【アンデッドアンラック】スプリングは春のUMA！強さ・能力や古代遺物を解説

「アンデッドアンラック（アンデラ）」のスプリングの強さや能力、古代遺物などを解説する前に、「アンデッドアンラック（アンデラ）」の作品情報を紹介します。「アンデッドアンラック」は、アンデラといった愛称で親しまれている戸塚慶文のバトルアクション漫画です。「アンデッドアンラック（アンデラ）」は、週刊少年ジャンプの2020年8号から連載されています。

漫画「アンデッドアンラック（アンデラ）」は、2020年に「次にくるマンガ大賞2020」でコミック部門1位を受賞し、注目を集めました。その後、「面白い」と話題を集め、2022年3月には全世界累計発行部数が150万部を突破しています。2023年10月にはアニメ「アンデッドアンラック」も放送されており、人気を集めているメディアミックス作品です。

アニメ「アンデッドアンラック（アンデラ）」作品情報

• 作品名：アンデッドアンラック
• 原作：戸塚慶文
• 監督：八瀬祐樹
• アニメーション制作：david production
• 放送局：毎日放送・TBS系列他
• 放送期間：2023年10月〜

アンデッドアンラック（アンデラ）は、アンラックという能力を持った否定者の18歳の少女・風子が主人公の物語です。風子は、自分が触れた相手を不幸にしてしまう特異体質のため、10年間引きこもって、漫画家として生活をしていました。風子は、漫画の連載が完結したことで、自殺を決意します。しかし、アンディという不死の特異体質をもつ男性と出会い、生活が一変するのでした。

スプリングは、鬼のような外見をした春のUMAです。UMA（ユーマ）とは、神が人間を苦しめるために生み出した創造物で、世界の理（ルール）のこと。スプリングは、春のUMAであり、世界の春に関する理を司っています。和装に身を包み、扇子や和傘を手に持っているお酒が大好きなアンデッドアンラック（アンデラ）のキャラクターです。

アンデッドアンラックのスプリングの強さや能力についても、深掘りしていきましょう。スプリングは、「人を桜に変える能力」の持ち主です。スプリングが能力を使うと、舞っている桜の花びらに触れたり、スプリングのエリアに30分以上いると人間は桜になってしまいます。その上、特殊な戦闘手法を繰り広げるため、四季のUMAの中では一番厄介な強さを兼ね備えているキャラクターです。

スプリングの能力や強さをネタバレしたところで、フェーズごとのスプリングの強さについても深掘りしていきましょう。スプリングのコアフォームは、鬼のような頭部のみの姿です。ピンクの長い髪で、物を持つなど自由に動かすことができます。

フェーズ1は、コアフォームから成長したUMAの姿です。スプリングのフェーズ1は、アンデッドアンラックの作中で描かれておらず、不明です。しかし、コアフォームから短い手足のようなものが生える様子が描かれており、「これがフェーズ1ではないか」と考察するファンもいます。

フェーズ2は、フェーズ1のUMAが成長した姿であり、UMAの完全体です。スプリングのフェーズ2は、和装をまとった鬼のような姿の状態。スプリングは、フェーズ2になると、人間を桜に変える能力を発揮することができます。

その上で、春風や春雷といった自然現象を引き起こすことも可能です。また、フェーズ2のスプリングは、古代遺物が入った箱を背負っています。スプリングは、この古代遺物を使って、遊戯勝負を行います。

フェーズ3は、フェーズ2のUMAが神によって強化された姿であり、限界を超えている状態です。スプリングのフェーズ3は、体が巨大化し、不気味な見た目に変化します。神に介入されたことによって、限界を超えてしまい、自我を見失って凶暴的になり、とてつもない強さを発揮することが可能です。

スプリングは、主人公の風子（UNION）との3番勝負に挑みました。スプリングがフェーズ3になったものの、UNDERの協力もあって、風子たちUNIONは、暴走を抑えることに成功します。その後、3番勝負には風子が勝利し、スプリングは敗北しています。

