【九条の大罪】烏丸真司の過去と有馬について考察!九条の相棒となった経緯は?

『九条の大罪』には烏丸真司(からすましんじ)というキャラクター登場します。九条の大罪の烏丸は依頼人を善悪や貴賤で選別しない弁護士・九条間人とバディを組んでいる居候弁護士です。九条にとって烏丸は唯一の味方であり理解者でした。そのような物語における重要な人物でありながら、烏丸のプライベートはあまり語られておらず謎に包まれていました。そこで、本記事では烏丸の過去と同級生・有馬との関係、九条の相棒となった経緯、今後をネタバレありで紹介します。

【九条の大罪】烏丸真司の過去と有馬について考察!九条の相棒となった経緯は?のイメージ

目次

  1. 九条の大罪の烏丸とは?
  2. 九条の大罪の烏丸の過去をネタバレ
  3. 九条の大罪の烏丸と有馬の関係
  4. 九条の大罪の烏丸が九条の相棒となった経緯や今後
  5. 九条の大罪の烏丸に関する感想や評価
  6. 九条の大罪の烏丸まとめ

九条の大罪の烏丸とは?

『九条の大罪』には烏丸真司という元エリート弁護士が登場します。九条の大罪の烏丸は半グレやヤクザなど訳ありな人々の依頼を請け負う弁護士・九条間人の唯一の味方であり理解者です。重要な人物でありながら、あまりプライベートなことが語られておらず謎めいた人物でもありました。そこで、ここからは九条の大罪の烏丸について、過去や有馬との関係、九条の相棒となった経緯、今後などをネタバレありで紹介していきます。

九条の大罪の作品情報

九条の大罪の概要

『九条の大罪(くじょうのたいざい)』は、テレビドラマ化もおこなわれた人気漫画『闇金ウシジマくん』を手掛けたことで知られる真鍋昌平先生による漫画作品です。ビッグコミックスピリッツにて2020年46号より連載されています。2022年1月に「全国書店員が選んだおすすめコミック 2022」にて第10位を獲得、2023年8月時点で累計発行部数は222万部以上の売り上げを誇るなど人気を博しています。

九条の大罪のあらすじ

ここでは『九条の大罪』のあらすじを簡単に紹介します。依頼人を善悪で選別しない弁護士・九条間人(くじょうたいざ)は、半グレやヤクザ、前科持ちなど訳ありな人々の厄介な案件を主に扱っていました。ネット上では悪徳弁護士と罵られながらも、九条は九条の事務所で働いている居候弁護士・烏丸とともに、依頼人の利益のために最良の解決策を追求していきます。

烏丸真司のプロフィール

九条の大罪の烏丸真司(からすましんじ)は、かつて一握りの本物のエリートのみがいける大手法律事務所「東村ゆうひ法律事務所」に勤めていた元エリート弁護士です。法律事務所を辞職後は、九条の事務所で居候弁護士として働いています。

『九条の大罪』 真鍋昌平 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

九条の大罪の烏丸の過去をネタバレ

早速、九条の大罪の過去をネタバレありで紹介していきます。それではまず烏丸の経歴から見ていきましょう。

烏丸の経歴

烏丸真司は東大法学部を首席で卒業後、大手法律事務所「東村ゆうひ法律事務所」に就職しました。その後はM&A専門の部署で働いていましたが、わずか一年足らずで辞職してしまいます。その結果、前述したように九条法律事務所で居候弁護士として、九条とともに依頼人の擁護に務めることとなりました。

烏丸が過去に弁護した人物

烏丸が過去に弁護した人物には軽度の知的障がいを持つゆえに社会で行き場所がなかったり、生きるために犯罪を犯したりするなど、社会的に弱い立場にあるといった特徴があります。では、烏丸が過去に弁護した人物はというと、曾我部と畠山の2人です。それぞれ曾我部は強盗致死罪で懲役5年の実刑判決を受け、畠山はホームレスになって寒さと空腹のため、コンビニでお弁当とお茶の盗みを働き窃盗罪で執行猶予付判決を受けています。

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九条の大罪の烏丸と有馬の関係

烏丸の親友、有馬の死は九条の大罪のエピソードで印象的に語られています。有馬は烏丸と同じエリート弁護士でした。なぜ有馬は死を選んだのか?彼が死を選んだ理由には、烏丸の存在が少なからず関係していました。そこで、ここからは九条の烏丸と有馬の関係をネタバレありで紹介していきます。

烏丸と有馬の出会い

烏丸真司と有馬は東大法学部在学中に出会います。烏丸にとって有馬はともに東大法学部で学び、司法試験に挑んだ同志ともいえる存在でした。東大法学部を首席で卒業した烏丸に対して、「お前は天才だよ」と自分の負けを認めた有馬。有馬にとって烏丸はライバルであり、始めて自分がかなわないと認めた人物でした。有馬は才能あふれる烏丸に嫉妬すると同時に、理想の自分を体現した烏丸に惹かれてもいました。

やがてその気持ちは恋愛感情へと変わっていきます。その後有馬は烏丸に自分の気持ちを告白するも、断られてしまいました。烏丸と有馬はエリート弁護士しか行くことのできない大手法律事務所に就職します。しかし、烏丸は一年足らずで事務所を辞めて、九条法律事務所の居候弁護士になります。一方、有馬はエリート弁護士の道を進みます。

