろし作品は、二人の甘い日常が20ページほどの短編に詰まっており、読むと思わずニヤニヤしてしまうほど楽しい展開になっています。葉と瀬ヶ崎の新たな一面が垣間見られる描き下ろし番外編は、『体感予報』ファンなら見逃せない内容と言えるでしょう。

体感予報の登場人物・キャラ一覧

登場人物①瀬ヶ崎瑞貴

ここからは、『体感予報』の主要登場人物を紹介していきます。最初に紹介する登場人物は、主人公の一人、瀬ヶ崎瑞貴(せがさき・みずき)です。瑞貴は、完璧な外見をした気象予報士で、攻撃的なキャラをしています。

天気予報専門のライブチャンネルに出演し、知的で爽やかな笑顔を見せ人気者となりました。番組の視聴回数を100倍にまで増やしたことでもその話題性は明らかです。しかし、その素顔はまったくの逆で、オフの時にはクールな表情に変わります。横柄な物言いで大学時代の後輩である葉を振り回します。

登場人物②棚田葉

『体感予報』の主要登場人物の紹介、二人目の登場人物は、もう一人の主人公、棚田葉(たなだ・よう)です。要は、黒髪が特徴の控えめな印象のキャラクターです。男性向け漫画を描いていますが、鳴かず飛ばずの売れない漫画家でもあります。

要は、恋人の瀬ヶ崎と同居しており、生活費を支援してもらう代わりに、瀬ヶ崎の指示に従うという「契約」を結んでいます。瀬ヶ崎のことは嫌いだと口にしつつも、彼の容姿に魅了され、その顔に惚れ込んでいるのでした。

体感予報に関する感想や評価

ここまで『体感予報』のネタバレあらすじ特集をお届けしてきましたが、最後に『体感予報』に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、原作漫画を読んだ方の感想です。まずドラマを観たそうですが、原作漫画はドラマよりも熱気があり、「アツアツ」だったと言います。インパクトも強く、作品から受けた衝撃を「心にやけどを負いそう」と表現していました。主人公のセリフにも感銘を受けたようで、「ずっと変だから無理…」にはグッときたと語っていました。

こちらのツイートは、ドラマ『体感予報』を観た方の感想です。ドラマの質の高さに満足したようで、このクオリティで劇場版が制作され、瑞貴がプロポーズした瞬間から同棲に至るまでの過程を描いてほしい、と希望を述べていました。

こちらは、『体感予報』も含めたBL(ボーイズラブ)ドラマに関する感想です。BLドラマは、美形男子が出演するため気になるらしく1話だけは観てみるものの、最後まで観ることはあまりないと言います。『体感予報』は、ダブル主演のうちどちらかが苦手で、途中で挫折してしまったそうです。もしかしたら、BL自体に苦手意識があるのかもしれません。

体感予報のネタバレまとめ

この記事では、「【体感予報】ネタバレあらすじと登場人物!」と題して、あらすじのネタバレ解説や登場人物紹介、そしてドラマ化記念の描き下ろしエピソードなどを紹介してきました。

まとめのイメージ

この記事の最後に、「晴れの前日だけするという理由」について解説しておきます。主人公の一人、棚田葉は、晴れの前日だけ特別なルールがあることに疑問を感じていました。彼が「雨の日はなぜだめなの?」と尋ねると、瀬ヶ崎はそのルールが生まれた背景を説明しました。二人が同居を始めた最初の日、葉は一枚のシーツが乾くかどうかを心配していました。

実際は彼が単につぶやいただけのことでしたが、瀬ヶ崎はそれを聞いて葉が洗濯に困らないよう配慮することにしたのです。「俺は優しいんだ」と彼は言います。葉は自分がつぶやいたことすら覚えていなかったので、瀬ヶ崎の思いやりに驚きます。言葉にはしませんでしたが、瀬ヶ崎の心遣いが葉にとってとても大切だということを知ることができた一シーンでした。

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