光が死んだ夏の感想と評判は?新感覚ホラー漫画の評価は面白い・つまらない?

光が死んだ夏の感想や評価をまとめました。こちらの記事では、光が死んだ夏の感想を「光が死んだ夏の面白い魅力」「光が死んだ夏がつまらないといわれる理由」「光が死んだ夏が怖い・ホラーだといわれる理由」の3つに分けて紹介しています。光が死んだ夏がどのような漫画作品なのか気になっている人は、こちらの記事に目を通してみてください。また、光が死んだ夏の作品概要や、元ネタについても紹介しています。

光が死んだ夏の感想と評判は?新感覚ホラー漫画の評価は面白い・つまらない?のイメージ

目次

  1. 光が死んだ夏とは?
  2. 光が死んだ夏の面白い魅力
  3. 光が死んだ夏がつまらないといわれる理由
  4. 光が死んだ夏が怖い・ホラーだといわれる理由
  5. 光が死んだ夏に関する感想や評価・評判
  6. 光が死んだ夏の感想まとめ

光が死んだ夏とは?

光が死んだ夏の漫画の概要

『光が死んだ夏』は、モクモクれん先生によるWEB漫画作品です。2021年8月31日からヤングエースUPにて連載が開始され、2023年6月現在まで連載されています。光が死んだ夏のコミックスは第3巻まで発売されており、累計発行部数は55万部を達成しています。

「次にくるマンガ大賞2022 Webマンガ部門」や「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」、「マンガ大賞2023」などにノミネートされており、「このマンガがすごい!2023オトコ編」では1位を獲得する人気を見せています。また、光が死んだ夏はさまざまな知名人にも評価されている漫画作品です。

ライターのちゃんめいさんからは「複雑な感情が描かれている」と感想を述べられており、月刊誌ダ・ヴィンチの編集長からは「擬音の使い方や、表情の演出が良い」と評価されています。こちらの記事では、光が死んだ夏の「面白い」「つまらない」という評価や、「怖い」「ホラー要素がある」と感想をあげられている理由を紹介しています。気になった感想・評価があれば、それぞれの項目に目を通してみてください。

光が死んだ夏の元ネタ

英語で書かれた本

光が死んだ夏は、ヤングエースUPにて連載中の漫画作品です。SNSでは「面白い」という評価や、「怖い」という感想があげられており、人気の漫画をリサーチする企画などでも話題となっている作品です。そのような光が死んだ夏に、元ネタとなる作品があったのはご存じでしょうか?その作品とは、光が死んだ夏の作者であるモクモクれん先生がTwitterに投稿した短編漫画です。

その漫画作品を元に、ヤングエースUPに連載用の漫画を制作していると、モクモクれん先生のTwitterのコメントにて明かされています。また、TikTokで一時期流行していた「俺のこと好き?」「めっちゃ好き」というやりとりは、光が死んだ夏の漫画内で描かれたワンシーンが元ネタとなっているといわれています。

光が死んだ夏のあらすじ

とある集落に、よしきと光という仲の良い少年たちがいました。光はある日、山で行方不明になり、その後無事に戻ってきました。しかし、よしきはその事件の後から、光に違和感を感じるようになります。よしきが「お前、光ちゃうやろ」と光に告げると、光は「誰にも言わんといて」と悲しそうな顔をしました。その姿を見て、よしきは目の前の彼を"ヒカル"と呼び、彼が人間ではないと知りながら一緒にいることを選びます。

光が死んだ夏 - モクモクれん|ヤングエースUP

光が死んだ夏の面白い魅力

面白い魅力①謎の多いストーリー

光が死んだ夏を読んだ人の評価では「面白い」という感想が多くみられています。光が死んだ夏を「面白い」と感じた人のなかには、謎がちりばめられたストーリーに惹かれるという人が少なくないようです。光が死んだ夏の冒頭では、物語のメインキャラクターとなる人物・光が死亡したと思わせる演出があります。その光の姿を借りて、"ナニカ"が光としてよしきの日常に潜り込みます。

光が既に死んでいること、そして目の前の彼が人間ではないことは明かされているものの、なぜ"ナニカ"がそのような行動をとっているのかは謎に包まれています。よしきの前では普通の少年のように振る舞う"ナニカ"ですが、よしきの知らないところでは人間を殺したりと、不穏な行動を見せています。そのような不気味で怖い、つかみどころのない謎に包まれた"ナニカ"の正体が気になるという感想が見られています。

