私のアリカは推しの子に似てるしパクリ？アイドルサスペンス漫画のあらすじや感想は？

アイドル業界の闇に迫ったアイドルサスペンス漫画・私のアリカ。親友でアイドルの真宮アリカ失踪事件の謎を解明するべく、アイドルを目指す宮嶋ナナの活躍を描いています。アイドルとサスペンス要素を取り入れた作風から推しの子に似てる・パクリではと言われています。以下では、私のアリカと推しの子の似てる・パクリと言われる点や違い、私のアリカの漫画あらすじや感想をまとめました。

私のアリカは、2024年2月現在まで「ヤングマガジン」にて連載されているアイドルサスペンス漫画です。原作は藤沢もやし先生、作画は隈屑先生で、単行本は計4巻が刊行されています。

アイドルグループ・りりかるトリック（りりトリ）の人気メンバーであり、突然、行方をくらませた真宮アリカ。失踪事件として捜索されるも、有力な手掛かりが掴めないまま1年が経過しました。そんな中、りりトリの第3期メンバーのオーディションが決定します。アイドルを夢見る女の子がひしめく中、ひときわ異彩を放つ宮嶋ナナ。親友であるアリカの事件の謎に迫るべく、アイドル業界に身を投じました。

アイドルとサスペンスの組み合わせから、一部で推しの子のパクリと言われる私のアリカの漫画。両作品はジャンルこそ同じですが、主人公の目的や物語構成は多く異なります。以下では、私のアリカは推しの子に似てる・パクリと言われる理由や、両作品の似ている点と違いについて考察しました。

赤坂アカ原作・横槍メンゴ作画による推しの子は、推しアイドルの子供に転生した双子の兄妹が主人公のアイドルサスペンス作品です。アイドルだった母親をストーカーに殺害された双子の兄妹。成長した2人は、それぞれアイドルと役者の道に進みます。一方、母親の事件に黒幕がいると推測する兄・アクア。役者活動をしながら、事件の闇に迫っていきます。

私のアリカと推しの子は、どちらもアイドル業界を舞台にした作品で、かつサスペンス要素も含まれています。また、アイドルが巻き込まれた謎の事件の解明という点でも、両作品は似てるでしょう。しかし、ストーリー構成や設定は、私のアリカと推しの子では大きく異なります。共にアイドルサスペンスというジャンルに分類されるため、作風が似てる・パクリだと感じるでしょう。

私のアリカと推しの子は、どちらもアイドル業界の裏側で起きた事件の真相に迫ることをメインテーマとし、おおまかに見れば似てると感じるでしょう。しかし、両作品は主人公の設定から全く異なり、私のアリカが推しの子のパクリではないことは明白です。以下では、私のアリカと推しの子の違いについてまとめました。

私のアリカと推しの子の主人公はアイドルという共通点があるものの、2人がアイドルになった目的は異なります。推しの子の主人公・ルビーは、アイドルだった母親やきらびやかな世界への憧れからその業界に入りました。一方、私のアリカの主人公・宮嶋ナナがアイドルになった動機は、親友だったアイドルの失踪事件の真相を探るためです。

また、ナナの動機は、推しの子のもう1人の主人公・アクアが芸能界に入った動機と似ているでしょう。しかし、ナナとアクアが真相を追う事件の概要は大きく異なります。

私のアリカはアイドル業界を舞台にした作品であり、主人公・ナナの視点を通じてアイドルの知られざる世界が細やかに描かれています。オーディションの流れや合格までの道のり、女性同士の熾烈な競争など、アイドルの知られざる裏側を知ることができます。このようにアイドル業界のリアルな世界観の描写が、私のアリカの特徴と言えるでしょう。

一方、ダブル主人公を起用した推しの子は、アイドルと役者という2つの視点から芸能界の舞台裏に迫っていく作風です。しかし、アイドル業界に特化した作品ではないため、私のアリカとは異なるバラエティに富んだ世界観となっています。

