【七つの魔剣が支配する】ナナオはかわいい侍少女！強さやオリバーとの関係は？

『七つの魔剣が支配する』のナナオ・ヒビヤは、正体がわからない異質なキャラとして登場しました。序盤から優れた剣の能力を見せつけ、読者に鮮烈な印象を与えてくれました。本記事では、七つの魔剣が支配するのナナオの正体や能力、オリバーとの関係などをまとめていきます。まずは、七つの魔剣が支配するの作品情報と、ナナオのプロフィールから見ていきましょう。

七つの魔剣が支配するは、宇野朴人さんによるライトノベルです。略して「ななつま」と呼ばれることもあります。七つの魔剣が支配するの出版社はKADOKAWAの電撃文庫で、現時点で外伝とあわせて13巻まで小説が発売されています。七つの魔剣が支配するは漫画にもなっており、作画をえすのサカエさんが担当しています。

七つの魔剣が支配するの漫画は、現時点で7巻まで発売済みです。七つの魔剣が支配するは、「ラノベ好き書店員大賞2019」の文庫本部門と「このライトノベルがすごい！2020」の文庫部門で、それぞれ1位を獲得しました。七つの魔剣が支配するは2023年7月にアニメの放送が始まり、原作と同じく人気を集めています。

7年前に母親を殺されたオリバーは、復讐のためにキンバリー魔法学校に入学しました。オリバーの目的は、母親を殺したキンバリー魔法学校の教師たちを殺すことです。オリバーは正体や本当の能力を隠したまま、学校で優等生を演じ続けます。学校では仲の良い友人たちもでき、それなりに楽しく過ごしていました。しかし、裏では母親の仇を討つ機会を狙いながら、1人ずつこの世から消し去っていくのでした。

七つの魔剣が支配するのナナオ・ヒビヤの正体は、日の国東陸永泉（やまつくにとうりくえいせん）出身の侍少女です。本名は「響谷奈々緒」ですが、キンバリー魔法学校では文化に合わせて「ナナオ・ヒビヤ」と名乗っています。侍らしく自分のことを「拙者」と呼び、語尾には「ござる」がつくのが特徴です。入学式には袴姿で登場し、周囲からその正体を噂されていました。これまでに何度も戦に出陣しており、体には無数の刀傷が残っています。

七つの魔剣が支配するでは、ナナオ・ヒビヤの戦闘シーンも多く登場します。ナナオの強さは入学式のときから明らかになっていましたが、物語が進むにつれてさらなる強さや能力を見せるようになります。では、七つの魔剣が支配するのナナオには一体どの程度の実力があるのか、その強さの正体や能力について見ていきましょう。また、ナナオの強さと能力だけでなく、性格についても解説します。

まずは、七つの魔剣が支配するのナナオ・ヒビヤの強さと能力について確認していきましょう。上級生にも負けないほどの実力を持つナナオの正体は、無垢の純白（イノセントカラー）という特異体質の持ち主です。これは、体内の魔力循環が強く、魔素をスムーズに流すことができる髪質を持った体質のことをいいます。無垢な純白（イノセントカラー）は、魔法使いの素質に恵まれているという証にもなります。

ナナオは一切魔法に触れることなくキンバリー魔法学校に来ましたが、その後魔法使いとして急成長しています。もともと剣士としての強さを持っていたナナオは、魔法を学ぶことでさらに強くなりました。また、ナナオは故郷で幾度となく戦を経験しており、生きるための手段として剣を振るってきました。

そのため、ナナオの剣の腕前は同級生たちをはるかに凌ぎ、キンバリー魔法学校でもトップクラスの実力に入ります。ナナオは剣術だけでなく、箒術でも才能を発揮しました。初めての箒術の授業では驚くほどのスピードで空を飛んでみせ、シニアリーグでは大きな活躍を見せました。

キンバリー魔法学校には、オリバーの母親であるクロエしか乗ることができなかった箒があります。ナナオはクロエが亡くなって以来初めてこの箒を乗りこなし、「天津風（あまつかぜ）」と名づけました。このように、ナナオはもともとの恵まれた素質に加えて、剣術や箒術の能力にも恵まれています。その強さは作中でも上位に入っており、ナナオの戦闘シーンは非常に見ごたえがあります。

ナナオ・ヒビヤの強さと能力に続き、ナナオの性格について解説します。ナナオは非常に素直な性格で、思ったことをすぐに口にしてしまいます。周囲の目や陰口などは気にせず、常に堂々とした態度を崩しません。また、かなりの大食いで、6人分の食事をすべて1人で平らげようとしたこともありました。向こう見ずな性格でもあり、後先考えずに行動することがあります。策もなしに無謀な戦いを挑んだときには、オリバーからきつく叱られました。

