【メダリスト】理凰（りおう）はツンデレで生意気？家族構成や司との出会いは？

つるまいかだによる漫画メダリストは、月刊アフタヌーンにて連載中のスポーツ漫画です。連載は2020年7月号から始まり、コミックは第9巻まで発売中です。2023年10月に漫画メダリストを原作としたテレビアニメの制作が発表されました。監督は山本靖貴、キャラクターデザインは亀山千夏、シリーズ構成、脚本は花田十輝、アニメーション制作はENGIです。声優キャストは、結束いのりは春瀬なつみ、明浦路司は大塚剛央です。

漫画メダリストは、フィギュアスケートの世界を描いた物語で、「次にくるマンガ大賞2022」でコミックス部門の第1位、2023年には「小学館漫画賞（一般向け部門）」を獲得した作品です。つるまいかだのデビュー作となった漫画メダリストは、作者の出身地である愛知県名古屋市が舞台です。主人公の結束いのりは、ブックライブによる「マカデミー賞2022」の主演女優賞に選ばれています。

かつて全日本選手権に出場したこともあるアイスダンスのスケーター、明浦路司はアイスショーのオーディションに何度も挑戦しますが、落選ばかりです。ある日、司は全日本選手権のパートナーで、今はスケートクラブを主催する高峰瞳からコーチの依頼を受けます。司はスケートクラブを訪れていた結束いのりを見て、いのりのスケートへの情熱を感じ、指導を始めます。司の指導によって、いのりはその能力を開花させていきます。

メダリストの鴗鳥理凰（そにどりりおう）は、12歳、家族構成は両親と妹（4歳）です。父は元スケート選手の鴗鳥慎一郎、母はブラジル系アメリカ人です。名古屋市にある名港ウィンドフィギュアスケートクラブ（FSC）に所属しており、階級は5級です。父の慎一郎はかつてオリンピックで銀メダリストとなった名選手で、名港ウィンドのヘッドコーチです。理凰はスケート以外の時はメガネを掛けています。

鴗鳥理凰（そにどりりおう）のツンデレと言われる性格についてみていきます。理凰は自尊心が高く、簡単に人に心を開かない性格で、冷淡で生意気な言動が目立ちます。しかし、犬飼総太とは仲良くなり、何かと世話をしてあげるなど、心を許した相手には優しい態度になるというツンデレな性格です。理凰がなぜ、このような性格になったのか、その理由についてみていきます。

理凰はオリンピックで銀メダルに輝いた選手の息子であることを誇りに思っていました。しかし、自分よりも後からスケートを始めた狼嵜光の成長の速さに動揺し、自分の才能に疑心暗鬼になりました。以来、プレッシャーやコンプレックスを抱えるようになり、自分自身のスケートを評価して欲しいという思いが強くなりました。このような事から理凰は屈折した思いを抱えるようになったといわれています。

自尊心が高く、人に対して簡単に心を開かない性格の理凰は、大人に対しても汚い言葉を投げかけるなど、生意気な態度が目立ちます。ここでは、理凰が生意気な言動をしたシーンを紹介していきます。理凰が初めて生意気な言動を見せたのは1巻で、1級のバッジテストの受験に訪れた結束いのりと出会ったシーンでした。結束いのりが名乗ろうとすると理凰は、自分が顔も名前も知らないのは実力のない者か、部外者だろうと言います。

さらに理凰は、スケートができない者は話しかけるな、などと言い放ちます。次に理凰が現れたのは3巻で、理凰が気に入っている狼嵜光のコーチを、夜鷹純が秘密でしていることに怒りの感情を見せています。実は理凰自身、夜鷹純に憧れており、彼の教えを請いたいと願い出たことがありますが、拒絶されています。理凰は、夜鷹が自分よりも光の才能に惹かれたことにコンプレックスを抱きます。

