【夜桜さんちの大作戦】六美は夜桜家唯一の非能力者！命を狙われる理由は？

2024年4月のアニメ放送を前に、ますます注目が集まっている漫画『夜桜さんちの大作戦』ですが、この記事では、メインヒロインであり、スパイ一家・夜桜家の当主を務める夜桜六美を特集します。

これから、「夜桜さんちの大作戦のかわいい六美は夜桜家唯一の非能力者！」と題して、六美の過去や当主になった経緯、そして命を狙われる理由について考察していきますが、まずはその前に『夜桜さんちの大作戦』の作品情報をお届けしましょう。最初に『夜桜さんちの大作戦』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『夜桜家の大作戦』は、集英社の「週刊少年ジャンプ」2019年39号から連載が開始されたスパイコメディ漫画です。作者は日本の漫画家・権平ひつじです。キャッチフレーズの「諜報家族コメディ」が表すように、最初はコメディ中心で時折シリアス展開を交える程度でしたが、連載一周年を迎えたあたりからシリアス路線が基調になっていきました。

『夜桜さんちの大作戦』は、連載当初、「週刊少年ジャンプ」の掲載順で何度も最下位を取ってしまいます。人気低迷から打ち切りも囁かれましたが、その後人気が上昇し巻頭カラーを獲得するまでになりました。2022年11月時点で、150万部以上の単行本を売り上げています。また、2022年12月の「ジャンプフェスタ2023」でテレビアニメ制作が発表され、2024年4月からTBS系列で放送されることになりました。

高校生の朝野太陽は、子供のころに家族を失ったことのトラウマから他人とのつながりを避けて生きてきました。ある日、子供の頃からただ一人心を許してきた幼なじみの六美がスパイ一家、夜桜家の10代目当主だと知ります。その後、太陽は六美と結婚し、夜桜家の一員となりました。それからというもの、太陽は六美を狙う敵から彼女を守るために孤軍奮闘し、艱難辛苦を乗り越えて自分自身も大きく成長を遂げていきました。

ここからは、この記事のメインテーマである『夜桜さんちの大作戦』のかわいい夜桜六美（よざくら・むつみ）の話題に移ります。夜桜六美はこの物語の主要キャラ・ヒロインです。彼女は6月6日に生まれ、太陽とは子供のころから一緒に遊んでいた幼なじみで同じクラス（2年C組・出席番号16番）の仲でもあります。ちなみに身長は163cmで、血液型はA型です。

夜桜六美はスパイ一家である夜桜家の第六子（三女）であり、また10代目の当主でもあります。彼女の左側にある長い白髪は、子供のころのトラウマから来ています。一方、スパイ一家の当主に就任したかわいい六美でしたが、ある程度の護身術は身につけているものの戦闘能力はほとんどありません。

太陽とは小学生の頃からの友人で、彼が両親を失った時も彼女は気を配っていました。また、長兄である凶一郎の度を越したシスコンには苦労しており、太陽が彼に見込まれたことから結婚する運びとなりました。それ以降、太陽との仲は良好で、高校では仲睦まじい夫婦として知られています。それから5年が経ち、『夜桜さんちの大作戦』第170話では六美は22歳になり、太陽との間にかわいい子供も生まれ2児の母になりました。

物語の主人公・太陽を含む夜桜家の兄妹たちは、周囲から命を狙われている夜桜六美を守るために立ち上がり、敵を粉砕していきます。六美が狙われている理由は、彼女の悲惨な過去に関連しています。ファンの間ではよく知られていることですが、ここでは、六美がどれほど困難な過去を抱えていたのかについて改めて解説していきます。

夜桜家で生を受ける者たちは、代々「開花能力」と呼ばれる特別な能力を持って生まれてきます。しかし、夜桜六美は夜桜家の中で唯一、その能力を持っていませんでした。例えば、六美以外の兄妹たちは以下のような特殊な能力を有しています。

