七つ屋志のぶの宝石匣はどんな漫画？質屋の物語のあらすじと感想をネタバレ

本記事では、『のだめカンタービレ』の作者・二ノ宮和子の大ヒット漫画『七つ屋志のぶの宝石匣』についての漫画のあらすじやネタバレの他、登場するキャラクターやストーリーの魅力、読者の感想などを紹介します。七つ屋志のぶの宝石匣の漫画各巻のネタバレ内容を含みますので、ご注意ください。

『七つ屋志のぶの宝石匣』の主人公です。質屋・倉田屋の娘で、宝石の「気」が見えるという不思議な力を持っています。高校2年生でありながらお店に出て、宝石の鑑定に天賦の才を発揮します。また、その力が原因で様々なことに巻き込まれていきますが、志のぶの人柄とその才能で解決していきます。

歴史に名を遺す名家北上家の出でありながら、一家離散のため幼い時に倉田屋に預けられました。北上家から倉田屋に質入れされたのですが、3年間と約束していた預かり期間が過ぎてしまったので質流れ品となってしまいました。そのため質入れの時に約束していた志のぶの婚約者となりました。大人になってからは、高級宝石店「デュガリー」の外商を務めています。しかし、彼には志のぶも知らない裏の顔があるようです。

宝石店「HULALU」のオーナーで、ジュエリーデザイナーもつとめる男性です。顕定（あきさだ）とは、ロンドンにいるときに知り合った宝石仲間です。悪い「気」を持っている宝石も、彼が触るとその悪い「気」が浄化するという不思議な力を持っています。しかし、志のぶ以外に知っている人はおらず、本人も自覚しておりません。

七つ屋志のぶの宝石匣のあらすじを紹介します。ある日、江戸時代から続く老舗の質屋「倉田屋」に、歴史に名を残す名家「北上家」の跡取である北上顕定（あきさだ）が質入れされます。北上家はなぜか一家離散となり、跡取りを質入れする変わりになにかを倉田屋に託します。預かり期間は3年。それ以上過ぎても迎えに来られない場合は、倉田屋の孫娘と婚約する約束が交わされました。

そして3年が過ぎ、晴れて質流れされた顕定（あきさだ）は、倉田屋の跡取りでこの物語の主人公でもある倉田志のぶの婚約者となりました。志のぶは、宝石の「気」が見えるという不思議な力を使って、宝石を質入れする客が来た特に、高校生ながらも店に出ています。顕定（あきさだ）は、「デュガリー」という高級宝石店の外商として働いており、端正な顔立ちで仕事もできるため、多くの顧客を抱える人気宝石店外商となりました。

そんな中、志のぶは顕定（あきさだ）はが何やら怪しい電話をしているのを発見します。どうやら北上家に関わる宝石について調べているようです。そこであらたな登場人物の久世鷹臣（くぜたかおみ）が登場します。久世は、「HALALU」という店でジュエリーデザイナーをしており、顕定（あきさだ）とはロンドンで知り合った友達だといいます。

七つ屋志のぶの宝石匣の2巻のあらすじを紹介します。顕定（あきさだ）は、北上家が過去に所有していた「幸運を呼ぶ赤い石」を探しています。そこで、顧客のつてで北上家とつながりのあった有馬家を尋ねます。有馬家で話を聞くと、長女から、宝石を売りたい、留学で家をでた長男が「幸福の赤い石」をもっていったから不幸になったという話を聞きます。

しかし、有馬家の夫人は大切な真珠のアクセサリーは売りたくないと言います。志のぶはその真珠から特別な気を感じ、顕定（あきさだ）は赤い石について探る手掛かりをつかみました。そこで久世に相談すると、彼と久世はロンドンでスヌーカーという競技を通じて知り合っており、彼のほうからアトリエを訪ねてきました。

志のぶは、鉱物好き仲間の古河の恋の手伝いをします。その相手は、顕定（あきさだ）の顧客である秋元家の令嬢で、2人はベニトアイトという鉱物をきっかけに少しだけ仲良くなることができました。古河は古河商事という資産家の家の息子でありました。そのことを知った顕定（あきさだ）は古河家を訪れますが、変わり者の古河家の嫁のおかげで、買ってもらう宝石をデパートの外商と勝負することになります。

また、前に古河家を担当していたデパートの外商は、北上家も担当しており、顕定（あきさだ）のことを知っていました。大人になった顕定（あきさだ）の存在を知った彼は、顕定（あきさだを訪ねます。顕定（あきさだ）は、彼のおかげで北上家の赤い石について新たな手掛かりを得ることになります。こちらが七つ屋志のぶの宝石匣3巻の紹介です。

