ようこそ実力至上主義の教室への2期制作の可能性は？原作・円盤売上から続編予想

2017年の夏に「ようこそ実力至上主義の教室へ」が放送されました。その放送から1年が経過しました。1期の放送の最終話では、2期を期待させるような終わり方をしていました。その後、続編である2期アニメの放送はあるのでしょうか？その可能性をこれから、調べていきます。そして、「ようこそ実力至上主義の教室へ」は、いつ2期のアニメ化となりうるのかを様々な視点から紹介しながら、続編の考察も紹介します。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」は2015年5月から「KADOKAWA」で刊行されているライトノベルです。著者は、衣笠彰梧先生で、イラストはトモヤシュンサク先生となっています。原作は現在、本編8巻、短編2巻を刊行しており、2018年9月に本編の9巻が発売されます。2016年にはコミックが発売し、2017年7月にアニメ化されています。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」は、東京都高度育成学校を舞台にした話です。生徒全員は、学内の寮での生活で、外部との接触が一切ないという孤立した生活を行うことになります。しかし、学内には、カフェや大型ショッピングセンター、娯楽施設など多数存在しており、不自由がない生活を送ることができます。お金は学園から支給されるポイントで支払うことができ、学園から支給された端末に、毎月10万ポイント振り込まれます。

能力に応じて振りかけられるクラスは、AからDクラスまであり、最底辺のDクラスがこの物語の中心です。恵まれた環境だと喜んでいるDクラスは、自由に生活を行います。しかし、1か月後のポイントが支給されません。なぜなら、遅刻、居眠り、授業態度などで様々な評価が設定されており、Dクラスは「評価０のクズ」と認定され、支給ポイントすべてを失ってしまいました。

この物語の主人公である綾小路清隆は、Dクラスで目立たず、周りから一線を引いて付き合っています。学力や運動共にこのクラスの中間に位置する成績で、平凡と呼ばれる人物となっています。しかし、それは偽りの姿で、本来の能力は、計り知れないものを持っています。

成績は常に50点をとっており、点数のコントロールを行える程の頭脳を持っています。また、体育祭では、その運動能力を垣間見ることができます。また、武道に携わっている生徒会長との攻防でも、平然とかわしている様子は、本来の能力が未知数なところを表しています。

ヒロインの1人である堀北鈴音は、綾小路清隆の席の隣で、同じDクラスの生徒です。成績でいうとAクラスに入ってもおかしくない程の頭脳の持ち主です。しかし、人に対する思いやりの面が壊滅的なところが弱点です。兄は同じ高校のAクラスで、生徒会長となっています。その兄を目指すためにAクラスへ上がっていくという野望を持っています。綾小路清隆と関わり始めて、徐々にDクラスの中心人物となっていきます。

Dクラスの中心人物の1人として、リーダーシップを取っていく堀北鈴音と、目立たないように裏から策略をしていく綾小路清隆。序盤では、Ｃクラスの生徒との暴力沙汰で、学園での裁判で戦い、後半では、全クラスの対抗である合宿を行い、クラスの中心人物との駆け引きによる頭脳戦を行っています。それぞれのクラスは、いろいろな方法でのし上がろうとする駆け引きと頭脳戦が注目のアニメとなっています。

クラス対抗合宿で、リーダーとして堀北鈴音は奮闘していました。しかし、体調が悪くなり、最後にはリタイヤしてしまいます。その後、綾小路清隆は人知れず行動を行い、Dクラス見事1位を獲得し、手柄は、堀北鈴音が考えたこととしてすべてを終わらせます。堀北鈴音が「仲間が必要」そう考えていました。そのことに協力した綾小路清隆は、見事に堀北鈴音をＤクラスの中心人物として、信頼を得るようにもっていきます。

しかし、綾小路清隆は、すべては自分のための行動でした。合宿を行っていく中で、策略を練って行動をし、堀北鈴音の体調不良も計算のうちでした。綾小路清隆は、すべての人間は道具。そして、最後に「自分が勝ってさえいればいい」と本音を語り、少しずつ正体を表してきています。更に、父の存在が最終話で初めて登場します。これは、いつかは2期の続編が放送されることを、予想した展開であったことを期待させられます。

2015年に刊行されたライトノベルの「ようこそ実力至上主義の教室へ」は、2017年の夏アニメで放送されました。もともと人気が出てきていたライトノベルでありましたが、アニメ化することにより、人気が更に沸騰し、ライトノベルの売り上げが急上昇しました。この作品と同様に、アニメ化を行った作品は、認知度が高くなり、ライトノベルの売上率が上昇する傾向にあります。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」も認知度が高くなり、ライトノベル売り上げランキングに顔を出してくる存在となっています。これもアニメ化による効力と言えます。このように、アニメ化により、売り上げが上がってくると、その人気があがって、2期という続編のアニメが、放送となる可能性が高くなってきます。

このように、今後の売り上げ予想が立ち、2期放送という次回作にも売り上げが期待されてきます。そうすると、制作会社は2期の放送を行うと、また売り上げが伸びるという考えに至ります。そして、アニメ制作決定となり、次はいつ放送予定になるかと考えられてきます。

「人気がある」だけではアニメ化にはなりません。2期アニメを制作するとなると、たくさんの資金がかかってきます。資金を集める一番大きな財源は、円盤の売り上げとなってきます。これは、一番アニメ化する大きな指標になっており、これを見ると続編が、いつかは放送されると言ってもいいぐらいのものとなっています。そのため、1期の放送での円盤の売り上げで、2期の放送が予想されるということです。