面白い魅力②日常の風景の違和感

光が死んだ夏は、ホラーな雰囲気が面白いと評価されています。光が死んだ夏の作中では、よしきとヒカルのコミカルなギャグシーンが青春漫画の雰囲気を醸し出しています。しかし、ヒカルは人外のナニカであるため、シーンが変わると一変して怖い雰囲気になる場面もあります。そのように、少年たちの日常の風景に潜む、ホラーな雰囲気や違和感が、作品のスパイスとなって面白いと感じる読者も多いようです。

面白い魅力③音を感じる文字

光が死んだ夏は、文字による擬音描写が特徴的な作品です。「シャワシャワ」や「ゲコゲコ」といった擬音が、1つのコマの中に大量に詰め込まれており、違和感を感じるほどです。そのような描写を入れることによって、ホラーで怖い雰囲気を演出し、光が死んだ夏独自の世界観を作り上げています。

面白い魅力④主人公と光の関係

主人公のよしきと、"ナニカ"に姿を奪われた光は、仲の良い親友です。その仲の良さは、二人の関係を見た読者から「二人の関係は友情以上のものなのではないか?」と感想があがるほどです。光が死んだ夏の作中に登場する回想シーンでは、どのシーンもとても楽しそうに過ごす二人の姿が描かれています。少年漫画での男性同士の友情は、仲が良くても一定の距離感を保っていることが多いです。

しかし、光が死んだ夏のよしきと光は、そのような関係よりもさらに進んだ関係に見えるという声も少なくありません。よしきが「俺のこと好きか?」と質問し、光が「めっちゃ好き」と答えたシーンは、「BL作品のように感じる」という感想を持った人も多いのではないでしょうか?また、光の姿を得た"ナニカ"が「嫌いにならないで」とよしきに泣いて縋る姿からは、よしきに対して異常な執着を持っていることが分かります。

現実や多くの少年漫画では、男性同士の友情をそのような形で描くことは少ないです。一方で、BL作品ではこのシーンのように、ストレートな気持ちを表現するキャラたちの姿が描かれることが多い傾向にあります。そのため、よしきと光、そしてヒカルの関係を「友情よりも恋愛感情に近いのではないか?」と考察する読者の姿が散見されています。

面白い魅力⑤レトロな雰囲気

光が死んだ夏の魅力として評価されているものに、昭和時代のようなレトロな雰囲気があります。光が死んだ夏は、スマホが登場するため時代設定は現代だと予想されます。しかし、作中には駄菓子屋や田舎の風景など、レトロな雰囲気があります。登場人物の服装も、都会的なものではなく、どこか懐かしさを感じさせます。

また、物語の舞台が田舎ということもあり、自然が多く描かれていることも、レトロな雰囲気を強調しています。人の手入れが行き届いていない、未知の世界を感じさせる自然の風景が、怖い雰囲気を醸し出しています。そのような雰囲気が、湿っぽいホラー感も演出し、光が死んだ夏という作品の独特な雰囲気を作り上げています。

Thumb【光が死んだ夏】ネタバレあらすじと感想!異色ホラー漫画の登場人物と見所は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

光が死んだ夏がつまらないといわれる理由

理由①深みがないストーリー

古い洋書

光が死んだ夏は、多くの人の評価では「面白い」という感想があげられています。しかし、中には「つまらない」と感じた人もいたようです。「つまらない」と感じた人の評価を見てみると、ストーリーに深みがないという意見があげられていました。具体的には「光の正体がすぐに分かった」「淡々と進んでいくからインパクトがない」という感想が見られています。

光に扮した"ナニカ"が、人々を襲うというシーンはあるものの、次のシーンで何が起こるのか先が読めてしまうという人も少なくないようです。光が死んだ夏は、感情描写や雰囲気は高評価となっているものの、その素材を生かすストーリーが展開されていないと感じる人もいるようです。そのため、ストーリーに深みがなくつまらないと感じる声があがっています。

理由②エセ大阪弁

大阪の景色

光が死んだ夏がつまらないと言われる理由の1つに、「エセ大阪弁が気になる」というものがあります。物語に登場する人物たちは、標準語ではなく関西風の方言を話しています。「関西弁といえば大阪弁」という意識の人も少なくないようで、光が死んだ夏を読んだ読者の感想では「大阪弁になりきれてない言葉が使われてて、違和感がある」と感じる人も少なくないようです。

光が死んだ夏のボイスコミックで、キャラクターの声を演じる声優に指導されたのは、三重県の方言だったことが明らかとなっています。そのため、登場人物たちが話している言葉が大阪弁ではなく、三重県の方言である可能性が高いでしょう。そのように、物語の背景や設定が読者にしっかりと伝わっていないことによって、違和感を感じた人から「つまらない」と評価されてしまうこともあるようです。

