【光が死んだ夏】登場キャラ一覧まとめ！漫画のあらすじや重要人物をネタバレ考察

『光が死んだ夏』の物語には田舎の狭いコミュニティ独特の空気感や人ではない「何か」など、”恐怖”を覚える要素がいくつか見受けられます。ここからは光が死んだ夏の物語に深く関わりそうな重要キャラ・登場人物についてまとめてきます。また、光が死んだ夏のあらすじネタバレや謎を考察していくため併せてチェックしてみてください。それではまず、光が死んだ夏の作品情報から見ていきましょう。

• 漫画タイトル：光が死んだ夏（ひかるがしんだなつ）
• ジャンル：ホラー、サスペンス
• 作者：モクモクれん
• 掲載誌：ヤングエースUP
• 発表期間：2021年8月31日～
• 巻数：既刊3巻（2023年6月時点）

『光が死んだ夏』はモクモクれん先生によるホラー・サスペンス漫画です。2021年8月31日より『ヤングエースUP』にて連載がスタートし、2023年6月時点で単行本は3巻まで刊行されています。2022年10月3日時点で電子版含めた累計発行部数は55万部を突破し、「次にくるマンガ大賞2022」Webマンガ部門でGlobal特別賞を受賞、「このマンガがすごい！2023」オトコ編で第1位に選ばれています。

光が死んだ夏の作者であるモクモクれん先生は、ヤングエースUPにて光が死んだ夏を配信し初連載となった漫画家です。光が死んだ夏はモクモクれん先生が描いた短編BL漫画が元になっており、連載版でも高校生の少年よしきと親友・光の姿をした得体のしれない「何か」との関係を主軸に物語が進行しています。

光が死んだ夏のジャンルはホラー＆青春となっていますが、モクモクれん先生が描いた短編BL漫画が元になっているだけあって、どうやらBL要素もあるようです。おそらくよしきとヒカルの関係性のことでしょう。では、ここからよしきやヒカルを含め、死んだ夏の重要キャラ・登場人物について一覧で詳しく紹介していきます。早速、本作の主人公であるよしきから見ていきましょう。

光が死んだ夏の主要キャラ・登場人物一覧の1人目は、よしきです。本作の主人公。両親の仲が良くないことや妹が不登校であること、母親が都会出身者であることなどをことあるごとに噂され、陰口を言われています。その田舎特有の噂好きなところやお節介なところに嫌気が差しており、田舎は自分の居場所ではないと感じていました。そのため友人とは線を引いて接しており、唯一気を許せるのが親友の光でした。

しかしある時、光の死体を見つけます。そのため帰ってきた光が光ではない「何か」であることを最初から知っているものの、光の死を受け入れられず、光として生活している「何か」に依存しています。

光が死んだ夏の主要キャラ・登場人物一覧の2人目は、ノウヌキ様です。光の中に入った得体の知れない「何か」。禁足地である山で死んだ光の遺体を発見し、中に入っています。光の記憶を受け継いでいるものの、人格は光とは全く別物であるため、見るもの聞く者がすべて真新しく感動しています。よしきを愛しているため、よしきから離れることを何よりも嫌がり、恐れていました。怪異や異形を退治することができるようです。

光が死んだ夏の主要キャラ・登場人物一覧の3人目は、忌堂光です。物語の開始時点では故人。よしきの幼い頃からの親友です。作中では明かされていないものの、なぜかひとりで山に入り、その日に事故に遭って死亡しています。ノウヌキ様とは死に際に遭遇しており、何よりも大切にしているよしきをひとりにしないよう願っていました。

光が死んだ夏の主要キャラ・登場人物一覧の4人目は、朝子です。癖のあるショートカットが特徴の女子生徒。ゆうきからは「あーちゃん」と呼ばれています。怪異の声が聞こえるようで、光が光ではないことに気付いている様子です。よしきに止められたものの、一度光に殺されそうになります。そして、それを機に右耳が聞こえにくくなりました。ちなみに朝子の祖母も怪異が見える人物のようです。