私のアリカの物語の構造は、アイドルとサスペンスをメインテーマとし、推しの子と似てる・パクリではと指摘されました。一方、推しの子はアイドルサスペンス要素をメインとしつつ、ラブコメにも分類されます。さらに、推しの子の主人公はアイドルと役者なので、完全なアイドルものとは言い切れないでしょう。このように、おおまかな物語の構造が似てるものの、ストーリーそのものは大きく異なっています。

以下では、ある目的からアイドルオーディションに参加した主人公の奮闘や、ライバルとなる候補生との関係が目を引く、私のアリカの漫画あらすじをネタバレ紹介します。

人気アイドルグループ・りりかるトリック（りりトリ）に所属していた真宮リリカ。人気メンバーとして活躍していた彼女は、突然、姿を消しました。警察は失踪事件として捜査するも有力な手掛かりが掴めず、事件に巻き込まれた可能性も考えられました。リリカの失踪から1年後、グループの人気を維持するべく、りりトリは第3期メンバーを募集します。

人気アイドルのオーディション開催の決定を受け、アイドルを夢見て会場に集まった女の子たち。その中には、リリカの親友・宮嶋ナナの姿もありました。彼女は、親友の失踪事件の真相を解明するべく、アイドルになることを決めました。そのためには、りりトリの正規メンバーになる必要があり、ナナは歌とダンスの特訓にいそしみます。

しかし、アイドルとして上を目指すにはファンを集めることも必須であり、ソーシャルメディアやライブ配信にも力を入れなければなりません。SNSで他のメンバーに差をつけられたナナは、正規メンバーへの昇格が危うくなります。

アイドル業界に疎いために、他の候補生に遅れを取ってしまったナナ。しかし、元来の負けず嫌いな性格で巻き返しを図ります。さらに、アイドルオタク仲間に助けられ、お披露目ライブを成功させました。圧巻のパフフォーマンスに会場が沸く中、候補生たちの緊張感は一気に増します。同時に、お互いへのライバル意識が高まり、軋轢が生じました。

りりトリの第3期メンバーのオーディションは最終ライブに突入し、新メンバーの座を目指して候補生たちの競争が激しさを増します。ナナに負けじと、練習の成果を発揮する候補生たち。一方で、アリカ不在のりりトリでも、メンバー同士の不和が生じていました。

以下では、ジャンルは似ているもののストーリー構成や主人公の目的が異なる、私のアリカと推しの子に関する感想や評価を紹介します。

ジャンルが似てるとの理由から、一部で推しの子のパクリと言われる私のアリカの漫画。しかし、ストーリーは推しの子と全く異なり、SNSでも私のアリカは推しの子のパクリではないと指摘する声も寄せられています。さらに、私のアリカはアイドル業界に特化した作風であり、推しの子では描かれなかったアイドルオーディションの厳しさなど、私のアリカにしか描けない面白さがあります。

一部では推しの子のパクリと言われるも、アイドルサスペンスものとして私のアリカも面白いとの感想も多く寄せられています。ジャンルこそ推しの子と同じであるものの、私のアリカは主人公がアイドルを目指す熱血系とも呼べるでしょう。正規メンバー昇格をかけた熾烈な競争に挑む主人公・ナナ。推しの子と異なるテイストで面白いとの声も見られます。

アイドル業界を舞台としつつ、全く異なる世界観を展開する私のアリカと推しの子。私のアリカは、ある目的からアイドルを目指す主人公の奮闘だけでなく、アイドル業界の知られざる裏側にも迫った作風が特徴です。一方、推しの子は役者業界やラブコメなど様々なジャンルを交えたバラエティに富んだ作風です。私のアリカは、推しの子とは違う世界観が楽しい・面白いとも評されています。

私のアリカが推しの子に似てる・パクリと言われる理由や、私のアリカの漫画あらすじや感想をまとめました。アイドル業界を舞台にした華やかな世界観と、事件の真相に迫るサスペンス要素を合わせた作風が共通する私のアリカと推しの子。大まかなテーマは似てるものの、ストーリーは全く別物です。私のアリカも推しの子もそれぞれに違いがあり、アイドルサスペンス作品として人気を集めています。