• 凶一郎：鋼蜘蛛を操り、自らの血に触れた者を一掃する「無」
• 二刃：合気道の達人で、あらゆる攻撃を包み込んで無効化する「包容」
• 辛三：武器の扱いに優れ、敵を破壊し尽くす「破壊」
• 四怨：ハッキング技術に秀で、敵の情報を完全に解析する「解析」
• 嫌五：変装技術に優れ、対象の情報を駆使して"なりきる"「共感」
• 七悪：医術に通じ、さまざまな毒や環境に適応する「適応」

夜桜家の兄妹たちは、それぞれ個性に合わせた「開花能力」を持っていましたが、六美だけはどんな能力も持ち合わせていませんでした。スパイ一家であるため、ある程度の自己防衛技能は持っていますが、本格的な戦闘能力は皆無に近く、強敵に対しては赤子のように無力です。そのため戦いには参加せず、「当主」としての役割に徹しています。重要な局面での調整や指揮を担当し、戦闘には直接関与しません。

『夜桜さんちの大作戦』のかわいい夜桜六美がスパイ一家の「当主」となっているのはなぜなのでしょうか？それは、六美が能力を持っていないからではなく、実際には100%の成功率で超人を生み出す能力があったからです。

六美は直接的な戦闘能力こそ持っていませんでしたが、母親の零と同じようにかわいい子供を産み育てることに秀でていました。夜桜家における彼女の役割はかわいい子供を産むことに限定されており、内心複雑な感情を抱いていたのではないかと想像されます。

かつて『夜桜さんちの大作戦』では、六美がタンポポに捕まり、心臓を取られそうになったことがありました。タンポポは彼女の血を必要としていたのです。ここで、『夜桜さんちの大作戦』のタンポポについておさらいしておきましょう。『夜桜さんちの大作戦』に登場するタンポポとは、弱くかわいい六美の命を狙っている謎の集団です。また、太陽の家族や六美の母親を暗殺した組織でもあります。

タンポポの創設者は、初代の夜桜家当主です。六美とかわいい容姿が酷似していますが、左半身には無数の桜の枝と花が生えています。タンポポのメンバーは、綿毛の印のタトゥーを体に入れているのが特徴です。例えば、皮下真（かわした・まこと）は表向きは医者で、皮下医院の院長を務めていましたが、実際はタンポポの幹部でした。彼も左首にタンポポのメンバーを示すタトゥーを入れていました。

六美の血液に存在する「ソメイニン」というタンパク質は、夜桜家の非凡な身体能力の根源です。このソメイニンを他者に投与することで、驚くべき力を手に入れることができます。しかし、その力を制御可能な者と不可能な者がいます。制御できない場合、その者は絶命することになります。タンポポはソメイニンを合成し大量生産するために、六美の心臓を狙っていたのです。

六美には、過去にタンポポに狙われ捕まってしまったことがあります。心臓を狙われたことだけでもかなり辛い過去ですが、その事実の裏にはさらなる悲劇が隠されていました。それは、この出来事が実の父である夜桜百の「裏切り」と「陰謀」によるものであったことです。百はつぼみの命令でタンポポの幹部である皮下真のところに、かわいい零と六美を連れて行き、心臓を取り出そうとしていたのです。

この事実が明らかにされると、読者の間に大きな衝撃が走りました。しかしながら、後になって、実は零と百が共謀しており、つぼみの背後にいる夜桜家の創始者・旦を引きずり出そうとしていたことが判明します。六美が心臓を奪われることを免れたのは、百と零によって逃がされたからだったのです。ただし、逃げられたとはいえ、六美が恐ろしい体験をしたことは事実であり、非常に辛い過去を抱えていると言えるでしょう。

六美は、子供の頃から様々な組織に命を狙われ続けるという過去を抱えていました。前述のように、彼女には特別な能力はありませんが、超人的な能力を持つ子供を産む能力があったのです。その能力により、夜桜家では有力なスパイを輩出してきたのです。しかしこの能力は、他の組織からすればとても羨ましい能力であり、それゆえに六美は様々な組織から狙われていました。

