推しの子の家系図を考察！星野アイの家族構成やキャラ・登場人物の相関図は？

推しの子は、2020年から原作原案赤坂アカ先生、作画横槍メンゴ先生が週刊ヤングジャンプ、少年ジャンプ+で連載している漫画です。いわゆる転生ものであると同時に、サスペンス要素や、現代社会の風刺、芸能界の闇に切り込むようなリアルさをウリとした作品として、高い人気を集めている作品になっています。

推しの子は2023年にはアニメ化も行われるなど、メディアミックス展開も行われるようになりました。アニメ化を皮切りに、実写映像化も行われることが発表されている他、様々な形でタイアップ・コラボレーションなども行われています。

田舎の産婦人科医ゴローは、入院していた少女さりなの影響でアイドルオタクになっていました。そのようなゴローの元に、推しのアイドルである星野アイが双子を妊娠した状態で現れます。彼女の出産を全力で応援することに決めたゴロー。アイの出産の日、ゴローは何者かによって殺されてします。しかし、気が付くと、ゴローはアイの双子の子供、アクアに生まれ変わっているのでした。

推しの子の家系図が複雑な形になっている原因は、いくつかありますが、その中心にいるのが星野アイです。元々アイは母親が窃盗で逮捕されたことで、施設で育ちました。しかもアイの母親は、釈放されたあともアイを迎えに来ることはなかったのです。結果的にアイは、壱護のスカウトを受け、彼に引き取られる形になっています。そして、星野アイは双子を妊娠、生まれたのがアクアとルビーでした。

アクアとルビーは正真正銘星野アイの子供ですが、アイがアイドルであるため、表向きは、壱護とミチコの養子として育てられることになります。ただ血の繋がりという意味では、星野アイとアクア、ルビーは紛れもない親子です。ただ、この家系図はそれだけでは完結しません。

加えて、もう1つこの家系図をややこしくしている要素があります。それは、アクアとルビーの父親についてです。推しの子作中で、長らくその正体は不明でした。アクアが調べる過程で、父親がアイ以外の女性とも関係を持ち、アクア達にとって腹違いの兄弟がいることも明らかになっているのです。その正体は、姫川大輝であることも明らかになっています。このような関係性が、推しの子の家系図をややこしくしている要因です。

推しの子において、アクアとルビーの父親については、1つの大きな謎として残され続けていました。アイは壱護達にも伝えていなかった様子で、大きくなったアクアが調べ上げる過程で、何人か候補が出てくることになったのです。2024年2月現在、父親は確定していません。しかし、情報はいくつかあり、『劇団ララライに所属していたこと』が明らかになっています。

推しの子作中では、アクアと黒川あかねがそれぞれに推理して辿り着いた人物がいます。それが、『カミキヒカル』です。おおよそ彼が父親で確定的に描かれていますが、関係性は不明のままで、まだどんでん返しがあっても不思議ではない状態になっています。

推しの子に登場するキャラの中でも主要なキャラクターが所属しているのが、苺プロダクションです。元々は、斎藤壱護が立ち上げたアイドル事務所であり、アイの死後は、失踪した壱護に変わり壱護の妻であったミヤコが社長を務めています。その他、アクアやルビーも所属している他、生前のアイの所属事務所でもあります。

その後、有馬かながアイドルとして加入、YoutuberであるMEMちょがアイドルとして業務委託という形で加わっています。また、苺プロダクションは、壱護の失踪後は、主にネットを中心にタレントを育成しており、『覆面筋トレ系Youtuber』のぴえヨンが所属していることも明らかになっています。

推しの子の1つの特徴が、主人公であるアクア、そしてその妹のルビーがそれぞれ転生した存在であるという点が挙げられます。アクアは、アイの出産の主治医を担当し、殺されることになったゴロー、ルビーはゴローが主治医を務めたさりなという少女が転生した姿です。2人は生前の記憶を持っていましたが、お互いがお互いであるという認識は長らく持っていませんでした。

