【バディダディ】ネタバレあらすじとアニメの感想！殺し屋バディが育児に悪戦苦闘？

育児と仕事に奮闘する殺し屋バディと、彼らをパパと慕う少女の交流を描いた「バディダディ」のアニメ。慣れない育児に悪戦苦闘しながらも、大切な人を守ろうとする男2人の奮闘がかっこいいでしょう。以下では、「バディダディ」からアニメのあらすじと最終回のネタバレを紹介します。その他、個性的なキャラクター性をが目を引く登場キャラやアニメ声優、「バディダディ」に関する感想や評価もまとめました。

2023年1月～4月にかけて放送された「バディダディ（Buddy Daddies）」のアニメ。ニトロプラスとP.A.WORKS制作によるオリジナルアニメ作品です。

オリジナル作品として制作された「バディダディ」のアニメ。原作は、制作グループのKRM's HOMEで、脚本はニトロプラス所属の下倉バイオ先生が担当しました。

以下では、殺し屋バディによるドタバタ育児が笑いを誘う、「バディダディ」のアニメあらすじと最終回をネタバレ紹介します。

殺し屋バディとして活躍する来栖一騎と諏訪零。今回は、人身売買のブローカーであり、若きマフィアのボスでした。クリスマスの夜、高級ホテルの最上階でパーティーが開かれ、一騎はサンタに扮して会場に乗り込もうとします。警備員をごかまし、エレベーターに乗り込んだ直後、謎の女の子・ミリが入り込みます。ママからこのホテルにパパがいると聞かされたミリ。最上階に着くと、すぐさまエレベーターを飛び降りました。

一方、会場はミリが入ってきたことで厳重体制となります。ケーキの荷台に隠れていた零が姿を現し、一騎と共に仕事に取り掛かります。ミリの安全を確保しながらターゲットを狙う2人。激しい銃撃戦の末、任務を終えました。ミリを連れて帰宅後、ターゲットの正体がミリの父親であったことを知った一騎と零。思わぬ展開に2人は冷や汗を流します。

ミリの正体がターゲットの男と愛人との間に生まれた隠し子だと知った一騎と零。自分たちの仕事を見られたため警察に連れて行くわけにいかず、母親の元へ返そうと思いつきます。しかし、手紙から母親の所在を調べることが出来ません。また、ミリも自宅の住所を知らず、母親に関する情報も乏しいものでした。困り果てた2人は、喫茶店を営む九棋久太郎を頼ることにします。

しかし、歌の仕事だけではミリの母親にたどり着けず、2人は収穫のないまま喫茶店を後にします。一方、自宅はミリによって荒らされ、慣れない子育てに苦戦する中、2人は次の仕事に取り掛かりました。次のターゲットは麻薬組織のボスであり、厳重なセキュリティをどうやって乗り越えるか、頭を悩ませる一騎。ミリとの追いかけっこからアイデアがひらめきます。

やむを得ずミリを連れて、仕事に行く羽目になった2人。今回は、スピーカーや花火を使って襲撃を偽装し、入江のボートに逃げ込むボスを狙撃する作戦でした。設備会社の社員に変装し、屋敷に侵入した一騎。しかし、ミリがトイレを借りるために屋敷に入ったことで作戦が狂い始めます。ミリに発見されたことで正体がバレ、危機的状況に陥ります。その時、庭から侵入してきた零の狙撃で事なきを得ました。

作戦は失敗に終わり、撤退を余儀なくされた2人。帰宅後、久太郎からミリの母親の居場所を聞かされ、ようやくミリから解放されると安堵します。

ミリの母親はスナックで歌手として働いており、彼女を見つけた一騎が声をかけた直後、背後から殴られます。相手はミリの母親の新しい恋人であり、勘違いされただけでした。娘がいなくなり心配していると思いきや、ミリの母親にはそのような素振りが見えません。男に騙されてミリを身ごもり、歌手の夢を絶たれてしまったミリの母親。子供よりも自身の夢を優先するあまり、ミリを厄介払いしたことが判明します。

その頃、ミリは零と共に公園で遊んでいました。クリスマスの日、一騎に助けられたことをきっかけに、彼をパパだと勘違いするミリ。偶然にも、実父の容姿は一騎に瓜二つでした。困った時に助けてくれるのがパパだと零に教えるミリ。一騎はもちろん、零のこともパパとして慕っていました。その後、一騎と合流した2人。ミリを娘として育てることを決意し、新しい家族となりました。

ミリの強い希望もあり、保育園に通わせることにした2人でしたが、慣れない書類作成や準備すべき物の多さに悪戦苦闘します。何とか入園日に間に合い、ミリはあおぞら保育園に通い始めました。