理由③テンポが悪く読みにくい

光が死んだ夏が「つまらない」といわれている理由3つ目は、テンポが悪いことが原因となっています。漫画や小説を読む人なら、ストーリーがなかなか進まない作品を手に取った時に「つまらない」と感じた経験があるのではないでしょうか?光が死んだ夏が「つまらない」と言われている理由も、それと同様です。光が死んだ夏は、WEB漫画として配信されている作品です。

本を読む人

そのため、1話ごとに進む内容が、紙面の雑誌に比べて少ない傾向にあります。普段、単行本や紙面の雑誌を読むことが多い人は、そのようなWEB漫画のテンポの悪さによって、光が死んだ夏を「つまらない」と感じてしまうようです。また、WEB漫画はスマホやタブレットを使い、縦にスクロールして読むことを想定している作品も多い傾向にあります。

そのため、単行本として発売する際に、左右1ページずつの見開き形式として製本されたことで、コマ割りに違和感を感じることもあるでしょう。そのようなWEB漫画のデメリットによって、光が死んだ夏を「つまらない」と評価する人もいるようです。

光が死んだ夏が怖い・ホラーだといわれる理由

理由①光の死

光が死んだ夏は、読んだ人から「怖い」「ホラー展開」と評価されることがあります。なぜ光が死んだ夏を怖いと感じるのかというと、光の死が理由の1つとなっています。人間は、未知のものや予想外のものを怖いと感じることがあります。そのため、主人公のよしきに感情移入して作品を読むと、死亡したはずの光が何事もなかったかのように日常生活を送っていることに、気味の悪さを感じるようです。

理由②得体の知れない生物

光が死んだ夏が「怖い」「ホラー」だと言われる理由2つ目は、得体の知れない生物が登場することです。光の姿をした"ナニカ"の他にも、光が死んだ夏にはさまざまな未知の生物が登場します。山の中でよしきが出会った「く」の字に似たものなど、日常生活では出会うことのない生き物が登場することで、読者の恐怖心を煽ります。

理由③生きた普通の人間も不気味

ホラーと一口に言っても「呪い」「狂気」「スプラッター」など、さまざまなジャンルの恐怖があります。そのうちの1つに「人間の怖さ」というものがあります。誰かが恐怖している姿を見て、近くにいる人間も不安にかられたり、必要以上の関係を迫られて、精神的な不快感を感じるというのもそのような人間特有の怖さです。

光が死んだ夏では「神様が下りてきた」と発狂する老婆や、よしきの家庭事情になぜか詳しい地域住民が登場します。そのような、精神的に不安にさせるキャラクターが登場するところも、光が死んだ夏の怖い要素だといえるでしょう。

光が死んだ夏に関する感想や評価・評判

光が死んだ夏は「次にくるマンガ大賞」や「このマンガがすごい!」、「全国書店員が選んだおすすめコミック」など、さまざまな漫画企画で取り上げられています。こちらの方のツイートでは、テレビ番組でも取り上げられていたと喜ぶ姿が見られています。

光が死んだ夏は、注目のWEB漫画として人気が上昇しています。その人気は日本だけではなく、国外にまで広まっているようです。こちらの方は「チリでも読めるように、スペイン語でも出版してほしい」とコメントされています。

こちらの方は、新宿駅に展示されていた、光が死んだ夏の広告を撮影しツイートされています。展示物の1つには、フラッシュをたいて写真撮影すると、背景に模様が浮き出る仕掛けが施されていました。このような遊び心のある展示物の仕掛けも、光が死んだ夏が話題となるきっかけとなっているようです。

光が死んだ夏の感想まとめ

以上、光が死んだ夏の感想や評価について紹介してきました。光が死んだ夏は、レトロな雰囲気や怖すぎないホラー感、感情描写に力を入れているところなどが「面白い」と評価されている作品となっています。一方で、物語のインパクトが弱いところや、WEB漫画のため物語の進むテンポが遅いところは「つまらない」と評価されることも多いようです。

しかし、総評としては「面白い」という意見が多く「次にくるマンガ大賞」や「全国書店員が選んだおすすめコミック」といった、漫画好きな人から注目されている企画で話題の作品となっています。光が死んだ夏は、WEB漫画雑誌・ヤングエースUPにて掲載されているので、こちらの記事を読んで作品が気になった人は、そちらも手に取ってみてはいかがでしょうか?

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