【メイドインアビス】ナナチとミーティの関係や悲しい過去とは？最後はどうなる？

ナナチとミーティとは、「メイドインアビス」に登場するキャラクターです。ナナチは、後にリコとレグの仲間になる主人公格ですが、そのようになるまでにミーティとの悲しい過去と別れがありました。この記事では、メイドインアビスのナナチとミーティについて、二人の関係と過去、そして最後の別れのシーンなどを紹介していきます。

メイドインアビスは、つくしあきひとが描くダークファンタジー漫画です。連載媒体は竹書房のWEBコミックガンマで、2012年より不定期の形で連載開始されました。2023年11月現在連載中です。メイドインアビスの単行本は既刊12巻で、累計発行部数は333万部を突破しました。また、同作品はテレビアニメ版が2023年までに通算2期、映画版が通算3作（総集編前後編含む）放送と上映されて、いずれも大ヒットを記録しています。

メイドインアビスの世界では、人類最後の秘境と形容される超巨大な縦穴アビスがあります。アビスの淵に街を造って生活する人々の中には、アビスを探検して人類に有益となる遺物を持ち帰る探窟家がいました。主人公の少女リコは、伝説の探窟家ライザの娘で、自身も探窟家に憧れています。ある日、リコが単独で探窟していると、謎の物体の襲撃を受けて、生命の危機に瀕してしまいました。

ナナチは、アビス内で暮らしていた成れ果てで、見た目はウサギのような耳と全身の毛が特徴の獣人の少女のように描かれています。しかし、言葉遣いは荒々しく、女性である可能性が高いものの、性別は完全に判明していません。ナナチは、もとは人間であり孤児でした。その頃に本を拾って読んでいたことで、様々な知識が身に付き、アビスでの生活にも活かされています。ナナチの口癖は、「んなぁ～」です。

ミーティは、ナナチと一緒に暮らしている成れ果てです。ピンクと白を基調とした身体は、動物が崩れたような状態であり、言葉を話すことはできません。呻くような鳴き声を発するのみです。もとは少女であったことが明かされており、人間時代にナナチと出会いました。成れ果てになって以降も、知性は失われていますが、ナナチによく懐いています。また、リコのことも気に入ったようで、病床の彼女に覆い被さっていました。

ナナチとミーティの関係と、悲しい過去のシーンを紹介します。ナナチは孤児時代に、白笛の探窟家ボンドルドに誘われてアビスへやって来ました。彼女の他にも多くの子供たちがおり、ナナチはアビス深層へ向かう途中でミーティに話しかけられたのです。ナナチは社交的な性格ではありませんでしたが、屈託のないミーティに心を開かされて、二人は無二の親友となりました。

ボンドルドは、自身の研究施設イドフロントにて、上昇負荷（アビスの呪い）を解明するために様々な研究を行っていました。子供たちを連れて来たのは、人体実験の材料にするためだったのです。ある時、ナナチとミーティは彼の実験対象に選ばれ、アビスの呪いを強制的に受けさせられました。その結果、二人とも命は助かったものの、成れ果てになったのです。このシーンは、多くのファンに強烈なインパクトを与えました。

ボンドルドは、成れ果てとなり人間の言葉と知性を失ったミーティが、不死の存在となったことを突きとめました。このことから、彼はさらにミーティを実験材料として用い、過酷で非道なことをしていたのです。成れ果てになっても知性を保っているナナチは、そのようなミーティを不憫に思い、ついにある日ミーティを連れてイドフロントを脱走し、その後はアビスの深界第4層に居を構えて二人きりで暮らすようになりました。

その後、しばらくの間ナナチとミーティは穏やかに暮らしていました。ところが、ある時ナナチは重大な事実に気がつきます。それは、どう頑張っても自分が先に死んでしまい、残されたミーティは一人でこの場に居続けるという残酷な結末でした。ナナチは、いつしかミーティを楽に死なせる方法を模索するようになり、自身で調合した毒薬を飲ませるなどしましたが、失敗に終わり、ナナチの苦悩は続くのです。

ナナチは、アビス探窟のために深界四層へとやって来たリコとレグを見つけました。最初は興味本位で二人を観察していたナナチでしたが、タマウガチに襲われて、毒で瀕死の重傷を負ってしまったリコと何もできずに号泣するレグのことを見かねて、二人を救出します。そして、自身の医学薬学の知識を駆使して、リコを治療しました。ナナチには、ある目的があり、ある日意を決してレグに相談したのです。

ナナチの目的とは、レグの火葬砲でミーティを苦しませずに殺してほしいというものでした。最初は躊躇したレグですが、ミーティに「決して自殺しないでくれ」と条件を出して火葬砲使用を受けたのです。レグの火葬砲の威力は凄まじく、ミーティは肉体がほどけていくかのように消失し、ナナチは最後まで見届けました。二人の別れのシーンに、多くのファンが胸を打たれたとのことです。そして、ナナチはリコたちの冒険に同行します。

メイドインアビスに登場する壺ミーティとナナチの出会いと別れのシーンを、ネタバレ紹介します。アビスの深界六層には、成れ果てたちが住むイルぶるという村がありました。そこに暮らす三賢の一人ベラフの家に、壺に入ったミーティがいたのです。壺ミーティは、ベラフがボンドルドがイルぶるを訪れた際にミーティを打ってほしいと懇願したものの断られたことで、自身が複製したものであることが明らかにされました。

壺ミーティは、読んで字のごとく壺に入っているミーティなので、ゆるキャラのようなかわいらしさがあります。しかしながら、不死であることは本体と変わらず、ベラフがそのことを気に入って吸い続けているため、気の毒に思ったナナチが壺ミーティを買いたいと言い、購入した結果ナナチがベラフのものになってしまいました。

イルぶるは、決して平和な場所ではなく、この村に激しい恨みを抱くファプタが襲撃してきました。この結果、イルぶるに力場が発生し、村の崩壊が決定的なものになります。ナナチは壺ミーティを連れて逃げようとしますが、ベラフから村でしか生きられないことを聞かされ、壺ミーティを解放するために境界線の外へ運びました。壺ミーティは消滅し、ナナチは号泣したのです。このシーンを見た多くののファンは再び、衝撃を受けました。

この章では、メイドインアビスのナナチとミーティに関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。ナナチとミーティは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、メイドインアビスを考察していると思われる方のツイートです。ナナチとミーティについて、二人とも見た目はかわいいけれども、過去が壮絶過ぎてかわいそうだという感想をつぶやいていました。

こちらは、メイドインアビスの大ファンだと思われる方のツイートです。テレビアニメ版を初めて観た人たちが、ナナチとミーティのかわいさから、どんどん深淵を除いて実況の様子が変わっていくのを見るのが楽しいとつぶやいています。

こちらは、メイドインアビスの原作漫画の大ファンだと思われる方のツイートです。コミックス3巻を読んで、ナナチとミーティがかわいいことと、ボンドルドが筋の通った外道だという感想をつぶやいています。

この記事では、メイドインアビスのナナチとミーティの関係を特集してきました。壮絶で悲劇的な過去のある二人は、同作品の中でも人気が高いとされています。ナナチとミーティに注目しながら、メイドインアビスを見てください。