【鬼滅の刃】禰豆子が人間に戻るシーンはいつ?太陽を克服した理由やその後は?

『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎の妹である竈門禰豆子(かまどねずこ)は、鬼の始祖である鬼舞辻無惨によって鬼にされました。ここでは、禰豆子が人間に戻るシーンはいつなのか、どのような流れで人間戻るのか、人間に戻ったその後はどうなったのかについて紹介していきます。またここでは、鬼が苦手とする太陽をなぜ禰豆子は克服できたのか、その理由についても触れていきます。『鬼滅の刃』の結末に関わるため、ネタバレが苦手な人は注意が必要です。

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目次

  1. 鬼滅の刃の禰豆子とは?
  2. 鬼滅の刃の禰豆子が人間に戻るシーンや薬を投与したのはいつ?
  3. 鬼滅の刃の禰豆子の鬼化の理由や太陽を克服した理由
  4. 鬼滅の刃の禰豆子が人間に戻ったその後は?
  5. 鬼滅の刃の禰豆子が人間に戻れた理由や薬が完成した理由
  6. 鬼滅の刃の禰豆子に関する感想や評価
  7. 鬼滅の刃の禰豆子が人間に戻るシーンまとめ

鬼滅の刃の禰豆子とは?

竈門禰豆子(かまどねずこ)は、漫画『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎の妹です。『鬼滅の刃』は炭治郎の家族が鬼に殺され、唯一生き残った禰豆子も鬼にされてしまうという衝撃の展開から始まります。

ここでは、鬼となった禰豆子が人間に戻るシーンはいつなのか、禰豆子が太陽を克服できたのはいつのことで理由は何なのかなどについて紹介していきます。『鬼滅の刃』の結末に関するネタバレに触れるため、これから作品に触れる可能性がある人は注意が必要です。

鬼滅の刃の作品情報

鬼滅の刃の概要

『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴によって生み出された漫画作品です。2016年2月より『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始され、2020年5月に完結しました。刊行された単行本は全23巻です。アニメ化をきっかけに人気と知名度が爆発的に上がり、海外でも注目されました。その人気から、ゲーム化や舞台化などさまざまなメディアミックスが展開されています。

鬼滅の刃のあらすじ

時は大正。ある日、主人公の少年・竈門炭治郎は、家族を人食い鬼に殺されてしまいました。唯一、妹の禰豆子(ねずこ)だけは生き残りましたが、彼女も鬼になってしまいます。炭治郎は禰豆子を人間に戻す方法を求め、鬼を滅することを目的としている組織「鬼殺隊」に入隊し、数々の戦いに身を投じていきます。

禰豆子(ねずこ)のプロフィール

竈門禰豆子(かまどねずこ)は、漫画『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎の妹であり、作品のヒロインです。誕生日は12月28日で、物語開始時の年齢は12歳でした。最終選別後は14歳になっています。

禰豆子は、麻の葉文様があしらわれた桃色の着物に市松柄の帯を締めた姿が特徴的な少女です。彼女は鬼舞辻無惨によって鬼にされましたが、他の鬼と違い、炭治郎たち人間を守るために戦います。アニメ『鬼滅の刃』では声優の鬼頭明里が声を担当しました。

「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

鬼滅の刃の禰豆子が人間に戻るシーンや薬を投与したのはいつ?

ここからは、漫画『鬼滅の刃』で禰豆子(ねずこ)が人間に戻るシーンはいつなのか、人間に戻るための薬を投与したシーンはいつなのかについて見ていきます。禰豆子がいつ人間に戻るのかというのは『鬼滅の刃』で最も注目されていた要素の1つです。彼女がいつどのような形で人間に戻ったのか知り、作品に対する理解を深めましょう。

禰豆子に薬を投与したシーンはいつ?

