2023年11月28日公開
2023年11月28日更新
【違国日記】最終回までのネタバレと感想!漫画のあらすじや見どころは?
以下では、「違国日記」の漫画をネタバレ紹介します。姉の死をきっかけに、中学生の姪との同居生活が始まった小説家・高代槙生。正反対な性格の叔母と姪の生活は、時には衝突し、周囲の力も借りながら少し違う家族の形を作り上げていきます。以下では、映画化が決定した「違国日記」の漫画あらすじと最終回をネタバレ紹介します。その他、「違国日記」の漫画の見どころや感想などもまとめました。
違国日記とは?
2024年に実写映画の公開が決定し、原作漫画の注目が高まる「違国日記」。姉夫婦の事故死をきっかけに姪を引き取った主人公の日常や、人々との交流を描いた作品です。対照的な性格である叔母と姪は、どのような家族の形を作り上げるのでしょうか。以下では、「違国日記」の最終回までのあらすじをネタバレ紹介します。その他、「違国日記」の漫画の見どころや名言、登場人物、漫画に関する感想などをまとめました。
違国日記の漫画の概要
ヤマシタトモコ「違国日記」11巻(完)
— miz (@honzoumiz) August 7, 2023
1話1頁1台詞、絶対に流して読むなと己に言い聞かせながら向き合った全11冊でした
感情を言葉にすること、その感情を向ける相手がいること。幾つもの理不尽の中で生きていく為に、時に声を荒らげる必要もあるのだと教わった気がします。朝たちのこれからに幸あれ pic.twitter.com/ril4MYfPvD
姉の死をきっかけに姪との同居生活を始めた小説家の日常を描いた「違国日記」の漫画。2017年~2023年8月にかけて「FEEL YOUNG」にて連載されていた、ヤマシタトモコ先生の作品です。
違国日記の映画化
ㅤㅤㅤ #違国日記
— 映画『違国日記』公式 (@ikokunikkimovie) November 15, 2023
🔷第2弾キャスト解禁🔷
田汲朝 役/ #早瀬憩
醍醐奈々 役 / #夏帆
笠町信吾 役 / #瀬戸康史
楢えみり 役 / #小宮山莉渚
さらに映画のファーストカットも📸
槙生と朝のかけがえのない関係が描かれる𓂃✏.゚・.。*
#映画違国日記 は2024年公開✨ pic.twitter.com/l0Ayt5oCuc
正反対の叔母と姪の同居生活と少し違った家族の形を描いた「違国日記」。2024年に実写映画化されることが発表され、主演は新垣結衣さんに決まりました。
違国日記の最終回結末までのネタバレ
実写映画化の決定を受けて、原作漫画への注目が高まっている「違国日記」。人懐っこい姪に戸惑いながらも、彼女を受け入れようと奮闘する主人公の優しさが見どころです。また、子供から大人へと成長していく姪・朝の姿も応援したくなるでしょう。以下では、「違国日記」の漫画あらすじと最終回までをネタバレ紹介します。
1巻あらすじネタバレ
最近読んだ漫画で突破クラスに痺れた漫画。
— Pan Davis(victor) (@Gare_du_Nord_) August 15, 2020
今なら1〜2巻か無料で読めます。
違国日記(1)【期間限定 無料お試し版】 (FEEL COMICS swing) ヤマシタトモコ https://t.co/H9XcyxeV2Z @amazonJPより pic.twitter.com/eevEgdnUEb
ある日、疎遠だった姉とその夫が交通事故で亡くなったとの連絡を受け、警察署へ向かった高代槙生。翌日、姉たちの葬儀が営まれる中、1人残された姉の娘・朝について親族が話し合います。しかし、養育費の問題等からそれぞれが押し付け合う状態になっていました。親族の間で肩身の狭さを覚える朝。その時、見かねた槙生が朝を引き取ることに決めます。