アニメが放送されると、円盤が制作されます。放送されるに当たり、どのアニメも徐々に火がつき始め、売り上げが増えていきます。「ようこそ実力至上主義の教室へ」の円盤売り上げは、2018年1月の統計では、1巻は、1500枚程となっています。2巻は、1300枚程です。この状態からいくと、円盤の売り上げは、2000枚から3000枚程度で落ち着くという予想となっています。

アニメ化になる円盤の売り上げの目安は、平均5000枚程となっています。それが2期制作の一つの指標となり、アニメ化の予想されるラインです。「ようこそ実力至上主義の教室へ」の円盤の売り上げは、先ほども言った通り、1巻は、1500枚程です。1期アニメの円盤は、全4巻となっています。このことを考えて予想を行っても、平均5000枚には程遠い数字となっています。

そう考えると、2期アニメの制作は、限りなく0に近い可能性となっています。円盤の売り上げは、アニメ制作に一番大きな指標となるだけに、数字は絶望的です。原作は好調で、アニメのストーリーもしっかりしているところを見ても、続編の2期の放送をいつ見れるかが気になるところではありますが、非常に残念な結果になりそうです。

アニメ化の指標として、原作のストックは欠かすことができません。ストックがなければ、アニメの制作をするネタがないことになります。そうすると、アニメ制作は、夢でしかないのです。「ようこそ実力至上主義の教室へ」は、KADOKAWAのライトノベルで、本編8巻と短編2巻が刊行されています。年に2から3巻程発売されており、順調に刊行され、2018年9月には、本編9巻も刊行される予定です。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」の1期では、原作の大体3巻までの内容が使用されました。と言うことは、2期制作に必要なストックは、3巻であるということです。そうすると、現在の状況であれば、続編が放送されるだけのストックは、十分に持っており、更に余力まで残っていることになります。このような状況であれば、2期の放送は、いつでも可能であり、放送日がいつになるかが予想されてもおかしくない状況となっています。

ストックが十分ある以上、あとは資金ということになります。1期のアニメでのラストでは、続編が気になるように放送されていました。そのことから考えても、「2期の放送を見てみたい」と強く願ってしまいます。誰もがそう感じてしまったでしょう。そういう作りで制作されたということは、2期を見越して作られたのでしょう。あとは、売り上げだけを乗り越えれば、続編の放送日がいつになるかが予想されてきます。

アニメの人気は、続編の放送に大きな影響をもたらせてきます。アニメ化の放送がされるだけで、原作はもちろんのこと、漫画やグッズ、イベントといった様々な分野にも大きな影響をもたらせてきます。その収益を元に制作会社は、2期の制作を検討していく足がかりとなってきます。

今回のアニメである「ようこそ実力至上主義の教室へ」の制作に携わっている陣営には、「KADOKAWA」も加わっています。その意味は、ライトノベルやコミックが売れるだけでも、続編の2期が制作されるという可能性があり、いつか放送されるのではと予想されることです。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」のアニメ人気は、かなり高かったと言えます。人気では、日本よりも中国人やアジアの国々からの支持が、非常に高いものがありました。キャラクターに個性があり、「女性キャラは可愛い」との評判もありました。また、アニメのシナリオもしっかりしており、最終話では、非常にまとめられていて、続編である2期が気になるような作りとなっていました。

アニメ化することにより、円盤の売れ行きは不調でしたが、その分、ライトノベルの売り上げはかなりの好調となっています。アニメ化してからは、オリコンランキングの上位に食い込んできています。2018年の上半期のライトノベル作品の売り上げランキングには、第5位に入ってしまう程の人気が上がってきています。

アニメ化によるライトノベルの売り上げ伸び率では、この部門でTOP12位に入ってしまう程になっています。それだけ、アニメが放送されるようになって、原作を購入する人が増加したということになります。これだけの効果があるということは、アニメ化によっての成功した例だということでしょう。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」のアニメ化の成功は、イベントやグッズの売り上げにも貢献することは、間違いなく、今後の伸び率が期待されます。また、2017年には、webラジオが放送され、堀北鈴音役の鬼頭明里さん、櫛田桔梗役の久保ユリカさんがパーソナリティーを行っていました。こういった要素があるということは、2期という続編が制作される大きなプラスの要因です。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」の続編の制作の予想と2期の放送はいつになるかは、これまでの推測の通り、難しいということになります。ライトノベルの売り上げは好調、アニメの人気度もかなり高くなっており、制作するには、申し分のない要素を秘めています。原作のストックも問題なくあるため、すぐにでも続編が実現するぐらいの状態にあります。グッズの販売やイベントの開催も行っており、売れ行きは十分です。

ただ、唯一の弱点は、円盤の売り上げが壊滅的ということです。やはり、アニメ化を行うためには、資金がなければ作れません。そして、その大きな財源は、「円盤」ということです。制作委員会は、円盤が売れていなければ、続編を作るという予想すら立つことがないということです。

円盤の売り上げを見るだけで、2期アニメの実現ができるかどうかが、わかってきます。これから円盤が売れて、5000枚に到達すると、いつか放送されるという可能性が立ってきますが、まず、現実的ではない数字となっています。ただ、アニメの人気が高く、ライトノベルの売り上げが高いということは、問題ないところです。

円盤以外が収入源となり、資金を貯めることができれば、続編の2期制作が可能になり、今後の収益の予想が立つことになります。そのような状況になると、いつ制作されてもおかしくないということになります。現状では、かなり険しい道ですが、1期のラストが、2期を期待させる終わり方をしていることもあるため、2期の製作は期待されているようです。

今回はようこそ実力至上主義の教室への2期制作の可能性や売り上げなどを紹介しましたがいかがだったでしょうか？かわいいキャラクターや登場人物同士の頭脳戦など多くの人を魅了したこの作品ですが2期の製作は多くの人に期待されていました。この作品に興味が出たかたは是非ご覧ください。