七つの魔剣が支配するのナナオ・ヒビヤは、オリバーと特別な関係にあります。特別な関係といっても、単なる恋人同士という意味ではありません。では、ナナオとオリバーは具体的にどのような関係にあるのでしょうか？ここでは、ナナオとオリバーの関係や、仲良くなったきっかけなどを解説します。

七つの魔剣が支配するのナナオ・ヒビヤとオリバーは、魔法剣の授業で模擬戦をすることになりました。オリバーは魔法剣に関しては素人であるナナオに配慮して、適当なところで試合を終わらせようとしていました。しかし、その考えが間違いであることに、すぐ気づきます。ナナオの剣は適当に受け流せるものでなく、気を抜けば瞬時に命を落とすような殺人の剣でした。オリバーは必死にナナオの攻撃を受け流し、致命打を避けていました。

一方のナナオは、たった数秒ほどの斬り合いで、オリバーが相愛の剣の相手だと気づきました。ナナオの流派には、「相愛の剣こそ愉しけれ」という言葉があります。相愛の剣とは、お互いに認めあった相手と禍根なく斬り合うことを意味します。これこそが、ナナオがずっと追い求めてきた「仕合わせ（幸せ）」だったのです。ナナオはオリバーとの立ち合いでようやく相愛の剣の相手を見つけることができ、歓喜に涙しました。

そして、その涙を止めてやりたいと思ったオリバーは、本気でナナオと殺し合う態勢に入ります。2人だけの世界に入りかけたナナオとオリバーを止めたのは、事態を察したガーランドでした。ガーランドは2人の殺気を感じ取って試合を止め、オリバーはそこで正気に戻りました。ナナオはその後、オリバーに次こそは真剣で立ち合おうと声をかけますが、オリバーから激しく拒絶されます。

オリバーはこれ以上、ナナオと殺し合いなどしたくなかったのです。それから自暴自棄になってしまったナナオに、ミシェーラは「生き方を変えるときだ」と助言します。ナナオはオリバーの剣に惚れましたが、それはオリバー本人に惚れたことと大した違いはありませんでした。

ミシェーラは、剣を通してだけでなく、オリバー本人をよく見るようにとナナオに言います。オリバーも、ナナオに「決して死に急ぐことはしない」と約束させ、ナナオを受け入れることにしました。それからナナオは、オリバーの剣だけでなく、オリバー本人にも興味を向けるようになっていきます。

七つの魔剣が支配するの世界では、現在第一から第六の魔剣があるといわれています。七つの魔剣が支配するのナナオ・ヒビヤは剣術には優れていますが、入学時は魔剣の遣い手ではありませんでした。入学後、オリバーとともにミリガンと戦ったナナオは、その戦いの中で第七の魔剣を使ってみせました。ナナオの魔剣は、時空をも斬り裂くという剣技でした。

オリバーはナナオがミリガンを斬ったときの技を見て、それがこの世のどこにも存在していない新たな魔剣だと気づきました。しかし、当のナナオはあっけらかんとした様子で、自分が魔剣を使ったことには気づいてないようでした。オリバーはナナオに第七魔剣のことを伝え、ナナオが魔剣を自由自在に扱えるように協力しています。

ただ、第七魔剣のことは2人だけの秘密であり、他の仲間たちはナナオが魔剣を使えることを知りません。第七魔剣のことで2人には共通の秘密ができましたが、オリバーの使える第四魔剣のことはナナオですら知りません。オリバーは自分の正体を仲間に隠しており、魔剣が使えることも明かしていません。

七つの魔剣が支配するのナナオ・ヒビヤは、ミシェーラやオリバーに諭され、剣の斬り合い以外でもオリバーとの交流を続けてきました。しかし、ナナオの根底にあるのは、やはり「オリバーと殺し合いたい」という想いでした。ナナオはオリバーのことが本当に好きで、好きだからこそ殺し合いたいという気持ちが消えずに悩んでいます。

ナナオはオリバーのことを「殺したい」という欲求と、オリバーに「殺されたい」という2つの欲求を持っています。今は何とか自分の欲求を抑えていますが、もしもナナオが魔に呑まれればオリバーとの殺し合いをためらわないでしょう。ナナオはオリバーと自分が殺し合うような事態になった場合は、自分を殺して欲しいとカティに頼んでいます。

