【ジャンケットバンク】叶黎明は人気配信者！裏の顔や真経津晨との対決の結果は？

この記事では、漫画『ジャンケットバンク』の単行本6巻の表紙の顔にもなったギャンブラー、叶黎明を特集します。これから、叶黎明のプロフィールや裏の顔、そして主人公・真経津晨とのアンハッピー・ホーリーグレイルの対決などについてネタバレ解説していきますが、まずはその前に『ジャンケットバンク』の作品情報をお届けしましょう。最初に『ジャンケットバンク』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『ジャンケットバンク』は、田中一行が描く大手銀行を舞台に展開されるギャンブル漫画です。集英社の『週刊ヤングジャンプ』で2020年35号から連載中の作品で、2023年3月には「アニメ化してほしいマンガランキング」で8位にランクインしました。ちなみに、題名『ジャンケットバンク』の「ジャンケット」は、カジノでVIPの接待を行う仕事およびその手配を行う者を指しています。

日本有数の大手銀行・カラス銀行の行員・御手洗暉は、ある時、特別業務部審査課に異動になります。そこは、銀行が運営する巨大な賭場とそのギャンブラーを管理する重要な部署でした。やがて御手洗は、イカサマを見抜く天才ギャンブラーの真経津晨と出会い、彼の担当行員となります。御手洗は、真経津のギャンブラーとしてのスキルに惹かれながらも、命を賭けた異常な銀行賭博に巻き込まれていきます。

ここからは、この記事のメインテーマである『ジャンケットバンク』の叶黎明（かのう・れいめい）の話題に移りますが、まず最初にプロフィールを紹介します。『ジャンケットバンク』の叶黎明は、身長190cm・体重72kg・年齢28歳の1/2ライフ（ハーフライフ）のギャンブラーです。1/2ライフとは「半殺し」という意味で、ギャンブラーには一人ずつ特4（特別業務部審査課）の行員が担当につくことになっています。

『ジャンケットバンク』の叶は、常に目を大きく見開き、笑顔の絶えない好青年で、虹色に輝く笑っているような瞳が特徴です。自らを「観測者」と呼び、絶対的な存在である自分以外は単なる観測対象と見なしています。

漫画『ジャンケットバンク』の黎明は、実際に非常に優れた観測眼を持ち、相手の心理状態からゲームに使用される道具の微細な傷まで、ほぼ完璧に把握する能力を有しています。『ジャンケットバンク』での彼の表のプロフィールは、ゲーム配信で同時に5000人以上のファンに支持されている人気ストリーマーでした。

人気ストリーマー（配信者）というプロフィールを持つ『ジャンケットバンク』の叶黎明の自宅は、7階建てのマンションです。おそらく、そのビルは全部彼が管理する資産だと考えられます。自分の部屋から配信しているのですが、そのために人々を監禁しているのではないでしょうか？

漫画『ジャンケットバンク』において、監禁されている人々は別の場所にいるのかではないかと考えられていましたが、画像の細部をよく見ると、黎明の部屋と同じ壁や床です。黎明の部屋と監禁部屋は同じビルにあるという推測が成り立つのです。

漫画『ジャンケットバンク』の「アンハッピー・ホーリーグレイル」において、昼間は黎明の担当行員のように見えましたが、実際はそうではない可能性があります。たとえば、伊藤がジャンケット権で黎明の担当行員権を手に入れて、それを自分の部下の昼間に貸しているということはあり得ないでしょうか？

『ジャンケットバンク』においてジャンケット権や担当ギャンブラー指名権は、キャリアが5年経過した段階で手に入ります。独裁権を持つ伊藤主任なら、自身がターゲットとしたギャンブラーを独占し、状況に応じて部下とコンビを組んでギャンブルに参加させることでしょう。

漫画『ジャンケットバンク』の叶黎明の趣味はテラリウムです。テラリウムとは、陸上の生き物をガラス瓶などに入れて飼育・育成する方法のことです。本編を見た読者ならこの意味の恐ろしさがわかるはずです。そして黎明の仕事は、ストリーマーです。ストリーマーとは、動画配信サービスを使ってライブ配信の形で動画コンテンツを届けている人のことです。

漫画『ジャンケットバンク』の叶黎明は表向きはストリーマーですが、実は裏の顔、闇に包まれたプロフィールを持っていました。自分の住んでいる建物には、いたるところに監禁部屋があり、そこに人間を閉じ込めています。水もほとんど与えず、黎明が被験者を観測している時だけ食べ物や飲み物を差し入れするのがルールでした。