アンデッドアンラックのスプリングの装備についても、深掘りしていきましょう。スプリングの装備の1つ目が、光不賽（こうふさい）です。光不賽は、サイコロのような古代遺物であり、光という文字の画数でサイコロを表しています。この古代遺物を使った遊戯勝負は、2つの光不賽を振り、奇数か偶数を当てるといったゲームです。光不賽で出た目を当てると、相手の大切なものを奪うことが出来ます。

スプリングの装備の2つ目が、猿翁十種其ノ五 独楽（えんおうじゅっしゅそのごこま）です。猿翁十種其ノ五 独楽は、独楽のような形をした古代遺物です。この古代遺物の独楽は、否定者の魂を封じ込め、その否定者の能力を宿します。遊戯勝負では、独楽の動きをプレイヤーが決めるか、独楽が独自に動くかを選択可能です。勝負中に、独楽が破壊されると敗北し、独楽に封じ込められた否定者も死亡します。

スプリングの装備の3つ目が、否定十三人一首（ひていじゅうさんにんいっしゅ）です。否定十三人一首は、古代遺物のカルタです。古代遺物の否定十三人一首は、カルタと同じルールであり、13枚あるカルタを、7枚先にとった者が勝利する遊戯勝負。カルタの短歌は、否定者の特徴が詠まれています。

チカラの短歌は、上の句が「亡き親が恥じぬ息子である為に」・下の句が「動き出そうぞ動かぬために」です。チカラは、不動の能力者で、視界にあるもの全ての動きを否定することが出来ます。この能力が原因で、チカラは過去に、自分の両親を交通事故で死亡させてしまいました。そんな、チカラの過去と現在の意志が詠まれている短歌です。

トップの短歌は、上の句が「友の夢砕き拾ったこの命」・下の句が「神の顔面蹴るまで止まらぬ」です。トップは、不停止の能力者であり、速度を一定以上出すと、止まれなくなる能力の否定者。トップは、過去に友人を死亡させてしまいました。そんな、トップの過去が表現されている短歌です。

タチアナの短歌は、上の句が「触れないただそれだけが構わない」・下の句が「あなたの心に触れるのなら」です。タチアナは、不可触の能力者で、全ての物体が自分に接触することを、否定します。そんなタチアナが、ビリーに対する想いを詠んだ短歌です。

ジュイスの短歌は、上の句が「悠久を共に巡ったあなたへと」・下の句が「死を届けるのが我が正義なり」です。ジュイスは、不正義の能力者で、相手の正義を否定し、真逆の行動をさせることができます。この能力が原因で、ジュイスは、大切な存在だったヴィクトルを、封印してしまいました。この短歌は、この時の感情を嘆いていると考えられています。

ムイの短歌は、上の句が「あなたから貰った力と言の葉に」・下の句が「嘘無き眼で応えてみせる」です。ムイは、シェンの不真実という能力を移行されています。ムイがシェンのことを思う心情が、表現されているような短歌です。

ニコの短歌は、上の句が「眠らずの姫に恋した青き日々」・下の句が「忘れられずに今を苦しむ」です。ニコは、不忘の能力者で、あらゆる物事を忘れることができません。この短歌は、ニコが、死亡してしまった結婚相手のイチコを忘れられずに、苦しんでいる感情を表しています。

一心の短歌は、上の句が「春の日に学びし不壊の心得を」・下の句が「守ってみせます心にかけて」です。一心は、不壊の能力者で、物が壊れないように力を宿すことが出来ます。そんな、一心の姿や、能力を表した短歌です。

バニーの短歌は、上の句が「出られない皆がいるから気にしない」・下の句が「だからそんなに哀しまないで」です。バニーは、不出の能力者で、自分が包み込んだ相手の脱出を否定します。バニーは、うさぎの気ぐるみに包まれており、気ぐるみから脱出することが出来ずにいます。そんな、バニーの心情を詠んだ短歌です。

