【呪術廻戦】鹿紫雲一（かしもはじめ）は女？男？性別やかわいい魅力を紹介

呪術廻戦の死滅回游編において、登場したキャラクターが鹿紫雲一です。この記事ではそのような鹿紫雲一について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

鹿紫雲一が活躍する呪術廻戦は、2017年にジャンプGIGAにて『東京都立呪術高等専門学校』として短期連載され、これを前日譚として週刊少年ジャンプにて2018年から連載されているバトルマンガです。『呪い』をテーマに人間の負の感情から生まれる呪霊と、それを祓う呪術師の戦いをメインとした作品になっています。個性豊かなキャラクターとテンポの良い展開から、高い人気を獲得しました。

呪術廻戦はメディアミックス展開も積極的に行われている作品です。2020年に2クールでアニメ化が行われ、直後の2021年12月に前述の『東京都立呪術高等専門学校』をベースにした劇場版アニメが展開、さらにその後の2023年7月からはアニメ2期が行われるなど、繋がりのある展開が行われている作品です。アニメや劇場版映画以外にも、ゲームや舞台の題材としても使用されるなどしています。

五条悟の封印から様々な犠牲者を産んだ渋谷事変。そのような渋谷事変の後、混乱する呪術界を尻目に羂索が開催を宣言したのが死滅回游でした。この死滅回游には、羂索はこれまでに契約してきた過去の術師も解き放たれていました。東京第2結界においてに侵入した秤とパンダはそれぞれに行動を開始します。そこで秤はシャルルと戦うことになります。一方でパンダが出会った相手が、この記事で紹介する鹿紫雲一でした。

鹿紫雲一は、死滅回游において泳者（プレイヤー）の1人として登場したキャラクターです。東京第2コロニーおいて活動していました。羂索と契約して死後に呪物となり、死滅回游の前に受肉した過去の術師であることは判明していますが、詳しいプロフィールなどは、2023年12月現在は明かされていません。両サイドの髪をお団子でアップにしているのが特徴的なかわいい見た目をしたキャラクターになっています。

ただかわいい見た目とは裏腹に、その性格は常に強者との戦いを求めている生粋の戦闘狂です。しかも、ただ勝利を得るだけでなく、相手を正面から突破するような戦い方を好んでいる傾向にあります。ただ全く話が通じないわけではなく、理性的な面も持ち合わせています。戦闘中も自ら取引を持ちかけて、相手を死亡させず見逃すような言動があったりするのです。

髪をお団子にしており、端正な顔立ちをしておりかわいいと言われる鹿紫雲一。着ているのが、ゆったりとした服装ということ、1番よく隣に描かれたのが、かなりガタいがいい秤だったことなどから華奢に見えるとして女性なのではないか、という考察が行われることになりました。結論から書いておくと2023年12月現在、性別についての明確な描写はなく、男女どちらかについては明らかになっていません。

分かっていることは、生前の姿です。生前の鹿紫雲一は、年老いた男性として描かれていました。一人称が『俺』なのも、その頃の名残のままと考えれば辻褄が合います。それでも中性的と言われる見た目をしており、女性なのでは？と考察されているのは、受肉の際に使用した肉体が女性だったのではないか、とも考察されています。中には性別を意図的に分かりにくくすることで、何かの伏線にするのではないか、とも考察されていました。

ちなみに鹿紫雲一の性別が女性なのではないか、という考察のきっかけになったのが、その髪型にあります。2つのお団子でアップにするのは、やはりかわいい印象を与える女性的な髪型であり、現代の流行りでいうとお笑い芸人兼Youtuberとして活躍する『フワちゃん』を連想した人が多くいました。これが鹿紫雲一が女性なのではないか、と考察されるきっかけになっったのです。

鹿紫雲一の性別女性説の考察が行われるようになると、現代の服装とも、鹿紫雲一が生きた400年前当時の服装とも言いづらいような独特なゆったりとしたとした服装を着用しているところにも注目を集めました。どちらかといえば400年前当時の服装のようにも見えるこのようなゆったりとした服装を着ているのも、胸の膨らみを隠すためなのではないか、などとさらに考察が広がるようになりました。

