ラグナクリムゾンの面白い魅力を解説！アニメ化もされた人気漫画の評価は？

竜狩人の少年と竜との戦いを壮大なスケールで描いたラグナクリムゾンの漫画。2023年にアニメシリーズが開始され、人気が急上昇しています。未来で大切な人が死ぬことを聞かされた主人公・ラグナ。最悪な未来を変えるべく、竜の全滅を誓います。以下では、ラグナクリムゾンの面白い魅力や、漫画のあらすじを紹介します。その他、ラグナクリムゾンの登場キャラやアニメ声優、感想や評価をまとめました。

ラグナクリムゾンの漫画は、2014年2月現在まで「月刊ガンガンJOKER」で連載されているアクションファンタジー作品です。作者は小林大樹先生、単行本は2023年11月時点で計13巻が刊行されています。

人類と竜の壮絶な戦いを描いたラグナクリムゾンは、2023年10月からテレビアニメが開始され、TOKYO MXをはじめとするテレビ局で2クール放送されています。

人類の天敵である竜の討伐をメインとするラグナクリムゾン。作中では様々なタイプの竜が登場し、上位の竜の中にはチート級の能力を持つ個体も存在します。人間の力だけ倒すことは不可能にも思える竜たち。彼らの全滅を目指すラグナの奮闘やクリムゾンの作戦も、本作品の見どころです。以下では、ラグナクリムゾンの面白い魅力をあらすじを交えながら紹介します。

ラグナクリムゾンにおいて、竜は人類の天敵であり、魔の血族や捕食者とも呼ばれています。主人公・ラグナとは深い因縁があり、両親を殺害された他、引き取られた先でも竜の襲撃を受けています。一方、竜の世界にも階級が存在し、上位の竜ほど討伐が難しいです。さらに、上位の竜の中には人間に近い見た目に変身する竜や人語を理解できる、魔法を使える個体も存在し、狩竜人を苦戦させています。

一見すると弱点がなく、人類の手で全滅は不可能と思われる竜。しかし、陽光が致命傷になることや、銀気に触れると凍り付くという弱点があります。また、狩竜人が使用する武器は銀気をまとった銀剣を片手に戦います。個体によって様々なキャラを見せる竜。それらに立ち向かう狩竜人の活躍が読者を夢中にさせるでしょう。

才能に恵まれず、竜の討伐では相棒に頼り切りだったラグナ。豊富な戦闘経験を持つ未来の自分から力を分け与えられたことで、圧倒的な強さを手に入れました。さらに、未来の自分の記憶を通じてその先に起きる出来事を予想できるようになります。未来を知ることができ、ラグナの計画は順調に進むと思われました。しかし、現実は思い通りにいかず、予想外の展開が次々と起こります。

例え未来の出来事が分かっても、現実もその通りに展開されるとは限りません。敵だけでなく、味方すらも予想外の動きを見せています。いわゆるご都合主義がなく、バトルが二転三転するような展開もラグナクリムゾンの面白い魅力です。

ラグナクリムゾンは主人公を2人に設定し、利害の一致によって共闘する狩竜人と元竜の王の活躍を描いています。人間と竜の血族という異種族によるバディであるものの、両者には竜の全滅という共通の目的がありました。レオニカの未来を変えるべく、全ての竜の討伐に挑むラグナ。一方、自身を含めた竜の全滅を目指すクリムゾンの目的は、現時点では分かりません。

また、クリムゾンにとってラグナは利用価値のある駒のように考えており、ラグナのように仲間としての信頼は無いと思われます。性格もかなり対照的であり、強く美しい剣とこびりついた汚物に例えられた2人。戦いを通じて変化していくラグナとクリムゾンの関係も見どころとなっています。

人生の恩人であるレオニカと一緒に居続けたいと願う竜狩人の少年・ラグナ。しかし、未来の自分の出現によって、その願望は叶わないことを知ります。同時に、自分の運命を変えることでレオニカを救おうと考えます。果たして、ラグナの想いは果たされるのか、レオニカと再会する日は訪れるでしょうか。以下では、ラグナクリムゾンの原作漫画あらすじをネタバレ紹介します。

この世界では竜の討伐で生計を立てる職業があり、狩竜人と呼ばれていました。レーゼ王国ロナベーナを拠点とするレオニカは、わずか12歳ながら狩竜人として活躍していました。一方、彼女の相棒のラグナは才能に恵まれず、竜討伐の腕もいまいちです。いじめられていたところをレオニカに助けられ、彼女と行動を共にしているラグナ。そんな現状を変えようと、人知れず剣の修行にいそしんでいました。

