【無職転生】ムーアはアトーフェ親衛隊長!強さ・能力やバーディガーディ戦の結末は?

『無職転生』に登場する老獪な兵士ムーアを特集します!発行部数1300万部を超える人気作品『無職転生』で、不死魔王アトーフェラトーフェの右腕として、陰になり日向になり彼女を支えるのがアトーフェ親衛隊の隊長ムーアです。この記事では、彼の強さや能力を分析し、本作でも最高の戦いのひとつに数えられるバーディガーディ戦での活躍やその結末、さらには老デウスの語る別のエンディングについても考察します。

【無職転生】ムーアはアトーフェ親衛隊長!強さ・能力やバーディガーディ戦の結末は?のイメージ

目次

  1. 無職転生のムーアはアトーフェ親衛隊長
  2. 無職転生のムーアの強さや能力
  3. 無職転生のムーアのバーディガーディ戦の結末や別エンド
  4. 無職転生のムーアはアトーフェ親衛隊の代表?
  5. 無職転生のムーアに関する感想や評価
  6. 無職転生のムーアまとめ

無職転生のムーアはアトーフェ親衛隊長

無職転生の作品情報

この記事では、不死魔王アトーフェの親衛隊長で、彼女を制御できる唯一の人物とされるムーアを特集します。これから、アトーフェの右腕、ムーアの強さ・能力やバーディガーディ戦の結末、老デウスの日記などについて考察していきますが、まずはその前に『無職転生』の作品情報をお届けしましょう。最初に『無職転生』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

無職転生の概要

『無職転生』は、理不尽な孫の手による日本のライトノベル『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』の略称です。2012年11月、オンライン小説として「小説家になろう」に投稿され、以降2015年4月まで同サイトにて連載が続けられました。

概要のイメージ

また、2014年1月には、『無職転生』の書籍版がKADOKAWAのMFブックスにより刊行されました。書籍版のイラストはシロタカが担当しています。2023年6月現在、シリーズ累計の発行部数は1300万部を超えており、高い人気を誇っています。

さらに、漫画版も「コミックフラッパー」(KADOKAWA メディアファクトリー刊)にて2014年6月号から連載中で、その他にも複数のスピンオフ作品が創作されています。さらに、アニメ、ドラマCD、ゲームなど、多くのメディア展開が行われており、幅広いファン層に支持されています。

無職転生のあらすじ

あらすじのイメージ

主人公は、学生時代のある出来事から引きこもったままニート生活を続ける34歳の青年です。母の葬儀に参列しなかったことから家族の怒りを買い、家から追い出されてしまいます。その直後にトラックにはねられ死亡してしまうのですが、目が覚めると剣と魔法の異世界に転生していました。前世での知識や後悔を糧に、少年ルーデウスとして今度こそ本気で生きようと誓いました。

ムーアのプロフィール

『無職転生』のムーアは、不死魔王アトーフェラトーフェ・ライバック親衛隊の隊長をつとめる老兵士です。不死魔族と通常の魔族のハーフとして生を受け、魔族でありながら人間語にも精通しています。性格はおだやかで礼儀正しく、どんな相手にも礼節を尽くします。特にアトーフェへの忠誠心は絶対的で、彼女の指示には従順に従います。ムーアは非常に頭の良い人物で、状況判断能力と対応力に優れており、その点では彼の右に出る者はいません。

また、アトーフェの軍隊の中で唯一の「良心」とも言え、彼女を制御できる数少ない人物です。ときおり、会話の中で本音を漏らすことがあり、アトーフェ四天王に関しては「我々の中でも特に目立つ愚か者たち」と皮肉ることもあります。

ルーデウスは、的確なアドバイスを提供するなど、一般的な道徳観を持った人物と言えます。ルーデウスは、ムーアについて「彼はまるでアトーフェの脳みそが人格をもち、狭い頭蓋骨から出てきたかのような人物」と語り、ムーアの知識の豊富さを強調しました。

一方で、丁寧な言葉遣いにもかかわらず、魔界大帝キシリカによれば、ムーアは「とんだ食わせ者」で、嘘をついたり情報操作をして、人々をアトーフェに都合の良い方向に導きます。これは、ご主人様であるアトーフェに対する高い忠誠心からくるものでしょう。

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 特設ページ | 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ | 特設ページ | MFブックス

無職転生のムーアの強さや能力

ムーアの強さ

老兵士とはいえ、『無職転生』のムーアの強さ・能力は他の兵士たちとは比較になりません。第二次人魔大戦に参加した経験豊かな魔術師です。不死魔族の血を引いているため、アトーフェやバーディガーディのように、攻撃で傷つけられたりしても体は元通りに回復します。原作ではムーアの戦闘シーンはほとんどありませんが、アトーフェの右腕と称されるほどの人物であり、その強さや能力については疑う余地がありません。

ムーアは短縮詠唱で魔法が使える?