まずは、禰豆子に薬を投与したシーンはいつなのかについて紹介していきます。漫画『鬼滅の刃』作中、禰豆子(ねずこ)は人間に戻る薬を投与されました。薬の投与が明らかになったのは、漫画『鬼滅の刃』17巻に収録されている第147話「小さな歯車」でのことです。本来、鬼が苦手としているはずの太陽を克服した禰豆子は、鬼舞辻無惨に目をつけられていたため、鬼殺隊のトップである産屋敷家に匿われていました。

そこで彼女は、炭治郎の師匠である鱗滝左近次によって薬を投与されたようです。薬が投与された瞬間のシーンは描かれておらず、この時点で禰豆子はすでに薬の副作用らしきものに苦しんでいました。布団に横たわり苦しみながら眠り続ける禰豆子を、鱗滝が傍らで見守るシーンが描かれています。

禰豆子が人間に戻るシーンはいつ?

続いて、禰豆子が人間に戻るシーンはいつなのかについて紹介していきます。漫画『鬼滅の刃』21巻に収録されている第185話「匂いのない世界」にて、亡き父に呼びかけられた禰豆子(ねずこ)は目を覚まし、布団から起き上がりました。産屋敷邸を飛び出した禰豆子は追いかける鱗滝を振り切り、どこかへと向かいます。このシーンの時点で、禰豆子はまだ鬼のままです。

禰豆子が向かっていたのは、炭治郎や鬼殺隊の面々が鬼舞辻無惨と最後の戦いを繰り広げている場所でした。そこにたどり着く直前の禰豆子が描かれたのが、漫画『鬼滅の刃』22巻に収録されている第195話「めまぐるしく」のラストシーンです。このシーンの時点で、禰豆子は人間に戻りかけていました。

爪は伸びたままですが、右目が人間だった頃のものに戻っていることが確認できます。禰豆子が完全に人間に戻るシーンが描かれたのは、同じく漫画『鬼滅の刃』22巻に収録されている第196話「私は」でのことでした。最終決戦の場へと向かおうとする禰豆子の脳裏に、鬼として過ごした期間に出会った人々の顔がよぎります。

最後に浮かんだのは、兄・炭治郎の姿でした。それをきっかけに、禰豆子は人間であった頃の記憶を思い出します。爪は短くなり、縦長の瞳孔が特徴的であった目も人間のものに戻りました。竈門禰豆子という自身の名前と家族が鬼に殺されたことを認識したその瞬間が、禰豆子が完全に人間に戻った瞬間であるとされています。

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鬼滅の刃の禰豆子の鬼化の理由や太陽を克服した理由

ここからは、漫画『鬼滅の刃』に登場する禰豆子(ねずこ)が鬼化した理由や、なぜ鬼が苦手とする太陽を克服できたのかについて紹介していきます。『鬼滅の刃』には様々な鬼が登場しますが、禰豆子はその中でも特異な性質を持つ鬼でした。彼女の特異性を改めて確認し、太陽を克服した理由に迫っていきましょう。

禰豆子の鬼化の理由

炭治郎が山を下りて町に行っている間のことです。留守番をしていた禰豆子(ねずこ)たちのもとに鬼舞辻無惨が現れ、彼女たちに自らの血を注入しました。ただ殺すのではなく血を注入したのは、太陽を克服する鬼を作る実験を行っていたためです。この実験の結果、家族の中で禰豆子だけが鬼化して生き残り、母親と弟妹たちは無惨の血に耐えられず死亡しました。

禰豆子にとっての睡眠の意味

鬼はダメージを負うと、人間を食べて回復します。しかし、鬼としての本能に抗っている禰豆子は、決して人間を食べません。禰豆子は人間を食べる代わりに、睡眠を取ることでエネルギーを回復しているようです。この仮説は、炭治郎の師匠である鱗滝左近次が立てたものでした。鬼としての本能に抗った結果、禰豆子は人を食べなくても活動できる特異な体質を手に入れたようです。