自分の才能のなさを自覚しつつ、それでもレオニカのそばにい続けたいと願うラグナ。いつか竜に喰われて死ぬのなら、彼女のために死にたいと思います。その時、背後から謎の男が現れ、ラグナに未来の出来事を見せました。街が崩壊し、レオニカが竜に殺されるビジョンを見せられたラグナ。その後も、同じような夢を何度も見るようになります。一方、世界では竜たちが東を目指す異変が起きていました。

そして、過去20年ほど竜の被害がなかったドナピエルーが竜の襲撃を受け、狩竜人に討伐命令が下ります。竜との戦いの中、謎の男の正体が未来の自分だと考えたラグナ。未来の自分は復讐に明け暮れ、力を得た代わりに多くのものを失いました。未来の自分と対面したラグナは、取引として力を分け与えてもらいます。その後、レオニカを死なせないためにも、彼女の元を離れました。

レオニカが死ぬ未来を回避するべく、全ての竜の討伐を誓ったラグナ。そこで、未来で共闘したクリムゾンを仲間に迎え、共に竜の全滅を目指します。

翼の王のアルテマティアの討伐ため、王都を目指すラグナとクリムゾン。王都の第ニ城壁前まで到達し、クリムゾンは配下と作戦を練ります。待機を命じられたラグナは、アルテマティアとの接触を避けるべく、目立たないように行動します。しかし、アルテマティアが避難民の様子を見に来たことで、両者は顔を合わせました。未来では2人は戦う運命にあり、ラグナが勝利を収めています。

スライムによってその場をごまかすことに成功したラグナ。しかし、スライムが離れた隙に単独行動に出てしまい、アルテマティアに攻撃を仕掛けます。時を戻す能力で応戦するアルテマティア。ラグナとクリムゾンは次第に追い詰められ、ひとまず地球儀の間へ逃げ込みました。異空間に撤退したものの、外と内部からの圧力によって空間は崩壊、一行は銀装兵団の転移魔法陣へ飛ばされます。

銀装兵団の長であり、レーゼ王国第二王女のスターリア・レーゼ（銀器姫）と面会したラグナ達。一方、兵団はオルト・ゾラとタラテクトラから逃れるべく、国外への脱出を計画していました。勝ち目はないと判断し、一緒に安全圏へ向かった方が得策だと考えるクリムゾン。その時、オルト・ゾラとタラテクトラが1万の竜と共に兵団の拠点を襲撃しました。

ラグナは、爆塊竜・タラテクトラと対峙し、壮絶な戦いの中で力を増していきます。クリムゾンも、転位魔法を発動させることで戦いを有利に進めようと動き始めます。

人類と竜による壮絶なバトルシーンが見どころのラグナクリムゾン。個性豊かなキャラクターの登場も面白い魅力であり、それぞれの関係も丁寧に描かれています。対照的な性格であるものの、利害の一致から共闘するラグナとクリムゾン。2人の関係の変化にも注目が集まっています。以下では、ラグナクリムゾンの登場人物・キャラをあらすじネタバレを交えながら紹介します。

ラグナクリムゾンの主人公であり、レオニカと行動を共にする狩竜人の少年です。力や才能がなく、レオニカに依存していたラグナ。しかし、未来の自分との出会いを機に、最悪な未来の回避とレオニカの命を守るため、竜の全滅を誓いしました。未来の自分から得た力で竜に立ち向かうラグナ。竜討伐に対する並みならぬ執念や圧倒的な強さから死神とも呼ばれています。

ラグナと共闘する元竜王であり、未来でもある目的からラグナと手を組み、竜の全滅を目論んでいました。その正体は、翼の血族の元血主と竜の神に反逆した竜王です。しかし、呪いの影響のためか竜の力を使えず、力も弱いです。性格は冷静で自信家、策略にも優れており、内向的なラグナとは対照的でしょう。一方、目的のためなら手段を選ばない性格であり、無関係の人間を犠牲にすることも厭いません。

ラグナクリムゾンのヒロインであり、レーゼ王国の第ニ王女、銀装兵団の団長を務める銀器姫です。生まれつき両腕が無いものの、気を操る能力を有しています。幼い頃から狩竜人としての才覚を発揮し、竜討伐のための武具制作にも優れたスターリア。また、本質を見抜くことにも長け、突然現れたラグナやクリムゾンに対して嫌悪を示していました。