これですべてが解決したと思いきや、槙生は新たな問題に直面します。それは、槙生の性格上、他人との共同生活が苦手ということでした。元来、極度の人見知りで不器用な性格の槙生。これからの生活を考え、戸惑いを覚える槙生をよそに、姪の朝は冷静でした。叔母を大人らしくない大人と思いつつ、自分を引き取ってくれた槙生との生活に順応していきます。
2巻あらすじネタバレ
【本日電子配信スタート📖✨】
— 祥伝社デジタル&海外ライツ (@shodensha_DR) May 22, 2018
「違国日記(2)【電子限定特典付】」ヤマシタトモコ
不器用人間と子犬のような姪がおくる年の差同居譚、素顔が見えてきた第2巻❗️
電子版にはなんと、FEELYOUNG掲載時のカラーページ&6話のネームを特別収録‼️✨
読み応えたっぷりの1冊です☺️ pic.twitter.com/rt1m0UzPUj
朝の両親の遺品整理のため、田汲家のマンションにやってきた2人。姉夫婦の死を改めて実感する槙生とは対照的に、朝は自分の部屋にこもってしまいます。両親の死を実感できず、悲しむことも出来ない自分に悩んでいた朝。翌日、中学校の卒業式のため、1人で学校に向かいました。親友の楢えみりに迎えられるも、両親の死が学校中に知られていることに気が付きます。
実は、えみりの母親から学校へ連絡を入れたことが判明します。両親の件をクライメイトに隠していたかった朝は、えみりや担任の先生に怒りをぶちまけます。その後、卒業式に出ることなく、そのまま元のマンションへ帰りました。ようやく落ち着き、槙生にもえみりと喧嘩別れしたことを話します。槙生は親友の醍醐奈々との関係を聞かせ、朝とえみりが仲直りするきっかけを作りました。
3巻あらすじネタバレ
最近は違国日記にハマっていて、コツコツと読んでいます。日々の楽しみ。新刊に追いつきたい✨今まだ3巻。 pic.twitter.com/wHT9rd0H7S
— haru (@haruderingo) February 17, 2021
高校に進学し、新たな人間を築き上げる朝でしたが、ふと、母親のことを思い出します。生前は、母親の意向に沿うような生き方を強要され、母親は煙たい存在でもありました。しかし、槙生に引き取られた後も、母親の言葉に囚われ続ける感覚が残っており、自分らしい生き方が出来ずにいました。一方の槙生も、朝の後見人となったことで人間関係が大きく変わっていきます。
4巻あらすじネタバレ
『違国日記』4巻出てる!と思って買ってきたら1巻だった(1巻の表紙を覚えてない私も悪いが)(帯が……) pic.twitter.com/6fPCoiRC6k
— 青崎有吾 (@AosakiYugo) April 29, 2019
価値観の違いからの衝突をきっかけに、お互いを理解し合えた槙生と朝。5年ぶりに実家に帰った槙生は、母親の口やかましさに耐え兼ねて自室にこもります。片付けをする中、今では大嫌いな姉だったが、幼い頃は仲が良かったことに気づかされます。その後、朝と共に姉・実里の部屋に入った槙生。自身と母親との関係を語り聞かせる中、朝は自分の母親へ興味を持ち始めました。
5巻あらすじネタバレ
📱電子配信スタート✨
— 祥伝社デジタル&海外ライツ (@shodensha_DR) December 7, 2019
「違国日記(5)」ヤマシタトモコ
《人生の本棚に入る本》としてあなたの心の奥地に届く物語!