光が死んだ夏の主要キャラ・登場人物一覧の5人目は、光の父です。物語の開始時点では故人。光が小学5年生のときに亡くなったようです。ノウヌキ様が光から受け継いだ過去の記憶を見ているシーンがあり、そこで忌堂家が担っている役目やウヌキ様について触れられています。

光が死んだ夏の主要キャラ・登場人物一覧の6人目は、松浦です。よしきと下校途中のヒカルを見て「ノウヌキ様が下りてきてる」と恐怖していた老婆。その日の深夜、宅配便業者を装った何者かが家に侵入し、翌朝手を口の中に入れ亡くなった状態で発見されます。

光が死んだ夏の主要キャラ・登場人物一覧の7人目は、ユウキです。黒髪の女子生徒。朝子からは「ゆーちゃん」と呼ばれています。作中ではよしきに相談する巻の話に加わっており、よしきに好意を抱いているような素振りがありました。

光が死んだ夏の主要キャラ・登場人物一覧の8人目は、巻です。坊主頭が特徴の男子生徒。「アシドリ」という場所から登校しています。通学路が一時的に使えなくなったために林道を通っていたものの、そこで嫌な気配を感じ、よしきたちに一緒に帰ってくれるように頼んでいました。

光が死んだ夏の主要キャラ・登場人物一覧の9人目は、暮林理恵です。よしきがスーパーで出会った主婦。霊感があるようで、よしきをひと目みて「よくないもの（怪異や霊）」が側にいることを見抜き忠告しています。その際にかつて死んだ夫がヒカルと同じように家に帰ってきて、息子に一生消えない傷をつけたと語っていました。そのため自身の経験からよしきのことを心配しています。

光が死んだ夏の主要キャラ・登場人物一覧の10人目は、田中です。村の上役がノウヌキ様を再び封印するために連絡を取った人物。「『アレ』は村人たちの思ってる程簡単なものじゃない」と言っており、ノウヌキ様について詳しい様子です。また、内臓を引き換えに強力な結界を張ったり、血を媒介にして呪いのようなことをしたりしていることから、怪異に造詣が深いことがうかがえます。

光が死んだ夏は田舎特有の空気感がリアルに描かれているのに加え、ヒカルを見たお婆さんが「ノウヌキ様が下りてきた」と叫んだり、暮林理恵（スーパーで出会ったおばさん）がよしきに忠告したりと、登場人物の謎めいた行動や言動によって不気味さが引き立っています。では、ここから光が死んだ夏の漫画1巻～3巻までのあらすじをネタバレありで見ていきましょう。

まずはじめに光が死んだ夏の漫画1巻のあらすじをネタバレありで紹介します。舞台は閉塞感漂う田舎町です。ある日、よしきは山の中に入ってから一週間もの間行方不明になっていた親友の光と再会を果たします。しかし、無事に帰ってきた光によしきは違和感を感じます。やがてその違和感は光が別の何かにすり替わっている「何か（ヒカル）」であるという確信に変わりました。

よしきは無二の親友・光を失った現実に耐えられず、親友の姿をしたヒカルとのいつも通りの日々を送ることにします。ときを同じくして、田舎町ではヒカルの姿を見て「ノウヌキ様が下りてきた」と叫んだ老婆が消息不明になったり、林道で首だけになった老婆がよしきに近づいてきたりと、さまざまな怪事件が起こっていき…

続いて光が死んだ夏の漫画2巻のあらすじをネタバレありで紹介します。ヒカルと一緒に居てはならないと思いながら、光よりも子供っぽく寂しがり屋なヒカルと一緒に居たいと葛藤するよしき。すると、ヒカルはよしきに、なぜ本当の光ではないことが分かったのかと問いかけます。

