【ワンピース】ゾロの前に現れた死神の正体を考察！薬の副作用で死亡フラグではない？

「ワンピース」のゾロは、ルフィの右腕として活躍する主要キャラクターです。キングたちとの戦いで、瀕死のような状態になったゾロは、死神と出会います。謎の死神の登場により、死亡フラグではないかと噂が立ちました。本記事では、ゾロの目の前に現れた死神の正体を、徹底考察していきます。

ゾロが登場するワンピースは、尾田栄一郎先生が描く海洋冒険ロマンの漫画作品です。1997年から「週刊少年ジャンプ」にて連載されており、2023年11月時点で、単行本は第107巻まで刊行されています。長年に渡って多くの伏線が盛り込まれた、巧緻なストーリー設定も特徴です。1999年からは、テレビアニメ版がフジテレビ系列で放送されました。また、2023年8月にはNetflixにて、実写ドラマ版も公開されています。

主人公ルフィは、海賊王になるという大きな夢を抱いていました。ある日、海賊シャンクスたちが持っていたゴムゴムの実を食べたことで、ルフィは全身ゴム人間になります。そして、ゴムゴムの実の能力と引き換えに、一生泳げない体になりました。海賊から海へ放り込まれたルフィは死にかけますが、危機一髪でシャンクスに助けられます。それから10年後、成長したルフィは海賊王を目指して、仲間を加えながら航海へ出ました。

• 本名：ロロノア・ゾロ
• 異名：海賊狩り
• 肩書き：最悪の世代
• 懸賞金：11億1100万ベリー(ワノ国出国後)
• 所属戦：ゴーイング・メリー号→サウザンド・サニー号
• 覇気：覇王色、武装色、見聞色
• 誕生日：11月11日
• 年齢：19歳→21歳
• 夢：世界一の剣豪になる事

ワンピースのゾロは、もとは懸賞金稼ぎをしていた剣士で、ルフィが最初に誘った船員です。麦わらの一味の中では戦闘員という立ち位置で、冷静な判断力や高度な戦闘能力を備え持っています。緑色の短髪に鋭い切れ目、鍛えられた筋肉質な体躯が特徴です。

圧倒的な精神力の強さで、死を伴うような苦痛にも根性で耐え抜きます。船長のルフィに対しては大幅な信頼を持っており、どんな指示を受けても黙って従うほどです。唯一の弱点といえば方向音痴なところで、よく迷子になり仲間たちに呆れられています。

ワンピースのキング戦のあとに、ゾロは死神を見てしまいます。彼が見た死神の正体は本物だったのか、それとも幻覚だったのか、読者の中でも討論されました。ブルックはヨミヨミの実の能力を使って、黄泉の世界から戻ってきたことから、死後の世界が存在することは確定しています。

死後の世界があるならば、死神が存在してもおかしくないと考察できます。ゾロが死の境を彷徨っている際に、本物の死神が迎えに来ていたのかもしれません。しかし、ゾロがこのまま死んでしまう可能性は、極めて低いです。もしも、死神が本物だとすれば、ゾロが何らかの契約を交わし、生き延びている可能性もあります。

ゾロはカイドウによって重傷を負い、回復するためにゾウの薬を使用しました。全身の骨が砕けた状態を治せるほど、強力な回復薬です。ただ、超回復する反面、倍以上のダメージを受けるという副作用もあります。キングに勝利したゾロですが、戦闘後に鎌を持った死神に襲われるシーンがありました。これは、副作用からくる幻覚を見ているとも考察できます。副作用の幻覚で死神に襲われるほど、死に近づいていたのしょう。

死神の正体はブルックだったという説も浮上しています。しかし、別のシーンで、当時のブルックは忙しかったことが判明しているため、可能性は低いです。ただ、先述の通り副作用の影響で幻覚を発症して、現実世界のブルックが死神に見えたのかもしれません。菊之丞の剣術とブルックの黄泉の冷気は、同一のものであると考察できます。そうすると、ワノ国と黄泉の国は、密接に隣り合っている可能性もあります。

ゾロが見た死神の正体は、閻魔の化身だという説もあります。悪魔の刀ともいわれていることから、何の代償もなく簡単に使えるはずがありません。大きな代償を払った上で、使いこなせる可能性も充分にあります。