母の日記を槙生が持っていると知った朝は―――。
槙生と笠町の“新しい関係”もはじまる――扉が開く第5巻。
電子限定!雑誌掲載時のカラー原画&25話のネーム特別収録! pic.twitter.com/oMpOPa4Q5x
遺品整理にて実里の日記を発見した槙生。小説家という職業柄、日記には姉の大きな思いが込められ、今の朝には酷だと判断して手元に保管します。しかし、日記の存在は朝も知ることとなり、朝は怒りを覚えます。さらに、学校でも両親がいないゆえの喪失感から、やるせなさや不安も感じていました。ある日、槙生の目を盗んで日記を覗き見た朝。そこには、娘への愛情が記されていました。
しかし、なぜ自分を残して死んでいったのかと、両親への怒りがこみ上げ、家を出ていきます。その後、槙生の友人・笠町たちの手助けもあり、朝は家に帰りました。両親を死を実感し、自身と槙生の孤独の感じ方が違うことに悩む朝。槙生はそんな姪を優しく包み込みます。
6巻あらすじネタバレ
「違国日記」6巻
— バナ (@dondabana) August 10, 2020
孤独を感じる人も、恋したい人も、恋しないとわかった人も、好きな人がいる人も…みんな読んでくれ。ああああ…笠町くん…好きです。 pic.twitter.com/598QcttT7r
高校で軽音部に入った朝は、冬公演に向けたオリジナルソングの作詞を考えます。思うような歌詞を書けず悩みながら、自分の思いをぶつける歌を書き上げます。そして、ボーカルとして参加したライブは成功を収め、槙生も朝の成長を実感しました。
7巻あらすじネタバレ
ヤマシタトモコ『違国日記』夢中になって7巻まで読み進めたところで、まだ完結していないことを知る。むむむ。今出ている9巻まで大事に読まなきゃ。孤独について真正面から扱っている散文詩のような漫画なんです。 pic.twitter.com/ms1nMBy4nB
— 伊藤絵美 (@emiemi14) September 29, 2022
槙生の何気ない言葉から父親について興味を持った朝。実は、父親の意向で両親は籍を入れていませんでした。また、生前は妻の顔色を伺うように生活しており、父親はどのような人物だったのか、分かりませんでした。様々な人々から父親の人柄について聞く中、笠町の父子関係を聞き、父親とはゆっくり向き合うことを決意します。
8巻あらすじネタバレ
人生に悩んでいる人は違国日記8巻を読んでください。ヤマシタトモコ先生本当にすごい天才。ありがとうございます。 pic.twitter.com/zCAWO8ZlQf
— 湯豆腐 (@uu130294) October 9, 2021
朝が父親と向き合っていた頃、親友のえみりも人知れず悩みを抱えていました。それは、自分には同性の彼女がいることでした。その事実を朝に知られたくないとの思いから、朝には恋愛話をしなかったえみり。親友には自分のことを一番に知ってほしいとの思いから、自身の恋愛観について朝に打ち明けました。
9巻あらすじネタバレ
おはようござりまする☀︎
— まあしいさん (@Maa_Sii_3) April 25, 2022
たくさんのおめでとうをありがとうございました✨️
今日も古い時計のネジを巻いたら、コーヒーをいれて一日を始めます☕️
昨夜、違国日記が配信されてて考えたり笑ったりしながら読む🙂Twitterで7巻発売前あたりに知って、見守るように読んでるやつ📗 pic.twitter.com/Eu6jobymdF
スランプに陥った槙生をどうにかしようと、笠町に相談する朝。しかし、納得のいく答えが出ず、槙生に声をかけます。すると、何も書けなくてもやめられないのが才能だと、今の自分の状況を朝に教えました。
10巻あらすじネタバレ
これは完結するまで手を出さないで一気に読む楽しみを将来に残しておこう、としていた『違国日記』を盆休みから読み始め10巻まできて、いよいよ11巻。 pic.twitter.com/lwekoEuKL3
— Mitsui Yusuke (@mmitsuii) August 30, 2023
高校2年の秋をむかえた朝は、卒業後の進路について考える時期を迎えました。自分にはやりたいことや才能もないと悩みながら、自分なりの答えを見いだします。一方、槙生も朝と自分の将来に向けた行動を開始します。
11巻最終回あらすじネタバレ
3年生になり、大学進学を機に一人暮らしを決意した朝。その件を聞かされた槙生は、最初こそ冷静に対処していたものの、朝への思いがこみ上げてきます。成り行きで引き取ってしまった姪を、今では愛おしいと思う槙生。その後、お互いの思いを伝えあった2人は、その後も違った形の家族として交流を続けていきました。
違国日記の漫画の見どころ
性格が異なる叔母・姪の日常だけでなく、主人公・高代槙生の自然な生き方も支持される「違国日記」の漫画。両親をを失った姪に対し、自分なりの考えや生き方を提示する槙生の姿が良いと交換を呼んでいます。また、2人を取り巻く人間関係や美味しそうな食事のシーンも読者を魅了しています。以下では、「違国日記」の漫画のみどころをあらすじネタバレを交えながらまとめました。
見どころ①槙生の生き方
違国日記完結巻までやっと読めた!