ここからは、ジャンケットバンクの叶黎明と真経津晨の対決をネタバレ解説します。『ジャンケットバンク』のアンハッピー・ホーリーグレイルとは、10ラウンドで構成されるゲームで、プレイの目的は相手よりも多くの聖水を手に入れることです。ゲームには2本の毒薬と1本の聖水が用意されており、特定の方法でこれらを飲み合います。

『ジャンケットバンク』のゲームでは、瓶の数と同じく杯が3つ用意されており、そのうち1つが本物の聖杯で、残り2つはニセモノです。本物の聖杯は特殊な力を持っており、毒薬を聖水に変化させたり、聖水を毒薬に変えたりすることができます。一方、ニセモノの杯は中身を変化させません。

漫画『ジャンケットバンク』では、各ラウンドでプレイヤーたちは慎重に瓶と杯を選び、独自の戦略で相手と対戦します。どの瓶を選び、どの杯に中身を注ぐかによって、プレイヤーの運命が左右されます。緻密な計画と戦術が求められ、相手の行動を読むことが成功への鍵となります。

『ジャンケットバンク』のこの戦略的なゲーム「アンハッピー・ホーリーグレイル」は、プレイヤーたちに緊張感と判断力を試す興奮のある体験を提供します。ラウンドごとの状況や相手の行動に注意を払い、限られたリソースを最大限に活用することが、ゲームでの成功につながります。

『ジャンケットバンク』のアンハッピー・ホーリーグレイルで勝利を手にするための条件としては、一つには、10ラウンドを終了した時に相手よりも多くの聖杯を手に入れることです。あるいは、相手が違反行為を犯して失格になった場合にもゲームに勝利したことになります。

また違反行為には、暴力を振るうこと、わざと時間をかけること、1回の行動に5分以上かかること、「運命の器」に入れた液体の量を不正に変えること、「運命の器」の液体以外のものを飲むこと、ゲーム中に外に出ることなどがあります。このように、『ジャンケットバンク』の「アンハッピー・ホーリーグレイル」は違反行為の種類がとても多いのが特徴です。

『ジャンケットバンク』のアンハッピー・ホーリーグレイルでは、プレイヤーは聖杯側と聖水側に分かれて、それぞれのアイテムを並べます。そして、それらを使って自分の飲む液体を作ります。作った液体を自分の持つ「運命の器」に入れるまでが1ラウンドです。誰が最初に聖杯側を選ぶかはプレイヤー同士で決めます。最初のラウンドの先攻・後攻が決まったら、次のラウンドからは聖杯側と聖水側が交代するのがルールです。

『ジャンケットバンク』のアンハッピー・ホーリーグレイルでは、瓶と杯の底に本物か偽物かを示す印があります。並べる側はこれを見て本物を判別できますが選ぶ側は見えません。アイテムを並べたら、まず聖杯側が自分の使う杯を選びます。自分が並べた杯ですから、自分の望む杯を選べるはずです。ネタバレしますと、その杯に入れるものを選ぶのは聖水側です。杯と中身の組み合わせで聖水か毒薬かが決まります。

『ジャンケットバンク』のアンハッピー・ホーリーグレイルでは、プレイヤーは聖杯と聖水のアイテムを使って液体を作ります。聖杯側は自分の並べた杯を選びますが聖水側は相手の並べた瓶を選びます。逆も同じです。ネタバレしますと、本物か偽物かは底に印がありますが、相手には見えません。二人とも液体を作り終えたら巨大聖杯という新しいアイテムが出てきます。

プレイヤーが選んだ杯に入った瓶はテーブルに吸い込まれます。その杯は実際に飲むためのものではありませんでした。『ジャンケットバンク』のアンハッピー・ホーリーグレイルの運命の器「巨大聖杯」に送られた瓶と杯の組み合わせで作られた液体が、それぞれに配られた「運命の器」に入れられ、それを受け取った時点で1ラウンドが終わります。そしてペナルティとして手に入れた聖水と毒は全部飲まなければなりません。

『ジャンケットバンク』のアンハッピー・ホーリーグレイルのプレイヤーが飲む液体の量は、1人100mlです。そして毒薬を500ml飲むと死亡してしまいます。ゲームが開始される前、ペナルティの実演のために壇上に上がった債務者は、巨大なクローシュの中に入れられていましたが、ネタバレしますともう死んでいるようでした。