閻魔の刀は、まだゾロの力には合っておらず、刀の力が作用して死神がやって来たとも考察できます。つまり、死神の正体は閻魔の刀の魂で、今後、黄泉国でゾロは試されるのかもしれません。

ゾロは死にかけて7日間も寝込んでおり、回復まで随分と時間を要しました。ニカ化を使い過ぎたルフィも同様に、相当な体力を消耗します。カイドウと戦ったルフィの消耗と、死神まで現れるほど瀕死となったゾロの回復が同時期でした。このことから、キング戦でゾロが瀕死のダメージを受けたことと、寝込むほどニカ化したルフィとの対比を見せたのかもしれません。

ワンピースのワノ国編は、多くの伏線が回収されました。本作は、多くの伏線が盛り込まれていることも特徴です。そのため、読者を飽きさせず、ワクワク感を維持できることも人気の理由でしょう。ゾロが死神と出会ったのも、伏線回収のためだという説も浮上しています。

伏線は、第84話のアーロンパーク編です。ミホークから受けた傷を負ったまま、ゾロの戦闘するシーンがありました。その際に、彼は「俺の命は死神でも取れねぇぞ」と言います。そして、伏線回収は第1038話で、瀕死状態の彼の前に謎の死神が現れました。そして、ゾロが話した通り、死神が目の前に現れても、生き抜くことができます。

ワンピースのワノ国編で、霜月牛マルという大名の存在が判明しました。霜月牛マルは、かつてワノ国を治めていた光月家に仕えており、大名たちの中で最も強かったといわれています。回想シーンで登場した霜月牛マルの横顔の雰囲気が、ゾロと酷似していたことから、父親説が浮上しました。

しかし、第101巻のSBSで尾田栄一郎先生が、霜月牛マルはゾロの父親ではないと断言します。他にも、海軍大将の緑牛説が浮上しましたが、ワノ国編の終盤時点でも、ゾロの出自はまだ明かされていません。

ゾロの故郷であるシモツキ村は、ワノ国出身者が作りました。このことからも、ゾロの血筋はワノ国と関係がある可能性は高いです。霜月一族は、古来から屈強で名高い一族でした。伝説的剣豪のリューマも、その血筋の者です。

リューマとゾロは共通点が多くあり、隻眼の剣士であることや、大勝負で決着をつける構図も同じように描かれていました。ゾロの父親は霜月一族であるかは不明です。ただ、ゾロとリューマには、血縁関係がある可能性が高いと考察できます。

ゾロはキング戦の際に、故郷のシモツキ村でのことを思い出します。当時、「村のジジー」とゾロが呼んでいた人物がいました。愛刀の和道一文字と、閻魔の数奇な縁や「スナッチ」の言葉から、その人物はくいなの祖父こと霜月コウ三郎だと判明します。

彼はワノ国出身の剣豪であり、和道一文字や閻魔を打った刀鍛冶でした。そして、55年前にワノ国を違法出国して、冒険をしながら東の海にたどり着いたのです。その地で霜月村を作り上げました。

ゾロの前に現れた死神は、薬の副作用による幻覚的なものなのか、普通にそういう生き物なのか不明なままでした。ワノ国まで来ても何も分からない存在が登場して、ワクワクするという感想が上がっています。ゾロの死神は本当に謎で、副作用として捉えるのは違和感あるという声も上がっていました。死神の大鎌で刈られるとゾロの命が危うく、窮地を救えるのは閻魔しかいないと考察する人もいます。

ゾロが死神に襲われるシーンは、どういう解釈なのか未だに分からないという感想もあります。何かの伏線なのかと考察する人もいました。他にも、ゾロが死神と取引してる説、 ブルックと船に残ったため、 ヨミヨミの実と関係がある説なども浮上しています。ただのダメージ描写であっても、独特の空気感や死神の骨感には、テンション上がったという声もありました。

死神の目が、ゾロの閉じている左眼と対応するように赤く光っていたため、目の伏線かもしれないと考察する人もいました。今後の伏線だとしたら怖いし、ゾロには死んで欲しくないという感想もあります。

ワンピースのゾロは、キング戦の後に瀕死の状態に陥り、死神と出会いました。死神の正体が何であるのか話題になりましたが、未だに判明していません。超回復薬の副作用による幻覚を見たという考察が、読者の中では最も多いようです。死神の登場は、何かの伏線という可能性もあるため、今後の展開にも注目しておきましょう。