ここからは推しの子第2章である『芸能界』編において、登場したキャラクターを一覧形式で紹介していきます。登場したキャラクターは、有馬かなが再登場した他、『今日は甘口で』で主演を務めた鳴嶋メルト、プロデューサーの鏑木勝也、今日は甘口での原作者吉祥寺頼子などが新たに登場しています。ここで登場したキャラクターは、後のエピソードで再登場したキャラクターも多くなっています。

鏑木勝也からアイの話を聞く交換条件でアクアが出演することになったのが、恋愛リアリティーショー『今からガチ恋始めます』です。このエピソードで登場したキャラクターを一覧形式で紹介するとアクアの他、黒川あかね、鷲見ゆき、MEMちょ、熊野ノブユキ、森本ケンゴらが登場しています。この番組の後、アクアはあかねとカップリングが成立した他、MEMちょが新生B小町にアイドルとして参加することになっています。

『今からガチ恋始めます』で知名度が上がったアクアは、そのまま、超人気漫画『東京ブレイド』の2.5次元舞台に出演することになります。ここには有馬かな、黒川あかねが引き続き登場する他、『今日は甘口で』編から再登場となる鳴嶋メルト、吉祥寺頼子などが登場しました。

ここで登場した新キャラを一覧形式で紹介すると、主演男優でありアクアと異母兄弟だと発覚した姫川大輝、劇団ララライの代表である金田一敏郎、総合責任者の雷田澄彰、売れっ子脚本家のGOA、東京ブレイドの原作者である鮫島アビ子などが登場しています。その他にも劇団ララライの役者などが登場しています。

舞台が終わったあと、アクアが出演することになったのがバラエティ番組『深掘れワンチャン』です。この番組も鏑木勝也がプロデューサーを勤めており、その流れでアクアは出演することになりました。このエピソードでは、ルビーの高校のクラスメイトであり日常回などで登場していたグラビアアイドルの寿みなみなどが活躍しています。また長らく失踪していた斎藤壱護がここで再登場、再び苺プロダクションの関係者となります。

スキャンダル編は、主人公が有馬かなのエピソードになっています。かなが新進気鋭の映画監督島政規との間にスキャンダルが取られるという話になっており、この記事で一覧形式で紹介してきたような重要なキャラクターこそ増えませんでしたが、このエピソードによって、アクアとルビーが星野アイの子供であることが世間に公表されることになりました。

アクアが中心となって作る映画『15年の嘘』では、この記事でも一覧形式で紹介してきたこれまでのエピソードに登場したキャラクターが多く登場する形になっています。日常回に登場し、関係性を構築しながらも、これまで芸能界では接点のなかった不知火フリルが出演することになった程度で、新キャラらしい新キャラはいません。

多くのエピソードに登場するキャラクターとして、五反田泰志がいます。彼は、幼少期編から登場している映画監督で、アクアを映画に出演させ役者になるきっかけを作った人物でもあります。アイからも信頼された人物であり、撮影後も、アクアの弟子入りを受け入れて作業を手伝わせたりしています。関係としてはアクアとの関係が深く、またそれ故に、アクアとルビーがアイの子供であることに勘付くなど独自の関係を構築しています。

また、この記事で紹介してきたキャラクター一覧の中でも一際謎の存在がツクヨミです。彼女は幼い外見をした少女で、アクアやルビーが転生者であること、転生前の出来事からアイの魂の行方なども知っている謎の存在です。初登場は、6章ですが、15年の嘘ではアクアの挑発から子役として映画に出演することになっています。

アニメ推しの子において、アイの声優を担当したのが高橋李依さんです。2013年から声優として活動し、2015年に初主演を務めると、順調に演じる役を増やしてきました。キャラクターの性質を研修して落とし込んだ上で演じるタイプの声優で、アドリブなども多い声優として知られています。

これまでには演じたキャラクターを一覧形式でまとめると『この素晴らしい世界に祝福を』のめぐみん役、『からかい上手の高木さん』の高木さん役、『ゆるキャン△』の斉藤恵那役、『ハクメイとミコチ』のミミ役、『女子高生の無駄づかい』の一奏役、『彼女、お借りします』の桜沢塁役、『カノジョも彼女』の桐生紫乃役、『天才王子の赤字国家再生術』のニニム・ラーレイ役などを演じています。

