【七つの魔剣が支配する】オフィーリアの正体はサキュバスの子孫?能力や死亡シーンは?

この記事では、『七つの魔剣が支配する』に登場する魔女のオフィーリアを特集します。『七つの魔剣が支配する』は、宇野朴人によるダークファンタジー調のライトノベル作品です。漫画化やアニメ化も行われており、書籍の累計発行部数は70万部を突破しています。そんな人気作品の第3巻でヒロイン級の存在感を示すのが、このオフィーリアです。これから、彼女の能力・強さをはじめ、美しい歌声を持つカルロスや淫魔(サキュバス)との関係や衝撃の死亡シーンについて考察していきます。

【七つの魔剣が支配する】オフィーリアの正体はサキュバスの子孫?能力や死亡シーンは?のイメージ

目次

  1. 七つの魔剣が支配するのオフィーリアとは?
  2. 七つの魔剣が支配するのオフィーリアの正体
  3. 七つの魔剣が支配するのオフィーリアの能力や強さ
  4. 七つの魔剣が支配するのオフィーリアの過去や死亡シーン
  5. 七つの魔剣が支配するのオフィーリアの声優
  6. 七つの魔剣が支配するのオフィーリアに関する感想や評価
  7. 七つの魔剣が支配するのオフィーリアまとめ

七つの魔剣が支配するのオフィーリアとは?

七つの魔剣が支配するの作品情報

この記事では、『七つの魔剣が支配する』原作小説の3巻でヒロイン級の存在感を示す魔女、オフィーリアを特集します。これから、彼女の正体や能力、そして死亡シーンについて考察していきますが、まずはその前に『七つの魔剣が支配する』の作品情報をお届けしましょう。最初に『七つの魔剣が支配する』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

七つの魔剣が支配するの概要

概要のイメージ

『七つの魔剣が支配する』は、日本の作家・宇野朴人が執筆したダークファンタジー・ライトノベルです。イラストはミユキルリアが手がけ、「ななつま」との略称で知られています。2018年9月、『七つの魔剣が支配する』の初版がKADOKAWAの電撃文庫から刊行されました。

この作品は「ラノベ好き書店員大賞2019」の文庫本部門で第1位に輝き、宝島社の「このライトノベルがすごい!2020」では文庫部門と新作部門の両方で1位を獲得しました。2022年9月時点での累計発行部数は70万部を突破しています。さらに、J.C.STAFFがアニメ化し、2023年7月から10月までTOKYO MXなどで放送されました。

七つの魔剣が支配するのあらすじ

あらすじのイメージ

大英魔法国にある七年制の名門魔法学校・キンバリー魔法学校では、今年も新たな新入生を迎える季節となりました。期待に胸を膨らませ入学式に向かうオリバーは、トロールが暴走する事件を目撃します。それからのオリバーは、サムライの少女ナナオたちと行動をともにすることとなりました。しかし、彼らを待ち受けていたのは、生徒を飲み込む地下迷宮や怪物まがいの上級生たちでした。

オフィーリアのプロフィール

ここからは、この記事のメインテーマである『七つの魔剣が支配する』のオフィーリアの話題に移ります。オフィーリアは、キンバリー魔法学校の生徒で、主人公オリバーたちより3学年上の上級生です。2年生の終わりごろから周囲の学生との関係がうまくいかなくなり、学校の地下にある工房に籠もるようになりました。かぼちゃパイが大好物で、無性に食べたくなると校内に姿を現します。

また、オフィーリアは、彼女の意志とは無関係に男を幻惑する「惹香(パフューム)」を振り撒きます。さらに、子宮内に仕込んだキメラの胤(たね)を呪文を用いて成長させ、生み出された成体のキメラを戦いに使います。

TVアニメ『七つの魔剣が支配する』

七つの魔剣が支配するのオフィーリアの正体

オフィーリアの正体はサキュバスの子孫?

正体のイメージ

『七つの魔剣が支配する』のオフィーリアのルーツ、サルヴァドーリ家は、純血のサキュバス(淫魔)の血を引く一族です。サキュバスは、さまざまな生物から子種を受け取り自身の子宮で育てることで完璧な合成獣キメラを生み出そうとしました。しかし、そのために生物の組み合わせを模索する中、答えを見つけられないまま絶滅しました。

オフィーリアは、サキュバスの血を受け継ぐ者として、魔道の完成のため新たな種を生み出す必要に迫られます。人間らしい生活をしたいという気持ちを抱えつつ、サキュバスの性質により「惹香(パフューム)」で男性を誘惑したいという欲望も湧き上がり苦しんでいました。

オフィーリアは絶界詠唱(グランドアリア)を達成する

サキュバスの子孫であるオフィーリアは、地下の迷宮の工房で究極の合成獣(キメラ)を創り出す研究に没頭していました。その研究の成果として「子宮殿(パラーテイウムアニマールム)」を完成させ、魔道の頂点である絶界詠唱(グランドアリア)を達成しました。しかし、この子宮殿は、多くの下級生の男子から精気を吸い取るものであり、最後はオフィーリアが死亡してしまうこととなりました。