禰豆子が口枷をする理由

鬼になって以降、禰豆子は常に竹でできた口枷をくわえています。口枷は、鬼化した禰豆子が人間に危害を加えることがないようつけられたものです。最初にこの口枷を作って禰豆子にくわえさせたのは、炭治郎の兄弟子であり水柱でもある冨岡義勇だと考えられています。彼は禰豆子が普通の鬼とは違うことを感じていましたが、絶対に人を襲わないという確証はなかったため、保険として口枷をくわえさせたのでしょう。

禰豆子が太陽を克服した理由

禰豆子が太陽を克服したのは、漫画『鬼滅の刃』15巻に収録されている第126話「彼は誰時・朝ぼらけ」でのことです。上弦の鬼と戦っている間に時間が過ぎ、太陽が顔を出し始めました。鬼である禰豆子は日陰に隠れなければ焼けてしまいます。禰豆子を安全な場所へと移動させたい炭治郎ですが、今この時にも上弦の鬼が人間を襲おうとしていました。

禰豆子を優先すれば今襲われかけている人たちは死に、彼らを助ければ禰豆子が死にます。どちらも選べず焦る炭治郎を、禰豆子が蹴り飛ばしました。自分よりも今襲われている人間を助けてほしいという禰豆子のメッセージです。炭治郎は禰豆子の願い通り、鬼を倒して襲われかけていた人々を救いました。

鬼を倒したものの、禰豆子を犠牲にしてしまったと思った炭治郎は打ちひしがれます。ところが、禰豆子は無事でした。途中まで確かに太陽の光で焼かれていたのですが、それが突如止まったのです。禰豆子は呆然とする炭治郎に笑いかけました。このシーンが、禰豆子が太陽を克服した瞬間です。

禰豆子が太陽を克服したのは、一度も人間の血や肉を摂取しておらず、体内にある鬼の血が活性化していなかったことが大きいといわれています。日の呼吸の剣士と繋がりの深かった竈門家の人間であったことが、太陽の克服に大きく影響しているという意見も見受けられました。また、禰豆子は過去に青い彼岸花を何らかの形で摂取していたのではないか、という考察もあります。

青い彼岸花は、無惨が太陽を克服するために必要だと考えていた重要なものです。無惨が1000年もの間探し続けていた青い彼岸花は、竈門家の近くにあったことが公式ファンブックで明らかになりました。そして青い彼岸花の存在を、炭治郎と禰豆子の母親は知っていたようです。もし、幼い頃に禰豆子が青い彼岸花を摂取していたのであれば、鬼の本能に抗えたり、太陽を克服したりできることも説明がつきます。

禰豆子は炭治郎の言葉を理解している?

これまで禰豆子は、炭治郎の言葉を理解はしているようでしたが、話すことまではできませんでした。しかし太陽を克服したあとは、簡単な会話ができるようになっています。作品の中で、禰豆子が幼子のような状態であり続ける理由は、自我を取り戻すよりも優先すべきことがあるためではないかとされていました。

禰豆子が自我を取り戻す、つまり会話ができるようになることよりも優先したこととは、太陽の克服だったのではないかと考えられています。最優先事項であった太陽の克服を達成したため、言語能力にリソースを割けるようになったという考えです。

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鬼滅の刃の禰豆子が人間に戻ったその後は?

ここからは、漫画『鬼滅の刃』で禰豆子(ねずこ)が人間に戻ったあとどのような行動を取ったのか、彼女を取り巻く環境がどのように変化したのかについて紹介していきます。人間に戻った禰豆子を待ち受けていたのはどのような展開だったのか、チェックしていきましょう。

人間に戻ったその後①鬼化した炭治郎を止める

人間に戻った禰豆子(ねずこ)が最終決戦の場に駆けつけたとき、すでに無惨は倒されたあとでした。しかし炭治郎が鬼化してしまっており、周囲の人間を殺そうと襲いかかります。その光景を見た禰豆子はすぐさま炭治郎に駆け寄って抱きつき、彼を止めようとしました。その際、禰豆子は自我を失っている炭治郎に爪を立てられ、肩に噛みつかれてしまいます。