作中では、フラワー便やタンポポなどによって命を狙われたり、誘拐されたりしています。さらに、闇サイトでも六美への暗殺依頼が出されており、生け捕りであったり、最悪の場合、頭部のみというような依頼もあるようです。しかし、六美は当主としての威厳を示すために、夜桜家で飼われている「大神犬」のゴリアテと共に、公の場に顔を出すようにしています。

ここで、アニメ『夜桜さんちの大作戦』で夜桜六美を演じる予定の声優・本渡楓（ほんど・かえで）を紹介します。本渡楓は、1996年3月6日生まれ・愛知県名古屋市出身の女性声優で、現在、アイムエンタープライズに所属し活動しています。

本渡楓は、小学生のころに通りすがりの老婆から「あなた、化粧映えするわよ」と声をかけられます。その言葉がきっかけとなりモデルや女優の道に憧れを抱き、高校では演劇部に所属します。しかし、身長や童顔などの理由で役がもらえなかったといいます。その後、友人に誘われて声優の道を志しました。日本ナレーション演技研究所に入所すると、養成所での努力が実りアイムエンタープライズ所属となりました。

2015年に『青春×機関銃』で声優デビューを果たしました。初セリフの緊張と拙さを感じつつも、これから成長していくことを誓いました。翌年、『かみさまみならい ヒミツのここたま』の四葉こころ役で初主役を獲得しました。『ここたま』ではベテランから子供向けアニメの芝居を学び、演技が安定したそうです。2019年には、声優アワードで新人女優賞を受賞し、その努力と成長が認められる形となりました。

次に、アニメ『夜桜さんちの大作戦』の夜桜六美役の声優・本渡楓の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

• 魔女の旅々（イレイナ）
• 痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。（メイプル）
• 刀使ノ巫女（衛藤可奈美）
• メルヘン・メドヘン（加澄有子）
• ゾンビランドサガ（源さくら）
• かみさまみならい ヒミツのここたま（四葉こころ）
• うらら迷路帖（巽紺）
• 亜人ちゃんは語りたい（小鳥遊ひかり）
• 異世界薬局（シャルロット・ソレル）
• ガーリッシュ ナンバー（久我山八重）

ここまで『夜桜さんちの大作戦』の夜桜六美特集をお届けしてきましたが、最後に夜桜六美に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

『夜桜さんちの大作戦』の夜桜六美の感想で圧倒的に多かったのが、彼女のかわいさを讃えるものでした。こちらのツイートでは、髪型がかわいさを引き立てているだけでなく、包丁を構える姿までかわいいと呟いています。どんなしぐさでもかわいらしくみえる女性なのでしょう。

『夜桜さんちの大作戦』は、一話完結でエピソードが独立しているのに、キャラクターたちの魅力がしっかりと表現されているのが素晴らしいという感想です。また、六美のかわいいキャラが物語に花を添えているのも、また魅力になっているようでした。

人気の証拠であるセンターカラーでの登場や、デート回で太陽と六美がメインだったのは、ファンにとって嬉しい要素でしょう。六美のぽやぽやした表情や赤面シーンは、キャラクターの魅力がしっかりと描かれていることを示しており、一般読者にとっても楽しい展開だったのではないでしょうか？

この記事では、「夜桜さんちの大作戦の六美は夜桜家唯一の非能力者！」と題して、命を狙われる理由や壮絶な過去の出来事について考察してきました。

『夜桜さんちの大作戦』のヒロイン、夜桜六美は、非能力者でしたが、超人的な能力を持つ子供を産む能力があったのです。タンポポなど他の組織にとって有用な能力であるため、幼いころから命を狙われたり、誘拐されたりしました。

また、六美の血液にはソメイニンというたんぱく質があり、それを他者に投与すると超人的な能力を手に入れることができます。タンポポは、ソメイニンを合成し大量生産するため、六美の実父・百を使って彼女を捕まえ心臓を取り出そうとしました。しかし、これは百の仕組んだ策略であり、六美は窮地を脱しました。