— ムーコさん (@nonno0228) November 21, 2023
ほんとにこの作者さんの言葉選びが色々刺さって大好きで。 pic.twitter.com/f8EO1bGI1x
立派な大人でありながら、大人らしからぬ部分が目立つ槙生。しかし、彼女の「普通の大人」という枠に囚われない自然な生き方も、読者の共感を呼んでいます。不器用な性格も相まって、朝の前でも自分に正直な槙生。彼女の姿からは「普通」という概念について、改めて考えさせられるでしょう。
見どころ②無神経な朝
ヤマシタトモコ『違国日記』2巻ですが1巻に引き続き最高でした。「どうやればこの特殊な雰囲気を捕らえて表現できるんだろ?(無理)」と打ちのめされる。名前の付いてない感情をいくつも体験できる漫画であります pic.twitter.com/YqXhfgIMc7
— robert yamamoto (@robamoto) May 22, 2018
両親の死をきっかけに、母の妹・槙生に引き取られた朝。人懐っこい性格であり、槙生からは子犬のような性格と評されています。一方で素直な性格ゆえに、思ったことを口にしてしまうことが玉にキズでしょう。特に槙生の家に来て間もない頃は、相手を気遣う配慮ができず、無意識に傷つけてしまうこともありました。
しかし、普通の大人とは少し違う叔母・槙生との共同生活が、朝の性格を変えていきます。新たな交流関係により相手を気遣う余裕も生まれ、高校3年生時には精神的に大きく成長しました。
見どころ③飯テロ
っていうのとたぶん関わるんだけど、『違国日記』6巻でいうとこのシーンとかすげーー!!って。ここ、笠町くんがすごくプライベートな、家庭の割とセンシティブな部分の話したところなんだけど、それを聞いてた槇生が、次の瞬間ご飯の話をはじめるという。 pic.twitter.com/oUYJ1OVxMn
— 小林聖(Frog/蛙)@ネルヤ (@frog88) August 10, 2020
「違国日記」といえば、槙生・朝の食事シーンも見どころであり、美味しそうな料理に魅了された読者も多いでしょう。また、槙生と朝が距離を縮めるきっかけにもなっており、一緒に餃子を作って美味しいご飯を食べるなど、何気ない日常が描かれています。
見どころ④槙生と笠町の関係
『違国日記』4巻、笠町くんが一々好きすぎてどうしたらいいかわからん。
— Y. Tanigawa (@houkago_kitsune) June 25, 2020
「床がツルツルの中華いこ」って、大切な人を食事に誘うの最高だし、物語や槙生への言葉がとてもストレートかつ繊細で、ほんと好き。 pic.twitter.com/sMWRkssKcR
槙生の元恋人であり、現在は良き友人・相談相手である笠町。周囲から完璧を求められて育った笠町は、恋人にも完璧を求めてしまい、2人が分かれる原因になりました。朝の同居を機に再び交流が始まり、笠町はヨリを戻したいと考えます。しかし、槙生は恋人としての関係は望んでいません。友人に落ち着いた2人は恋人同士に戻るのか、2人のその後も気になるでしょう。
違国日記の登場人物・キャラ
