【外見至上主義】萩間真栄の正体は蛍介の父親？母親が写真を見て動揺した理由は？

人気漫画『外見至上主義』の謎の1つが、主人公・長谷川蛍介の父親が誰なのかという件です。この記事では、蛍介の父親との噂のある萩間真栄を取り上げ、彼の正体を探っていきますが、まずはその前に『外見至上主義』の作品情報をお届けしましょう。最初に『外見至上主義』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

「外見至上主義」とは、韓国の検索サイト・NAVERの「ウェブトゥーン」で2014年11月から連載中のT. Jun（パク・テジュン）によるWeb漫画です。この漫画は「見た目」をテーマにした作品ですが、激しいバトルシーンが多く登場するほか、学校のいじめ問題やYouTuberのストーキング被害など社会問題も取り上げられています。

『外見至上主義』は、日本では当初、日本語版がオンライン漫画サイト「XOY」で連載されていましたが、現在はLINEマンガで連載中です。さらに、NetflixでWebアニメが制作され、2022年12月に配信が開始されました。この作品の原作は韓国を舞台としていますが、日本語版では舞台が日本に変更され、登場人物の名前も日本名に変えられています。

主人公の長谷川蛍介は、学校で酷い虐めを受けていました。ある日、蛍介は人生をリセットするため、名門の芸術高校に転校することを決意します。独り暮らしを始めたある朝、目を覚ました蛍介は、鏡に写った「超絶イケメン」を発見します。昼間だけかつての自分とは似ても似つかない容姿を手に入れた蛍介は、昼間は美男子として学校に通い、夜は不細工な容姿でバイトをこなす、不思議な二重生活をスタートさせました。

ここからは、この記事のメインテーマである『外見至上主義』の萩間真栄の話題に移ります。萩間真栄は、未だ謎に包まれた人物ですが、「医学の天才」と呼ばれている、いわゆる「10人の天才」の1人とされています。かつては「0世代」の指導者である迫田丸竜の一派に所属していましたが、現在はフリーで活動しています。

人体実験や危険な冒険に頻繁に挑み、「2つの体を持つ」という蛍介の謎を解明するカギを持つ人物と見られています。萩間と息子の蛍介が出会ったことを知った母親は、息子を守るために何かを必死で隠していました。このことから、何らかの重要な秘密が絡んでいることは間違いないでしょう。

長谷川蛍介は、本作『外見至上主義』の主人公です。眼鏡をかけた、小柄で肥満体の高校一年生で、母親と2人で生活しています。外見による理不尽ないじめに悩んでいましたが、人生をリセットするために名門・才源高校へ転校しました。ファッションデザイン学科に在籍し、母親と離れて初めて1人暮らしを始めました。そんな彼がある朝目を覚ますと、自身がイケメンの体に変身していることに気付きます。

蛍介の睡眠中に体が入れ替わっていたのです。このため、昼間は美男子の体で学校に通い、夜間には元の体に戻りコンビニでバイトをこなすという世にも奇妙な生活が始まりました。ちなみに、疲労や病気は共有されないようで、片方の体が疲れた場合、もう一方の体にスイッチすることで、疲労が解消するということがわかりました。

以前はいじめにより卑屈な性格になっていた蛍介でしたが、イケメンになって多くの人々と友情や信頼関係を築いていきました。また、普段は自分を抑えて行動するので問題を起こしませんが、酒に酔うと急に自己主張が強くなります。イケメンの体については、周囲の人々には「同姓同名のルームシェアの相手」と偽っています。

ここからは、『外見至上主義』の萩間真栄の正体を探っていきます。はたして、萩間の正体は、蛍介の父親なのでしょうか？

『外見至上主義』の中では、主人公の蛍介は母1人子1人で高校まで過ごし、父親についての情報は一切語られていません。450話を超えた現在でも、父親についての謎は解明されていません。蛍介の母親によれば、彼の父親は若いころに亡くなったとのことで、蛍介もそれを信じていました。

