【GANTZ】坂田研三は桜井の超能力の師匠！かっこいいシーンや最後をネタバレ

いじめに悩んでいた桜井に超能力を伝授し、彼から師匠と慕われるようになった坂田研三。ガンツミッションでも超能力を武器に戦い、チームの主戦力として戦い抜きました。果たして、坂田研三とはどのような人物だったのでしょうか。以下では、「GANTZ（ガンツ）」から、坂田研三のプロフィール、性格や倫理観を紹介します。その他、坂田の弟子・桜井弘斗との出会いや関係の変化、坂田のかっこいいシーンや最後もまとめました。

アニメや実写映画化された人気SFバトル漫画「GANTZ」。2000年～2013年にかけて「週刊ヤングジャンプ」で連載された、奥浩哉先生の代表作です。

駅のホームで小学校の幼馴染・加藤勝と再会した玄野計。線路に落ちた酔っ払いを助けた直後、電車が玄野と加藤の目の前に迫りました。気が付くと、部屋の真ん中に大きな黒い球体が置かれた見知らぬ場所に転送されました。黒い球体・GANTZに言われるまま、ミッションと称した星人とのバトルに挑む玄野たち。GANTZからの解放を目指し、命がけの戦いに挑みます。

ロン毛にサングラスをかけた出で立ちで、「キムタク」を自称する坂田研三。桜井の超能力の師匠である一方、職業や年齢などのパーソナルデータは一切不明とされています。ガンツミッションでは超能力を駆使し、異星人との戦いを制した坂田。東京チームの主戦力として、数々のミッションに挑み続けました。以下では、「GANTZ（ガンツ）」の坂田研三のプロフィールと性格について紹介します。

GANTZ・かっぺ星人編から参戦したガンツメンバーであり、新宿大虐殺で和泉に射殺された後、ガンツの部屋に転送させられました。サングラスを愛用しており、作中では外すシーンがないため素顔が不明となってます。また、年齢や職業などパーソナルデータも一切不明であり、メンバーの中でも謎多きキャラクターでしょう。苗字が坂田からGANTZからは「アホの、、、」と呼ばれています。

「GANTZ」において、当初は桜井から「師匠」と呼ばれることに難色を示していたいた坂田。一方、桜井の正義感に心を動かされるなど、感化されやすい性格を秘めています。また、髪型がそっくりなことからキムタクに似ていると思い込むなど、ナルシストな一面もあるでしょう。ガンツミッションでは己の超能力を駆使し、仲間の窮地を救うべく奔走しています。

人の生死について独特の考えを持ち、超能力の使い過ぎによる代償の影響もあって自身の命を軽んじる言動が見られた坂田。過去の体験から人としてあるまじき振る舞いをする者には、容赦ない態度を見せています。特に、人を殺めたり、死に追いやる人間への憎悪はすさまじく、殺されて当然という考えから見殺しにするなど、冷酷さものぞかせています。

「GANTZ」屈指のかっこいいキャラクターであり、桜井との師弟関係が注目された坂田研三。桜井にとっては、いじめられていた自分を助けてくれた恩人であり、師匠として慕われています。また、坂田自身も桜井を大切に思っており、2人の師弟愛は名シーンとして支持されています。以下では、「GANTZ（ガンツ）」から、坂田研三と桜井弘斗との出会いや師弟関係になった経緯、2人の関係の変化について考察しました。

私立の中学校に通う男子生徒で、坂田と同様、新宿大虐殺に巻き込まれてガンツミッションに強制参加させられました。星人とのバトルでは坂田から伝授された超能力を駆使し、チームの勝利に貢献してきた桜井。最後のミッションにも参戦すると、トンコツの死をきっかけに能力を覚醒させます。圧倒的な力で敵星人を追い込むも、最後は敵の砲撃によって倒されました。

ネットを閲覧中、桜井の投稿が目に留まった坂田。掲示板には同級生からのいじめに悩み、自殺予告と捉えられる書き込みを発見します。自身もかつていじめに苦しんだ過去を持つ坂田。桜井を救うべく、彼との接触を試みます。後日、桜井家を訪ねた坂田は、自身が持つ超能力を披露して桜井に伝授しました。この能力は、坂田がいじめに苦しんでいた頃、1人の能力者から授けられたものでした。