「違国日記」では、様々な問題を抱えるキャラクターが登場します。不器用で普通の生き方が出来ない槙生。また、厳しい家庭環境に育ったゆえに周囲にも完璧を求める元恋人・笠町のように、読者が共感できるキャラの登場も人気に拍車をかけています。以下では、実写映画のキャストも気になる「違国日記」の登場人物・キャラを紹介します。
登場人物①高代槙生
違国日記、ガッキーが""""これ""""やるんですか?やばいです pic.twitter.com/zksMCYNsFd
— フルーツカップ (@DSouiii) June 6, 2023
「違国日記」の主人公で、こうだい槙生のペンネームで執筆活動を行っている小説家です。作中では、「魔法使いシリーズ」を連載している他、エッセイも公開しています。年齢は35歳、マンションで1人暮らしするも、部屋は散らかり放題です。また、不器用かつ極度の人見知りであり、些細な言葉に傷つくこともありました。
登場人物②田汲朝
違国日記2巻がよすぎてちょっと泣きながら読んでた pic.twitter.com/dm4KJy6AV8
— xaha (@eroticbyte) February 11, 2023
槙生の姉の子供で、中学卒業直前に両親を事故で亡くしました。親戚中に厄介者扱いされていたところを叔母・槙生に引き取られ、彼女のマンションで生活を始めます。性格は素直で人懐っこい一方、無神経な一面が玉にキズでしょう。
登場人物③笠町信吾
『違国日記』2巻、漫画がうまい。男が会話の中心にいる女から意識を外して女の子とアイコンタクトをとると、耳だけで聞いてる会話の内容につられて、男の回想がコマ奥側のレイヤーにオーバーラップしてくる。回想の中で男は自分を女と重ねており、回想は女がほぼ同ポで入ってくることで中断される pic.twitter.com/0yomckmSE6
— ヒグチ🍳 (@yokoline) July 11, 2019
槙生の元恋人で、槙生と朝の共同生活を機に再会しました。年齢は35歳、仕事は会社の服飾部の宣伝部に勤務しています。槙生・朝の良き相談相手であり、槙生とは恋人に戻りたいと考えています。
登場人物④塔野和成
家出した主人公を周りの大人が捜索するワンシーンから、その大ごとの大切さを感じます
— iron irony (@ironirony2) March 24, 2022
違国日記という漫画です(5巻127p)ヤマシタトモコさん著 pic.twitter.com/KbJwzdJ2ug
槙生・朝の後見監督人を務める弁護士です。容姿端麗である一方、相手の様子を察するなど空気を読むことが苦手です。また、それら欠点は自身も自覚しており、率直すぎる意見で相手を動揺させてしまうことがあります。
登場人物⑤楢えみり
違国日記8巻
— たまがわけったまん (@tama_kettA) November 11, 2021
ここが1番好き pic.twitter.com/mzkUfIMKB7
朝の同級生で、高校進学後も親友として交流を続けています。朝の両親の事故を母親に相談したことで朝とトラブルに発展するも、後に関係を修復しました。また、自身の恋愛観に悩み、自分らしい生き方を模索する槙生に相談を持ち掛けています。
登場人物⑥えみりの母
娘から朝の両親の事故を聞き、学校にその件を連絡したために、朝の両親の死がクラスメイトに知れ渡ることとなりました。
登場人物⑦高代実里
違国日記5巻、読んだ‥!