一方で、オフィーリアは同じ地下迷宮で死霊術の研究を行う仲間のリヴァーモアから「天才」と称されていました。オフィーリアとリヴァーモアは数え切れないほどの戦闘を繰り広げてきましたが、その戦闘は月並みな生徒たちとは異なる性格や背景を持つことの証であり、語らずとも互いの偉大さを理解し合っているようでした。

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七つの魔剣が支配するのオフィーリアの能力や強さ

オフィーリアの能力

ここからは、『七つの魔剣が支配する』のオフィーリアの能力や強さについて具体例をあげて考察していきます。

能力①媚薬の「惹香(パフューム)」をふりまく

すでに概略を解説しましたが、オフィーリアは、無自覚に「惹香(パフューム)」を発散し、それによって周囲の男性を誘惑してしまう特異体質を持っています。意識的に抑制することで、能力の強さを若干弱めることは可能ですが、サキュバスであるためパフュームの放出自体は止められません。パフュームを吸い込んだ男子は、引き寄せられるかのようにフラフラと彼女に歩み寄り、股間が活気づいて誘惑に負けてしまいます。

能力②合成獣(キメラ)を産む

オフィーリアは、サルヴァドーリ家の血を引く者として、完璧な合成獣を生み出す使命を背負っています。子宮に子種を注入することでわずか数時間でキメラを誕生させる特異な能力を持っており、この体質は彼女の祖先が純血のサキュバスであったことに起因しています。

サキュバスのオフィーリアにとっては、子種を採取して自然界には存在しない組み合わせのキメラを生み出すことが最優先課題です。彼女にとって男は性行為を通じて子種を収集するための存在でしかなく、そのためカルロスを除けば友人は1人もおりません。また家族とも普通の人間関係を築くことができないまま、キンバリー魔法学校の門を叩きました。

オフィーリアの強さ

そんなオフィーリアは、どのくらいの強さをもっているのでしょうか?オフィーリアの同級生、ヴェラ・ミリガンは、オフィーリアの強さを評して、「私よりも一歩も二歩も先にいる」と語りました。ヴェラは「蛇眼の魔女」として知られ、両親からバジリスクの眼を移植された魔女です。

彼女は、『七つの魔剣が支配する』の主人公、オリバーたちを指導し、危険な地下迷宮で勝ち残る強さや戦闘スキルを教えた人物です。そんなヴェラよりもオフィーリアの戦闘能力が明らかに高いことから、学年でも最強の強さを持った存在と言えるでしょう。

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七つの魔剣が支配するのオフィーリアの過去や死亡シーン

オフィーリアの過去

過去のイメージ

ここからは、『七つの魔剣が支配する』のオフィーリアの隠された過去や死亡シーンについてネタバレで解説していきます。

オフィーリアの初めての友人はカルロス

『七つの魔剣が支配する』のオフィーリアに初めてできた友人は、カルロス・ウィットロウでした。彼は『七つの魔剣が支配する』の中でオフィーリアよりも一つ年上で、キンバリー魔法学校の5年生です。カルロスは「聖歌」という異名を持つ、中世的な風貌の青年で、その歌声には性にかかわる魔法に対抗する特別な力が宿っています。

カルロスは、少年時代に声変りを抑える手術を受けており、カストラート歌手として活動していました。男性機能のないカルロスは、「惹香(パフューム)」に誘惑されずにオフィーリアと親しく接することができます。また、ウィットロウ家はサルヴァドーリ家との盟約を結んでおり、オフィーリアが魔法に飲み込まれる場合には、カルロスが彼女にトドメを刺すことになっています。

オフィーリアの初恋はアルヴィン

『七つの魔剣が支配する』のオフィーリアの初恋の相手は、アルヴィン・ゴッドフレイでした。ゴッドフレイはカルロスの親友であり、2人は自警団を編成して、迷宮への冒険に挑みました。これが後に現在の生徒会となりました。

「惹香(パフューム)」の影響を回避するため、股間に激痛を伴う呪文を唱えながら会話してくれるゴッドフレイに、いつしかオフィーリアは心惹かれるようになります。その後、彼女は自警団に加わりゴッドフレイとの交流を深めていきました。しかし、ゴッドフレイとの初恋は実を結ぶことはありませんでした。

オフィーリアは迷宮の工房に引きこもる

ゴッドフレイとオフィーリアの関係が進展するにつれ、それがパフュームの影響だと誤解したメンバーが2人に離れるよう圧力をかけてきました。オフィーリアは、キメラを用いた戦闘で強さを示して今の立場を守ろうとしますが、それが逆に状況を悪化させました。

その後、ゴッドフレイに近い男子を捕らえてキメラを生み出したことで、ついに関係決裂は決定的となりました。そして、オフィーリアは地下の迷宮に引きこもることとなったのです。