しかし、坂田と能力者はどのように接触したのか、詳しい経緯は不明とされています。超能力を伝授後、いじめっ子への復讐を果たして現在に至る坂田。桜井にも超能力でいじめっ子へ報復を促します。いじめの苛烈さから自殺を考えるまで追い込まれていた桜井。坂田にいわれるまま超能力を身に着け、いじめっ子への復讐を遂げました。

桜井の窮地を救ったことから「師匠」と慕われるようになった坂田。当初は、超能力の伝授をきっかけに師匠と弟子のような関係でした。後に、ガンツミッションを通じて良きパートナーに変化します。超能力を武器に、桜井とのコンビネーション技で星人を追い詰めていく坂田。そこには、早くミッションをクリアして、桜井をガンツから解放させたいという思いがあったでしょう。

独自の倫理観から、仲間が死んだら生き返らせることに否定的だった坂田。しかし、桜井が死亡した際には、自身の100点ポイントを桜井の復活のために使いました。また、桜井がポイントを使って自身を生き返らせようとした際には、止めるように訴えています。超能力の使い過ぎで内臓がボロボロだったと推測される坂田。ミッションでは、先の短い自分よりも桜井を生かす道を模索していたでしょう。

独自の倫理観から仲間の生死に対してシビアな考えを持っていた坂田。いじめを受けていた壮絶な体験や超能力で復讐を遂げた経緯が、独特の思想を作り上げたでしょう。一方、弟子である桜井に対しては大切に思っており、弟子のために奮闘する姿もかっこいいです。以下では、「GANTZ（ガンツ）」の坂田研三のかっこいいシーンや、東京チームとは異なる考えを示した坂田の倫理観について紹介します。

ある日、ネット掲示板で知り合ったハンドルネーム・トンコツと直接会うことになった桜井。新宿で顔を合わせた2人のもとへ坂田が声をかけます。その後、3人で映画館に向かうことにしたものの、和泉による銃乱射事件が勃発しました。人々が逃げまどう中、銃を構える和泉に立ち向かう桜井。彼の正義感に感化された坂田も、超能力を駆使して和泉の暴走を止めようと試みます。

超能力で銃をはじき返しながら接近する桜井と坂田。しかし、集中力が続かなかったために超能力が途中で切れてしまい、和泉の殺害に失敗します。さらに、銃撃を交わしきれず、2人は身体中に銃弾を受けて死亡しました。その後、他のメンバーと同様、ガンツと呼ばれる黒い球体のいる部屋に転送された2人。戸惑いを見せる桜井をよそに、坂田はガンツに見覚えのある様子を見せます。

その後、ガンツの指示に従ってミッションに参加することになった坂田。未知なる星人の出現や初めての戦闘に戸惑う桜井に指示を出しながら、持ち前の超能力で敵を倒していきます。ミッション初参加でありながら、それらを感じさせない戦闘を見せつけた坂田。さらに、ガンツ未着用というハンディがありながら敵星人を複数倒し、さらに他メンバーを守るなど、攻守で活躍を見せます。

かっぺ星人・ゆびわ星人とのミッションをクリアして、着実に点数をあげていく坂田。ガンツのターゲットにされてしまった小島多恵を巡るメンバーの対立では、玄野率いる保護派につきます。一方、小島多恵の抹殺派は和泉が率いており、内部抗争のような展開となりました。かつて、新宿の銃乱射事件にて和泉に殺害された坂田と桜井。2人にとっても和泉は仇でした。

ガンツミッションでも、和泉への復讐を目論み、桜井と共に襲い掛かるも右肩を切られて重傷を負いました。一時は死を予感したものの、和泉によるミッションクリアにより生還を果たしました。

「GANTZ」にて、独特の倫理観を持つ坂田の思想は、人間の生と死について極端な考えを持っています。過去に、復讐と称して超能力でいじめっ子の命を奪った坂田。彼にとって、いじめっ子は殺されて当然という考えを持っていたでしょう。また、桜井にも超能力でいじめっ子を殺害するように仕向けています。このような言動から、他人に害をなす人間は生かすべきではない、やや独善的な考えも読み取れます。

特に、吸血鬼の襲撃を受けた和泉に対する対応は、坂田の倫理観がもっとも現れたシーンとなっています。自身と桜井の仇とはいえ、ガンツメンバーとして共闘することになった和泉。彼の窮地を見つけた桜井は、すぐさま坂田に連絡を入れ、救援を要請しました。しかし、坂田はこのまま和泉を見殺しにするべく、桜井にも他メンバーへ連絡を入れないように指示しました。