傷を負いながら、それでも禰豆子は炭治郎にしがみつき離れませんでした。禰豆子の制止と、カナヲが持っていた鬼を人間に戻す薬。そして、元の炭治郎に戻ってほしいと願う生き残った仲間たちの想いと、炭治郎を生かしたいと願う亡き家族や仲間たちの想いによって、炭治郎は人間に戻ります。こうしてようやく炭治郎と禰豆子は、互いに人間として再会できました。

人間に戻ったその後②実弥との再会

全ての戦いが終わったあと、満身創痍の一行は蝶屋敷で治療を受けていました。蝶屋敷の中で、禰豆子(ねずこ)は同じく治療を受けていた風柱・不死川実弥と顔を合わせます。禰豆子が実弥と初めて出会ったのは、柱合会議でのことです。その際、実弥は鬼である禰豆子に刃を向け、傷を負わせました。実弥はその出来事と、炭治郎が鬼化した際に眠っていて何もできなかったことを気に病んでいたようです。

彼は禰豆子に謝罪しました。禰豆子は鬼であった頃の記憶を忘れていないため、当然自分が実弥に刺されたことも覚えているはずです。しかし彼女は刺されたことも、鬼化した炭治郎が暴れていた際に彼が眠っていたことも、全く気にしていませんでした。自分を責めるどころか笑顔さえ浮かべてみせる禰豆子に、実弥は亡き弟の姿を重ねます。実弥は禰豆子の頭を優しく撫で、その場を去りました。

人間に戻ったその後③善逸との結婚

鬼舞辻無惨が倒れ、人間に害を及ぼす鬼は滅びました。役目を終えた鬼殺隊は解散となり、炭治郎と禰豆子(ねずこ)は、善逸と伊之助をつれて自宅へと帰ります。善逸と伊之助はそのまま竈門家で暮らすようになりました。

ある日、禰豆子は善逸からプロポーズされ、1年後に返事が欲しいと言われました。1年後に禰豆子がどのような返事をしたのかは明らかになっていません。しかし、漫画『鬼滅の刃』の最終回には、禰豆子と善逸の子孫が登場しているため、2人が無事に結婚したことがわかります。

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鬼滅の刃の禰豆子が人間に戻れた理由や薬が完成した理由

禰豆子(ねずこ)の特異性や禰豆子が太陽を克服した理由についての考察は先に触れました。それを踏まえたうえで、続いては禰豆子が人間に戻れた理由に関する考察を紹介していきます。禰豆子が人間に戻れた理由を考察するうえで重要なのが、鬼を人間に戻す薬の存在です。ここからは禰豆子が人間に戻れた理由の考察だけでなく、鬼が人間に戻る薬が開発された経緯についても触れていきます。

禰豆子が人間に戻れた理由を考察

理由①人間を食べない禰豆子

飢餓状態になった鬼は、血の繋がった家族であっても殺して食べます。鬼が飢餓状態になるのは、傷を負っているときです。また、人間から鬼に変わったばかりの個体も、飢餓状態である可能性が高いようです。人間が鬼に変わる際、相当なエネルギーを消費するためです。そのため、鬼になった者は高確率ですぐに人間を襲います。一度人間を襲ってしまうと、鬼としての本能が完全に刻み込まれます。

しかし、禰豆子(ねずこ)は違いました。禰豆子は傷を負った状態で鬼に変えられたため、炭治郎が家に戻ってきたときには飢餓状態にありました。彼女は炭治郎を襲ったものの、最終的には「人間を食べたい」という衝動に打ち勝っています。この衝動に打ち勝った結果、禰豆子の体は人間を食べずとも睡眠によって回復できるよう、少しずつ作り替えられました。