鹿紫雲一は、呪術廻戦作中でも屈指の戦闘狂であることが明らかになっています。加えて生前で既に年老いた男性だったことも踏まえると、実は見た目にこだわっていないのではないか、という考察もあります。かわいいと言われるお団子にした髪型も、現代の目線でいえば女性的ですが、鹿紫雲一は400年前の術師であり、そういった感性が現代とは異なっているという考え方もできるのです。

一応受肉体は、ある程度好きに見た目を変えられるはずではありますが、見た目に興味がなかったり、様々な理由で、身体はそのままにしておくパターンも描かれています。鹿紫雲一は生前は老齢だったため、生前の見た目とも違うので、肉体はそのままにしているというパターンも十分にあり得るのです。もちろん、生前の若い頃の姿という可能性も十分にあります。

鹿紫雲一は呪力の特性により、電気とほぼ同等の性質を持ち合わせています。鹿紫雲一の戦闘スタイルは体術がメインですが、これもこの性質を合わせて行うものです。基本的に術式は使用でず、この呪力特性と長年積み上げたテクニックを駆使して戦うのが鹿紫雲一のスタイルになっています。これにより、鹿紫雲一は術式を使用できないのだと、登場当初は考えられていました。

しかし、鹿紫雲一は実際には術式を持っています。鹿紫雲一の術式『幻獣琥珀』は、呪力特性である電気に合わせて肉体の方を作り変えるというもので、電気に関することならなんでもできるというかなり汎用性が高く、強力な術式になっています。ただし、代償が大きく、使用すると、戦いの勝敗に関係なく、自身の死亡が確定してしまいます。この性質上、鹿紫雲一は術式を使わないのではなく、使えない状態にありました。

鹿紫雲一は、作中では領域展開を行っていません。そもそも領域展開は、術式を極めた形であることから、鹿紫雲一はその術式の性質上、使うことができないのです。そのこともあってか、鹿紫雲一は、領域対策として、シン・陰流簡易領域の原型になった技『彌虚葛籠』を使用することができます。ファンの間では温存説なども考察されましたが、宿儺戦でも使用しなかったことから、やはり使えないのだとされています。

呪術廻戦作中、領域展開こそすることがなかった鹿紫雲一ですが、その強さは、作中でもかなり上位に位置しているといえます。そもそも鹿紫雲一の呪力が電気の性質を持つということもあり、領域展開せずとも、相手に必中攻撃することができるなど、他の術師には大きなメリットを持っているのです。そもそもが電気を自在に扱えるというだけでも非常に強力な能力なのです。

加えて鹿紫雲一は、如意による棒術も高いレベルに至っていたりします。また、生前は老齢になるまで戦いに明け暮れことから、領域展開対策だけでなく、頭部破壊や対反転術式の知識や有効打も持ち合わせているのです。戦闘狂とは言っても決して闇雲に戦い続けるバーサーカータイプというわけではありません。鹿紫雲一は冷静に分析を織り交ぜながら戦えるタイプになっています。

その強さは1度きりしか使えない必殺の術式『幻獣琥珀』を鹿紫雲一が発動した状態であり、かつ相手が現代最強の術師である五条悟との戦いで消耗した状態だったとはいえ、宿儺を圧倒することができるほどのポテンシャルを持っていました。現代の術師でも最強格の秤とギリギリの戦いを演じ、パンダを圧倒していることからも、相応の強さを持ったキャラクターであることが明らかになっています。

鹿紫雲一は、死滅回游において、大きな活躍をしたキャラクターです。東京第2コロニーにいた鹿紫雲一は、他のプレイヤーを死亡させてまわり、誰よりも早く100点を確保、ルールの追加を行いました。追加したルールは、各プレイヤーの名前と得点、ルール追加回数、滞在しているコロニー情報などの開示です。これにより、鹿紫雲一は他のプレイヤーの状況を知ることができるようになりました。

