【推しの子】ニノはB小町の元メンバー！星野アイやカミキヒカルとの関係は？

推しの子において、旧B小町の元メンバーとして登場したのがニノです。この記事ではそのようなニノについて、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

ニノが登場した推しの子は2020年から週刊ヤングジャンプにて連載が開始された作品です。いわゆる転生ものであり、ファンタジー要素を持った作品ですが、サスペンス要素や社会情勢を上手く取り入れたリアルな作風などから人気を獲得する形になりました。

推しの子はかなりリアルな描写を優先することから、炎上に近い事件が起こったこともありましたが、それに負けない人気を獲得していくことになりました。2023年4月にはアニメ化も行われ、その人気をさらに高めています。ちなみにタイトルの推しの子は正式には『【推しの子】』と墨付き括弧をつけて書くのが正式表記だとされており、作中の1つの伏線であるとされています。

田舎の産婦人科で働いていた医者のゴローは、入院していた少女さりなの影響でアイドルオタクになっていました。そのような彼の元に、彼の『推し』でもあり、活動休止忠のアイドル星野アイが現れます。彼女は双子を妊娠しており、内密に出産することを臨んでいました。

これを応援することにしたゴローでしたが、それがきっかけで殺されてしまいます。しかし、気がつくと前世の記憶を残したまま、アイの双子の1人として転生していたのでした。

ニノは、推しの子において、生前に星野アイが所属していたアイドルグループ、B小町に所属していた元メンバーです。本名は新野冬子で、B小町結成時点での4人のメンバーのうちの1人でした。B小町解散後は芸能界を引退していたのか、長らく名前だけの登場で、本人は推しの子作中に登場していませんでしたが、132話にて大人になったニノが推しの子作中にも登場しています。

旧B小町に関しては語られる内容は多いものの、メンバーについての言及は少なかったものの、作者の1人赤坂アカ先生が手掛けた短編小説『45510』の視点はニノだったのではないかと考察されるなど、旧B小町メンバーの中でもクローズアップされることが多いキャラクターになっています。

ニノと星野アイは、旧B小町において創設メンバー同士でした。結成当初は当時弱小プロダクションだった『苺プロダクション』所属の中学生モデルを集めた寄せ集めのユニットとして始まりました。結成当初は、仲も良かったものの、アイが人気を獲得し、不動のセンターになっていくについれてアイに対しての嫉妬などの感情から疎遠な関係になっていきます。

ニノは星野アイに対して、複雑な感情を抱いていたような描写もあります。短編小説『45510』の私とはニノなのではないかとも考察されるほどであり、憧れと嫉妬という二律背反の感情を抱いていたとされているのです。

B小町の解散後、ニノは芸能界を引退しており、一般人として年を重ねていきました。その間に若手女優として頭角を現していたのが黒川あかねです。黒川あかねは『恋愛リアリティショー編』から登場したキャラクターで、徹底したプロファイリングで役を憑依させるような演技に定評があります。アクアとの関係性もあり、『15年の嘘』ではニノ役を演じることになりました。

ニノとの接点はなかったと思われますが、撮影現場に見学にきたニノに声をかけ、ニノから見た星野アイとはどんな存在だったのかという話を聞いていたりします。

既に芸能界は引退しているニノですが、同時に謎な交友関係を持っています。その交友関係とは、推しの子の黒幕ともいえる存在であるカミキヒカルとの関係性です。カミキヒカルは、星野アイを間接的に殺した存在でもあり、アクアとルビーの父親でもある存在です。具体的な時期や経緯は不明ですが、『15年の嘘』撮影現場にニノが訪れたのは彼から探るように言われたからでした。

旧B小町時代、ニノは「いつもニコニコニコニコ笑顔のニノです」という挨拶をする笑顔が自慢のアイドルでした。しかし、B小町が元々星野アイを売り出すためのユニットであることを知り、愕然とします。その形の通りに星野アイをセンターとして瞬く間に人気を獲得していますが、そのような状況に複雑な感情を抱いていました。星野アイをアイドルとして『最強で無敵』とも考え、自分なんかでは比べ物にならないと考えていたのです。

旧B小町では創立メンバーであったニノですが、その後どうような推移をしたかは不明です。最盛期には7人のメンバーが所属していましたが、星野アイにいじめをしたとしてメンバーが脱退、最終的、星野アイの死から2年後に解散する時にはメンバーは4人でした。ここにニノが残っていたのかは不明です。

B小町の解散後は芸能界を引退していたニノですが、アクア主導で撮影されることになった星野アイの半生を描く映画『15年の嘘』が撮影されることになります。星野アイの半生には当然B小町での活動も含まれるため、ニノも黒川あかねによって演じられることになります。この撮影現場に見学に来る形で、初登場を果たしました。

見学が終わると、黒幕だったカミキヒカルに連絡を取り、撮影の様子、特に星野アイ役を演じるルビーに関しての感想を伝えるなどしています。

ここからは既に推しの子を読んだ人のニノに関する感想を、ネタバレありでまとめて紹介していきます。旧B小町のメンバーに関しては、エピソードなどが描かれることはあっても長らく当事者が星野アイ以外に登場することはありませんでした。それだけにニノの登場と、暗く歪んだ感情は、怖いと言われることが多くなっています。

同時に、アニメ推しの子の主題歌であり、元々原作推しの子を読んだ作られたYOASOBIの『アイドル』という楽曲はニノ視点なのではないかと言われるようになりました。そして、赤坂アカ先生が描いた短編小説『45510』の視点だった『私』の正体もニノだろうと考察されるようになっています。

ニノの場合、特に気になると言われているのが、黒幕でもあるカミキヒカルとの関係性です。15年の嘘撮影時点では繋がりがあるニノとカミキヒカルですが、B小町時代からの繋がりなのかが気になると言われる結果になっているのです。

ニノの歪んだ感情は、B小町時代から抱えていたと考えられ、そのような感情はカミキヒカルに注目されても不思議ではないためです。或いはなんらかの形で星野アイとの関係にも協力していたのではないかとも考察されています。

星野アイ殺人事件の黒幕であるカミキヒカルとの繋がりを持ち、しかも大人になった現在でも保持し続けているニノ。そのようなニノが15年の嘘を見た時にどのような反応をするのかが気になるという声も多くなっています。15年の嘘のリアクションが見たいと言われるキャラクターは他にもいるものの、その中でも1番反応が見たいと言われるのがニノになっているのです。

推しの子のニノは、星野アイが所属した旧B小町の創立メンバーです。B小町解散後は芸能界を引退し、一般人として生活しており、本人が登場することはありませんでした。しかし映画撮影の現場に姿を見せる形で本人が登場しました。そして星野アイへの歪んだ感情を持っていることを示していったのです。これにはかなりインパクトがあったとして注目を集めることになっています。

しかもニノは、星野アイ殺害事件の黒幕であるカミキヒカルとの繋がりを持ち、しかもそれを現在まで保持し続けています。黒幕であるカミキヒカル自身もかなり歪んだ感情を持ったキャラクターだけに、いつその繋がりができたのか、なぜ現在も繋がりを保持しているのか気になるとされています。今後推しの子を読む際には、ニノの登場にも注目しながら視聴してみましょう。