— クワガタ (@alukidesu) December 10, 2019
すごすぎる‥「自分は人間が下手だ」と一度でも思ったことがある人まじで全員読んでくれ‥ pic.twitter.com/IE8QirDVkO
朝の母親であり、槙生の姉です。パーキングエリアで車を止めていた時、トラックに突っ込まれて死亡しました。いわゆる自分の性格を押し付ける性格であり、娘や妹にも高圧的な態度を取っていた実里。また、幼少期は体が弱く、学年が遅れていたこと等が明かされています。
登場人物⑧田汲はじめ
さいきん違国日記について考えてるんですが、「"らしさ" (社会的抑圧) から自由になろうよ」という方向性の漫画で、こういう(確かに "らしさ" に囚われてないが…)"同質だけど違う" キャラが配置されているのが上手いし面白い
— 猯 (@mEGGrim) October 24, 2022
(漫画のジャンルが違えばヴィランだよやっぱこの人)
(7巻, 5巻より) pic.twitter.com/9bz3Antp57
朝の父親であり、実里の妊娠が発覚した際に籍を入れることを拒んだため、事実婚のような関係でした。生前は妻との喧嘩が絶えず、時には顔色を伺うようなこともありました。また、子供への関心が薄く、朝からは「空虚」に例えられています。
違国日記の名言
主人公たちの心の悩みや葛藤も丁寧に描いた「違国日記」の漫画。世間が求める普通とな異なるものの、それぞれが自分らしく生きようと前向きに日々を過ごしています。異なる価値観でも、お互いに受け入れていくことの大切さに気付かされるでしょう。以下では、「違国日記」の漫画の名言を紹介します。
名言①「あなたの感じ方は…」
違国日記3巻の槙生さんが朝に「あなたの根本的なさみしさをわたしはどうにもしてやれない」と話すところがとても好き。15歳には厳しい言葉にも思うけどそこに無慈悲ゆえの愛を感じるから。自分の感情は自分だけのもの。きっとここをごまかされちゃうと寂しさに向き合うチャンスも失ってしまう pic.twitter.com/r5dh3ilqGw
— yoko (@56_cake) March 5, 2019
両親が亡くなったにもかかわらず、なぜか悲しいと思うことが出来ない朝。本当ならば、悲しくて仕方がないにはずなのに、涙も出てきません。感情に乏しい子なのか、それとも朝の家庭環境が良くなかったのか、様々なことが想定されるでしょう。しかし、朝は自分の感じ方に疑問を持っており、両親の死を悲しさが感じられない自分は変だと思い込みます。
そんな朝の心情を読み取り、槙生がかけた言葉が以下のセリフです。交通事故によって両親を亡くし、さらに生活までも一変してしまった朝。短期間で起きためまぐるしい変化に、朝の心が追いついていなかったでしょう。感じ方は人の数だけ異なるもので、そこに普通という概念は存在しない、自分らしく生きる槙生らしい名言でしょう。
あなたの感じ方はあなただけのもので 誰にも責める権利はない
名言②「でもわたしは決して…」
「目立ちたくて、叔母さんが小説家だって言っちゃった」に対して「わたしが何者でもあなたが目立ったことにはならないよ」と諭す叔母さん。
— URaN(うらん) (@URaN0925) October 28, 2023
(ヤマシタトモコ『違国日記』3巻)
こんな言葉選びできる人間になりたい。 pic.twitter.com/fuvhkyuHA8
葬式の場での親戚のやり取りを目の当たりにし、成り行きで姪を引き取ってしまった槙生。これからどうしようと、最初こそ戸惑いを見せていました。しかし、決して朝を厄介者扱いせず、1人の人間として受け入れました。不器用な性格もあいまって、ややぶっきらぼうにも聞こえる槙生の名言。そこには、朝の世話をする覚悟や、槙生なりの愛情を感じられるでしょう。
わたしは大体不機嫌だし あなたを愛せるかどうかはわからない でもわたしは決して あなたを踏みにじらない それでもよければ明日も明後日も ずっとうちに帰ってきなさい たらいまわしはなしだ
名言③「あなたがわたしの息苦しさを…」