『外見至上主義』の読者の中で、蛍介の父親の正体についての考察が盛んに行われています。蛍介の父親の正体が、「2つの体の秘密」の解明につながる可能性があるからです。今までに登場したキャラクターの中で、蛍介の父親の最有力候補が萩間真栄です。萩間が過去に長谷川家と何らかの関係があったことは確かです。萩間は蛍介の母親を知っており、蛍介の父親との繋がりも示唆されています。

ただし、『外見至上主義』の萩間の回想シーンには、蛍介と仲良く肩を組むよく似た人物が登場します。この人物が萩間の友人・知人である可能性も否定できません。したがって、現段階では、萩間が蛍介の父親だとは言い切れないでしょう。

前述のとおり、蛍介の母親は父親が若い頃に亡くなったと語っており、父親についての詳細情報は一切明かされていません。父親の姿や特徴、写真なども一切知られておらず、その存在自体が謎のままです。蛍介の母親は何らかの理由から父親の存在を秘匿しており、本当はまだ生きているということも否定できません。その背後には重大な事情があるようです。

さらに、父親が死亡した「若い頃」とは具体的にいつのことなのかも疑問です。もし蛍介が生まれてすぐに父親が亡くなったのであれば、彼は父親とほとんど接点がなく、父親の顔も認識できないでしょう。このようなことから、父親の存命状況や、母親の語ったことの信憑性に疑念が投げかけられています。

蛍介は、自身の身体の秘密を解明するため、カギとなる萩間真栄の捜索を開始しました。萩間を知る人物を見つけるために、彼の顔写真を入手しましたが、運悪く母親に写真を見られてしまいます。蛍介は母親が萩間の存在を知っているとは思わず、何事もないように取り繕おうとしました。

しかし、母親は萩間の写真を見て、明らかに動揺しました。そして、「蛍介がなぜその写真を持っているの？」と尋ね、手で顔を覆うと膝から崩れ落ちました。母親のこれまでにない混乱ぶりに、蛍介は「母ちゃんが何か秘密を抱えているのではないか？」、「自分に何か隠していることがあるのでは？」と疑念を抱きました。

蛍介の婆ちゃんは、痩せた蛍介の姿を見て、かつての若き日の萩間真栄に似ていたのか、勘違いを起こします。婆ちゃんは蛍介を誰よりも大切に思っていました。そんな彼女が勘違いを起こすのですから、よほど似ていたのでしょう。また、婆ちゃんは何らかの理由で萩間に強い憎しみを抱いていたようで、怒りを露わにして蛍介を怒鳴りつけました。

婆ちゃんは「息子を殺した人殺し！」、「どうしてここに来たのか！」といった厳しい言葉を投げかけました。ここでいう息子とは、婆ちゃんの息子、すなわち蛍介の父親を指します。つまり、萩間が「蛍介の父親を殺した人物」ということになります。しかし、その後で蛍介が母親に真相を問うと、父親は体調を崩して亡くなったとの説明がありました。

ここまでの情報では、『外見至上主義』の主人公・蛍介の父親が亡くなっているという母親の言葉を覆す証拠はありません。しかし、蛍介の母親は、蛍介が父親に関する秘密や情報を探ろうとするたびに「危険だから」と言って妨げようとします。

実は、父親が現在も生存しており、それにはある人物が関わっている可能性も考えられます。その人物とは、伊崎という男です。伊崎は、イケメン蛍介の身体の本来の持ち主ではないかと噂されていました。

さらに、蛍介と明里の2つの身体の秘密を掌握する練馬会長が、この伊崎と同一の人物との仮説も登場しています。DGが蛍介に四大クルーを指導させたことや、娘の明里が2つの身体を持っているということから、練馬と伊崎が2つの身体を所有している可能性も高いでしょう。

このため、蛍介の父親の秘密に深く関わっている萩間にも疑念は残りますが、彼が陰謀の首謀者である可能性は低いと考えられます。萩間よりも高い権力を持つ、練馬と伊崎の同一人物説が注目を集めています。