よしきは「俺は…光の死体を見とるから」と答えました。よしきは光が行方不明となった山に入り、そこで死んでいる光を見つけていたのです。その後、よしきとヒカルは少しずつ距離を縮め、混じっていきます。一方、村のある人間たちもヒカルが山からいなくなっていることに気付きました。さらにはよしきがあちらの世界のものまで引き寄せやすくなっていき…

続いて光が死んだ夏の漫画3巻のあらすじをネタバレありで紹介します。ヒカルの「人間」ではない内面を受け入れながら、少しずつヒカルとの距離を縮めていくよしき。ある日、霊感のある朝子が突然、ひかるに「あなたは一体、誰ですが？」と問いかけます。それをきっかけに人ならざるものと人間との埋められない価値観の溝を、よしきが実感する事件が発生してしまい…

先に光が死んだ夏のあらすじネタバレを交え、重要キャラ・登場人物を一覧で詳しく紹介してきました。光が死んだ夏の読者の中には「怖い」「気持ち悪い」との声がいくつかあがっているのですが、その理由として挙げられるのが光の生死状況や忌堂家の秘密などのミステリー要素でしょう。では、ここから光の生死状況と忌堂家の秘密について考察していきます。

まずはじめに光が死んだ夏の謎の一つ、光の生死状況について考察します。まず、得体の知れない「何か（ヒカル）」が入ってしまった光は、物語のあらすじを見る限り事故によって死んだと考えられます。

ただ、光がなぜ禁足地とされる山に入ったのかが分かりません。さらには光の遺体は傷一つ付いておらず、出血もなかったという描写があります。そして、「何か」は死んでいた光の中に入ったとのことから、もしかすると光はノウヌキ様に会いに行く途中で、滑って転落し死んでしまった可能性があります。

続いて光が死んだ夏の謎の一つ、忌堂家の秘密について考察します。まず、光の父親は光が小学5年生の時に作業中の事故で死んだことになっています。ただ、光の父親はノウヌキ様やウヌキ様という存在と何らかの関係がある忌堂家の人間です。

そして、武田家の人間は光が行方不明になったことを「儀式が失敗した」と認識しています。つまり、光の父親は作業中の事故ではなく、忌堂家に伝わる儀式が失敗して命を落とした可能性が高いということです。また、光の父親らしき人物が「ウヌキ様はこの家の人間には手出ししない」と言っていることから、山のケガレやの忌堂家、そしてノウヌキ様の三者間で均衡を保つようにしていると考察できます。

ここまで光が死んだ夏のあらすじネタバレや謎の考察を交え、重要キャラ・登場人物を一覧で詳しく紹介してきました。では、最後に光が死んだ夏のキャラに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

光が死んだ夏のBL要素に関する声があがっています。どうやらこの方は、光が死んだ夏の漫画をBL漫画ではないと思いながら読み進めているようです。ほかの感想では「BL漫画に全く興味はないけど、呪詛系ホラー好きだから割と好み」との声があがっていることから、光が死んだ夏のホラー要素に注目する方もいることが分かります。

光が死んだ夏のよしきとヒカルに関する声があがっています。こちらではよしきとヒカルの関係性を「愛おしすぎる」と高評価されているようです。また、「2人には切実に幸せになって欲しいんだけどなあ…」とのこと。光が死んだ夏はよしきが光ではない「何か」を理解し、徐々に距離を縮めていく様子も見どころとなっています。

光が死んだ夏の登場キャラに関する声があがっています。こちらではキャラの表情を「めっちゃ魅力的」と高評価されているようです。

本記事では光が死んだ夏の漫画あらすじをネタバレありで紹介しつつ、主要キャラ・登場人物一覧や謎の考察を交えてまとめてきました。光が死んだ夏の漫画を読む際は本記事のまとめを参考にしつつ、重要キャラ・登場人物に注目していただければ幸いです。また、光が死んだ夏の物語でいくつか見られる謎も見どころとなっているため、その謎に焦点を当ててみるのも良いかもしれません。