違国日記はいいぞ…。日常の関わり合いの中で遭遇する、世界と合致できない孤独感と、誰もが生きてく中でそれに向き合う救い。「あああああわかるーー!」ってなる。「あなたがわたしの息苦しさを理解しないのと同じように わたしもあなたのさみしさは理解できない」#違国日記7 pic.twitter.com/kY2ksFaXsY
— meshi (@meshi_000) February 23, 2021
ようやく心の整理がつき、両親の死を悲しいと思い始めた朝。同時に、自分が孤独であることに寂しさを覚える一方、槙生は1人でいることを好んでいます。槙生と朝は正反対な性格であり、同居を始めた頃はお互いの価値観の違いから、衝突する場面もありました。しかし、お互いを理解し合うと努め、1人の人間として尊敬しあうことで、良好な関係を築けたでしょう。
あなたがわたしの息苦しさを理解しないのと同じようにわたしもあなたのさみしさは理解できない それはあなたと私が別の人間だから
違国日記に関する感想や評価
最終回では、少し違う形の家族としてお互いを愛し合う関係となった槙生と朝。2人の関係は叔母と姪、母親と娘とは異なる、不思議な関係でしょう。姪を引き取ったことで、自分の生き方を変化することが出来た槙生。また、朝も家族と呼べる存在ができ、最終回のその後の2人の交流も気になるでしょう。以下では、実写映画の公開が発表された漫画「違国日記」に関する感想や評価を紹介します。
感想1:淡々としたセリフや言葉が良い
『#違国日記』7巻 ネタバレ回避感想
— ぼくはうなぎだ (@itachi4946) November 24, 2023
大きな事件こそ起きないが、淡々とした台詞や独白
その言葉がどれもよかった。
朝の発する言葉を受け、問いを再生産する槇生さん
槇生さんの台詞や考え方は自分と近い部分が多く、
それが全然わからない朝にも「だよねぇ」と思う
後半登場する千世もよかった。
槙生と朝の何気ない日常を描いた「違国日記」は、2人の生活を揺るがすような大きな事件こそないものの、穏やかな時を過ごす2人のやり取りは、見る者の心をほっこりさせたでしょう。また、不器用なりに朝にかたりかける槙生のセリフも支持を集めています。淡々としたセリフであるものの、そこには槙生なりの考えが込められており、考えさせられるセリフの数々が良いとの感想が寄せられています。
感想2:様々な感情が沸き上がった
違国日記 最終巻とてもよかった。
— じん (@ta_bambi_cool) November 24, 2023
1巻から所々泣いたり、苦しかったりしたけど、ふわっと開放感というか、なんか難しい感情になった。とても良かった、また1から読み返そう。また会いたくなる大切な物が増えた感じになった
#違国日記
#ヤマシタトモコ
「違国日記」の感想の中には、1巻から最終回にかけて様々な感情が沸き上がったとの声も見られます。序盤では朝の今後を巡って親族同士で押し付け合い、槙生に引き取られてからも、価値観の違いなどから喧嘩に発展したこともありました。しかし、周囲の助けを得ながら2人の距離は縮まっていき、最終回では新たな家族の形を作りあげ、お互いに愛し合う存在へと変わっていきました。
感想3:自分とは何かと見つめなおした
違国日記、なんか今の自分にちょうど良くて一気読みしてしまった
— びえん (@mananandayo) November 24, 2023
自分とは誰なのか、自己の確立とはどういうことなのかみたいな
「違国日記」では、槙生と朝の共同生活だけでなく、2人を取り巻く人々の問題もクローズアップされています。普通とは違うことを人知れず悩む彼らの姿は、同じ悩みを抱える読者の共感を呼びました。また、槙生のセリフからは、自分らしい生き方について考えるヒントが込められています。自分とは何者なのか、「違国日記」との出会いをきっかけに、自分を見つめなす読者も現れています。
感想4:読者に問いかける奥深い作品
『#違国日記』8巻
— ぼくはうなぎだ (@itachi4946) November 26, 2023
ネタバレ回避感想
性的マイノリティや
親から愛されなかった人
槙生さんだけでなく、
色んな少数派に属する生きづらさと
朝の成長も描かれてて良
槙生さん視点で『違国』を解釈してたけど