ムーアは魔術を発動する際、詠唱時間を短縮できる特技を持っています。通称「短縮詠唱」ができるため、彼の魔術は素早く発動します。さらに、火系魔術の「バーニングプレイス」、土系魔術の「アースウォール」や「土槍」、水系魔術の「氷結結界」、風系魔術の「ウインドバインド」など、様々な種類の魔術に長けています。機敏な動きと魔術戦における豊富な経験が、彼の強さや能力を際立たせています。

ムーアはまた、魔術に対する防御力も非常に高く、相手のその場しのぎの魔術に対して完全にレジスタンスを発揮します。これは、ムーアの優れた状況判断能力の証でもあります。ちなみに、宴会の席では、魔術を用いて派手な余興を披露することがあり、魔術師としての高い技術力を示しています。

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無職転生のムーアのバーディガーディ戦の結末や別エンド

ムーアのバーディガーディ戦の結末

『無職転生』の中でもっとも盛り上がるエピソードは、闘神バーディガーディとの壮絶な戦いでしょう。この闘いの前、すでに決戦に参加していた戦闘員たちは、壮絶な闘いで傷だらけの状態でした。相手は剣神ガル・ファリオンや北神カールマン三世などの強豪で、さらに鬼人マルタまで加わり、過酷な戦いになることは火を見るよりも明らかでした。絶望的な死闘の中、ルーデウスたちを救ったのは、アトーフェたちでした。

アトーフェは、ムーアに命じて鬼ヶ島で人質を取り、鬼人マルタを退けることに成功しました。おそらくこの作戦は、ムーアのアイディアによるものと言われています。全員が力を合わせて戦いました。エリスとルイジェルドがガル・ファリオンを倒し、ルーデウスが北神カールマン三世を打ち倒しました。一時的に安息を享受する仲間たちでしたが、そこで待ち受けていたのは困難を極める試練でした。

ギースを肩に乗せ、闘神鎧に身を包んだバーディガーディが突如姿を現しました。するとアトーフェとムーア率いる親衛隊が即座に反応し、闘神バーディガーディに立ち向かいます。アトーフェは接近戦で激しく闘い、ムーアは魔術による援護射撃を試みました。しかし、バーディガーディは驚異的な力を見せ、ムーアたちは吹き飛ばされてしまいました。この戦闘は、第三都市ヘイレルルが壊滅するほどの破壊力をもたらしました。

最終的に、ルーデウスやオルステッドの奮闘によってバーディガーディを倒すことに成功しましたが、アトーフェとムーアは行方不明になり戻って来ませんでした。彼らがどうなったかについて、原作では描かれていません。ただし、アトーフェの息子であるシャンドルは、「不死魔族であるから数年で戻ってくるだろう」と語っており、ムーアも不死魔族の血を引いているため、無事である可能性が高いでしょう。

老デウスムーアの別エンドがある?

「老デウス」の未来からの日記によれば、50年後の未来でルーデウスとムーアたち親衛隊との間で激しい戦闘が勃発します。ちなみに「老デウス」とは、老人となった未来のルーデウスのことで、未来に起こることを「老デウスの日記」として記録しています。この老デウスは、過去の自分に忠告するために時間軸を超えてやって来ます。

エンドのイメージ

老デウスによると、この戦闘はアトーフェと親衛隊全員との壮絶な対決で、ムーアは得意の魔術を駆使し、ルーデウスを窮地に追い詰めます。ルーデウスは一人で戦えると思っていましたが、ムーアの力により阻まれてしまったと、老デウスは日記に記しました。

老デウスの日記には、この過酷な戦闘でエリスはルーデウスを庇い、彼女の命と引き換えにアトーフェたちを撃退することができたと記されています。どんな未来でも、ムーアが極めて強力な魔術の使い手であることは疑いようがないと老デウスも語っていました。

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無職転生のムーアはアトーフェ親衛隊の代表?

アトーフェ親衛隊とは?