アニメ推しの子において、アクア役の声優を担当したのが大塚剛央さんです。2016年より声優として活動を始め、安定感があり溶け込む声で、脇役をこなすことが多いです。同時に主演を担当すれば、その独特の声質を活かしたキャラクターを演じています。これまでには、『風が強く吹いている』の蔵原走役、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のラウダ・ニール役、『薬屋のひとりごと』の壬氏役などを演じています。

アニメ推しの子において、ルビー役の声優を担当したのが生駒ゆりえさんです。2021年に声優としてデビューしました。始めて演じたレギュラーキャラがルビーという大抜擢でした。この抜擢には、原作者の赤坂アカ先生やアニメプロデューサーが『満場一致で決まった』とするほどでした。まだ新人であることもルビーと重なるとしての抜擢になっています。

アニメ推しの子において、アクアの転生前、ゴロー役の声優を担当したのが伊東健人さんです。2011年から声優として活躍しています。大学生時代にはボカロPとして活動していたという異色の経歴を持っている声優になっています。これまでには、『ヲタクに恋は難しい』の二藤宏嵩役、『巨人族の花嫁』の水樹晃一役、『アイドルマスタSideM』の硲道夫役などを演じています。

アニメ推しの子において、ルビーの転生前、さりな役の声優を担当したのが高柳知葉さんです。2015年にプロ・フィットに所属して声優デビューをしました。これまでには『アイカツフレンズ』の野々村ののは役、『まちカドまぞく』の陽夏木ミカン役、『ましろのおと』の小籔啓子役などを演じています。

ここからは既に推しの子を読んでいる人の感想をネタバレありで、まとめて紹介していきます。推しの子は、登場人物こそそこまで多くはないものの、星野アイを中心として家系図、アクアを中心としたキャラの相関図などいずれを見ても、混乱してしまうという声が非常に多い作品になっています。特に、アクアとルビーとの父親などについては、伏線やミスリードなどもあることから、こんがらがるという声が多くなっているのです。

加えて、アイがアイドルであることであったり、アクアとルビーが転生した存在であったりと、アイの家系図は、意図したように複雑になっています。ある意味で、推しの子の主題とも言えるテーマであり、サスペンスの要素を持っている作品だけにある程度は仕方ないとしつつも、もう少しシンプルでも良かったとする声も見られる結果になっています。

また、推しの子は、家系図だけでなく、キャラ同士の相関図も分かりにくいとする声も多いです。推しの子はそれぞれのエピソードにしか登場しないキャラもいること、再登場したときには変化があるキャラ、感情をそのままはっきり伝えていないパターンなどが混在している作品です。そのため、少し感情移入しにくい部分があるとも言われているのです。

推しの子の原作者である赤坂アカ先生は、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』でも同様に相関図が複雑に絡み合う形の作品になっています。これが赤坂アカ先生の味といえば、そうだとする一方で、誰が重要なキャラになるか分からないので気が抜けないとする声も見られるのです。

この記事で紹介したキャラの相関図一覧にも登場しないようなモブキャラもいるのですが、モブキャラだと思っていたキャラがあとから再登場するような例も少なくないのです。特に、鳴嶋メルトなどは、再登場するとは思わなかったとして驚かれていました。

推しの子の家系図は、様々な事情からかなり複雑なものになっています。星野アイがアイドルであるということ、謎の父親の存在など、サスペンス作品としての側面も持つ推しの子の重要な要素として扱われることになりました。ミスリードなども含めて展開されるため、より推しの子の家系図は分かりにくいと言われる結果になっています。

キャラクターの相関図に関しても同様で、キャラ同士の関係性などは、分かるようで分からない部分もあるとする声も多いです。この記事で一覧形式で紹介したキャラ以外にも複数のモブキャラが登場していますが、その後再登場があると思われたキャラが出なかったり、逆にモブキャラだと思ったキャラが再登場したりしています。今後もどのような展開になるか分からないので、様々なキャラに注目しながら推しの子を読むようにしましょう。