顕定（あきさだ）が勤める宝石店「デュガリー」にとてもバブリーな女性が訪れます。彼女は25年まえの「デュガリー」のダイアのリングを今でも大事にしていますが、現在は見栄を張って派手なかっこで店に来ているだけで本当は宝石を買う余裕なんてありません。そんな客も顕定（あきさだ）をは大事にし、結果的に彼女は働いている居酒屋の店長と婚約し、「デュガリー」でピンクサファイアの婚約指輪を買うことができました。

その他、志のぶを慕う部活仲間や志のぶの父が登場します。また。3股借金男の末路や顕定（あきさだ）を狙い久世にも近ずく謎の存在などの話が収録されています。以上が七つ屋志のぶの宝石匣の4巻の紹介です。

秘密のベールに包まれた美人モデルの乃和が顕定（あきさだ）の勤める宝石店「デュガリー」を訪れます。不思議とひかれあう彼女と顕定（あきさだ）を見て志のぶは心が揺れてしまいます。また、ついに志のぶが、顕定（あきさだ）と久世が何を探しているのかを知ります。久世から顕定（あきさだ）のことを聞いた志のぶは、顕定（あきさだ）のことが気になり始めます。

久世は志のぶに「バーナードレポート」を見せ、顕定（あきさだ）が探す「幸運の赤い石」について打ち明けるとともに、顕定（あきさだ）のことをを見放さないように頼みます。二人の今後の関係性について、必見です。その他、顕定（あきさだ）の思い出の味のお寿司屋さんとその娘とオパールのペンダントについて、なんでも捨ててしまう断捨離女性など、個性豊かな客の話が盛りだくさんです。

宝石鑑定に関して、宝石の「気」を感じることができるという不思議な力を用いて天賦の才を持つ志のぶですが、その力を目当てに倉田屋に呉服店の専務を勤める鶴川という客が訪れます。鶴川は、自身の家に代々受け継がれている家宝の石があり、「持つものに富をもたらす石」と言われていることを知り、そんなすごいパワーストーンがあるなら自分も欲しいと思いました。

そこで志のぶの力を借りて自分のものにできるパワーストーンを探そうと思ったのです。しかし、志のぶの不思議な力に異変が起こってしまいます。石の「気」が見えなくなってしまったのです。その他、10億円ルビー失踪事件や志のぶの進路騒動、美人モデルの乃和の登場などの話が収録されています。以上が七つ屋志のぶの宝石匣の6巻の内容です。

七つ屋志のぶの宝石匣7巻の表紙の人物は、5、6巻でも登場したモデルの乃和です。女優業にも挑戦し奮闘します。久世いわく、「お前が目当てなんじゃないの？」という要注意人物の乃和の兄が顕定（あきさだ）のもとに再登場し、波乱の予感です。顕定（あきさだ）の自身は、「乃和がいなかったらこのひととはあっていない」と思いますが、乃和の兄は久世、虎徹のことも知っているようです。

また、顕定（あきさだ）と志のぶに近づく新たな人物が現れます。そして、今までの話で何度も名前のでてきた「虎徹」という人物が登場します。漫画の最後に、タイのバンコクに虎徹がいるという情報が盛り込まれています。顕定（あきさだ）と連絡をとり、顕定（あきさだ）の依頼を受けてタイで宝石関連の仕事をしています。その他、志のぶの力をめぐる対決などが収録されています。以上が七つ屋志のぶの宝石匣7巻の内容です。

最後に、『七つ屋志のぶの宝石匣』の購読者の感想をご紹介します。Twitterにて多くの感想が挙げられているので参考にしてみてください！

LINE漫画などのでんし書籍で読むこともできます。また、「のだめカンタービレ」のファンだった方には必見の漫画です！

本作品七つ屋志のぶの宝石匣では、「質屋」や「宝石」についてとても詳しく、なおかつ初心者でもわかりやすく描かれております。

また、作者の二ノ宮和子さんのTwitterもご紹介します。最新刊の情報も手に入りますし、何より二ノ宮さんの作品への愛が感じられるツイートを見ることができます。

本記事では『七つ屋志のぶの宝石匣』の主要な登場人物、1～7巻それぞれのあらすじやネタバレ。購読者の感想などを紹介していきました。いかがだったでしょうか？漫画全体の流れが分かり、読み始める方にとって、ストーリーに入る助けになる内容となっております。本記事を読んで『七つ屋志のぶの宝石匣』について気になった方は、ぜひチェックしてみてください！