ラグナの相棒である狩竜人の少女です。人生のどん底にいたラグナを救った恩人であり、彼が竜の全滅を目指すきっかけとなったレオニカ。所属するロナベーラのギルドで一番の討伐数を上げ、自他共に認める天才でした。ラグナに精神的に依存しており、彼から別行動を提案された際にはショックを隠せませんでした。

翼の血族の血主であり、現在の竜王です。争いを嫌う慈悲深い性格である一方、竜の神への忠誠心は強いために歪んだ考えを見せることもあります。竜の神の命令を受け、レーゼ王国の滅亡させようと攻撃を仕掛けるアルテマティア。時操魔法を使って戦闘を有利に進めようとするも、能力頼りのために拙さが目立ちます。また、ラグナに追い詰められたことがきかっけで、時操魔法が使えなくなりました。

翼の血族のナンバー2であり、圧倒的な身体能力と生命力、生まれ持った雷の魔法を武器に戦います。銀装兵団との戦いにてラグナと対戦し、彼の強さを認めるなど好戦的な性格です。個人的な意思でアルテカムイに従いつつ、彼女をからかって楽しんでは制裁を受けています。また、アルテカムイとは反対に、竜の神への崇拝や血族としての忠誠はありません。

以下では、ファン待望のアニメ化であり、2023年10月にテレビアニメシリーズが始まったラグナクリムゾンのキャラの声優を紹介します。

ラグナのアニメ声優・小林千晃さんは神奈川県出身、2017年から声優活動を行っています。2019年にアニメ初主演を果たし、「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」ヒロト役を演じました。声優・小林千晃さんの主な出演作品は、アニメ「マッシュル-MASHLE-」マッシュル・バーンデッド役、「地獄楽」画眉丸役、「スプリガン」御神苗優役等です。

クリムゾンのアニメ声優・村瀬歩さんはアメリカ合衆国出身の声優で、大学在学中に養成所に通い、2011年にデビューしました。2014年の「ハイキュー!!」日向飛陽役でアニメ初主演を果たし、幅広い声域を生かして様々な役柄を演じています。声優・村瀬歩さんの出演作品は、アニメ「鬼滅の刃」小鉄役、「ミギとダリ」園山秘鳥（ダリ）役、「ひろがるスカイ!プリキュア」キュアウィング（夕凪ツバサ）役等です。

スライムのアニメ声優・ファイルーズあいさんは、東京都出身、2019年にアニメ「ダンベル何キロ持てる？」紗倉ひびき役で声優デビューと初主演を果たしました。声優・ファイルーズあいさんの出演作品は、アニメ「ジョジョ6部 ストーンオーシャン」空条徐倫役、「怪獣8号」四ノ宮キコル役、「七つの大罪 黙示録の四騎士」ガウェイン役等です。

キメラのアニメ声優・能登麻美子さんは、石川県出身の声優・ナレーター・歌手であり、1999年から活動を行っています。声優・能登麻美子さんの出演作品は、アニメ「SHY」スピリッツ役、「るろうに剣心（2023年）」関原妙役、「君は放課後インソムニア」倉敷兎子役等です。

バルト・ロワンのアニメ声優・東地宏樹さんは、東京都出身の声優・俳優で、舞台活動を経て1990年代から声優業を開始しました。声優・東地宏樹さんの出演作品は、アニメ「俺だけレベルアップな件」白川大虎役、「葬送のフリーレン」ハイター役、「BLEACH 千年血戦篇」銀城空吾役等です。

アルテマティアのアニメ声優・上田麗奈さんは、富山県出身の声優・歌手で、第5回81オーディション・準グランプリを受賞し、2012年にデビューしました。声優・上田麗奈さんの出演作品は、アニメ「わんだふるぷりきゅあ!」キュアリリアン（猫屋敷まゆ）役、「わたしの幸せな結婚」斎森美世役、「SPY×FAMILY」ソニア役等です。

ウォルテカムイのアニメ声優・諏訪部順一さんは、東京都出身の声優・ナレーターで、社会人生活を経て1996年にデビューしました。声優・諏訪部順一さんの出演作品は、アニメ「MFゴースト」赤羽海人役、「マイホームヒーロー」鳥栖哲雄役、「TRIGUN STAMPEDE」ブラド役等です。

ネビュリムのアニメ声優・山下大輝さんは、静岡県出身の声優・歌手・ナレーターで、養成所を経て2012年にデビューしました。声優・山下大輝さんの出演作品は、アニメ「るろうに剣心（2023年）」瀬田宗次郎役、「アンダーニンジャ」蜂谷紫音役、「Opus.COLORs」登世康平役等です。

