【無職転生】サラは最後になんて言った？アニメ2期2話で言ったセリフを考察　

この記事では人気アニメ『無職転生』に登場する冒険者のサラを特集します。これから、アニメ2期2話での「サラの最後のセリフはなんて言ったのか？」などについて考察していきますが、まずはその前に原作小説とアニメ『無職転生』の作品情報をお届けしましょう。最初に『無職転生』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

『無職転生』（正式なタイトルは「無職転生〜異世界行ったら本気だす〜」）は、不条理な孫の手による日本のライトノベル作品です。一連の作品群の原作となった小説は、2012年11月から2015年4月まで、小説投稿サイト「小説家になろう」で連載され、それと並行して、書籍版がKADOKAWAのMFブックスにて刊行されています。

また、当作品のメディアミックス展開は、原作小説に基づき、漫画作品から始まり、テレビアニメ、ドラマCDなど多岐にわたっています。ここでは、アニメ版に焦点を当て説明します。アニメは、原作小説の第1巻から第6巻の内容をもとにして制作されました。アニメ第1期は、2つのクールに分かれており、第1クールは2021年1月から3月まで、そしてアニメ第2クールは同年10月から12月までTOKYO MXなどで放送されました。

アニメ第2期である『無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜』も、第1期と同じく、2つのパートに分けて制作されています。第1クールは2023年7月から9月に放送され、第2クールは2024年4月からの放送が予定されています。

無職でひきこもりの主人公の青年は、兄弟たちの怒りを買い、家を追い出されてしまいます。行くあてもなくぶらぶらしていると、高校生たちの列に暴走トラックが突進するのを目撃します。ところが、助けようと高校生たちの前に飛び出したため、彼はトラックにはねられて命を落としてしまいます。ところが、死亡したはずの青年は再び目を覚ましました。彼は異世界に転生し、新たな人生をスタートさせることになったのです。

ここからは、『無職転生』のサラの話題に移ります。サラは、書籍版や漫画・アニメのオリジナルキャラで、Web版原作小説には登場しません。サラという名前の由来は、彼女の故郷に咲く花「サラーク」によるとされています。金髪とショートパンツが特徴の、年齢16歳の女の子です。

サラは、アスラ王国のミルボッツ領に住む狩人の娘でした。しかし、領主であるピレモンが魔物に対し効果的な政策を実行しなかったため、森に魔物が氾濫しサラの両親は魔物の餌食となり命を落としてしまいました。彼女は、冒険者パーティ「カウンターアロー」のリーダー・ティモシーと副リーダーのスザンヌによって救われます。こうした経緯で、サラは冒険者の道を歩むこととなったのです。

サラは、弓を巧みに扱って戦う冒険者です。弓は魔法よりも射程や威力で劣り、闘気をまとう相手や魔物相手には太刀打ちできませんが、遠距離から敵を攻撃するのには最適で、詠唱魔法よりも素早く連射することができます。ただし、無職転生の世界では、弓に闘気を乗せることができないため、強力な武器とは言い難く、あくまで仲間と協力して戦うことが必要な能力となります。

ここからは、『無職転生』のアニメ2期2話に焦点を当て、サラが最後になんて言ったのかなど2期2話のエピソードについて考察していきます。

『無職転生』のアニメ2期2話において、ルーデウスがサラの足を治療した後、サラの足に違和感を感じる場面は、ルーデウスがEDであることを示す伏線と考えられます。ルーデウスは、かつてベッドを共にしたエリスが、翌朝になると姿を消してしまったという辛い経験があり、それがトラウマとなっていました。実はエリスは修行のために去ったのですが、ルーデウスはエリスに拒絶されたと思い込んでいたのです。

アニメ2期2話でサラの足を見ても何も感じなかったことから、ルーデウスはサラの体に問題があるのではないかと考えました。しかしながら、ルーデウスの体はその後もサラに反応することはなく、彼女との関係は進展しないままとなりました。

続いて、この記事のメインテーマの1つ、サラのセリフの内容に移ります。サラは、原作のWeb小説には登場しないのですが、アニメ『無職転生』では2期2話に登場します。サラは最後になんて言ったのでしょうか？