保育園に通うための準備に費用がかさみ、金欠となってしまった一騎と零。久太郎に仕事を斡旋してもらい、簡単な仕事を大量にあてがわれます。期限は一週間と定められる中、保育園の学級閉鎖でミリが自宅待機となりました。保育園の宿題として、パパの仕事を作文にまとめる課題を持ってきたミリ。一方、仕事を知られたくない2人は、ミリが寝静まった夜に書類作成に取り掛かります。

しかし、徹夜での仕事は身体的にもきつく、一騎は久太郎に相談するべく自宅を出ました。連日の徹夜の疲れで寝入ってしまった零の目を盗み、一騎の尾行を始めたミリ。途中で一騎を見失い、一騎と零が捜索にあたるも、久太郎によって保護されました。ミリのことは久太郎には伏せており、ベビーシッターのバイトで預かっていると話します。その後、仕事の相談を持ち掛け、ミリを久太郎に預けて残りの仕事に取り掛かります。

すっかり久太郎に打ち解けたミリ。パパたちの仕事について、一騎は売れないお笑い芸人、零はアラブの石油王だと久太郎にでたらめを吹聴され、それらを作文にまとめました。

明日は保育園の遠足があり、お弁当作りに気合の入る一騎でしたが、杏奈先生からミリが友達と喧嘩したことを聞かされます。帰宅後、ミリから喧嘩のことを聞き出そうとする一騎。ミリが先に手を出したものの、友達の子がいじわるだった、自分は悪くないと一点張りです。ミリを諭そうと奮闘するも、ミリに嫌われてしまった一騎。保育園のお迎えも零がすることとなり、ショックを受けます。

翌日もミリの機嫌は直らず、先行きが不安になる一騎。その時、お弁当を入れ忘れたことに気が付き、保育園に向かおうとします。しかし、園児はすでにバスに乗ってしまい、2人は動物園へ行きます。今回の遠足は父兄同伴ではないため、先生や他の園児に見つからないように届ける必要がありました。その頃、動物園を楽しむミリは、喧嘩をしたタイガくんが1人で他の動物の所へ行く様子をみかけます。

タイガくんが迷子になると思い、彼の後をおいかけたミリたち。しかし、自分たちも迷子になってしまうも、ミリは声を出しながら杏奈先生を探します。一方、動物園に到着し、ミリの迷子を知った一騎と零。ミリに気づかれないように、陰ながら様子を見守ることにしました。その後、昼食を取ることになり、お弁当を忘れていたことに気が付いたミリ。タイガくんとも仲直りし、みんなからお弁当を分けてもらって食べました。

子供たちの様子を見て、お弁当を持って帰ることにした2人。その時、ミリたちが売店で出くわした強盗犯が、子供たちに襲い掛かります。一騎と零は近くの事務所から動物の着ぐるみを拝借し、強盗犯を撃退しました。ミリの成長を実感し、仲直りを果たした一騎。おたより帳には喧嘩の事実が書かれ、タイガくんの意地悪を止めようとして手がぶつかったことが判明しました。

季節は梅雨となり、道端のあじさいが咲き始めた頃、家事の全てをこなしていた一騎はいら立ちを覚えていました。そして、晩御飯の時、嫌いなものを押し付け合う零とミリの姿に、我慢の限界を迎えます。翌日、書置きを残して家出した一騎。喫茶店に駆け込み、久太郎に愚痴を聞いてもらいました。同時に、自身の苦しい過去を思い出します。

まだ裏家業に慣れていなかった頃、仕留め損ねたターゲットを追いかける一騎。男が強奪した車のタイヤを他の殺し屋が撃ち抜き、燃料を積んだタンクローリーに激突しました。近くの横断歩道には、あじさい柄の傘を差した身重の女性がおり、爆撃に巻き込まれます。実は、身重の女性は一騎の妻・柚子でした。自分の稼業のせいで妻を死なせたことを後悔する一騎。今も罪に意識に囚われていました。

一方、自宅ではミリが熱を出し、零が看病に当たっていました。病院に連れて行こうにも場所が分からず、困り果てた末、久太郎に助けを求めます。その頃、柚子の墓参りを終えた一騎は、柚子と初めて出会った紫陽花庭園に向かい、亡き妻の妹・泉かりんと再会します。念願だったフランス留学が叶い、夢を応援してくれた姉へ報告に来ていたかりん。過去に囚われていた一騎も、かりんの言葉を受けて人生を前向きに考え始めます。

父親から呼び出しを受け、3年ぶりに実家に帰った零。父親は殺し屋組織のボスであり、零に後を継ぐように命じます。いずれ家督を継ぐことを条件に、外での生活を許されていた零。考える時間が欲しいと懇願すると、組織の裏切り者の始末を言い渡されます。今回のターゲット梶悟といい、零に武器の使い方や仕事を教えてくれた師匠でした。ひとまず自宅に連絡を入れた零は、小木埜了と共に現場に向かいます。

