【ポケットモンスター】ポケモンマスターの定義は？サトシがなれない理由や条件は？

こちらの記事では、大人気アニメ『ポケットタモンスター』の主人公・サトシの夢である"ポケモンマスター"が、どのように定義されているのかを考察しました。アニメ・ポケットモンスターでは、主人公のサトシが度々「夢はポケモンマスター」と口にしていますが、その定義や条件はアニメ最終回を迎えた後も明確にされていません。そのため「結局ポケモンマスターって何だったの？」と気になっている人も多いのではないでしょうか？

そのような疑問を持つ人に向けて、こちらの記事ではアニメ・ポケットモンスターの作中のサトシのセリフや、登場人物の反応からポケモンマスターの定義や条件、サトシがポケモンマスターになれない理由を考察していきます。また、ポケモンマスターになったと思われる人物についても考察を交えて紹介しているので、ポケモンマスターがどのようなものなのか気になっている人は、参考にしてみてください。

ポケットモンスターは、ゲーム製作会社・任天堂によって製作されたRPGゲームソフトです。1996年に発売されてから27年以上経った現在まで、人気ゲームシリーズとして続いている作品です。ポケットモンスターの原作であるゲームが発売された翌年1997年には、サトシという少年が主人公のアニメシリーズも開始されました。

アニメ・ポケットモンスターは、1997年から2002年まで放送された初代を皮切りに、2023年までシリーズ作品として放送されました。ポケットモンスターのアニメシリーズは、サトシの旅にヒロインキャラクターと仲間キャラクターが同行し、各地を回るストーリーとなっています。シリーズが変わるごとにヒロインキャラクター、仲間キャラクター、そして旅をする地方が変更されています。

また、アニメ・ポケットモンスターには"ロケット団"という敵キャラクターも登場し、サトシたちの前に立ちはだかります。普段はサトシたちの旅を邪魔するロケット団ですが、時にはサトシたちを助けたり、他の悪役と対決したりと目覚ましい活躍を見せます。そのようなキャラクターたちに囲まれ26年間続いたアニメ・ポケットモンスターは、2023年3月24日に第147話「虹とポケモンマスター」の回で最終回を迎えました。

ポケモンマスターに憧れる10歳の少年サトシは、ポケモン研究の先駆者であるオーキド博士から、ピカチュウというポケモンをもらい受けます。ピカチュウと共に故郷・マサラタウンを旅立ち、ポケモンマスターになるための旅を開始したサトシは、その途中でカスミやタケシといった仲間と出会います。仲間との時間を過ごしながら、ポケモンマスターになるため、サトシはポケモンリーグを目指すのでした。

ポケットモンスターのアニメを見たことがある人であれば「夢はポケモンマスターになること」というサトシのセリフを、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか？ことあるごとにサトシの口から"ポケモンマスター"という用語が出てきますが、ポケモンマスターの定義や条件については、作中で明言されているシーンはありません。

ではポケモンマスターとは、いったいどのようなものなのでしょうか？こちらの項目では、アニメ・ポケットモンスターに登場したサトシのセリフや、登場キャラクターたちの反応から、ポケモンマスターがどのようなものなのかを考察します。

ポケモンマスターは、サトシの幼い頃からの夢です。サトシが弱冠10歳という若さで旅を始めたのは、ポケモンマスターになる夢を叶えるためでした。ポケモンマスターになるため、サトシは行く先々でポケモンをゲットし、各街のジムリーダーとのバトルに挑戦してバッジを貰います。しかし、アニメ・ポケットモンスターの作中では、サトシが「ポケモンマスターになる」と言っているものの、どのようなものなのか明言されていません。

『劇場版ポケットモンスター キミにきめた！』に登場したマコトというキャラクターからは「ポケモンマスター？」と、その存在自体を知らないような反応をされています。テレビアニメ版の登場キャラクターの口からも"ポケモンマスター"という用語が登場することがほとんどないことから、ポケモンマスターという存在が世界的に浸透していないのではないかと予想されます。