例え仲間であろうと、仲間に害をなすとみなした人間には容赦ない判断を下し、見殺しにすることも厭わない坂田。また、仲間が死ぬたびに生き延びたメンバーで生き返らせよういう考えにも、否定的でした。その理由は、戦死者が出るたびに生き返らせることはキリがなく、チープだと言い放ちます。戦死した仲間の死を受け入れ、生き延びた者たちで前に進むことが最善だとする、現実主義的な考えも見られます。

傍から見れば非情にも思える坂田の思想ですが、自分が大切に思う者を生かすために自らが犠牲となる場面もありました。ガンツミッションでは、自身の100点ポイントの報酬を桜井の復活のために使った坂田。大阪編でも、桜井を助けるべく、己の死を覚悟する場面も見られました。

桜井の師匠だけでなく、ガンツメンバーとしてもかっこいいと人気を集める坂田研三。大阪編では、己の倫理観に反して、仲間を助けるべく決死の行動に出ました。最後は、弟子だけでなく味方の命を守る行動に出た坂田。己の犠牲にして戦い抜いた姿はかっこいいシーンとして支持されています。以下では、「GANTZ（ガンツ）」の坂田研三の大阪編での活躍や壮絶な最後をネタバレ紹介します。

玄野不在の中で始まった次のミッションは大阪・道頓堀が舞台であり、地元のガンツチームとの共同戦線となりました。ガンツミッションで行われる異星人の殺戮に快楽を見いだす大阪チーム。さらに、100点クリアを達成した凄腕のメンバーの多さや、支給された武器の1つを取っても東京チームと大きな差がありました。ミッション開始前から、圧倒的な実力差を見せつけられた東京チーム。

さらに、よそ者という意味を込めて、余計な手出しはするなど釘をさされます。そこで、星人との戦いは大阪チームに任せ、東京チームは人命救助など裏方に徹することにしました。しかし、今回のラスボス・ぬらりひょんが登場したことで、ガンツチームは苦戦を強いられます。戦闘力で勝る大阪チームが相次いで倒れ、東京チームも戦わざるを得ない状況に追い込まれます。

さらに、頭部には爆弾が仕掛けられており、エリアの外に出ると爆発する危険がありました。ぬらりひょんに追い詰められ、背後はエリア外という危機的状況に陥った東京チーム。坂田は、桜井を含めたメンバー3人を逃がすため、自らが犠牲になる覚悟を決めます。

坂田と桜井が使用する超能力は、使い方次第では非常に強力な攻撃となる一方、能力者に負荷がかかるデメリットがありました。ガンツミッションで超能力を酷使し、すでに身体がボロボロになっていた坂田。例え、このミッションを生き延びたとしても、先が短いことは明白でした。そこで、最後の超能力を仲間の命を救うために使うことを決意しました。

超能力でぬらりひょんの動きを封じ込め、その隙に桜井と鈴木、レイカに逃げるように促した坂田。桜井には、自分を生き返らせる真似はするなと言い、桜井を遠くへ逃がしました。鼻だけでなく、耳や眼からも出血し、命を散らした坂田。カタストロフィ編では、トンコツの復讐にかられ、我を失って暴走する桜井の前に幻影となって現れました。

ミッションで死亡したトンコツと共に、殺戮を繰り返す桜井の説得を試みる坂田。しかし、桜井は聞く耳をもたず、星人をなぎ倒していきます。その時、巨大な砲撃によって身体の一部を吹き飛ばされたことで、桜井はようやく我に返りました。異星人の子供たちを超能力で守った桜井。トンコツと共に幻影となって再び現れ、彼の穏やかな最期を看取りました。

「GANTZ」の中で唯一、素顔を見せることのなかった坂田研三。ミステリアスな雰囲気や独自の倫理観が興味を引くでしょう。また、坂田といえば、超能力を伝授した桜井弘斗との師弟関係も外せません。共にいじめを受けており、超能力で復讐を果たした2人。桜井をかつての自分と重ねてみていたでしょう。以下では、「GANTZ（ガンツ）」の坂田に関する感想や評価を紹介します。

個性的なキャラが登場する「GANTZ」といえば、かっこいい男性キャラの活躍も見どころです。今回取り上げた坂田研三も、いじめられっ子だった桜井の師匠として高い人気を誇っています。特に、己の倫理観を無視して、桜井や仲間を助けようとする姿は、GANTZの名シーンにも数えられています。鼻や耳から流血しながら、超能力を使い果たした坂田。己の限界を超えて頑張る姿もかっこいいと評されています。

