光が死んだ夏は怖いホラー漫画？気持ち悪い・グロいシーンや読んだ人の感想は？

読者から「気持ち悪い」「グロい」という感想があげられている作品『光が死んだ夏』は、WEB漫画雑誌・ヤングエースUPにて連載中のホラー漫画です。光が死んだ夏はモクモクれん先生が手掛けており「次にくるマンガ大賞」や「このマンガがすごい！」、「全国書店員が選んだおすすめコミック」など、多くの漫画賞にノミネートされています。2023年11月時点では、単行本が3巻まで刊行されています。

光が死んだ夏の作者はモクモクれん先生で、ヤングエースUPにて連載中です。光が死んだ夏は、モクモクれん先生の初連載作品で、2022年に開催された『第8回 次にくるマンガ大賞2022』のGlobal特別賞を皮切りに、これまでにいくつもの漫画賞を受賞しています。その評価の高さから「初版が品薄状態となり、インターネット上で高値で取引きされていた」と噂されています。

よしきは幼い頃からとある集落で暮らしていました。都会ほど便利ではないものの、幼なじみの光と楽しい毎日を過ごしていました。しかし、光はある日行方不明になってしまいます。一週間経って、光は戻ってきましたが、よしきは光が以前とは違うことに気づきます。その頃から、よしきの周囲では不気味な現象が頻発するようになっていきます。

さまざまな漫画賞を受賞した光が死んだ夏は、読んだ人から「面白い」という感想があげられている人気作品です。しかし、ホラー漫画ということもあり「怖い」という声や「気持ち悪い」「グロい」という感想もみられています。こちらの項目では、なぜ光が死んだ夏が「気持ち悪い」「グロい」という感想がみられているのか紹介します。どのような怖さを秘めた作品なのか知りたい人は、参考にしてみてください。

光が死んだ夏が「怖い」といわれている理由の1つは、メインキャラクターの光の死です。光は、ある日行方不明となりました。その一週間後、光は戻ってきますが、光は行方不明のときに既に死亡しており、光によく似た何者かが彼のふりをして生活をしていたのでした。

そのような、人間ではない何かが、ひっそりと主人公の傍にいる不気味さが「言い知れない怖い気持ちや、気持ち悪い感じを演出している」と評判です。また、光が死んだ夏の物語が進んでいくと、光がどのように死亡したのかというシーンが登場します。その描写について「リアルさが怖い」という感想もみられています。

光が死んだ夏が「怖い」と評判なのは、得体の知れない生物が登場するのも理由となっています。光が死んだ夏には「ノウヌキ様」というキーワードが登場します。このノウヌキ様は、集落の者たちもどのようなものなのかよく知りません。「忌堂家の者にとって大切な人を連れて行く」「地獄みたいなもの」と周知されており、光が死んだ夏の作中では、ひらがなの"く"のような姿で登場しています。

ホラー漫画の幽霊は、恐ろしい形相をした人型で描かれることが多いですが、光が死んだ夏では、不気味な存在がそのように読者の予想に反する姿をしていることから「意味が分からなくて逆に怖い」「なぜ"く"の形をしているのか分からなくて気持ち悪い」といった感想がみられています。ほかにも、「山に落ちていた髪の毛も気持ち悪い」という意見もみられています。

光が死んだ夏には、ヒトコワ系のホラー要素もあります。光が死んだ夏には、老女が光に対して「去ね」と叫ぶシーンがあります。老女は光の正体が人間ではないと気づいたため、そのような態度をとりました。しかし、そのシーンの老女の表情や様子が、常軌を逸していたことで、光が死んだ夏の読者からは「気持ち悪い」「怖い」と評価されています。

光が死んだ夏が「怖い」と言われる理由には、物語の世界観も含まれています。光が死んだ夏の舞台は、昭和感が残る集落です。自然が多いため、村には虫や生き物がたくさんいます。蝉の鳴き声やカエルの鳴き声など、どこか不安を誘う効果音が、さまざまなシーンに描写されています。そのような秘境を感じさせる要素も、光が死んだ夏が「怖い」と評価されている理由となっています。

ホラー作品に対する「怖い」という感想は、驚かせ要素だけではなく、気持ち悪いシーンやグロい描写も含まれます。そのようなシーンとして、ヒカルの触手があげられます。光の形をした何者かは、よしきに「ヒカル」と呼ばれています。ヒカルは光が死んだ夏のシーンのなかで、触手のようなものを見せるシーンがあります。その触手は、人間の細胞のようにも、脳ミソのようにも見えるような模様をしています。

漫画のなかでは、その模様が繊細に描かれており、その細かさが読者に「気持ち悪い」「グロい」と感じさせるようです。また、人間の姿をしたものから、得体の知れないものが這い出てくるという描写も「気持ち悪い」「グロい」といわれる理由でしょう。

ヒカルがよしきに向けている感情も、読者から「怖い」「気持ち悪い」と言われています。ヒカルは、ほかの人間には興味がないそぶりを見せますが、そのぶん、よしきには強い執着を見せています。よしきの度を超した独占欲を「狂気」と感じる人もいるようです。ヒカルから逃れられないよしきに感情移入した読者は、ヒカルの感情に対し「怖い」と感じることでしょう。

「怖い」と話題のホラー漫画の光が死んだ夏ですが、今後アニメ化する可能性はあるのでしょうか？これまでの売上げや話題性を考えると、光が死んだ夏がアニメ化する可能性はあると予想されます。光が死んだ夏は累計発行部数は90万部を達成しており、注目されている作品の1つに数えられるでしょう。また、アニメ化作品を輩出している漫画賞にもノミネートされているため、アニメ業界からも注目されていると予想されます。

光が死んだ夏の元ネタは、作者のモクモクれん先生がX（旧Twitter）に投稿した短編漫画作品です。元ネタとなったポストは現在削除されており、見る事ができません。代わりに、現在モクモクれん先生のXアカウント（@mokmok_len）では、書籍版の光が死んだ夏の冒頭シーンが公開されています。

こちらの方は「光が死んだ夏を全巻買って読んだ」とコメントされています。光が死んだ夏は、得体の知れない生物の怖さや、ヒトコワ系の怖さなど、さまざまなホラー要素が含まれています。現在3巻まで発売されているので、気になった人は一気見してみてはいかがでしょうか？

光が死んだ夏は「面白い」と話題のホラー漫画です。しかし、WEB漫画ということもあり、1話の長さは雑誌に掲載される漫画よりも短い傾向にあります。そのため、作品を読んだ人からは「短い」「もっと読みたい」という感想がみられています。

光が死んだ夏を読んで「面白い」と感じた人のなかには、知り合いに布教する人も多いようです。こちらの方は、アニメ化されたホラーサスペンス漫画『サマータイムレンダ』を例にあげて、家族に紹介されたようです。サマータイムレンダはサスペンス色が強い作品ですが、光が死んだ夏はそれよりもホラー要素が強い作品となっています。

以上、「怖い」と評判のホラー漫画、光が死んだ夏の内容や読者の感想・評価を紹介してきました。光が死んだ夏は、得体の知れない生き物が傍に潜む恐怖や、閉鎖された村での因習など、さまざまなホラー要素を兼ね揃えた作品です。

また「絵が綺麗」「世界観が独特で面白い」という感想も見られています。光が死んだ夏は、WEB漫画雑誌・ヤングエースUPで読めるほか、単行本も3巻まで刊行されています。気になった人は、この機会に手にとってみてはいかがでしょうか？