身体の秘密の解明のため、蛍介は萩間について調査していましたが、お母さんがそれを知ってからというもの、2人の関係には微妙な変化が生じていました。お母さんは過去に萩間と何らかの関係があり、父親の手掛かりや蛍介の体の秘密を知っているようです。しかし、お母さんは蛍介の安全を第一に考えて行動しています。蛍介に危害が及ぶことを懸念し、息子の感情を尊重しつつも真相を明かすことを躊躇しているようでした。

その後、お母さんは、萩間の話題がでると急に不安に襲われます。その様子から彼女が何かを隠し、蛍介に秘密を知られないように必死になっていることがうかがえます。おそらく、お母さんも過去に練馬会長や萩間から酷い目に遭い、それが夫を失うきっかけになったのでしょう。彼女にとって、唯一の家族である一人息子を守りたいという思いが強く、それが彼女の行動の背後にあると考えられます。

これまでは、お母さんが蛍介を練馬会長や萩間から遠ざけて1人で守ってきました。しかし、蛍介が自立の一歩を踏み出し、危険にさらされる可能性が高まると、お母さんは息子の保護責任を一層感じるようになります。最終的には、息子に迫る危険を予測した彼女は、蛍介と2人で生活することを提案しました。

今後、蛍介とお母さんは真相を知る人物として危険にさらされる可能性があります。以前はお母さんが秘密を守り、息子を守っていましたが、現在は状況がガラッと変わりました。今後は、この危険な道を2人で歩んでいくことになりますが、父親に関連する者としてお母さんも狙われる危険性が高まるかもしれません。

蛍介は、自身の身体の秘密を解明しようと必死で取り組んでいます。危険を冒す覚悟があり、大胆な行動を起こす傾向があります。ただし、そのために母親を巻き込むつもりは毛頭ありません。蛍介は自分の母親が秘密を知っていたことには驚きましたが、それによって唯一の家族である彼女を危険に晒すつもりはありません。したがって、母親に危険が及ばぬよう、蛍介は問題を独りで解決しようとしていくと考えられます。

ここまで『外見至上主義』の萩間真栄特集をお届けしてきましたが、最後に萩間に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

蛍介の謎の解明につながるキーパーソンかもしれないのに、萩間真栄に関する情報があまりにも少ないのが実情です。このTwitter投稿者も、もっと深掘りしてほしいと訴えていました。『外見至上主義』の今後の展開に期待しましょう。

 

登場回数は少ないのですが、そのイケメンぶりに魅力を感じるファンは少なくありません。こちらのツイートもそんな1人の呟きとなっていました。

最後に紹介するのは、萩間真栄の今後を心配するファンのツイートからです。蛍介をイジメていたクァク・ジチャンのように、非業の死を遂げることにならないか心配しているようでした。

この記事では、「『外見至上主義』の萩間真栄の正体は蛍介の父親？」と題して、萩間の正体や蛍介の母親が萩間の写真を見て動揺した理由などについて考察してきました。

『外見至上主義』の萩間真栄は、「医学の天才」との誉れの高い人物で、「10人の天才」の1人でもあります。人体実験など危険を伴う実験に関わっており、2つの体を持つ蛍介の謎を解明するキーパーソンと目されています。過去に萩間が長谷川家と関係があったことや蛍介の母親を知っていたこと、そして蛍介の父親との繋がりが示唆されていたことから、読者の間では萩間が蛍介の父親では？という憶測が広がりました。

ただし、萩間の回想シーンではそれとは相矛盾する描写があったことから、彼が蛍介の父親であるとは言い切れません。一方で、蛍介の父親が若い頃死亡したという母親の証言の信憑性にも疑問が投げかけられています。

また、蛍介が萩間の写真を入手した時、それを見た母親が狼狽する場面があります。手で顔を覆い、膝から崩れ落ちたのです。萩間との間に、息子には言えない事情を抱えていることが示唆されました。婆ちゃんの萩間に対する反応からも萩間が只ならぬ人物であることは確かでしょう。危険だからという理由で、蛍介が父親の情報を探るのを妨げようとする母親の動向など、今後の展開に注目していきましょう。