睡眠で回復できるようになったため、禰豆子は長い間、人間を食べることなく生活できました。鬼は人間を食べることで強くなるとされています。強くなるということは、体内に流れている鬼舞辻無惨の血が強くなるということだと考えられています。禰豆子は人間を食べなかったため、体内にある無惨の血が強まることはなく、むしろ徐々に弱っていきました。そのため、人間に戻れたのではないかと考察されています。

理由②人間に戻る薬が完成した

炭治郎と禰豆子は物語の中で、鬼舞辻無惨の支配から逃れた珠世という鬼と出会いました。彼女は長年、鬼を人間に戻す薬の研究を行っており、物語の終盤でついに薬を完成させます。珠世から薬を預かっていた鱗滝は禰豆子に薬を投与し、それによって禰豆子は人間に戻れました。薬の効果が全てではないと考えられていますが、禰豆子が人間に戻るための力強い後押しになったことも事実であるとされています。

理由③無惨が弱体化していた

禰豆子が人間に戻った際、鬼舞辻無惨は炭治郎たち鬼殺隊の面々と最後の戦いを繰り広げていました。戦いが始まる際、無惨は珠世が作った薬を体内に取り込んでいます。その薬とは、鬼を人間に戻す薬でした。その薬には鬼を人間に戻す成分だけでなく、1分間に50年分の老化を促す成分や、細胞を破壊する成分などが含まれています。

鬼殺隊士たちの攻撃によって外傷を負い、内側からも薬によるダメージを受けていた無惨は、いまだかつてないほど弱っていました。そのため、禰豆子の中を流れる無惨の血も弱まったと考えられています。人間を鬼にしているのは、注入された無惨の血です。無惨の血の力が弱まれば鬼の性質も弱まり、人間に戻る薬がより効きやすくなるのではないかと考えられています。

理由④禰豆子に現れた模様は藤?

『鬼滅の刃』に登場する強い鬼の体には、それぞれ異なる紋様が浮かんでいます。例えば、上弦の参・猗窩座の体には刺青のような紋様が浮かんでおり、上弦の陸・堕姫の顔には花のような紋様が浮かんでいました。

禰豆子の体にも紋様が浮かび上がっており、その紋様は鬼が苦手とする藤の蔓ではないかという考察があります。竈門家に生まれた彼女には鬼に対抗する力がそもそも具わっており、それを示すものとして藤の紋様が体に表れたのではないかと考察されています。

理由⑤ヒノカミ神楽を継承していた?

鬼殺隊士たちは、それぞれが「呼吸」を使って身体能力を上げ、鬼と戦っています。呼吸には「水の呼吸」「炎の呼吸」など種類があるのですが、その中でも特に鬼に対して大ダメージを与えられるのが「日の呼吸」です。

日の呼吸は、かつて鬼殺隊最強の剣士が使っていたもので、それは竈門家に「ヒノカミ神楽」という舞の形で伝わっていました。炭治郎はヒノカミ神楽を継承していたため日の呼吸を使うことができ、その力を使って鬼と戦っています。

日本では代々伝わる何かを継承するのは長男です。そのため炭治郎のみがヒノカミ神楽、ひいては日の呼吸を継承しているように思われがちですが、禰豆子も日の呼吸を継承していたのではないかと考えられています。日の呼吸を継承していたため、体内に入った無惨の血に抗うことができ、人間に戻れたのではないかという意見があります。

人間に戻る薬が完成した理由

理由①禰豆子の血を研究した珠世

鬼を人間に戻す薬の研究を行っていた珠世は、炭治郎に2つの頼み事をしました。1つは、禰豆子(ねずこ)の血を調べさせてほしいということです。禰豆子は鬼になったあと、人間を食べることなく2年間眠り続けました。その際に体が変化したようです。通常の鬼であれば、それほど長い間血も肉も口にしていなければ確実に凶暴化していますが、禰豆子にはそれが見られません。