聖水を飲むと毒薬を半分消すことができます。すなわち毒薬を4杯連続で飲んでも、5杯目に聖水を飲めば毒の効果は350ml分に減ります。そうすればもう1杯分の毒薬に耐えることができます。以上が『ジャンケットバンク』の「アンハッピー・ホーリーグレイル」の説明です。全ての手順とルールを一回の説明と実演だけで覚え、作戦をすぐに考えるのですから、上位ランクのギャンブラーたちの能力は驚異的と言えます。

『ジャンケットバンク』の第5ゲーム「アンハッピー・ホーリーグレイル」では、叶黎明と真経津晨が対決します。この試合は、欲に溺れた御手洗をオークションで転落させるために伊藤主任が計画したもので、叶はその厳しい試練に見事に立ち向かいました。鋭い洞察力を駆使して真経津との心理戦で圧倒し、また、自身の身体を巧みに活かした「観測」によって、ネタバレになりますが真経津のブラフを見抜くことに成功しました。

さらにゲームに使われるオブジェクトが3ラウンドごとに繰り返されていることに気づき、絶対的な優位を手に入れました。聖水と聖杯の位置が分かるようになったのです。しかし、あえて「観測」のために毒を飲み、毒の苦しみを知ります。そして、「毒は2種類で、両方飲まないと毒性が出ない相乗毒だ」という真経津の言葉を信じてしまいます。

ネタバレしますと、実際には毒は1種類だけで、真経津も死にかけているのを隠しているのでした。これに気づけなかった叶は、真経津の勧めで聖水を飲んでしまい、「液体の量を不正に減らした」として反則負けを喫しました。そして二人とも生き残った後、58話で叶は真経津にメッセージを送りつけ、61話で再び登場します。

その後、黎明は真経津・獅子神・村雨の仲良しギャンブラー3人組に加わりました。獅子神と村雨は初顔合わせでしたが、叶は自分の変人ぶりと明るさですぐに仲良くなりました。村雨のことは前から知っていて、会いたかったと目をキラキラさせていました。

真経津晨たちは、叶がゲーム配信で5,000人もの人が見ている人気配信者だと気づきます。道を歩くと注目され、グッズも売っているので人気の高さが分かります。その後は真経津たちもよく配信に出ているようです。さらに天堂とも出会います。ネタバレしますと、「観測者」の叶と「自称神」の天堂は馬が合わないと思われましたが、天堂が捕まえた罪人を叶が監禁するという取り決めをして仲良くなりました。

ここまで漫画『ジャンケットバンク』の叶黎明特集をお届けしてきましたが、最後に叶黎明に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

『ジャンケットバンク』の黎明の発言や態度から、幼少期に何らかのトラウマを経験した可能性がありますが、この投稿者のいうように暗い過去などないのかもしれません。無邪気に笑っていることも事実であり、それが幸せを感じているからなのかどうかは、黎明にしかわからないことなのでしょう。

『ジャンケットバンク』に登場する叶黎明の叶は、「願い」や「祈り」を意味し、黎明は「夜明け」や「始まり」を意味します。叶黎明という名前は、ツイートの投稿者が言うように綺麗でセンスがいい名前かもしれません。

『ジャンケットバンク』の叶黎明を怖いと思うのは、彼が自分とは違う世界を生きており、その価値観や世界観を理解できないからでしょう。彼を理解することは彼の世界に入り込むことになり、自分の世界を失うことになってしまうかもしれません。

この記事では「漫画ジャンケットバンクの叶黎明は人気配信者！」と題して、叶の表のプロフィールや裏の顔、そして真経津晨との「アンハッピー・ホーリーグレイル」対決の結果についてネタバレ解説してきました。　

漫画『ジャンケットバンク』の叶黎明のプロフィールは、常に目を大きく見開き、笑顔の絶えない好青年で、身長190cm・体重72kg・年齢は28歳です。表のプロフィールは人気のストリーマーでしたが、闇に包まれた裏のプロフィールを持っています。所有する自宅の建物の中に複数の監禁部屋を作り、被験者となる人間を監禁していたのです。

後に、叶黎明は、10ラウンド制のゲーム「アンハッピー・ホーリーグレイル」で、真経津晨と対決することになりました。ネタバレになりますが、鋭い観測により真経津のブラフを見抜いたものの、真経津の渾身の演技に騙されて聖水を飲んでしまい反則負けを喫しました。ゲームでは二人とも生き残り、その後は意気投合し真経津の仲間に加わることになりました。