『無職転生』のムーアが隊長を務めるアトーフェ親衛隊とはどのような組織なのでしょうか?アトーフェラトーフェにとってムーアは欠かせない存在となっており、彼女の右腕といっても過言ではありません。しかし、日々は安泰ではなく、人を人とも思わぬアトーフェによって、不条理に殴られることなど日常茶飯事です。ムーアであっても、ため息をつくことがたびたびありました。

また、彼はアトーフェの知識不足を補完するために、人間語を通訳したり、決闘でアトーフェが登場する際にはスモークを焚いて魔王らしい雰囲気を演出するなど、さまざまな役割を担っています。

さらに、ムーアは「アトーフェ親衛隊」の隊長も兼ねています。この親衛隊はアトーフェによって集められた、最高の武器と高い戦闘能力を持つ集団で、魔大陸における伝説的な軍隊とされています。全隊員が北神流を習得しており、その強さや能力は魔大陸最強と評されています。親衛隊は、ペルギウスに仕える12の使い魔たちと同等の力を持つ敵との戦闘を想定して編成されており、その強さ・能力は論じるまでもありません。

ムーアが伝承を流した?

アトーフェ親衛隊のメンバーの多くは、自らの意思で親衛隊に入隊したわけではないようです。背後には魔大陸に伝わるある「伝承」が絡んでいます。この伝承によれば、力を求める者は魔大陸を訪れ、ネクロス要塞にいるアトーフェに面会することで、圧倒的な力を手に入れることができるとされています。この伝承、言い換えれば噂は、ムーアによって喧伝された可能性が高いと考えられています。

実際には、多くの者が旅の途中で命を落とし、生き残った者もアトーフェによって親衛隊員にされてしまいました。要するに、強い者を集めるためにアトーフェが仕掛けた「罠」であったのです。無事にアトーフェの元に辿り着いたとしても、「褒美」と称される「入隊」が強制的に施行され、一生涯、彼女に忠誠を誓い服従するという契約を結ばされてしまいます。

結局、アトーフェに対抗することはできず、彼女の配下に入ることになります。このようにして、無理やり集められた強者たちは、アトーフェ親衛隊の中核を担うことになりました。ちなみに、アトーフェ親衛隊に加わると、過酷な訓練が実施され、血の汗を流すことになります。

さらに、10年に一度、わずか2年間の休暇しか取ることができず、その後は、また10年間の過酷な訓練が待っています。このようなブラックな状況にもかかわらず、一部の魔族にはアトーフェ親衛隊への憧れがあり、子供たちの中には入隊を志す者もいるようです。

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無職転生のムーアに関する感想や評価

ここまで『無職転生』のムーア特集をお届けしてきましたが、最後にムーアに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

こちらのツイートでは、『無職転生』の数ある名シーンの中でも一番面白かった戦闘シーンとして、ムーアと主人公ルーデウスの一戦を挙げています。高水準の魔術師同士の頭脳戦に痺れてしまったようです。

続いて紹介するツイートでは、アトーフェ戦でのムーアとルーデウスの対戦を取り上げています。ムーアを、社長ことロキシーに鍛えられる前のルーデウスが何とか勝てる相手として位置付けていました。

こちらのツイートでは、アトーフェ隊隊長のムーアの強さを語っています。アトーフェに勝つ、すなわちムーアを撃破するためには、列強上位レベルの戦士でなければ難しいとのことでした。

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無職転生のムーアまとめ

この記事では、「『無職転生』のムーアはアトーフェ親衛隊長!」と題して、ムーアの強さ・能力やバーディガーディ戦の結末、そして老デウスが日記に書いた別エンドなどについて考察してきました。

まとめのイメージ

アトーフェ隊の代表である老兵士ムーアは、強力な能力と不死魔族の特性を持ち、第二次人魔大戦などの実戦経験が豊富です。「短縮詠唱」による素早い魔術発動と高い魔術防御力を持ち、バーディガーディ戦でも勇敢に戦いました。魔術によりアトーフェを援護し勝利に導くのですが、バーディガーディに吹き飛ばされ行方不明になってしまいました。

また、老デウスが日記に残した別のエンディングでは、ルーデウスとムーアたちアトーフェ親衛隊との間で戦闘が勃発します。ムーアはルーデウスをあと一歩のところまで追い詰めるのですが、最後はエリスが自分の命と引き換えにアトーフェ隊を撃退しました。

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