「GANTZ」において、独自の倫理観を持っていた坂田研三。生き残ったメンバーで死んだ仲間を生き返らせることについて、坂田は否定的な考えを持っていました。しかし、作中では己の考えに反して弟子の桜井を復活させています。非情に見えながら、師匠と慕ってくる桜井のことは大切に思っている坂田。桜井に見せた優しさも読者の心を掴み、GANTZの好きなキャラクターにあげられています。

和泉による新宿大虐殺は坂田や桜井の他、風大左衛門も巻き込まれ、銃殺された後にガンツの部屋へ転送されました。偶然、銃乱射事件に居合わせた坂田たち。人々が逃げまどう中、坂田と桜井は超能力を使って和泉の暴走を止めようと立ち向かいました。最後は銃弾を交わしきれずに死亡した2人でしたが、風大左衛門と共に和泉に向かっていく姿はGANTZのかっこいいシーンと評され、その姿に惚れたとの感想も見られます。

超能力を使ってミッションに挑み続けた坂田でしたが、GANTZの大阪編にて惜しくも戦死しました。大阪のミッションはエリア外に出てしまうと死んでしまう、過酷な内容でした。長らく超能力を使い続けた代償により、身体がボロボロになっていた坂田。先が短いことを悟り、桜井や仲間の窮地を救うために自らが犠牲になりました。桜井への愛情が感じられるシーンでもあり、坂田の死を惜しむ声も寄せられています。

「GANTZ」といえば、坂田や桜井のように師弟関係になったキャラクターも人気を集めています。超能力を伝授されたことで、坂田を師匠と慕う桜井。2人の関係はガンツミッションでも続き、星人とのバトルに苦戦する桜井に対して的確なアドバイスを送っています。「GANTZ」では異色の存在となった坂田と桜井。2人の師弟関係は「GANTZ」の一番の魅力と評されており、数多くの名シーンを生み出しました。

GANTZ・最後のミッションにて、最愛の女性をの死をきっかけに覚醒した桜井。これまでにない力を発揮し、GANTZ最強と言われました。一方、SNSでは師匠の坂田が死んだときに覚醒してほしかったとの意見も見られます。桜井にとって坂田はいじめから救ってくれた恩人であり、良きパートナーでもありました。もし、さｋ田の死後、桜井が覚醒すればぬらりひょんとの戦いの結末も変わっていたでしょう。

「GANTZ」のサングラスキャラであり、最後まで素顔を見せることがなかった坂田研三。例え、サングラスが壊れても外すことはありませんでした。坂田の素顔はどのような感じなのか、気になった方も多いでしょう。一方で、坂田のサングラスが外れないところが良いとの意見もみられ、GANTZキャラらしい設定とも捉えられます。また、弟子思いな一面をさらりと出すところも良いと評されています。

2016年に公開された劇場版アニメ「GANTZ:O」は、原作の大阪編を描いた作品です。GANTZの漫画とは異なるストーリー展開であり、坂田など一部のキャラクターが未登場となりました。GANTZの大阪編で感動の名シーンを生み出した坂田。劇場版でも坂田の名場面が見られると期待していたファンも多かったでしょう。SNSでは、GANTZ:Oに坂田が未登場だったことにがっかりしたとの感想も寄せられています。

「GANTZ」において、坂田と桜井が使用した超能力は、原理が解明されていない謎能力とされ、坂田も能力者から伝授されたことが判明しています。坂田に超能力を授けた人物は何者なのか、気になるでしょう。一方、江戸時代を舞台にした「GANTZ:E」では、坂田と同じ能力を持つキャラが登場しています。もしかしたら、坂田・桜井の超能力の謎が解明されると注目を集めています。

「GANTZ（ガンツ）」の坂田研三のプロフィールや性格、桜井弘斗との関係、かっこいいシーンや最後をネタバレ紹介しました。桜井と共に超能力を使うキャラとして登場し、星人との戦いでも能力を駆使してミッションクリアに貢献した坂田。最後まで弟子を大切に思い、自らを犠牲にして桜井や仲間たちの命を救いました。このように弟子への強い気持ち、男気あふれる覚悟もまた、坂田研三のかっこいい魅力でしょう。