サラは、アニメ『無職転生』2期2話の最後で口パクでルーデウスに何かセリフを伝えています。このアニメ2期2話の場面は書籍版の原作小説にもあり、ルーデウスはサラのセリフについてなんて言ったかわからなかったと書かれています。

サラの口の形などからセリフを推測すると、おそらくセリフは「ありがとう」もしくは「愛している」ではないかと考えられます。しかし、結局のところ、サラの最後のセリフについては、作中で明かされることはありませんでした。

『無職転生』のサラは、冒険者パーティ「カウンターアロー」で、弓の腕前を披露していた時、偶然ルーデウスと出会います。領主ピレモンや高慢な貴族たちに振り回された経験から、サラは当初、ルーデウスにあまり好意的ではありませんでした。しかし、時間の経過と共にルーデウスに惹かれていくようになります。ところが、ある出来事によりサラは彼から遠ざかっていきました。

そして、ルーデウスが15歳になった時、2人は再会します。しかしその時、サラは驚くべき光景を目にします。ルーデウスがある女性店員に夢中になり、甘い言葉を囁いているのです。これに怒ったサラは、ルーデウスに平手打ちをお見舞いしました。

ある日、「カウンターアロー」の活動中、サラは森でスノウバッファローの群れに襲われます。それを聞きつけたルーデウスは、1人で森に入っていき、サラを救出しました。ルーデウスに命を救われたサラは、それ以降ルーデウスのことが頭を離れなくなりました。

その後、ルーデウスと「カウンターアロー」は、幾度も合同で仕事の依頼を受けるようになりました。一緒に仕事をするうちに、サラはルーデウスに好意を抱くようになります。ある日、2人はデートに出かけ、その帰り道にルーデウスはサラを自室に招き入れました。

部屋に入ると、若い2人はすぐにいい雰囲気になりました。ルーデウスはエリスとの失敗を繰り返さないよう、慎重に事を進めました。ところが、ベッドに入って服を脱いだところで、ルーデウスは愕然とします。肝心な時にできない状態になっていたのです。それを見たサラがなんて言ったかというと、「別にあんたのことが好きではないから」です。そしてそそくさと部屋を出て帰ってしまいました。

サラが去った後、落ち込むルーデウスは酒場へと向かいます。そして、酒場にいた冒険者のゾルダードに愚痴をぶつけます。事の顛末を聞いたゾルダードは、その道のプロにお願いすることを提案しました。早速、2人は高級娼館へ足を運びました。しかし、大枚はたいて高級娼婦のお世話になりましたが、ルーデウスの状態が良くなることはありませんでした。

ルーデウスとゾルダートは酒に酔い、娼婦たちと一緒に外に出てきました。ルーデウスは興奮気味に語りかけました。「女性って、（娼婦の）エリーゼみたいに魅力的でないとつまらないって思わないか？そうだろ、ゾルダート？」。ところが、ゾルダートはルーデウスの声には反応せず、じっと前を見つめています。ルーデウスがゾルダートの視線を追うと、視線の先には何とサラの姿がありました。

ルーデウスたちの会話を聞いていたサラがなんて言ったかというと、「最低！二度と顔を見せないで！」でした。そして激怒したサラは、ルーデウスに再び平手打ちをお見舞いすると去って行きました。ルーデウスは「死のう」と呟き、ナイフを喉元に突き当てますが、ゾルダートに止められました。

その後、ルーデウスはゾルダートと共に町を去ることにします。サラはルーデウスの本意を知りたくて接触を試みますが、彼はすでに町を去った後でした。そこでサラは、先日の娼婦のもとへ足を運びます。そこで、娼婦からルーデウスが性的不能者と告げられます。この時サラがなんて言ったかというと、「せめて一言謝りたかったな」でした。サラはもう一度ルーデウスに出会ったら謝罪しようと誓いました。

修羅場となった事件以降、交流の途絶えていた『無職転生』のサラとルーデウスでしたが、アリエルの護衛の仕事で2人は再会します。サラは、「カウンターアロー」が解散したため、女性だけの冒険者パーティー「アマゾネスエース」所属となっていました。