珠世が禰豆子の血を調べた結果、短期間で血の成分が何度も変わっていることが明らかになりました。禰豆子の血に起こった変化は、鬼を人間に戻す薬を作るうえで重要な鍵となったようです。実際に、禰豆子の血のおかげで、鬼にされたある男性が自我を取り戻すことに成功しています。

理由②鬼の血で珠世が研究した

珠世の2つ目の頼み事は、鬼の血を採取してきてほしいというものでした。必要なのはただの鬼ではなく、無惨の血が濃い鬼の血です。無惨の血が濃いということは、それだけ強い鬼ということになります。つまり、十二鬼月の血が最も望ましいということです。

十二鬼月は、無惨からより多くの血を与えられた鬼の最高位です。上弦の鬼6体、下弦の鬼6体で構成されており、上弦の強さは鬼殺隊最高の剣士である柱すら圧倒します。炭治郎は十二鬼月と戦い勝利すると、その血を採取して珠世に送りました。それによって珠世はより無惨に近い鬼の血を調べられたため、鬼が人間に戻る薬の研究が一気に進んだようです。

理由③しのぶと珠世の共同研究

鬼舞辻無惨の支配から逃れた鬼である珠世は、無惨からも鬼殺隊からも見つからないよう、自分が鬼にした青年・愈史郎とともに隠れて過ごしていました。ある日、彼女のもとに1羽のカラスがやってきます。そのカラスは鬼殺隊のトップである産屋敷耀哉の使いでした。産屋敷は珠世に、蟲柱・胡蝶しのぶとの共同研究を提案します。

本来、鬼は太陽光か日輪刀でなければ殺せません。しかし胡蝶しのぶは、鬼を殺せる毒を開発しました。無惨のことをよく知り、長年鬼を人間に戻す薬を研究してきた珠世と、毒や薬に詳しいしのぶが協力すれば、より研究が進んで無惨を追い詰められると産屋敷は考えたようです。

鬼に両親と姉を殺されたしのぶは、鬼を強く憎んでいます。珠世が他の鬼とは違うと頭ではわかっていても、複雑な感情は拭えなかったようでした。鬼に対する嫌悪感を抱くしのぶと、それを察知した愈史郎が剣呑な雰囲気となるなど、共同研究には問題もあったようです。

しかし、鬼舞辻無惨を倒すという共通の目的のために珠世としのぶは互いに歩み寄り、ついに薬を完成させました。最後にはしのぶも、珠世のことを鬼ではなく1人の医者として認めていたようです。珠世としのぶのどちらが欠けても、鬼を人間に戻す薬は完成しなかったと考えられています。

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鬼滅の刃の禰豆子に関する感想や評価

いつ見ても禰豆子が太陽を克服するシーンで泣けるというファンのコメントです。太陽の光に焼かれて死んでしまうかと思われた禰豆子が太陽を克服し、炭治郎に笑いかけるシーンは多くのファンを感動させました。いつ見ても、何度見ても泣けると思ったファンは多かったようです。

鬼に追われる人間を救うか、太陽に焼かれている禰豆子を安全な場所に移動させるか、決断できずに苦悩する炭治郎。禰豆子はその兄を蹴り飛ばし、人間を救うよう示しました。鬼になっても変わらない禰豆子の優しさが表れた人気のシーンです。

鬼滅キャラの中で禰豆子が一番好きだというコメントです。禰豆子はかわいいだけでなく、強く優しいキャラクターです。大切な人のために戦える彼女のことが好きだという人は少なくありません。

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鬼滅の刃の禰豆子が人間に戻るシーンまとめ

ここでは、鬼にされた禰豆子(ねずこ)が人間に戻るシーンはいつなのか、また太陽を克服した理由などに関する考察を紹介してきました。禰豆子は様々な要素が上手く噛み合った結果、人間に戻ることができました。全ての要素が上手く噛み合ったのは、優しく誠実な竈門兄妹に心を打たれ協力してくれた人々がいたためです。それを心に留めて禰豆子が人間に戻るシーンを見ると、より感動の度合いが増すでしょう。

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