作者は幾つもの想いを込めてこのタイトルにしたんだろうな
読者に問いを投げる良い作品だ
様々なテーマを盛り込んだ作品とも評される「違国日記」。SNSでは最終回を惜しむ声も多く見られ、まだまだ続いてほしかったとの感想も寄せられています。不器用な叔母と正反対な性格の姪の日常を描きながら、自分らしさをとは何かを追求した「違国日記」。槙生から朝に投げかけたセリフの数々は、読者に問いかけるようにも聞こえ、読み手にも考えさせる機会を与える良い作品とも評されています。
感想5:自分らしく生きていいと思わせる作品
違国日記も映画化だよね✨
— Kanonn Kiitigo@FF14 (@KanonnKiitigo) November 24, 2023
良いものはやはり多くの人に刺さるんだな…私の目に入る時点で人気作だろうしそうだよな…。
違国日記は本当にそのまま私のままでいいんだ、今まで感じてた窮屈さや辛さは感じてもいい物だったんだって自分が許される話でとても良いのでこちらも読んでみんな…
槙生との生活が始まった頃、両親を死を悲しいと思えない自分に違和感を覚えていた朝。そんな姪に対して槙生は、自分の感じ方を大切にするようにとアドバイスを送りました。このように、「違国日記」は自分らしく生きることの大切さを教えてくれる作品でしょう。また、自分にとってマイナスな感情も受け入れることで、自分が許されるような話とも言われ、前向きに生きる希望を与えています。
感想6:最終回に泣いた
違国日記の最終巻読んでオンオン泣いとる めちゃくちゃ良い漫画だった さんかく窓も良かったけどこういう……性愛の絡まない人間と人間の日常を美しくドラマチックに描ける作家さんてすごいわ 憧れるわぁ
— ヘム鉄 (@hemuhemu_tetu) November 22, 2023
多くのファンに惜しまれつつ、最終回を迎えた「違国日記」の漫画。最終回では、槙生の朝への気持ちが描かれ、新たな家族としての形が誕生した瞬間が描かれました。朝の大学進学を機に2人の共同生活は一旦、終わりを迎えるも、2人のその後の関係も気になるでしょう。性格が正反対の叔母と姪の日常を描いたストーリーや感動の最終回に泣いたとの感想も寄せられています。
感想7:もっと続きを書いてほしかった
違国日記、最終回だなんて…😭いつまでも続くと思っちゃうくらい、日常の描き方が上手くて。虚無感も初めての大切なものも、描き方が本当に上手くて、終わってほしくなかった〜でもめちゃいいラストだった。最初から読みたいな…大人買いしようかな。(フィーヤンでずっと読んでた)
— いそ (@isoppppppppu) June 12, 2023
自分らしい生き方をテーマにした作風が読者の共感を呼び、惜しまれつつ最終回を迎えた「違国日記」。いつまでも見ていたくなる、槙生と朝の日常を描いた「違国日記」。まだ連載を続けてほしいと感想も多く寄せられました。また、2024年には実写映画の公開が予定されています。映画版では、どのエピソードが採用されるのか、槙生と朝の関係はどのように表現されるのか、原作ファンの期待が高まっています。
感想8:映画化の発表に衝撃を受けた
違国日記最終回とか知らなかったし、まさかの映画化でガッキーがまきおちゃん役!?!?
— 黒羽 (@kurohan_iwashi) June 8, 2023
色々衝撃がすごい
SNSでは、ドラマ化を望む声も寄せられていた「違国日記」の漫画。2024年に公開予定の実写映画作品は、原作ファンにとっても待望の作品となったでしょう。また、映画キャストには、人気女優・新垣結衣さんが槙生役を演じることが決定し、映画版への期待が高まっています。一方で、「違国日記」の最終回や映画化を知って衝撃を受けたとの声も寄せられています。
違国日記のネタバレまとめ
「違国日記」の漫画あらすじと最終回のネタバレや映画化、漫画の見どころや感想をネタバレ紹介しました。不器用な叔母と人懐っこい姪による少し違った家族の形を描いた「違国日記」。不器用なりに姪に愛情を注ぐ槙生の優しさは涙を誘うでしょう。また、2024年には実写映画が公開予定です。映画ではどのような展開が描かれるのか、槙生と朝の成長や家族になっていくまでのストーリーが見どころの作品です。