七つの魔剣が支配するのナナオ・ヒビヤには、入学式以来仲良くしている仲間がいます。ナナオの友人は、オリバーを始めとした5人の男女です。縦ロールが特徴的なミシェーラは格式のある家柄の娘で、茶色い髪のカティは北方からの留学者です。赤髪のガイは魔法農家の生まれで、グレイの髪のピートは普通人枠から入学した非魔法族の少年でした。彼らが仲良くなったのは、入学式の魔法生物パレード中に起きた事件がきっかけです。

魔法生物パレードの中には、1匹のトロールがいました。パレードの途中にトロールは暴走し、近くにいたカティが襲われそうになります。このときカティを救ったのが、ナナオを始めとした上記のメンバーたちでした。彼らはこの事件以降仲良くなり、常に一緒に行動するようになります。ナナオたち6人は、後に自分たちのグループに「剣花団」という名前をつけました。何か名前をつけたいと言い出したのは、ミシェーラでした。

6人はミリガンから迷宮にある工房を与えられ、そこを自分たちの本拠地とします。初めて工房を訪れた一同は、一緒に食事やゲームをして楽しく過ごしました。そして、この6人の集まりを特別なものにしたいと思ったミシェーラは、何か名前をつけようと一同に提案します。それを聞いたナナオは、全員に剣を出すように言いました。

そして、6人の剣の切っ先をひとつに集め、花の形を作ります。ナナオの故郷では、刃で作った花のことを「剣花」と呼び、武人同士の友情の証としていました。この慣わしにのっとり、ナナオは自分たちの集まりに「剣花団」という名前をつけます。オリバーたちは照れながらもこの名前を受け入れ、6人は剣花団として結束を固めたのでした。

七つの魔剣が支配するのナナオ・ヒビヤは、しばらくオリバーと良い友人関係にありました。しかし、原作の10巻で、ついにナナオとオリバーは男女の関係になりました。端から見れば、2人は恋人同士に見えるでしょう。しかし、ナナオの悲願は、相愛の剣の相手と殺し合うことです。どれほどオリバーと親しくなったとしても、オリバーと本気で剣を交えない限り、ナナオの想いが成就したことにはならないでしょう。

七つの魔剣が支配するのアニメでは、声優の貫井柚佳さんがナナオ・ヒビヤ役を担当しました。貫井柚佳さんは12月30日生まれのA型で、出身地は東京都です。日本ナレーション演技研究所とAIR AGENCY声優養成所を卒業し、現在ではAIR AGENCYに所属しています。趣味は料理や散歩、食器集めなどで、特技は歌を歌うことや細かい作業をすることです。

七つの魔剣が支配する以外で、貫井柚佳さんが出演した作品や演じたキャラを紹介します。貫井柚佳さんはこれまでに、『Back Street Girls -ゴクドルズ-』の山本アイリ、『現実主義勇者の王国再建記』のセリィナ、『アイカツスターズ！』の寺田香奈などを担当しました。他にも、『シュガーアップル・フェアリーテイル』のアン・ハルフォード、『絆のアリル』のノエル、『贄姫と獣の王』のキュクなども演じています。

七つの魔剣が支配するのナナオ・ヒビヤに関する感想には、「かわいい」というコメントが多く見られました。ナナオの無邪気な様子や、積極的にオリバーに迫る様子がかわいいと評判でした。また、原作ファンからは、アニメのナナオはさらにかわいいという声もありました。

七つの魔剣が支配するのナナオ・ヒビヤには、「かわいい」という感想と同じくらい「かっこいい」という感想も見られました。ナナオの凛々しい表情や、戦っている姿にかっこよさを感じる人が多いようです。また、「何もかもがかっこいい」というコメントや、「主人公よりもかっこいい」というコメントもありました。

七つの魔剣のナナオ・ヒビヤは、喋るとき語尾に「ござる」をつけます。侍キャラが好きな人からは、ござる口調がかわいいと評判でした。逆に、ござる口調に違和感を覚える人もいて、「ござる」に関しては賛否両論あるようでした。中には、最初は違和感があったが、いつの間にかござる口調にハマっていたというコメントもありました。

七つの魔剣が支配するのナナオ・ヒビヤの正体や強さと能力、オリバーとの関係についてまとめました。ナナオの正体は東方の侍で、無垢の純白（イノセントカラー）という特異体質の持ち主です。オリバーとは恋人同士になりますが、相愛の剣の相手と本気で戦うという悲願は達成されていません。この先2人の関係がどうなるかも、七つの魔剣が支配するの見どころのひとつといえるでしょう。