それは他のプレイヤーも同様であり、結果的にこのルールにより、鹿紫雲一は虎杖悠仁達の捜索対象になりました。秤とパンダが東京第2コロニーに入る理由になったのも、この開示があったためです。結果鹿紫雲一はパンダと戦い、勝利、秤とも激闘を繰り広げました。最終的には秤の作戦勝ちに終わりますが、殺されることはなく、条件付きではありますが、鹿紫雲一は秤達に協力することになります。

鹿紫雲一の行動には一貫した目的があり、そのための最良の判断をし続けています。その目的とは宿儺と戦うことです。そもそも、鹿紫雲一が羂索と契約し、現代に蘇ったのも、宿儺と戦うためでした。元々、強者との戦いを好む性質があった鹿紫雲一ですが、羂索との契約の際に誰が最強の術師かを問い、羂索がそれに宿儺と答えたことで、鹿紫雲一の中で宿儺と戦うことが目的になったのです。

現代に復活してからも、宿儺を見つけ出すために、様々な行動をしています。死滅回游でルールを追加したり、パンダに宿儺のことを教えたら見逃すと条件を出したり、宿儺と戦わせるという条件付きで秤に協力することを決めるなどしています。

ちなみに余談ですが、鹿紫雲一が本来生きた400年前の術師というと、石流龍と同世代ですが、彼の存在は知っていたものの、遠方にいたことと、既に自身が老齢で病にも侵されていたことで、戦うことは断念しています。

ちなみに、死滅回游後半、五条悟が復活し、五条悟が宿儺と戦うことになります。この際には、約束が違うとして、秤とトラブルになりました。しかし、五条悟が敗北した場合は真っ先に戦うという権利を得ることで手打ちとなっています。実際2人の戦いに介入するようなことは、無粋であるとして大人しく観戦していました。

五条悟が宿儺に敗れると、約束通り鹿紫雲一は宿儺と戦うことになります。相手は五条悟との戦いを終えたばかりであり、万全というわけではありませんでしたが、長年の思いがついに実現することになったのです。鹿紫雲一は、自身の思いを打ち明けつつ、宿儺と戦います。1度きりしか使えない術式『幻獣琥珀』も解放し、宿儺を圧倒するほどの強さを見せたのです。

これに対し、宿儺は、意図的に止めていた受肉による変身を再開し、宿儺本来の完全なる姿になることで対抗します。姿を完全に戻したことで本来の力も完全に取り戻した宿儺相手には、流石の鹿紫雲一も手も足も出ず、最期には死亡してしまうことになるのです。結果的に、鹿紫雲一の問いかけに宿儺は答えており、答えを得られたかのような形で死亡することになりました。

鹿紫雲一は、五条悟、五条家との関係が考察されているキャラクターになっていますが、その理由の1つが、鹿紫雲一が、雷を扱うというところにあります。五条家といえば、日本三大怨霊に数えられる管原道真にルーツを持つ一族ですが、同時に平安時代には雷神として扱われたという存在でもあるのです。能力的にも非常にシンパシーがあるとして、関係性が疑われることになりました。

また読者の間では、五条悟と鹿紫雲一は見た目に共通点も多いと言われています。色素の薄い髪や目など、意図的にかぶるように描いているのではないか、とも言われているのです。五条悟が封印されてから登場したことと、鹿紫雲一の性別がかわいい見た目などから女性なのではないか、という考察も合わさり、女性版五条悟のような言われ方をすることもありました。

加えて戦闘シーンでの描かれ方も、五条悟と鹿紫雲一は似ていると読者から言われています。ちょうど鹿紫雲一が生きた400年前には、五条家と禪院家の当主の御前試合のエピソードなども存在しています。そのため、鹿紫雲一が五条家の本流ということはなさそうですが、親類などである可能性は十分に考えられるのです。