妻との駆け落ちを理由に組織を裏切った梶。妻はすでに殺害され、梶の始末は零が挑むことになりました。港の倉庫を舞台に、お互いに守りたい者のために戦う零と梶。激しい銃撃戦の末、梶が死亡しました。報告のため小木埜が実家に戻る中、零は1人港に残ります。しかし、スマホから位置を探し出した一騎が迎えに訪れます。今日は零の誕生日であり、豪華な料理とバースデーケーキが用意されていました。

ようやく自分の誕生日に気が付いた零。朝から準備を手伝ってくれたミリの優しさに笑みを浮かべます。その頃、久太郎の喫茶店に小木埜が入ります。ボスからある人物の調査を託され、久太郎に依頼を持ち掛けました。

小木埜から一騎とミリの身辺調査を依頼された久太郎。その頃、ミリは運動会で金メダルを取るべく、一騎と共に特訓に励みます。また、零も運動会のお弁当作りを手伝うなど、父親らしい行動を見せ始めます。運動会でミリの成長の改めて実感する一騎と零。しかし、3人の様子は組織の手で撮影されていました。

保育園のクリスマス会に向けて歌の練習に励むミリ。ある日、ミリの母親・海坂美咲が現れ、ミリを引き取りに来ました。迎えに来たママに抱き着くミリと、その様子にショックを受ける一騎。ミリの就寝後、3人で話し合い、美咲の近況を聞かされます。ガンが首に移転して余命わずかであることを打ち明ける美咲。さらに、歌えなくなったことで仕事をクビになり、男にも捨てられたことでようやく改心しました。

また、一騎と零の稼業も調べており、ミリのためにも親として引き取りたいと考えていました。後日、久太郎に相談する2人。美咲に2人の稼業を教えたのは久太郎であり、さらに組織が一騎を狙っていることを打ち明けます。悩んだ末、ミリには普通の幸せを感じてほしいとの思いから、母親に託すことを決意しました。

ミリが母親のもとに帰り、元の生活に戻った一騎と零。すっかり抜け殻状態の中、零は実家に帰る頻度が増えていました。父親の跡を継ぐ覚悟を決め、実家に戻る決意を固めた零。しかし、身辺整理としてミリの殺害を命じられます。娘のように大切に育て、今は母親のもとで暮らしているミリを守るべく、零は反発します。一騎と久太郎が美咲のアパートに向かうも、すでに殺し屋の小木埜が到着していました。

美咲は腹部を撃たれ、一騎も肩に銃撃を受けるも、久太郎との偽装作戦によって小木埜を撤退させました。ひとまず、母子を安全な場所へ避難させようとするも、美咲は自分の死期を悟ります。奥の部屋で眠っているミリに最後の言葉をかけ、息を引き取りました。その後、ミリを連れてセーフハウスに駆け込んだ一行。零とも合流し、今後のことを話し合います。

ミリの死を偽装して、組織の手が及ばない遠くの養護施設に預けることを提案する一騎。ミリの未来のためにも、自分たちはこれ以上関わってはいけないと訴えます。しかし、零は再びミリを引き取る覚悟であり、ミリを守り続けたいと思っていました。そして、今度こそ本当の家族と父親になるべく、2人はある決断を下します。

母親の死を知らされず、再び一騎たちの元へ引き取られたミリ。クリスマス会に必ず来ることを約束した一騎と零は、零の実家である組織のアジトの襲撃を開始します。組織の組員や小木埜との戦闘を繰り広げ、危機的状況に見舞われながら先を目指します。一騎に逃走用の車の手配を頼み、父親の部屋に向かった零。組織を抜けることを明言し、父親の肩を撃ち抜きます。

例え組織を抜けても、諏訪の血から逃れられないという脅しに対し、零は自らの右腕を撃ち抜きます。殺し屋稼業が出来なくなったことを理由に、零は組織を抜けました。その頃、あおぞら保育園ではクリスマス会が行われていました。パパが来ないことに不安を覚えるミリ。その時、サンタ姿で一騎と零が現れ、ミリはママにも届くようにと歌を歌いました。

10年後、ミリは高校生になり、一騎と零はダイナーを営んでいました。不良にならず、まっすぐな少女となったミリの成長に涙を浮かべる一騎。一方、家事は全くダメだった零は、料理が出来るほどの腕前となりました。そして、お店の前に3人で並び、家族写真を撮りました。

