【ラス為】ヴァルの過去・両親をネタバレ！能力やプライドとの関係は？

「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。（ラス為）」に登場するヴァルとは、元盗賊の罪人で、プライド・ロイヤル・アイビーの隷属です。ゲームでは悪役のモブキャラでしたが、プライドの隷属になったことで人気者となりました。この記事では、ラス為のヴァルにスポットを当てます。ヴァルのプロフィールと過去や両親、ヴァルの能力や強さ、テレビアニメ版でヴァル役を演じる声優などを紹介していきます。

ラス為こと悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。は、いわゆるなろう系ライトノベルです。なろう系の王道ともいえる異世界ファンタジーと転生がベースとなっており、人気と評価を獲得しました。また、コミカライズ版やテレビアニメ版などのメディアミックスが積極的に展開されており、現在最も注目されているライトノベルの一つなのです。この章では、ラス為の作品情報で、概要とあらすじを取り上げます。

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。は、天壱が「小説家になろう」に発表したライトノベルです。同サイトにおける連載は、2023年12月現在継続中で、人気を得たため商品化されました。ラス為の単行本は、一迅社のアイリスNEOレーベルより6巻まで刊行中です。単行本には、鈴ノ助のイラストが加わっており、シリーズ累計発行部数が80万部を突破しました。

ラス為は、原作ライトノベルの大ヒットを受けて、メディアミックスが展開中です。2020年より、ゼロサムオンラインにて松浦ぶんこ作画のコミカライズ版が連載され、原作に劣らぬほどの話題と注目を集めました。固定ファンが多いとされる松浦ぶんこ版でしたが、松浦ぶんこの体調不良で休載が続き、2022年10月25日に連載終了が発表されています。松浦ぶんこ版のコミックスは、未完の状態のまま3巻まで刊行されました。

その後、ラス為のコミカライズ版の続きが描かれるのかについて注目されましたが、かわのあきこ作画による新たなコミカライズ版「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。～To The Savior～」が、月刊コミックZERO-SUM2023年8月号より連載開始しています。大人気異世界ファンタジーライトノベルのコミカライズ版が、待望の再開を果たしたとあり、多くのファンがこのニュースを喜びました。

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。（ラス為）の主人公プライド・ロイヤル・アイビーは、フリージア国の第一王女です。彼女は、「君と一筋の光を」という乙女ゲームの世界に転生していました。ところが、あろうことかプライドはそのシリーズの第一作目ラスボスであり、ゲームのシナリオ通りに人生が進むと、10年後には悲劇を巻き起こしてしまうのです。プライドは、どうすればいいのか悩みました。

• 名前：ヴァル
• 年齢/誕生日：24歳（プライドより7歳年上）/10月26日（実際は9月4日生まれ）
• 身長/体重/血液型：188cm/不明/不明
• 階級/職業：フリージア人/野盗→被告人→罪人→配達人
• 両親：父親と母親ともにフリージア人
• 趣味：夕食からの雑談（22歳時）、ナイフ投げ（18歳時）、過去に覚えた異国後の思い返し（17歳時）
• 好きな食べ物/嫌いな食べ物：肉、酒/なし

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。（ラス為）に登場するヴァルは、188cmの長身が特徴の男性キャラクターです。彼は、こげ茶色の髪と瞳、そして褐色の肌が印象的に描かれていました。三白眼やきつそうな表情のため、どちらかといえば悪人顔と評されており実際に罪人でしたが、次第にファン人気を獲得していきます。

ラス為（悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。）には、多くの魅力的なキャラクターが登場しており、そのことが見どころの一つといわれています。また、ラス為は、キャラの両親や過去などの掘り下げも行われていて、ファンを楽しませてきました。それでは、ヴァルにはどのような両親がいるのでしょうか？この章では、ラス為のヴァルについて、両親と過去の二項目に分けてネタバレを含めながら紹介します。

ラス為のヴァルの両親についてネタバレしますと、彼の父親は異国を転々と渡り歩く商人で、名前は明らかにされていません。母親は、アグライアという名前のフリージア人であり、彼女は自国へ行商にやって来た男性と恋に落ちてヴァルを産みました。父親はその後も行商を続けており、ヴァルは両親に囲まれて育つという経験がなかったのです。父親は行商の途中で国を訪れ、アグライアとヴァルに会ってはまた旅に出ていました。

ヴァルは、両親について、「父親は自分の肉親ではなく時々やって来ては異国の物をくれる人」という認識でした。母親については、「優しい女性」という感情を持っていたようですが、やがてヴァルに悲劇が訪れます。両親の不仲が表面化してきたのです。父親はアグライアのもとに姿を見せなくなり、やがて母親も新しい恋人を見つけると、ヴァルのことを下層級へと捨てました。こうして両親に捨てられたヴァルは、荒んでいきます。

ヴァルには、幼くして両親に不要とされた悲しい過去がありました。その他にも、彼にはファンの涙を誘うような過去があるのです。下層級へ捨てられたヴァルは、特集能力を有するフリージア人であることから、人さらいに遭う可能性がありました。しかし、彼は異国人の父親の血を引き、褐色の肌を有していたことでそれを免れました。両親のおかげで助かったともいえるヴァルですが、それは彼にとって何の足しにもならなかったのです。