ここからは既に呪術廻戦を視聴した人の鹿紫雲一に関しての感想を、ネタバレありでまとめて紹介していきます。鹿紫雲一は、初登場時から、その見た目から性別が男女どちらなのか分からないと言われてきました。パッと見かわいいから女性だと思ったという人が多くいたのです。その後の描写などから、生前は男性であったことは明らかになりましたが、その後も、女性説が色々な形で残る結果になっています。

強さや見た目から鹿紫雲一は渋谷事変で封印された五条悟に変わる、女性版五条悟説なども考察される結果になったのです。対面したのがパンダや秤というガタイがいいキャラクターばかりだったことも、鹿紫雲一が華奢に見え、かわいい女性のように思われる結果になりました。

また鹿紫雲一の女性説には、見た目などの理由の他にも、ヒロイン枠の可能性なども考察されています。渋谷事変以降野薔薇が死亡したと思われる退場をしており、生き残っている真希もかなりボーイッシュな見た目になりました。その他登場していた女性キャラも退場者、志望者が多いことから、鹿紫雲一はこれに変わる女性枠として活躍するのではないか、というメタい考察もあったのです。

さらにもう1つ鹿紫雲一の性別が男女どちらか分からないと言われる要因として、綺羅羅の存在がありました。綺羅羅はギャル風ながらもかわいい見た目と言動などから完全に女性と思われていましたが、男性だったことが後から明かされています。綺羅羅のようなかわいい見た目のキャラが男性なら、中性的な鹿紫雲一が女性でもあり得るという考察になったのです。

死滅回游で初登場と登場はかなり遅めだった鹿紫雲一ですが、かわいいと言われて一定の人気を集めていました。ただ呪術廻戦本編の言動などから、死亡フラグが非常に多く、いつ死亡するか分からないとしてヒヤヒヤされたキャラクターでもあります。どう考えてもラスボスクラスのキャラである宿儺と戦うことを、目的としていたり、秤との戦闘でも、敢えて無敵時間に倒すことを狙ったりと無茶な行動が多いのです。

そして、念願叶って宿儺と戦うことになりますが、序盤こそその術式で圧倒するほどの強さを見せたものの、最期には、本気を出した宿儺に手も足も出ずに敗れて死亡してしまいました。鹿紫雲一本人的には満足だったかもしれないとはしつつも、やっぱり死亡してしまったことで悲しんだ読者もいるほどになっています。

呪術廻戦本編において、鹿紫雲一が死亡したことで、性別が男女どっちなのか、明確に描かれる機会はほぼ失われてしまいました。しかし、アニメでの声優で分かるのではないかとする声もあります。呪術廻戦は人気作であり、アニメ化も順次行われています。2023年12月現在、放送中の第2期では渋谷事変編が展開されており、このまま死滅回游編に突入する可能性もあるのです。

死滅回游編がアニメになれば、死滅回游編における主要なキャラクターの1人でもある鹿紫雲一も当然登場することになります。鹿紫雲一はセリフも非常に多いキャラクターなので、声優がつくことは間違いありません。そこで声優の決定の際には、芥見下々先生の意見も確認するはずなので、声優が男女どちらで誰になるのか、どのような形での演技になるのかによって、鹿紫雲一の性別がはっきりするのではないかとも考察されています。

鹿紫雲一は、死滅回游で登場したキャラクターで、そのかわいいとも言われる外見から性別が男女どちらか分からないと言われたキャラクターです。生前の姿が描かれ、生前は男性だったことが明らかになってからも、受肉した元の身体が女性だったのではないか、などと考察される結果になっています。最終的には宿儺との戦闘で死亡しており、最後まで性別が男女どちらか明確に描かれることはありませんでした。

鹿紫雲一本人が宿儺との戦いで死亡してしまったことで、呪術廻戦本編で、鹿紫雲一の性別について、明確に描かれる機会はおそらくないと言われていますが、回想や過去編、外伝作品やガイドブックなどの本編以外の部分で明らかになる可能性はあります。加えて今後死滅回游編がアニメ化されれば、演じる声優や演じ方で性別が明らかになる可能性もあります。今後も鹿紫雲一の情報に注目しつつ呪術廻戦を追いかけてみましょう。