一方、ルーデウスはEDが寛解し、今はシルフィとロキシーの2人を妻にめとっています。再会後、2人は過去の誤解を解き、無事に和解しました。サラは、ルーデウスが病気なのに失礼な態度を取ったことを彼に謝罪しました。

それから暫く経ち2人は再会を果たします。それは、ルーデウスが北神アレクサンダーの協力を得るため、ガルデニア王国の紛争地帯に向かっていた時のことでした。この時、サラはまだ冒険者として活動していましたが、ルーデウスの変貌ぶりに驚きを隠せませんでした。彼女は、そろそろ冒険者生活にも別れを告げて、いい男でも見つけようと心に決めました。

アニメ『無職転生』でサラの声を担当した声優・白石晴香（しらいし・ はるか）を紹介します。白石晴香は、東京都出身・1995年4月8日生まれの女性声優で、トイズファクトリーに所属し女優としても活動しています。特技はジャズダンス、バレエ、華道、書道、そしてダンスなど多岐にわたります。

続いて、白石晴香の経歴を紹介します。2007年、女優としてのキャリアをスタートさせた彼女は、その後、舞台などに出演し始めました。やがて、白石の素晴らしい声は評判となり、そして、運命的な機会が訪れます。レオ・バスカーリア創作の絵本『葉っぱのフレディいのちの旅』を読む機会を得た白石は、その朗読を録音し、アニメ『コクリコ坂から』の声優オーディションに応募しました。

白石の音声サンプルは審査員たちの心を掴みます。オーディションを突破した白石は、2011年、『コクリコ坂から』の松崎空役で声優デビューを果たしました。その後は、テレビアニメを中心に活躍し、ゲームや洋画の吹き替えなどでも幅広く才能を発揮しています。

次に、アニメ『無職転生』でサラ役を演じた声優・白石晴香の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

• 干物妹！うまるちゃん（本場切絵）
• ゴールデンカムイ（アシㇼパ）
• A.I.C.O. Incarnation（橘アイコ）
• うちのメイドがウザすぎる！（高梨ミーシャ）
• ぼくたちは勉強ができない（古橋文乃）
• おちこぼれフルーツタルト（貫井はゆ）
• 終末のハーレム（周防美来ほか）
• 陰の実力者になりたくて!（ローズ・オリアナ）
• 機動戦士ガンダム 水星の魔女（ニカ・ナナウラ）
• Helck（イスタ）

ここまで『無職転生』のサラ特集をお届けしてきましたが、最後にサラに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、『無職転生』のサラ推しの方のツイートからになります。ルーデウスとの恋愛が進展せず辛いと呟いています。かわいいだけに、恋が成就して幸せな顔が見たいのだそうです。

続いて紹介するツイートでは、サラのアニメ2期2話での口パクのセリフを推測しています。やはり「ありがとう」と言っているように見えるそうで、ツンデレの彼女が素直になったことに感心しているようでした。

最後に紹介する感想・評価は、Web版原作小説には登場しなかったサラの存在の大きさを熱く語るツイートからになります。アニメ2期に登場するサラは不憫な役柄ですが、作品に深みを与えていると言います。ツイートの最後では、サラというキャラをしっかりと描かせた編集者の功績にも言及していました。

この記事では、『無職転生』のWeb版原作には登場しなかったサラにスポットを当て、アニメ2期2話で言ったセリフなどについて考察してきました。

サラは、書籍版や漫画・アニメのオリジナルキャラで、Web版原作小説には登場しません。幼少期に魔物に襲われたところを「カウンターアロー」のリーダー、ティモシーらに助けられたことで、冒険者の道を歩むことになりました。

そんなサラがアニメ2期の2話で口パクで語ったセリフをめぐり、SNSなどでは大きな話題となりました。この記事では、口の形や前後の流れから「ありがとう」もしくは「愛している」と推測しました。それまでの彼女のツンデレぶりから考えると、大きな変化となります。アニメ作品におけるサラの変化を追ってみるのも面白いかもしれません。