しかし、初代のアニメ・ポケットモンスターの登場人物であるサトシのライバル・シゲルや、四天王のワタルが「ポケモンマスター」と口にしていることから、カントー地方ではポケモンマスターの意味を知っている人も少なくないのかもしれません。ポケットモンスターでは、地方が変わると街並みや登場するポケモンもがらりと変わるため、"ポケモンマスター"という用語はカントー地方特有の用語である可能性が考えられます。

ポケットモンスターのアニメで「夢はポケモンマスター」と言い続けてきたサトシですが、その定義や条件は長らくの間不明となっていました。しかし、ポケットモンスターのアニメシリーズ最終回でサトシが口にした言葉によって、ポケモンマスターがどのようなものなのかが垣間見えました。サトシは、アニメ・ポケモンスターの最終回で「世界中全部のポケモンと友達になることが、ポケモンマスターってことなんだ」と言っています。

それまで、ポケモンマスターがどのようなものなのかは、作中で明言されたことがありませんでした。そして、サトシのこのセリフからも、ポケモンマスターについての定義や条件が、はっきりと決められていたのではないことが分かります。「"平和"や"正義"とは何か？」という問答と似たようなものでしょう。人によって平和や正義の定義や条件は違います。

サトシは「ポケモンマスターになる」という目的を持って旅をしていましたが、その定義や条件は、サトシ自身の中にはまだ無かったのではないでしょうか？「ポケモンについてのエキスパートになりたい」という気持ちは持っていたものの、どのように関わることでポケモンのエキスパートになるのかは、旅をしている間に見つけようとしたのだと予想されます。

そして、ポケットモンスターのアニメ最終回で、ポケモンバトルの世界チャンピオンになったものの、それはサトシの追い求めていた"ポケモンマスター"ではなかったのだと感じたのでしょう。旅をしている中で、サトシが感じた"ポケモンマスター"に一番近いものは、バトルをすることではなく、友人としてポケモンたちと関わることなのだと結論が出たのだと予想されます。

最終回を迎えたアニメ・ポケットモンスターですが、サトシはポケモン世界リーグのチャンピオンにはなれたものの、ポケモンマスターにはなれないままでした。こちらの項目では、なぜサトシが最後までポケモンマスターになれないままなのか、その理由を考察しています。なぜサトシがポケモンマスターになれないのかを紹介する前に、まずはポケモンマスターになる条件や方法について、考察を交えながら紹介します。

作中の登場人物たちの反応から、ポケモンマスターという存在は、世界中で認識されている概念ではないことがわかります。そのため、ポケモンマスターという概念は、1人1人違うと予想されます。サトシはアニメの最終回で「世界中全部のポケモンと友達になることが、ポケモンマスターってことなんだ」と口にしています。

そのセリフから、サトシが自分を「ポケモンマスターになれた」と認める条件は、全てのポケモンと友達になれた時だと考えられます。サトシは世界リーグのチャンピオンになったものの、自分の中ではポケモンマスターにはなれないままでした。しかし、「ポケモンバトルで世界一になることがポケモンマスターだ」と考える人もいるでしょう。そのような人からすれば、サトシはポケモンマスターになれたといえるかもしれません。

アニメの最終回を迎えても、サトシがポケモンマスターになれないままだった理由は、ポケモンマスターの定義や条件が決まっていなかったからだといえるでしょう。『ポケモンマスターの定義がサトシのセリフで判明』の項目でも紹介しているように、サトシは「夢はポケモンマスター」と言い続けていたにもかかわらず、ポケモンマスターがどのようなものなのか認識していませんでした。

サトシは「ポケモンマスターになる」という夢は持っていましたが、具体的に何をしたらポケモンマスターと認められるかという定義や条件を持っていませんでした。しかし、旅を続け、多くの人やポケモンと出会ったことで「世界中全部のポケモンと友達になることが、ポケモンマスターだ」と気づきます。これまでは、自分の中でポケモンマスターの定義が決まっていなかったため、サトシはポケモンマスターになれないままでした。

しかし、世界リーグのチャンピオンになった時「バトルで世界一になることが、ポケモンマスターになるということではない」と感じたことで、自分にとってのポケモンマスターを知ることができました。そのため、しばらくの間サトシはポケモンマスターになれないままだと予想されますが、いつかは全てのポケモンたちと心を通じ合わせ「ポケモンマスターになれた」と思える日が来るのではないでしょうか？

