【地獄楽】第11代将軍徳川斉慶（なりよし）のモデルは？目的や嫌われる理由は？

徳川斉慶（なりよし）とは、大ヒット中の時代劇漫画「地獄楽」に登場するキャラクターです。江戸幕府第11代将軍である彼は、同作品のみに出てきた実在しない人物でした。この記事では、地獄楽の徳川斉慶にスポットを当てます。彼のプロフィールや実在のモデル、徳川斉慶がファンの間で「嫌い」と言われることが多い理由、そしてテレビアニメ版で徳川斉慶役を演じている声優の茶風林などを取り上げることで、彼の魅力に迫ります。

賀来ゆうじ原作の時代劇漫画地獄楽は、死罪人とその観察人が不老不死の仙薬を探すストーリーに、仙薬があるとされる島に跋扈する化物たちとのバトルが絡むことで絶妙な魅力を生み出し、全くのノーマーク状態から一気に人気と支持を得た漫画です。また、メディアミックスが行われていることで、新規ファン層の開拓にも成功しました。この章では、地獄楽の概要とシンプルなあらすじなどの作品情報を、取り上げていきます。

地獄楽の原作漫画は、2018年から2021年まで、集英社運営のWebコミックサイト少年ジャンプ+に連載されました。単行本は全13巻で、ファンブック「解体新書」も発売されています。地獄楽は、少年ジャンプ+を代表する漫画と評されており、連載終了後にテレビアニメ化と舞台化のメディアミックスが展開されました。特にテレビアニメ版の人気が高いとされていて、2024年以降に2期の放映が予定され、ファンを喜ばせています。

地獄楽の舞台は、江戸時代後期の日本です。時の将軍である徳川斉慶（なりよし）は、極楽浄土と噂される島に不老不死の仙薬があるという情報を掴みました。どうしても仙薬を手に入れたい彼は、ある施策を思いつきます。それは、死罪人と打ち首執行人を何組かのペアにして島へ上陸させ、薬を手に入れさせるというものでした。そして、見事仙薬を手中にした死罪人一人に、無罪放免の御免状を渡すという大きな特典が付いています。

• 名前：徳川斉慶（とくがわなりよし）
• 年齢/生年月日：ともに不明
• 役職：江戸幕府第11代征夷大将軍

地獄楽に登場する徳川斉慶の主なプロフィールを、上記しました。彼は時の江戸幕府の第11代将軍であることが判明していますが、それ以外のデータは謎に包まれています。徳川斉慶の容姿は、恰幅が良く人の良さそうな実年男性の姿で描かれていました。しかしながら、その性格は驕慢であることが窺え、ファンの間では「嫌い」と評されることが多く、地獄楽の中では屈指の不人気キャラクターとして認知されているのです。

賀来ゆうじ原作の大ヒット時代劇漫画地獄楽は、実在の人物を元にしたキャラクターや実在した人間が登場することで有名な作品です。実在の人物の代表格は徐福で、モデルとなった者には山田浅右衛門がありました。それでは実在しない将軍である徳川斉慶（なりよし）には、モデルがいるのでしょうか？この章では、地獄楽の徳川斉慶のモデルとなった人物、彼の目的、そしてファンから嫌いと言われる理由などを、紹介していきます。

• 徳川家斉（江戸幕府第11代征夷大将軍）
• 徳川家慶（江戸幕府第12代征夷大将軍）

地獄楽に登場する江戸幕府第11代将軍の徳川斉慶のモデルは、2023年11月現在、公式に誰という発表はされていません。そのため、熱心なファンの考察対象となっており、様々な分析が見受けられました。特にモデル候補として上がっているのが、上記した二人の実在する将軍です。特に、実在の11代将軍徳川家斉は、政治を老中たちに任せきりで、あまり良い評価がなされておらず、徳川斉慶に通じる部分があるとされています。