以下では、感動の最終回となった「バディダディ」から、主要キャラのアニメ声優のプロフィールや出演作品をまとめました。

来栖一騎のアニメ声優・豊永利行さんは、1984年生まれ、東京都出身の声優、俳優、シンガーソングライターです。1995年に子役としてデビュー後、2002年から声優活動を開始しました。声優・豊永利行さんの主な作品は、アニメ「天国大魔境」コナ役、「群青のファンファーレ」宝生迅人役、「星合の空」曽我翅役等です。

諏訪零のアニメ声優・内田昂輝さんは、1990年生まれ、埼玉県出身の声優、俳優で、子役活動を経て2001年に声優デビューを果たしました。声優・内田昂輝さんの主な出演作品は、「キングダム ハーツ」ロクサス役、「薬屋のひとりごと」陸孫役、「七つの大罪 黙示録の四騎士」シン役等です。

海坂ミリのアニメ声優・木野日菜さんは、1997年生まれ、埼玉県出身の声優で、2010年代から活動を行っています。声優・木野日菜さんの主な出演作品は、アニメ「あやかしトライアングル」月丘ルーシー役、「英雄教室」クーフーリン役、「スパイ教室」フィーネ役等です。

九棋久太郎のアニメ声優・森川智之さんは、1967年生まれ、神奈川県出身の声優、歌手で、養成所を経て1987年に声優デビューを果たしました。声優・森川智之さんの主な出演作品は、アニメ「クレヨンしんちゃん」野原ひろし（2代目）役、「鬼滅の刃」産屋敷耀哉役、「プラチナエンド」六階堂七斗役等です。

以下では、ミリのパパとして奮闘する殺し屋バディの奮闘がかっこいいい、「バディダディ」の登場キャラを紹介します。

諏訪零とコンビを組む殺し屋であり、とある組織のボスの暗殺任務中にミリと出会います。当初は母親が見つかるまで面倒を見るつもりだったものの、ミリへの情から娘として育てることを決意しました。

一騎とバディであり、ミリの育ての父親でもあります。父親は組織のボスであり、自身もいずれは跡を継ぐことを決められていた零。自らの腕を撃ち抜く覚悟を見せたことで、組織を抜け出しました。

一騎と零が任務中に出会った少女で、母親の居場所や家の住所が分からないとの理由から2人に引き取られました。やんちゃ盛りでパパ2人の手を焼かせることも多かったミリ。母親の死後、再び一騎と零に育てられることとなり、最終回では高校生に成長しました。

喫茶店のマスターであり、一騎と零に仕事を斡旋しています。2人の良き協力者であり、ミリからは「キュウちゃん」と呼ばれています。

以下では、本当の家族となった3人の感動のラストが賞賛された、「バディダディ」のアニメに関する感想や評価を紹介します。

異色のお仕事アニメとして注目され、SNSでもアニメが面白いと多くの感想が寄せられた「バディダディ」。主人公2人の職業が殺し屋というブラックな設定であるものの、ホームドラマのような明るい作風が人気を火をつけました。また、最終回では主人公たちが裏稼業から足を洗い、ミリと本当の家族となった様子が描かれ、最終回ラストが良かった等、好意的な感想が多く見られました。

「バディダディ」の最終回ラストはダイナーを営む一騎・零の現在と高校生になったミリの姿が描かれました。最初こそ、やんちゃなミリの子育てに悪戦苦闘していた2人。特に一騎はミリをちゃんとした人間に育てなければと、父親らしい一面をのぞかせていました。そして、最終回ラストではパパ2人の願い通り、まっすぐに育ったミリの姿が描かれ、アニメ最終回に泣いたとの感想も多く寄せられました。

「バディダディ」は、ミリが高校生になったところで最終回を迎えるも、SNSでは本当の家族になった3人のその後が知りたいとの感想も見られます。育児に悪戦苦闘しながらも、ミリを実の娘のように思い、彼女を守り抜くことを決意した一騎と零。「バディダディ」の最終回では裏稼業から足を洗い、ダイナーを営みながらミリを育てる2人の姿も描かれ、平穏な生活を送っているでしょう。

「バディダディ」のタイトルのように、主人公2人は殺し屋バディであり、ひょんなことからミリのパパ（ダディ）となりました。最初こそ仕方がなくミリを引き取ったものの、彼女への情から娘として育てることを決意した一騎と零。「バディダディ」の最終回にて組織と決別したもの、それまでの道のりは厳しいものでした。SNSでは、パパ2人の覚悟がかっこいいとの感想も見られ、「バディダディ」の見どころになっています。

「バディダディ」のあらすじや最終回のネタバレ、登場キャラ、声優、アニメに関する感想などをまとめました。殺し屋バディと育児という異色の組み合わせがアニメファンの注目を集めた「バディダディ」。最終回ではミリと家族になるべく、裏稼業から身を引いた一騎と零の覚悟が描かれました。ラストでは、成長したミリの姿が描かれ、3人は本当の家族となったでしょう。