ヴァルが過去にいた下層級は、常に弱い者が奪われるという過酷な環境です。そのため、ヴァルも生きるために奪う側に回らざるを得ず、ゴロツキへと変貌していきました。両親のおかげで一見フリージア人とはわからない彼は、特殊能力を悪事に用いることも厭わなくなり、やがて野盗集団の中でも高い地位にいるようになります。頭も良くなく、身体能力もイマイチのヴァルにとって、両親から継いだ特殊能力こそが拠り所だったのです。

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。（ラス為）に登場するヴァルには、悲しい過去があることが判明しました。過酷な過去環境を生きてきたことで、彼は野盗になりましたが、持ち前の特殊能力こそが、彼を生き延びさせてきたのです。ヴァルには、どのような能力があるのでしょうか？この章では、ラス為のヴァルの特殊能力を紹介しながら、プライド・ロイヤル・アイビーとの関係も取り上げていきます。

ヴァルがフリージア人であることは、先述しました。フリージア人は特殊能力者が多いとされ、彼にもその血が受け継がれています。ヴァルは、土壁の特殊能力者でした。土砂や瓦礫を操作することができ、基本的な使い方はそれらを防御壁にすることです。土壁で相手を足止めするほか、数人が入ることができる簡易のシェルターを作って身を隠すことも可能でした。土壁は、騎士団長クラスの剣や銃でも破壊できないほどの強度があります。

また、ヴァルはケメトとの出会いを経て、過去にはできなかった応用能力を身につけました。その汎用性は非常に幅が広く、ヴァルの土壁の能力者としての可能性が大きく広がっています。ストーリー内で描かれたヴァルの主な応用能力は、次の通りです。

• 崩落する洞窟に能力を使うことで生き埋めになった人々を救った
• 城壁の崩壊を止めた上で修復した
• 穴だらけで不安定な地場を、地殻変動を起こして歩きやすい状態へ変えた
• 土で椅子付のリフトを作り、そこに人や馬車、運搬車を乗せジェットコースター並みの速度で移動させた
• 砂を操って人を拘束したり猿ぐつわの要領で口を塞いだ
• 老朽化した民家を新築のように改修した

ラス為のヴァルは、ひどい過去を生きてきましたが、持ち前の土壁の能力で野盗になりました。そして、彼はある日盗賊団を率いて、ロデリック・ベレスフォード騎士団長一行を襲撃したのです。「騎士団奇襲事件」と呼ばれたこの一件は、プライド・ロイヤル・アイビーが参戦したことで鎮圧され、ヴァルはプライドとロデリックによって拘束されました。そして、女王に代わって裁判を担当することになった彼女の目の前に立ったのです。

これまでの罪で、ヴァルの極刑は免れない状況でした。しかし、プライドはヴァルの「死にたくない」という希望を受け入れて、死刑を回避したのです。その代わり、ヴァルはプライドと隷属の契約を結ばざるを得なくなりました。そこには、かつてヴァルたちが捕虜にした隣国騎士団の面々を救いたいというプライドの思惑があり、彼女は巧妙にヴァルに交換条件を持ちかけたのです。ヴァルは、捕虜解放後に条件付きで解放されています。

ヴァルがプライドの隷属となった際の契約内容は、彼にとって非常に厳しいものでした。まず第一に、ヴァルはプライドを裏切ることができません。また、プライドの許可を得ずに。一定の距離を離れることも不可能です。そして、プライドの命令には絶対に従わなければならなくなりました。その他にも、王族に対して不敬を働いたり、無粋なことができません。さらに、一切の悪事ができなくなり、堅気として働くようになったのです。

さらにプライドは、ヴァルに最優先事項として後に次のような隷属契約をしています。ヴァルは、自分の察知できる範囲内で、ティアラ・ロイヤル・アイビーを守らなければならず、そのためであればプライドの命令に背くことを許可されました。また、ヴァルが自分一人で解決できない問題が生じた際は、プライドの元に来ることや、セフェクとケメトを守るためや悪人を捕らえる時には特殊能力を使用しても良いなども盛り込まれています。

ラス為こと悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。に登場するヴァルは、ゲームの中ではプライドに雇われてティアラを襲うモブの悪役キャラクターでした。ところが、プライドと隷属契約を交わしたこと、そしてその後ある人物たちと出会ったことで、彼の人生は激変してファンの高い支持を得たのです。この章では、ラス為のヴァルが、プライドによって解放されたその後について、三項目に分けて紹介します。

ラス為のヴァルは、自身が提供した情報で隣国騎士団の捕虜が解放されたことを受けて、制限の多い状態ではあれども約束通り自身も解放されました。とはいえ、行くあてなどない彼が戻る場所は限られ、ひとまず元の住処へと戻ったのです。すると、そこに見るからに下層級の孤児である女の子と男の子が居ついていました。二人の孤児は、ヴァルのことを怖がらず、むしろ懐くようになり、最初は困惑した彼も面倒を見始めたのです。