ゴッドフレイと疎遠になることを悔やみつつ、彼を手に入れたいという欲望を抑えることができない苦しみから逃れるため、オフィーリアはこの行動を取ったのです。その後もカルロスは何度も工房を訪れ、オフィーリアに学校に戻るよう説得しましたが、オフィーリアが戻ることはありませんでした。

オフィーリアの死亡シーン

死亡のイメージ

『七つの魔剣が支配する』のオフィーリアの死亡シーンを解説します。オフィーリアはカルロスに抱かれたまま、白い砂に変わって死亡しました。彼女は、多くの若い男子から生気を吸収して魔法の力を高め、絶界詠唱(グランドアリア)を達成しました。オリバーたちは、仲間のピートを救出するためにオフィーリアの工房に向かいますが、グランドアリアに閉じ込められ脱出が不可能になりました。

そこへ突然、カルロスとゴッドフレイが姿を現しました。カルロスによるカストラートの魔法の歌声がオフィーリアの魔法の力を打ち消し、2人は抱きしめ合ったまま白い砂と化し死亡しました。

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七つの魔剣が支配するのオフィーリアの声優

茅野愛衣のプロフィール

アニメ『七つの魔剣が支配する』のオフィーリア役の声優・茅野愛衣(かやの・あい)を紹介します。茅野愛衣は、1987年9月13日生まれ・東京都出身の女性声優で、現在は大沢事務所に所属し活動しています。

次に、茅野愛衣の経歴を紹介します。美容関係の仕事で多忙な生活をしていた頃、深夜に視聴したアニメ『ARIA』に心を癒やされアニメに興味を持つようになったといいます。その後、声優を志し、プロ・フィット声優養成所で週一回のレッスンを受けるようになります。同養成所を卒業後、プロ・フィットの正所属声優としてデビューしました。

声優としての初仕事は、2010年のOVA作品での生徒役でした。同年、アニメ『とある魔術の禁書目録II』の五和役で初のレギュラーを獲得しました。翌2011年には、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』で本間芽衣子役に抜擢され、初のヒロイン役を演じました。2012年、第6回声優アワードで新人女優賞を受賞したほか、日刊スポーツが主催する第1回日刊アニメグランプリでMIP新人声優賞を獲得しました。

茅野愛衣の主な出演作品や演じたキャラ

次に、アニメ『七つの魔剣が支配する』でオフィーリアを演じた声優・茅野愛衣の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

  • あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(本間芽衣子)
  • ちはやふる(大江奏)
  • ガールズ&パンツァー(武部沙織)
  • 3月のライオン(川本あかり)
  • あまんちゅ!(大木双葉)
  • 四月は君の嘘(相座凪)
  • 冴えない彼女の育てかた(霞ヶ丘詩羽)
  • 異世界かるてっと(ダクネス)
  • ソードアート・オンライン アリシゼーション(アリス・シンセシス・サーティ)
  • 無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜(シルフィエット)

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七つの魔剣が支配するのオフィーリアに関する感想や評価

ここまで『七つの魔剣が支配する』のオフィーリア特集をお届けしてきましたが、最後にオフィーリアに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、『七つの魔剣が支配する』のオフィーリアの運命に関するツイートです。サキュバスの子孫という出自は、想像の世界ではいいネタになりますが、現実世界では辛いことばかりだと同情していました。

続いて紹介するのは、オフィーリアの最後と死亡に関するツイートです。魔に飲み込まれたことを悔やんでいないと口では言うものの、オフィーリアの心情・本心を考えると、最後にカルロスとともに消えることができて幸せだったと呟いていました。

最後に紹介するのも、オフィーリアの最後に関するツイートです。オフィーリアとゴッドフレイとの関係を考察しています。ゴッドフレイは、オフィーリアの棺に花の代わりに彼女が好きだったかぼちゃパイを供えてあげました。別の場所に生まれていれば、そんなゴットフレイとの幸せな未来もあったのでは?としんみりとした気持ちになってしまったようです。

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七つの魔剣が支配するのオフィーリアまとめ

この記事では、『七つの魔剣が支配する』に登場する魔女のオフィーリアにスポットを当て、彼女の正体や能力、そして死亡シーンなどについて考察してきました。

『七つの魔剣が支配する』のオフィーリアの正体は、サキュバス(淫魔)の子孫であることが判明します。自分の意志とは関係なく、「惹香(パフューム)」により男子を誘惑し、子種を受け取ると子宮で育て、完璧な合成獣キメラを産むことを運命づけられているのです。

まとめのイメージ

そんなオフィーリアの強さは、同級生のヴェラ・ミリガンの「私よりも一歩も二歩も先にいる」という言葉によく表されています。主人公オリバーたちに地下迷宮で勝ち残る戦闘スキルを教えたヴェラが太刀打ちできないということですから、魔法学校の学年最強の強さと言うことができるでしょう。

このような強さや特殊能力を持つオフィーリアですが、あっけない最期を遂げました。ピートを助けにやってきたオリバーたちを地下の工房に閉じ込めるのですが、そこにカルロスとゴッドフレイが現れます。最後は、カルロスに抱かれたまま、白い砂に変わり消滅してしまいました。

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