【アンダーニンジャ】猿田の正体は何者？UNに寝返った理由や最後をネタバレ

『アンダーニンジャ』には猿田という元NIN所属の忍者が登場します。ここからは猿田の正体や鈴木、雲隠十郎との関係を紹介しつつ、最後に死亡するのかをネタバレありで解説していきます。それではまず、アンダーニンジャの作品情報から見ていきましょう。

• 漫画タイトル：アンダーニンジャ
• ジャンル：忍者、サスペンス、アクション、シュールコメディ
• 作者：花沢健吾
• 掲載誌：週刊ヤングマガジン
• 発表期間：2018年7月23日～
• 巻数：既刊11巻（2023年9月時点）
• アニメ情報：桑原智（監督）、大知慶一郎（シリーズ構成・脚本）、手塚プロダクション（アニメーション制作）、2023年10月6日～（放送期間）

『アンダーニンジャ』は漫画家の花沢健吾先生によるシュールコメディ漫画です。2018年7月23日より『週刊ヤングマガジン（講談社）』にて連載されており、2023年9月時点で単行本は11巻が刊行されています。2021年9月にはテレビアニメ化が発表され、2023年10月6日より放送がスタートしました。

ここではアンダーニンジャのあらすじを紹介します。太平洋戦争後、GHQによって解体された忍者組織でしたが、実は忍者と呼ばれる者たちは現在も密かに活動を続けており、その数約20万人と言われていました。しかし、末端の忍者によってはまともな職に就けていません。主人公・雲隠九郎もその中の一人でした。ある日、九郎は上からの指示で、とある高校への潜入の依頼を受けることとなり…

アンダーニンジャの猿田は元高等忍者学校の卒業生です。初登場話は第31話。忍者学校時代は鈴木、猫平、鬼首、十郎たちと同期でした。卒業後はNINの組織に所属していましたが、NINから脱走しています。見た目は卑屈そうな顔が特徴的です。

アンダーニンジャの猿田は講談高校襲を実行した忍者です。では、猿田の正体は何者なのか、また最後は死亡するのか？ここからはそれらの疑問に迫ります。

猿田の正体はUN側に寝返った忍者です。UNとは、国家崩壊を目論む組織のこと。猿田がUNに寝返ったシーンは31話にて描かれています。NINを抜けた猿田は、ドローン型の手裏剣に追われていました。

NINには忍者が逃亡したと判断した場合、24時間以内に殺害命令を出すという掟がありました。しかし、猿田がドローン型の手裏剣に追われた時は、まだ抜け出してから2時間しか経っていません。実はこの時、猿田を追っていたのはUNの忍者だったのです。猿田はUNに寝返ることで生き延びることができるという噂を知っており、自身の身の安全を確保するためUNと接触する賭けに出ていたのでした。

UNに捕まり、「どちら側で戦っても良い、戦場が欲しい、戦って散る舞台が欲しい」と言った猿田は、UNから「講談高校襲撃」という舞台を与えられます。そして、講談高校襲撃の日、猿田は摩利支天を身に纏って全身透明化し、先生や生徒を次々と殺していきました。

前述したように猿田は高等忍者学校に通っていました。学校生活では良い思い出はなかったようで、作中では同じ時期に通っていた人物とのやり取りが描かれています。彼はどちらかというといわゆる陰キャで、猫平とともに雲隠九郎の弟・十郎にパシリにされていました。その経験からか、講談高校襲撃の際は自分と同じようにパシリにされている生徒やトイレで弁当を食べている生徒を殺さずに見逃しています。

猿田は自身が生き延びるためにUN側に寝返ったと前述しましたが、実は本来の目的は別にありました。NINに所属している忍者は任務を遂行する者が少なく、末端の忍者となれば職にあぶれてニート同然の生活を送ることとなります。猿田は下忍であり、NINの中では末端に忍者に該当します。このことがUN側に寝返った本当の理由と関係していました。その理由とは、自分の忍力を出し切らずに老いていくことが嫌だったというものです。

自分の忍力を存分に発揮して虐殺を堪能していた猿田は、人を切ったことで自身の気持ちが落ち着いたことに気付きました。

その後も教師や生徒たちを次々と殺していく猿田の前に、鬼首と加藤、そして鈴木が現れます。猿田はマコ、蜂谷とも対峙し、傷を負いながら屋上に逃げます。そして、屋上で鬼首と互角の勝負を繰り広げ、相討ち覚悟で鬼首の顔に短剣を突き刺して殺害。しかし、その現場に辿り着いた加藤が操る段ボールロボットに補足され、そのまま遁にとどめを刺され死亡しました。

前述したようにアンダーニンジャの猿田は鈴木や十郎の高等忍者学校時代の同期です。最後に死亡してしまった猿田ですが、果たして鈴木や十郎とはどのような関係にあったのでしょうか？ここからは猿田と鈴木や十郎の関係をネタバレありで解説していきます。

アンダーニンジャの鈴木はくノ一で、忍長を務めています。九郎、紫音、奇跡たちとともに講談高校に潜入しており、彼女が指令を受けたLINEグループのグループ名は9-1（くノ一）となっていました。講談高校襲撃以降は五十嵐の抹殺忍務を受けています。また、部下とともに吉田を拉致していますが、その目的は不明です。そのような鈴木は高等忍者学校時代に猿田から告白されたことがあります。

しかし、鈴木は猿田と同じ気持ちだと言いながら振りました。実はこれは鈴木が仕掛けたハニートラップです。鈴木と鬼首はハニートラップの実習を受けており、3年間で二人合わせて約48名の男子生徒から告白されています。ちなみにそのハニートラップに気付かなかった男子生徒は1階級昇格となりました。

ハニートラップに引っかかったことに気付いた猿田は鈴木に恨みを持っており、講談高校襲撃の日に鈴木と鬼首への雪辱を晴らそうとします。そして、摩利支天で全身透明化になった猿田は、高校へ侵入していた鈴木を見つけて左ふくらはぎ下を切断しました。しかし、鈴木は最後に殺害されることとなったため、結果的に命を失うことなく生き残ります。

アンダーニンジャの雲隠十郎は九郎亡き後の新たな主人公です。下忍。NIN最強の男とされており、雲隠兄弟の一桁台の時代は終わったとして「これからは俺たちの時代だ」と発言しています。

近くのコンビニの店員として潜入している忍者に断りもなくコンビニの商品を食べたり、初対面の大野に脈絡もなくカツアゲを仕掛けたりと奔放かつ自分勝手な性格をしていました。十二郎いわく「口も性格も悪く、なんでも暴力で解決する男」とのこと。そのような十郎は高校忍者学校時代に猿田をパシリにしていました。ただ、どこか抜けている一面もあり、猿田に騙されて小銭を損したことがあります。

ここまでアンダーニンジャの猿田について、正体や最後、鈴木や雲隠十郎との関係などを交えて紹介してきました。では、最後に猿田に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

アンダーニンジャに登場する猿田の講談高校襲撃に関する声があがっています。こちらでは猿田の講談高校襲撃に注目されているようです。

アンダーニンジャに登場する猿田の声に関する声があがっています。こちらでは猿田の声が「サスケみたいでかっこいい」と好評です。

アンダーニンジャに登場する猿田の声優に関する声があがっています。こちらでは猿田の声優が「良いサイコっぷりで役に嵌ってる」と好評です。

本記事ではアンダーニンジャの猿田について、その正体や最後の死亡シーン、鈴木や十郎との関係などを交えて紹介してきました。アンダーニンジャの漫画やアニメを見る際は、猿田の活躍や死亡シーンに注目していただければ幸いです。