以来、理凰は夜鷹純をお前呼ばわりし、夜鷹純がコーチをしなくてもメダリストになれると言い放ち、「クソジジイ」などと呼ぶようになりました。銀メダリストの息子であることに誇りを持っていた理凰ですが、自分よりも才能豊かな狼嵜光の出現に焦りを覚えます。さらに、憧れの夜鷹純に振り向いてもらえないことに苛立ちます。理凰は、自身が抱えるプレッシャーやコンプレックスから、つい生意気な言動になると考えられています。

鴗鳥理凰（そにどりりおう）の家族構成を紹介します。父は36歳、元フィギュアスケート選手の鴗鳥慎一郎、オリンピックの銀メダリストです。得意の4回転ジャンプは迫力満点で、夜鷹純とはライバル同士でした。現在は名港ウィンドFSCヘッドコーチを務めています。礼儀正しく、謙虚な人柄で明浦路司ら後輩たちから尊敬される存在です。

理凰の母はエイヴァ、ブラジル系アメリカ人で、かつてプロのスケート選手でした。理凰には4歳の妹が一人おり、彼女もスケートを始めています。理凰は日本人の父とアメリカ人の母を持つハーフで、家族は英語で会話しており、保育園はインターナショナルプリスクールに通っていました。

鴗鳥理凰（そにどりりおう）と明浦路司との出会いについて紹介します。理凰は父親がコーチを務める名港ウィンドに所属していますが、夜鷹純との一件もきっかけの一つとなり、環境を変えることも必要だと考えます。理凰は、結束いのりが所属するルクス東山FSCが夏合宿を行うということで、自分も参加することにしました。そこで出会ったのが、明浦路司（あけうらじつかさ）で、理凰は司の指導を受けることになりました。

司は理凰の父である鴗鳥慎一郎に憧れており、その息子と会えたことに感動します。理凰としては才能に自信を失っている時期で、半ば投げやりな気持ちで指導を受けることになりました。ところが、司は理凰自身の良いところをしっかりと見極めて、褒めてくれます。そして、思い通りに滑ることができない時も、司は理凰の焦りと向き合い、自身の経験を踏まえた指導をしてくれます。

理凰は初めて自分自身を認めてくれ、自分に合った指導をしてくれる司に感動を覚えます。理凰は、これまで尖っていた心が一気にほぐされ、司を「俺のコーチ」とまで呼ぶようになりました。そして、司の教え子である結束いのりをライバルとして意識するようになります。こうして、理凰は司コーチのおかげでバッジテストに合格して6級となり、生意気な言動も少なくなっていきます。

メダリストの鴗鳥理凰（そにどりりおう）についての感想です。理凰の性格は、プレッシャーやコンプレックスを抱えていることもあり、ツンデレで生意気なところがあると言われています。こちらの方は理凰がとても可愛く、司先生とのコンビが理凰の性格とよく合い、とても好きだということです。

理凰は誰にも心を開いていない頃は、プレッシャーやコンプレックスで精神的に追い詰められていました。このような理凰の性格は、ツンデレだと言われており、自分を認めてくれる明浦路司に対してはデレな部分が現れます。この時の理凰の笑顔がとても可愛く、本来の良い性格が戻っただけという、司先生と同じ思いになるという感想です。

理凰と司先生についての感想です。司は理凰自身のスケートを認めてくれ、褒めてくれます。このような司先生のことが大好きな理凰が、懐いている姿が可愛いという感想です。また、理凰は狼嵜光のことも大好きで、どちらかだけを選べない感じも可愛いということです。

メダリストの鴗鳥理凰（そにどりりおう）のツンデレな性格についてみてきました。理凰は元オリンピック銀メダリストの息子ということを誇りに思っていましたが、自分よりも才能豊かな少女を知り、プレッシャーやコンプレックスを抱えるようになります。そのため、冷淡で生意気な面がありました。しかし、明浦路司コーチに自分自身を認めてもらったことで心を開き、懐いていきます。

明浦路司に懐く理凰のツンデレな性格のうち、デレな部分が現れ、その姿が可愛いという感想がありました。ここまで、漫画メダリストのツンデレな鴗鳥理凰（そにどりりおう）の性格や生意気なシーン、家族構成や明浦路司コーチとの出会いについて紹介しました。