テラーの短歌は、上の句が「恩人の叶わぬ夢に声を貸し」・下の句が「止めたい本音は声に出来ない」です。テラーは、不通の能力者で、自分の体を使って、相手に伝達することを否定します。「本音を相手に伝えることが出来ない」といったテラーのもどかしい感情を詠んだ短歌です。

ラトラの短歌は、上の句が「妹を占い殺したその業を」・下の句が「背負うかあがくか占うか」です。ラトラは、不信の能力者で、自分の思考や言動を信じることを否定します。ラトラはこの能力が原因で、妹の手術を失敗させてしまいました。こういった、ラトラの過去と現在の心情を表している短歌です。

リップの短歌は、上の句が「想い人死なせた己が許せずに」・下の句が「その眼に刻んだ不治の傷跡」です。リップは、不治の能力者で、自分が相手に負わせた傷が治ることを否定します。リップは医者として働いていましたが、好きだったライラを手術していた時に能力が発動してしまい、ライラを死亡させてしまいました。この短歌は、リップの過去や心情を表しています。

クリードの短歌は、上の句が「戦友の悲願戦の理を殺めても」・下の句が「成せぬのならば俺は神を」です。クリードは、不滅の能力者で、自分が武器と認識した物の消耗や減りを否定することが可能です。この短歌は、かつての戦友だったビリーのことを詠んだのではないかと推測されています。

友才の短歌は、上の句が「恋の色教えてくれた不死人に」・下の句が「返せる恩は何かと探す」です。友才は、不抜の能力者で、物が抜けることを否定します。元彼のアンディに、恩を返したいと思っている友才の短歌です。

スプリングの強さや能力についてネタバレしたところで、スプリングの過去についても深掘りしていきましょう。スプリングは、桜を咲かせることができるUMAです。華やかな能力ですが、江戸時代は「桜の散る花びらは死を意味する」・「桜は不吉なもの」と考えられており、UMAのスプリングは嫌われていました。そんな中、否定者の山岡一心と出会い、徐々に人々と仲良くなっていきます。

しかし、ある日突然UMAの本能が現れてしまい、スプリングは村人を殺害してしまいます。その後すぐに我に返り、一心に「自分を殺してほしい」と頼みます。しかし、一心はスプリングの頼みを全く受け入れず、勝負をすることになりました。勝負の結果、スプリングが勝利し、一心は落命してしまいます。

スプリングが死亡したのかについても、ネタバレしていきましょう。スプリングは、黙示録から支持された課題対象者で、風子たちは討伐しなければなりませんでした。そのため、スプリングは、否定者との勝負に敗北したあと、死亡してしまいます。

「アンデッドアンラック」のスプリングは、春のUMAです。作中には、他にも夏・秋・冬のUMAが登場しますが、「アンデッドアンラックのUMAの中で、スプリング編が一番おもしろい」といった声が多く上がっています。「スプリング編は、アンデラで一番感動したストーリー」といった声が上がっており人気を集めています。

「アンデッドアンラック」のスプリング編は、面白いと人気を獲得していますが、「面白くなかった」といった声も多く、賛否両論が上がっています。「もっと対戦シーンを描いてほしかった」といった声や、「スプリング編は期待外れだった」といった声も。その上で、「アンデラのスプリング編は好きではないが、必要なストーリーだった」といった声が多いです。

「アンデッドアンラック」のスプリング編は、「面白い」と「つまらない」といった両極端な感想が上がっているストーリーです。その上で、「アンデラのスプリング編は、賛否両論があるけどデザインが好き」・「スプリングが登場した桜のシーンの描写が綺麗」と作画を評価する声が多くあがっています。

「アンデッドアンラック（アンデラ）」のスプリングは、神によって作られた春を司るUMAです。スプリングの強さや能力、過去や古代遺物一覧を見て、スプリングに興味をもった方は、一度「アンデッドアンラック」を見てみてはいかがでしょうか？