【薫る花は凛と咲く】ネタバレあらすじと感想！コワモテ男子とお嬢様の恋愛漫画

「薫る花は凛と咲く」は講談社のウェブコミック配信サイト「マガジンポケット」にて、2021年10月から連載中の恋愛漫画です。そして「薫る花は凛と咲く」のコミックは9巻まで既刊（2023年10月時点）で、累計発行部数100万部を突破（2023年3月時点）の人気作となっています。

「薫る花は凛と咲く」の作者は、2010年代から活動している漫画家の三香見サカ先生です。「薫る花は凛と咲く」の作者である三香見サカ先生の他の代表作として、読み切り漫画「罪因事変」や「殺し屋メイドとお坊ちゃま」、「海月のうた」などがあります。

都立の千鳥高校とお嬢様学校の桔梗学園女子高校は、学校同士が隣り合っていながら、両校の生徒たちの間には深い溝があり、互いに敵視し合っていました。ある日、千鳥高校2年生の紬凛太郎が実家のケーキ屋を手伝っていると、小柄な女の子がケーキを爆食いしていました。凛太郎の視線に気づいた彼女はむせてしまい、それから慌てて店を後にしました。

自分の見た目が人を恐がらせるを自覚している凛太郎は、彼女を怖がらせたかもしれないと気にします。後日、和栗薫子が来店し、互いに自己紹介をします。そして、凛太郎は薫子から前に店を飛び出したのは実は、凛太郎に見つめられてドキドキしたからだという事実を聞かされ、思わず照れてしまうのでした。

薫子と別れた凛太郎は、薫子の友人の保科昴に呼び止められ、2人で喫茶店に入ります。昴から薫子の恋人なのかと尋ねられた凛太郎は動揺し、コーヒーカップを落としてしまいます。昴からハンカチを差し出され、初対面のときとは違う昴の様子に戸惑う凛太郎に、昴は質問を続けます。そして、薫子との関係をどのように説明すべきか悩む凛太郎に対し、昴は薫子ともう会わないように告げるのでした。

友だちなんてできないと思っていた凛太郎にとって、宇佐美翔平、夏沢朔、依田絢斗は大切な友人です。そして、凛太郎は彼らと共に、薫子と昴のような関係を築いていきたいと考えていました。しかし、不良に絡まれやすい自分たちと付き合うことは薫子たちにとって、リスクでしかありません。

それでも、大切な友人たちに薫子たちとの関係を隠しておきたくない凛太郎、は薫子と昴に頭を下げます。そして、その横で翔平たちも彼らの話をしっかりと聞いていました。

凛太郎の家に薫子、昴、翔平、朔、絢斗が集まりました。そして、彼らから金髪とピアスの理由を尋ねられた凛太郎は、金髪にピアスをした憧れのパティシエの話を始めます。凛太郎は幼い頃から見た目で怖がれ、実家がケーキ屋であることも「似合わない」と言われてきました。そのため、自分がパティシエを目指すことで、店に迷惑がかかるのではないかと思っていました。

そこで、母の杏子が凛太郎よりも先に金髪にピアスをし、凛太郎が自分のしたいことを諦めないで済むように背中を押したのです。その後、中学に上がるときに凛太郎も金髪に染め、ピアスをするようになりました。

凛太郎はお菓子作りに関し、一切妥協しない父親に指導され、お菓子作りの練習をしていました。そして、薫子の誕生日当日にようやく父親が納得するケーキが出来上がりました。そして、自分が作ったケーキを薫子が喜んでくれるか不安に思いながら、凛太郎は彼女との待ち合わせ場所に向かいました。

待ち合わせ場所には既に薫子が到着しており、凛太郎は待たせたお詫びと誕生日を祝う言葉と共に、手作りケーキを薫子に渡しました。ケーキを受け取った薫子は満面の笑みでお礼を言い、自分の好きな場所に凛太郎を案内するのでした。

薫子に自分の気持ちを伝えることを決意した凛太郎でしたが、浴衣を着た薫子を前にすると上手く言えません。緊張した様子の凛太郎を薫子は気遣い、2人は屋台でりんご飴といちご飴を買います。その後、かき氷や射的など祭りを楽しんだ後、凛太郎は事前に決意していたことを思い出します。そして、薫子に優しく微笑み「好きです」「もっと一緒にいたい」と伝え、自分と付き合ってほしいと言いました。

凛太郎、薫子、昴、翔平、絢斗が朔の部屋にやって来ます。そして、みんなで朔の誕生日を祝い、各自プレゼントを渡していきます。そして、昴もプレゼントを朔に渡しながら、海で朔が友だちだと言ってくれたことへの感謝も伝えます。最後は凛太郎が手作りしたフルーツたっぷりのケーキが手渡されました。その完成度の高い、まるで売り物のようなケーキに朔は驚き、それをじっと見つめるのでした。