タラテクトラのアニメ声優・竹内良太さんは、兵庫県出身の声優で、養成所を経て2007年にデビューしました。声優・竹内良太さんの出演作品は、アニメ「青のミブロ」芹沢鴨役、「聖剣学院の魔剣使い」ギリアン・クーパー役、「Paradox Live THE ANIMATION」西門直明役等です。

オルト・ゾラのアニメ声優・置鮎龍太郎さんは、大阪府出身の声優・舞台俳優で、1989年から活動を行っています。声優・置鮎龍太郎さんの出演作品は、アニメ「Lv1魔王とワンルーム勇者」レインハルト役、「鬼滅の刃」黒死牟役、「るろうに剣心（2023年）」般若役等です。

未来の自分の記憶を受け継いだことで、先の出来事を予測できるラグナ。しかし、現実は思い通りに進まず、予想外の展開が次々と起きています。レオニカを救うためにも、己の運命を変えたいラグナ。果たして、彼の願望は叶うのでしょうか。以下では、ラグナクリムゾンに関する感想や評価をあらすじネタバレを交えながら紹介します。

アニメ作品をきっかけに原作漫画への注目が高まっているラグナクリムゾン。SNSではアニメが面白いとの感想が目立つ一方、漫画も面白いと高く評価されています。チート級の強さを誇る竜とのバトル漫画であるものの、緻密な設定や迫力ある作画など見ごたえのある作風が読者を圧倒しています。また、あらすじネタバレのように主人公すら予測できない展開も、ラグナクリムゾンの面白い魅力となっています。

ストーリーの面白さだけでなく、魅力的なキャラクターの登場も見どころのラグナクリムゾン。SNSでは、主人公の1人・ラグナがかっこいいとの感想や評価も見られ、未来の自分から力を得た彼の活躍に期待が高まっています。あらすじのように当初は狩竜人としての才覚がなく、レオニカのお荷物状態だったラグナ。しかし、力を手に入れてからは別人のように強くなり、戦闘シーンで鳥肌が立ったとの感想も寄せられています。

迫力あるシーンを演出する圧倒的な作画も高く評価されているラグナクリムゾン。SNSでは絵がきれいとの感想も見られ、表紙絵に惹かれて漫画を手に取った方も多いでしょう。また、ラグナクリムゾンは、緻密な設定も見どころです。バトルシーンでは主人公サイドに加え、敵サイドの視点からも描かれており、それぞれが戦う目的が明確なり、どちらにも勝ってほしいという気持ちが沸いたとの声も見られます。

あらすじネタバレのように、登場キャラの背景も丁寧に描いた作風も高く評価されているラグナクリムゾンの漫画。主人公の生い立ちはもちろん、敵キャラの背景も深堀りしています。なぜ、彼らは敵対するのか、戦いにはどんな意味があるのか、敵キャラのドラマを見ることができる作風も良いと評されています。次はどのような敵が出てくるのか、ラグナ達とどんな戦いを繰り広げるのか、作品への期待が高まっています。

ラグナクリムゾンのもう1人の主人公であり、中性的な外見や悪役っぽいキャラが憎めないクリムゾン。アニメでは村瀬歩さんが担当声優を務め、大きな話題を呼びました。アニメはもちろん、原作漫画でも人気の高いクリムゾン。クセの強いキャラクター性が笑いを誘い、クリムゾンが好きとの感想も見られます。共闘するラグナを利用価値のある道具とみなすも、今後、ラグナへの考えが変わるのか注目が集まっています。

あらすじネタバレでは王国の王女でありながら、兵団を率いる勇ましい姫として登場したスターリア。銀器姫とも称され、かわいい外見と竜の討伐に果敢に挑むかっこよさが魅力的なキャラです。SNSでも銀器姫がかわいいとの声が多く見られ、人気を誇っています。原作と同様、アニメでも悲惨な展開が待っていたスターリア。衝撃的な展開に驚きを隠せないツイートも寄せられています。

ラグナクリムゾンの面白い魅力や漫画あらすじ、感想や評価などをあらすじネタバレを交えながら紹介しました。利害の一致から元竜の王のクリムゾンと共闘するラグナ。しかし、2人の関係は仲間というより、ラグナがクリムゾンに利用されているとも言えます。これまで数々の強敵と戦ってきたラグナとクリムゾン。果たして、2人は本当の意味で共闘する場面が来るのか、それぞれの活躍に期待が高まるでしょう。