有馬が死を選んだ理由

有馬はライバルだった烏丸に年収で勝つことはできたものの、お金では買えない物を手に入れることができず、満たされない日々を送っていました。そして、事務所での仕事に限界を感じます。弁護士のプライドを捨てて居場所を見つけた烏丸のことを、心のどこかで羨ましいと思っていた有馬。しかし、自分は決して烏丸のような選択ができないと自覚していました。その結果、有馬は死を選んでしまいます。

有馬が死の直前に烏丸に何も告げなかった理由

有馬は死ぬ前に一泊10万円の高級ホテルの一室に烏丸を呼び出しました。呼び出された烏丸は、いつも身だしなみに気を遣っている有馬のシャツの襟が汚れていたり、解決策を持たずに問題提起だけをしたりと、有馬の行動に違和感を覚えます。

そこで、烏丸は有馬に「何か悩みとかあるのか?」と尋ねるも、「嬉しいよ、烏丸。お前がそうやって俺に関心を持ってくれてさ」とはぐらかされてしまいました。有馬は事務所での仕事に限界を感じていることも、妻と離婚調停中だということも、自分の抱えている悩みを口に出すことができなかったのです。おそらく好きな相手に自分の弱みを見せたくなかったのでしょう。だからこそ烏丸に何も告げず死ぬことを選んだのかもしれません。

有馬の死に対する烏丸の気持ち

一周忌に有馬と話したホテルで過ごした烏丸。たばこをなぜ有馬が好むのか理解できない烏丸でしたが、あえて有馬が好んでいたタバコをふかし、ワインを空けます。そのとき、烏丸は有馬に勧められたワインを断っていなかったら、有馬の違和感を覚えたときに寄り添えてたらと、さまざまな後悔の念にさいなまれます。

烏丸は有馬が自殺したとき、九条に報告できませんでした。そして、一周忌を迎えて有馬の死について九条に話すことができ、「言語化できることは乗り越えた証拠です」と立ち直っている様子です。また、烏丸は「死者の心境」の中で語られた植田の死の理由について考え、宗教の信仰心を持たないものは自殺を思いとどまる術がないと感じていました。

九条の大罪の烏丸が九条の相棒となった経緯や今後

社会的弱者の負の連鎖を断ち切るため、仕事や部屋探しのサポートをしたり、福祉のサポートを借りて訓練施設やシェルターの手配をし、生活環境を整える手助けをしたりとさまざまな方法で救済の手を差し伸べていました。では、そのような烏丸が、なぜ九条の相棒となったのか?ここからは烏丸が九条の相棒となった経緯や今後を解説していきます。

烏丸が九条の相棒となった経緯

元エリート弁護士の烏丸真司は、悪名高き九条法律事務所で居候弁護士をしているため、ことあるごとに「なぜ九条のところで働いているのか」と質問されています。

そのたびに烏丸は「だって九条先生、面白いから」と答えていました。そもそもなぜ烏丸が九条となったのか?その経緯についてはまだ作中で明かされていません。おそらく烏丸の「同業者からも悪いイメージ持たれてますが、こんなに依頼人のために動く弁護士はいないと思いますよ」というセリフからうかがえる通り、依頼人の利益のために最良の解決策を追求していく九条の姿勢に興味を抱いたからなのでしょう。

烏丸と九条の今後の関係

烏丸は九条のよき理解者であり仕事の協力者です。では、今後の2人はどのような関係になっていくのでしょうか?作中では2人のこれからを暗示するフラグがいくつか立てられています。

1つ目のフラグは、依頼人の考え方が相反したため、かつてのボス弁である山城弁護士と争う決断をした九条に対して、烏丸が「考えが相反したら私と九条先生争うってコトですよね」と投げかけたことです。2つ目のフラグは、烏丸が反社会的勢力に肩入れするには限界があると感じていた際、伏見組組長の依頼を断るよう九条に忠告し、「断ることができないというなら…私は九条先生と一緒にはいられない」と伝えたことです。

九条の大罪の烏丸に関する感想や評価

ここまで九条の大罪の烏丸真司について、過去や有馬との関係、九条の相棒となった経緯と今後などを交えて紹介してきました。では、最後に九条の大罪の烏丸に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

九条の大罪の烏丸の魅力に関する声があがっています。こちらでは鳥丸のことを「めちゃめちゃかっこいい」と高評価されているようです。

九条の大罪の烏丸と有馬の関係に関する声があがっています。こちらでは鳥丸と有馬の関係を描いたエピソードを高評価されているようです。

九条の大罪の烏丸と九条に関する声があがっています。どうやらこの方は、烏丸が九条のようなキャラクターになることを望まれているようです。

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九条の大罪の烏丸まとめ

本記事では九条の大罪の烏丸真司について、過去や九条の相棒になった経緯、有馬との関係などをネタバレありで紹介してきました。九条の大罪の漫画を見る際は、本記事のまとめを参考にしつつ、烏丸の活躍に注目していただければ幸いです。

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