また、実在した第12代将軍徳川家慶は、「慶」の名前を徳川斉慶に用いたのではないかと分析されています。真相は不明ですが、人物像は徳川家斉、名前は家斉と家慶の二人をモデルにしたという説が有力視されるのです。

徳川斉慶は、自らが不老不死の身体になることに執着していました。そのため、彼は島に調査団を送り込みましたが、メンバーの多くが死亡し、生還した者も花化して最後には花に意識を乗っ取られてしまったのです。そのような調査団の奇妙な状況を認めた徳川斉慶は、逆に仙薬の存在を確信し、島への上陸と仙薬奪取という危険極まりない任務を、どうせ死んでしまう運命の死罪人たちに押し付けました。

徳川斉慶は、地獄楽の登場人物の中でも屈指の嫌われキャラクターです。彼が多くのファンから「嫌い」と酷評される理由は、死罪人たちを危険な島へ送り込み、自らはその様子を楽しんでいるふしがあるからでした。彼が仙薬を探そうとしなければ、死亡しなかったであろう人気キャラクターも多く、それ故に「嫌い」と言われるのです。また、よく言えば無邪気、悪く言えば他人を思い遣れない性格も嫌われポイントとされています。

地獄楽は、2023年4月から7月までの間に、テレビアニメ版が全13話放映されました。同作品のアニメ版は、原作漫画に忠実な物語展開とキャラクター造形で原作ファンを唸らせ、さらに原作を読んだことのないアニメファンや声優ファンに広くアピールすることに成功しています。地獄楽のアニメ版で徳川斉慶（なりよし）役を演じたのは、声優の茶風林です。この章では、茶風林のプロフィールと主な出演作品を取り上げていきます。

声優の茶風林は、1961年12月4日に、埼玉県で生まれました。血液型はA型で、大沢事務所に所属しています。茶風林の趣味はタップダンスで、舞台俳優として出演した作品において、その技術を披露することがありました。茶風林は、2023年11月時点で、X（Twitter）とブログを開設していますが、現在更新しているのはXのみです。

茶風林は、小学校4年生の時に患った舌癌の影響で悪くなった滑舌を克服するために、高校時代演劇部に所属しました。滑舌の悪さを克服して、大学卒業後に演劇の道へ進み、1980年代前半に声優デビューしています。

• サザエさん：磯野波平（二代目）役
• ちびまる子ちゃん：永沢くん役、西城秀治（ヒデじい）役他
• 名探偵コナン：目暮十三役
• ひぐらしのなく頃にシリーズ：大石蔵人役
• とんかつDJアゲ太郎：DJビッグマスターフライ役
• こちら葛飾区亀有公園前派出所：寺井洋一（初代役）

茶風林の主なテレビアニ出演作品と演じたキャラクターを、上記しました。ベテラン声優らしい卓抜した演技力で、得難いバイプレーヤーと高評価されています。また、吹き替えの分野でも、ティモシー・スポールやニック・フロストの担当声優など、多くの海外映画やドラマに出演してきました。

この章では、地獄楽に登場する徳川斉慶（なりよし）に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。徳川斉慶は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、地獄楽の大ファンだと思われる方のツイートです。同作品の原作漫画を読み、徳川斉慶について調べたところ、架空のキャラクターだったことに驚いたとつぶやいています。

こちらは、地獄楽を考察していると思われる方のツイートです。徳川斉慶のことを地味に好きなキャラクターだと高評価しており、あえて架空の人物にしたことで無意味な時代考証を避けるなどの効果を上げていると分析していました。

こちらは、地獄楽のテレビアニメ版の大ファンだと思われる方のツイートです。1話から5話までを観た感想として、徳川斉慶のことをバカ殿だと評していました。

この記事では、地獄楽に登場する徳川斉慶（なりよし）を特集してきました。実在しないキャラであり、同作品の中で嫌われている彼に注目して、地獄楽の物語を見てください。