ヴァルは、二人に名前がないことに気づき、年上の女児にセフェク、男児にケメトという名前を付けました。これは、ヴァルから見た二人の見た目の年齢を意味していて、「セフェク=7」「ケメト=3」です。この言葉は、ヴァルの父親の国の言葉であることが判明しました。セフェクとケメトは、強そうなヴァルの側を片時も離れないようになり、ヴァルもそのような二人のことを慈しむようにかわいがり、気づけば4年間過ごしたのです。

ある日、真っ当に働くようになり、セフェクとケメトを養っていたヴァルと彼らに危難が訪れます。セフェクとケメトが、鎖の特殊能力者に捕まってしまいました。ヴァルは、連れ去られてはなるものかと対峙したものの、隷属の契約の縛りでどうすることもできません。あえなく、ヴァルは二人を連れ去られるのを許しました。実はセフェクとケメトは特殊能力者であり、そのことを知った人身売買組織に狙われていたのです。

人身売買組織からセフェクとケメトを解放するための条件を突きつけられたヴァルですが、それは行動を制限されている彼には不可能な内容でした。絶体絶命の彼は、いつの間にかプライドの元へ赴いたのです。彼女はヴァルから強引に事情を訊き出し、彼とともに敵陣へと乗り込んでセフェクとケメトの救出に協力しました。こうして、二人はヴァルのもとへ戻り、恩義を感じた彼はプライドに「隷属の誓い（足へのキス）」をしました。

ヴァルとセフェクとケメトは、4年間生活をともにして、本当の家族のような関係を築いていたのです。セフェクとケメトは、大人で強そうな風貌をしているヴァルの側にいれば安心だと感じていて、ヴァルもいつしか自分を頼りにしてくれる二人のことを思い遣るようになりました。孤児だった二人にお金の使い方や、計算を教えたのはヴァルです。そして、セフェクとケメトは彼を全面的に信頼し、自分達が特殊能力者だと打ち明けました。

プライドの尽力もあってセフェクとケメトを救い出すことに成功したヴァルは、先に触れたように自ら「隷属の誓い」を行いました。プライドも、彼がセフェクとケメトを守る必要性を感じ、二人を守るためにある程度緒実力行使をしても構わないと許可することにしたのです。

その後のヴァルは、セフェクとケメトとともに、プライドの独自機関である国際郵便の配達人に就任しました。これは、プライドがしたためた隣国への特別な書状を送り届けるというのが主な仕事であり、ヴァルの土壁の能力とセフェクの水の能力、そしてケメトの能力増強の三位一体によって完遂することができるのです。こうして、ヴァルとセフェクとケメトの三人は、その後もストーリーに登場するレギュラーキャラになりました。

大ヒット中のなろう系ライトノベル悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。（ラス為）は、2023年7月から9月まで、テレビアニメ版が全12話放映されました。同作品のアニメ版は高評価を受けたと評されており、早くも2期の制作が待望されているとのことです。ラス為のアニメ版でヴァル役を演じたのは、人気声優の諏訪部順一でした。この章では、諏訪部順一のプロフィールと主な出演作品を紹介していきます。

• 名前：諏訪部順一（すわべ じゅんいち）
• 生年月日：1972年3月29日
• 出身地：東京都
• 身長/体重/血液型：非公表/非公表/A型
• 所属事務所：東京俳優生活協同組合（俳協）
• 開設中のSNS（2023年12月現在）：X（旧Twitter）、Instagram、ブログ

諏訪部順一は、幼い頃から映画好きだったとのことで、映画監督を志していました。映画制作で食べていくのは難しいと判断し、大学卒業後に複数の仕事を経験して俳協所属となります。当初は、テレビ番組やCMのナレーションの分野で活躍していましたが、テレビアニメ「テニスの王子様」で跡部景吾役を演じてブレイクしたことで、以降は声優メインの活動になりました。諏訪部順一は、2024年1月より休業することを発表しています。

• BLEACH：グリムジョー・ジャガージャック
• 黒執事：葬儀屋（アンダーテイカー）役
• ブラッククローバー：ヤミ・スケヒロ役
• ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風：レオーネ・アバッキオ役
• 呪術廻戦：両面宿儺役
• Fate/Apocrypha：黒のセイバー/ジークフリート役

この章では悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。（ラス為）に登場するヴァルに関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。ヴァルは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、ラス為の大ファンだと思われる方のツイートです。原作ライトノベルとテレビアニメ版両方を見ているようで、ヴァル編がアニメ版でどのように描かれるのか楽しみだとつぶやいていました。

こちらは、ラス為のテレビアニメ版の大ファンだと思われる方のツイートです。アニメ版を全話観て、ヴァルが最後とてもかっこ良かったことと、2期制作を待っているとつぶやいていました。

こちらは、アニメと声優の大ファンだと思われる方のツイートです。ラス為のテレビアニメ版最終回アンコール放送を観て、ヴァルはキャラもビジュアルもかっこいいけれども、特に声優キャストの諏訪部順一の声が素晴らしいとつぶやいています。

この記事では、悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。（ラス為）に登場するヴァルを特集してきました。同作品の中でも人気が高いとされるヴァルに注目しながら、ラス為を見てください。