サトシが「ポケモンマスターになる」という夢を持っていたのは、過去にポケモンマスターといわれる人物がいたことが理由だと予想されます。では、ポケモンマスターといわれていたのがどのような人物だったのかというと、それは歴代のリーグチャンピオンなのではないでしょうか？サトシは、旅に出てからいくつものポケモンジムに挑んでいます。

自分の強さをただ確認するだけであれば、1つや2つジムリーダーに挑戦すれば十分ではないでしょうか？なぜジムリーダーを倒し、各地のポケモンリーグに出場したのかを考えると、サトシの憧れだったポケモンマスターが歴代のポケモンリーグチャンピオンだったからではないかと予想されます。

歴代のポケモンリーグチャンピオンのほかに、ポケモンマスターの可能性として考えられるのは、世界王者です。上記の『ポケモンマスターの正体に関する説①歴代チャンピオン』では、サトシの憧れのポケモンマスターが「歴代のポケモンリーグチャンピオンだった」と考察しました。

一方で、実質的な条件を考えると、ポケモンの世界リーグのチャンピオンがポケモンマスターだといえるのではないでしょうか？”マスター”とは、集団をまとめる者や、長のことを指します。その言葉の意味を考えると、歴代の世界王者たちのことを”ポケモンマスター”と呼べるのではないでしょうか？

上記では、歴代チャンピオンとポケモンリーグの世界王者が、ポケモンマスターの正体なのではないかと予想しました。この2つの予想の他に、もう1つポケモンマスターの正体だと考えられる人物がいます。その人物とは、ポケットモンスターのアニメの主人公・サトシの父親です。作中では、サトシの母親はよく登場しますが、父親は一度も登場していません。

アニメ・ポケットモンスターの公式設定では、サトシの父親はポケモントレーナーになるため旅に出で、それきり帰ってこないとされています。世界各地で様々なポケモンを調べたり助け、ポケモンマスターになっているという予想もできますが、アニメ視聴者からは「既に亡くなっているのでは？」という考察もされています。

アニメのポケットモンスターには「ポケモンマスター」という用語が登場しました。しかし、歴代のポケモンマスターについての情報など、ポケモンマスターがどのようなものなのかは言及されていませんでした。そのため、アニメを見た人からは「歴代のポケモンマスターが誰なのか知りたい」という感想が見られています。

アニメの最終回で、サトシは世界リーグのチャンピオンになりました。アニメを見た人からは「長年の夢が叶ってよかった」「おめでとう」という祝いのコメントが寄せられています。しかし、サトシは「ポケモンマスターとは、世界リーグチャンピオンのことではなかった」と感じており、ポケモンマスターまでの道はまだ続くと考えているようです。

サトシはこれまで「夢はポケモンマスターになること」と言い続けていましたが、ポケモンマスターの定義がどのようなものなのかについては語っていません。ポケットモンスターについての定義が気になる人がいる一方で「定義を設けないことで夢が広がる」と、定義を決めないままの方がよいと考える人も少なくないようです。

以上、ポケモンマスターの定義や条件について、考察を交えて紹介してきました。ポケモンマスターの定義や条件は、アニメの作中では明言されていません。アニメの最終回で、世界リーグのチャンピオンになったサトシが「世界中全部のポケモンと友達になることが、ポケモンマスターってことなんだ」と話していることから、決まった定義があるわけではなく、人によってポケモンマスターの定義が変わるのだと予想されます。

そのため、サトシはポケモンマスターになれないままアニメ最終回を迎えたといえるでしょう。また、ポケモンマスターになった人物の可能性として「歴代のポケモンリーグチャンピオン」があげられます。ポケモンバトル最強となったことで、周囲から見て実質的に"マスター"と呼べる立場となったといえるでしょう。

また、サトシがポケモンバトルの旅に出たのは、「ポケモンマスター」と呼ばれていた、歴代のチャンピオンに憧れたからという可能性も考えられます。サトシが主人公のポケットモンスターのアニメは最終回を迎えましたが、2023年4月から主人公を新たにした新シリーズが放送されています。気になった人は、そちらのポケモンシリーズも手に取ってみてはいかがでしょうか？