凛太郎がカフェで薫子と待ち合わせをしていると、ある少年が声をかけてきます。その少年に凛太郎が戸惑っていると、そこに息を切らせた薫子がやって来ました。そして、その少年は薫子の弟の洸介であると自己紹介し、凛太郎に微笑みました。

実は洸介は以前、薫子が凛太郎と一緒にいるのを見たことがあり、姉の恋人が気になっていたのです。そして、凛太郎は薫子の母親も交際の事実を知っていることを知り、薫子の家に挨拶に行く決意をするのでした。

「薫る花は凛と咲く」では強面な男子高校生の紬凛太郎と、お嬢様高校に通う和栗薫子の恋模様がメインで描かれています。その一方で、彼らの友人や家族との絆も丁寧に描かれてています。特に、凛太郎は見た目は強面ですが、実は非常に心優しい性格で、非常に友だち想いです。そして、翔平たち彼の友人も、友だち想いです。

当初は翔平たちとなんとなく壁があった凛太郎ですが、薫子との関係を大切な友人である彼らに正直に打ち明けたいと決意します。そして、翔平たちは凛太郎の話をしっかりと聞いてくれました。さらに、凛太郎が悪く言われた際、彼らがブチギレた姿もかっこいいと読者の間で絶賛されています。

また、ヒロインの薫子は凛太郎に対して初めから偏見をもつことなく、真っ直ぐに彼のことを見ている女の子です。彼女の友人は当初は千鳥高校に偏見を抱き、敵視していましたが、根は優しく、のちに和解しました。このように、主要キャラクターが全員優しいと評価され、その優しい世界観が漫画「薫る花は凛と咲く」の面白い魅力の1つとして挙げられています。

さらに「薫る花は凛と咲く」の面白い魅力をみていくと、和栗薫子と出会うまでの紬凛太郎は、あらゆることを努力する前に諦めていました。その強面な見た目から偏見を持たれることに疲れ、自然と諦める癖がついてしまっていたのです。

しかし、自分と真っすぐ向き合ってくれ、いつも前を向いて進んでいく薫子と出会ったことで、凛太郎も変わっていきます。薫子のように前を向いていけるようになったのです。このような凛太郎の変化も、漫画「薫る花は凛と咲く」の面白い見どころの1つとされています。

紬凛太郎は千鳥高校に通う2年生で、実家のケーキ屋をよく手伝っています。身長が高く、強面な見た目から、不良などに絡まれがちですが、心優しい性格です。

和栗薫子は桔梗学園に通う2年生です。桔梗女子に特待生として入学した優等生で、成績トップを維持しています。また、凛太郎の両親が経営するケーキ屋の常連で、実家の店を手伝う凛太郎に密かに恋心を抱いています。

宇佐美翔平は千鳥高校に通う凛太郎の友だちで、クラスメイトです。ムードメーカ的な存在で、とても友だち思いな性格をしています。

夏沢朔も千鳥高校に通う凛太郎の友だちで、クラスメイトです。基本的にクールな性格ですが、友だちを悪く言われた際には熱くなる友だち思いな一面があります。また、非常に成績優秀で、桔梗学園の参考書も容易に解いてしまうほどです。

依田絢斗も千鳥高校に通う凛太郎の友だちで、クラスメイトです。気さくな性格で洞察力に長けています。そして、凛太郎や翔平と同様に、学校の成績はあまり良くありませんが、彼らと違って赤点は回避しています。

保科昴は桔梗女子に通う薫子の友人です。当初は千鳥高校の生徒を敵視していましたが、のちに和解しました。そして、凛太郎の心優しい人柄と、薫子の彼への想いを知った彼女は、2人を応援するようになります。

漫画「薫る花は凛と咲く」を読んだ人の感想で、物語がとても良いと絶賛されており、泣けるという感想となっています。

漫画「薫る花は凛と咲く」に登場する紬凛太郎の友人たちに関して、仲間のために怒れるところがとてもかっこいいという感想となっています。

漫画「薫る花は凛と咲く」が大好きな作品であると評価されており、読んでいるといつも優しい気持ちになれるという感想となっています。

以上、人気漫画「薫る花は凛と咲く」の各巻のあらすじをネタバレでみてきました。さらに「薫る花は凛と咲く」の面白い魅力を紹介し、キャラがみんな優しいところや凛太郎の変化など「薫る花は凛と咲く」が見どころであると言われていることが分かりました。

さらに「薫る花は凛と咲く」の主要キャラクターを一覧で紹介し、読者の感想や評価もみてきました。そして「薫る花は凛と咲く」は物語がとても良いと絶賛されており、読んでいると優しい気持ちになれるなどの感想が挙がっていることが分かりました。